間違えて別の方に投稿してました。
申し訳ありません。
side槍田日巡璃
夏休みが終わり、数日が経った。
新しいコスチュームが出来て、佳舞ちゃんとはそれっきり……
「なあ槍田日巡璃。新しいコスチュームのデザインを考えたのだがどうだ?」
「普通に居るし!!!!」
なんか普通に居るっていうか……
「あ、岩刄殿!お菓子食べるでありますか?」
「おぉ!加糖甘麻呂!いただこう!」
「佳舞ちゃん!今日も居るの??」
「青空天気。邪魔してるぞ。お……これ美味いな。」
馴染んでるし!!いやもう結構居るけど!!
「……入り浸ってない?」
「入り浸ってるのではない。何度も言ってるだろう。貴様を見るとインスピレーションが湧くと。」
「……じゃあ見なかったらいいんじゃないかな?」
「そうはいかん。人間には目があるからな。」
「うーん……」
「日巡璃。めんどくさいならめんどくさいって言わないとダメよ。」
横にくっついてるカナに注意される。
「そうだけどさぁ……」
「ふふふ……面倒臭いと思われてるのは慣れているのだよ。」
全ッ然褒められたことじゃないよ……
「まぁ良いでは無いか……私達の仲だ。」
そんなに仲良しだっけ……?まぁ仲良し……ではあるか。……自信ない。
「で?今回は何の用?」
「ふむ!コスチュームの良いデザインが出来たのだ!見てくれたまえ!」
「ん〜?」
そこに描いてあるのはフリフリの……フリフリしすぎっていうかフリフリしかない服。なにこれ?まりもみたいになってる。
「…………なにこれ。」
「どうだ!私の好きを詰め込んでみた!実用性は皆無だ!」
「……」
そうなんです。彼女……岩刄佳舞ちゃんは、仕事の時はそれはもう顧客を考えた上で実用的なモノを形にしてくれるんだけど、仕事全く関係ない時はもう自由。
自分のセンスを全面に押し出した……個性的なモノを見せてくる。
「実用性皆無ならコスチュームとは言わないですね。」
「む!……確かにそうだな。」
「このやり取り何度目よ。」
「さぁな!興味が無い!」
ちなみに今日は天捻ちゃんは邊ちゃんと古銀ちゃんとご飯食べてる。
2人にもヒーロー科のこと話したから、少しでも同じクラスのタイミングを味わいたいからって。天捻ちゃん……いい子すぎるよ。
「ごめんなさーい。岩刄さんいますか?」
H組の子ってことは……やっぱりいつものか。
「まずい!隠れさせてくれ!!」
「絶対やだ!いまーす。ダル絡みされてまーす。」
「槍田日巡璃!?」
「あぁ……もう本当にごめんなさい。岩刄さん。課題まだでしょ。パワーローダー先生怒ってたよ?」
「やだやだ!そもそもあんな課題何のためになるのだ!というか明日にでも終わらせて見せる!」
H組の子が2人がかりでヒョイと佳舞ちゃんを持ち上げる。
佳舞ちゃんはバタバタと手足を振り回すが……なんか小動物に見える。
「明日って課題提出日でしょ〜?早く終わらせた方がいいよぉ〜。」
「ってことで連れていくね?うちの岩刄がいつも邪魔してごめんなさい。」
「大丈夫だよ。課題提出したらまた顔出しに来ていいからね。」
「うおおおおお……課題……やりたくなああああい!!!」
佳舞ちゃんが連行されて行った。
「……懲りないわね。」
「いつも通りじゃん。」
「いつも通りじゃダメなのですよ。課題ですから。」
「…………前回はなんだっけ?」
「日直だから黒板消しが〜とかなんとか。」
「……多彩だねぇ。」
「しっかり問題児じゃない。」
「カナ。言わないの。」
「明日特別な授業をする事になった。」
「「「特別な授業……?」」」
授業を全部終え、スナイプ先生からちょっとした明日の連絡の時間。課題や準備物等の伝達とヒーロー基礎学の評価等色々話してくれるんだけど……
「何するんですか〜?」
「またプロヒーローのお話が……!!」
「いや。違う。今回は仮免試験に対する特別な訓練だ。」
「「「仮免試験に対する???」」」
「……プロヒーローじゃないのか。」
引子ちゃん……
「仮免試験では別の学校とも連携して行う試験もある年がある。その他にもプロヒーローになれば、別の事務所と即時連携して事に臨まないといけないタイミングもある。それのちょっとした訓練だ。」
「連携……?」
「僕の圧倒的な個に連携できる子はいるのかナ?」
「えぇ〜?どっかの高校と一緒に訓練やるみたいな感じか?」
「近場の高校でヒーロー科とかあったっけ?」
ガヤガヤ……
「……」
「どうしたの?日巡璃。」
「なんか……ほんの少し嫌な予感がしただけ。」
「??」
パンパン
スナイプ先生が手を叩く。
「はい。静かに。まぁ皆の察しの通り別の高校を招待する事になった。A組はA組で、B組はB組で別の高校だ。もちろん訓練も別々に行う。」
「「「えええええ!!!」」」
「せんせ!高校何処ですか!?」
「ヒーロー科がある学校でしょ!?えーっとこの辺だと……」
「へぇ……ちょっと楽しそう!」
「静かに。」
ッシーーン……
「それでB組と訓練をする学校なのだが……聖愛学院だ。」
「「「ええええっ!?!?」」」
「「「…………っ。」」」
えーーーっと……
「先生!」
「どうした槍田。」
「……何年生ですか?」
「1年生だ。」
「…………。」
……これは
「聖愛学院ってお嬢様学校のアレだよな?」
「女子高!……いやぁ!また僕の魅力が……」
「すんません。なんか腹立つんで天眼サン!弾野原サンぶん殴っていいッスよ。」
「ちょ!?!?」
「女子高かぁ……お嬢様学校のヒーロー科だろ?まともに訓練積んでるとはいえ……」
「怪我させたら怖そうでありますなぁ……」
…………
「ねぇ日巡璃……これって……」
「………………言わないで。……生徒会権限使って色々してそうまで想像してるんだから。」
「……やりそ〜……」
めっちゃ愛ちゃんもこっち見てくる。
そうだよね……もう1人……スっと頭に浮かんだ。
ミトちゃん……今昔鏡見歳乃……最近生徒会に入ったって言ってたもんね。…………何考えてるんだろ。
『オーッホッホッホ!サプライズですのよ!』
「……決まってたなら言ってよ。」
みんなが帰った後、天捻ちゃんも呼んで4人でビデオ通話を開く。
『こういうのは言わないのが面白いのではなくって?』
「……もちろん来るんだよね?」
『当然です。名誉ある5人に選ばれましたので。』
聖愛学院は5人こっちに寄越すらしいので……入ってないわけ無いとは思ったけど、一応確認してみた。
「……先生から聖愛学院って言われた瞬間頭抱えたわ。」
「行動力のある変人ですね。」
『誰が行動力のある変人ですって!?』
『お嬢様です。』
『誠は黙ってて!』
「聖愛学院の子もあと4人来るんでしょ?……緊張するなぁ。」
『大丈夫ですわ。私が選んだ良き方々です。』
「そうなんだ……って私が選んだ……?」
「もしかして事前に計画してたでしょ!!」
『オーッホッホッホ!ご機嫌よう!』
ブツン……
「……強かすぎる。」
「行動力のあるだけで……しかも実現できてしまってるのが相当ヤバいですね。色んな意味で。」
実現できてしまうくらい有能なんだよねぇミトちゃん。
私の事になると変人なんだけど。…………私の事になると変人?
なんか直近でそんな人居たような……
「槍田日巡璃!課題は終わらせたぞ!さあ!身体を触らせて……」
「「「有罪!」」」
「……」
一学期は普通だったんだけどなぁ……