※この作品はR-18です。

きっと私のアカデミア   作:おいーも

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仮免試験本番⑥

 

 

 

 

 

 

side槍田日巡璃

 

 

 

「はいはーい。皆さんお疲れ様。全体的にしっかり動けてて良かったよ〜。救助者の回収も早かったしね。今回の子はみんなレベルが高いね。」

 

帰ってきたらもうおねーさんが壇上にいた。みんなが揃った段階で総評に。もう採点したの???

 

全然心の準備出来てないんだけど!

 

「それでなんだけど、採点はあと10分くらいで終わらせる予定だからゆっくりしててね。」

 

ズコーッ!

 

まだ終わってないのかい!すっごいドキドキしちゃったよ!

 

 

なんか変な体力使った気がする。……座って休んでよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隅っこで座ってるとカナと愛ちゃんが横に座って来てくれる。

 

「…………。」

 

「日巡璃。緊張しすぎよ。」

 

「うーん……そうだけどさぁ……だって緊張するじゃん!」

 

 

ごくごく……ぷはぁ……水うまうま。

 

速度とパワー。ジェボーダン凄かったなぁ。あれで持久力もあるんだもんね。まだまだ強くなれる余地があるってことだね!

 

 

「それにしても……試験内容はかなりハードでしたね。」

 

「そうね。敵役の人達が来るなんて聞いてないわ。…………まぁそういうイレギュラーにも対応出来るようにならないといけないのがヒーローなのでしょうけど。」

 

「そうだねぇ……プロヒーローも居たし……相当きつかったよ〜……」

 

「「え!?プロヒーローも居たの!?」んですか!?」

 

愛ちゃんのカナがズイっと身を乗り出す。

 

 

「え……うん。私戦ってたし……」

 

「……無頭……あいつ何も言わなかったんだけど?」

 

「ええ。私の所にもです。…………お嬢様が抑えてくれてたから多少楽だったのですね。お助け出来ず申し訳ありません。」

 

2人ともなんか怒ってる!?ちょっと待って?

 

 

「いいよいいよ!無頭くんなりの判断があったと思うし……こっちも何とか時間いっぱい使えたから。」

 

「……はぁ。離と流鏑馬はどうしてたの??」

 

「私たちが知らないということは、一撃様のチームに行ったんでしょう。」

 

一撃くん?そういえば大・爆・殺・神・ダイナマイトと戦ってたよね……?

 

 

「あ!だからか!」

 

「「?」」

 

「いやね?一撃くん大・爆・殺・神・ダイナマイトと戦ってたからあのチーム人数減っちゃったもんねって思って……」

 

「大ッ……敵役にはうってつけとはいえ……相当な実力者でしょ……」

 

「多分運動量減少させるプロテクターか何かをつけてらっしゃるのでは?流石に学生に本気の大・爆・殺・神・ダイナマイトを止めれる方が居るのかどうか怪しいです。」

 

 

「一撃くんだけじゃなかったしね!皆猛者先輩もいた。」

 

「士傑の?……あぁあの香曽我部と戦ったっていう……」

 

「うんうん。」

 

「どうでした?」

 

「いやぁ〜あんまり見てないんだけど大・爆・殺・神・ダイナマイトの攻撃防いでた気がするよ。すっごい強かった!」

 

 

「……なんであんまり見てないのよ。アンタも戦ってたんでしょ?」

 

「ちょっと待ってください。お嬢様。プロヒーローの方って1人じゃありませんでした?」

 

「うん。もう1人いた。」

 

「「!?」」

 

「ジェボーダンって人!私と力比べ出来るくらいのすっごい力だったよ!早かったし……どうやって勝つか全くビジョンが見えなかった。」

 

 

「ジェボーダン……はぁ。まぁダイナマイトよりは日巡璃的には幾分かマシ……か。」

 

「力比べ出来ますからね。」

 

皆やっぱり知ってるんだね?私が知らなすぎるだけだなぁ……まずいまずい。仮免とったら本格的に失礼になっちゃう。

 

「……日巡璃。」

 

「え?」

 

「……もっと勉強しましょうね。」

 

「うっ……」

 

バレてる……

 

 

 

「槍田さん。」

 

「およ?あっ!刃蝶先輩!」

 

声をかけられたので振り向くと、そこには聖愛学院の方々。

 

 

「先程は本当にありがとうございました。今昔鏡さんがなぜ気に入るのかも分かりましたわ。」

 

「!?」

 

「えへへ!刃蝶先輩が信じてくれたお陰です!仮免取れてインターン一緒になったらよろしくお願いします!」

 

 

「うふふっ。そうね。こちらからもよろしくお願いしますね?」

 

手を出されたので……握手でいいのかな?うん!

 

両手で刃蝶先輩の手を握る。

 

 

「……今昔鏡さん?」

 

「はっはい!」

 

「大変素敵な御方じゃないですか。貴方も隅に置けないわね?」

 

「?」

 

「錐音副生徒会長!?!?私はそういう関係になるつもりはありません!」

 

「あら?そうだったの?」

 

 

なんの事??どうしたの??

 

「……ハァ。」

 

「お嬢様……」

 

 

 

周りをよく見ると、私たち以外にも別の学園同士で会話してる人達がチラホラ……

 

 

あ、一撃くんと香曽我部くんが皆猛者先輩に絡まれてる。大変そう……

 

氷叢くんは陽炎先輩に肩組まれてヤな顔してし、加糖くんは杭全先輩とお話してる。あれ?能面くんも捕まってる。

 

 

私の知らないところでみんな色んな人と関わってたんだなぁ……いいねいいね!学園の垣根を超えての交流……なんて言うか言葉で表せにくいけど……すごくいい!

 

青春って感じ!

 

 

「どうされましたか?」

 

「んふふ。何もないです!」

 

「そうですか。」

 

試験受けてよかったなって。たとえ落ちても……いい思い出になりそう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はいはーい。てなわけで採点終わったので……すぐに発表していきまーす。モニターに名前が五十音順で出るから、出た人が合格ね。」

 

……ドキドキ。せっかくなら全員で受かりたいよ!みんな頑張ったんだもん!!

 

 

「はい。ジャン!」

 

『全員』

 

「「「は?」」」

 

「何さ。全員合格。今年は優秀だね。普通は何人か落ちるもんだけど。」

 

「「「ヤッターーーーー!!!」」」

 

 

全員合格!嬉しさのあまり近くにいたカナと愛ちゃんに抱きついた。私たちだけじゃないのか、色んな人が飛んで跳ねて喜んでる。

 

 

「はいはーい。静粛に静粛に〜。てなわけで受付の時出してもらったヒーローネームと、個人情報を元に仮免許作ってるから、コレが終わり次第受付でもらって帰ってね。」

 

仮免許!……胸が踊るね!!

 

 

「ひとつ。聞いてください。仮免許は……知ってると思いますが、皆さんが個性を自由に行使していいものじゃないです。」

 

「「「……。」」」

 

確か緊急時に限りプロヒーローと同等の権利が……とかだったはず。緊急時に限り……なんだよね。

 

 

「緊急時に限り……です。日常生活で好き勝手使っていいものじゃありません。あなた達は今、半分プロヒーローです。あなた達の動きが、全てが、一般市民の方にはヒーローとして写ります。一挙手一投足全て見られていると思ってください。……あなた達が未来の敵犯罪の抑止力になれることを、心から祈っております。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……うわぁ……コレが仮免許……!」

 

「無くさないようにしないとね。」

 

「そうですね。何かケースのようなものがあった方が良さそうです。」

 

「財布で良くない?」

 

 

槍田日巡璃……10/17日生まれ……ヒーローネームエスネイラー…………私の……私だけの仮免許!!

 

「ねねね!天捻ちゃんに見せたいから皆で写真撮らない?」

 

「いいわね。日巡璃が撮りなさいよ?」

 

「いいよ!じゃあ寄って寄って〜?」

 

3人で寄って、仮免許を見せながらパシャリ。

 

そのまま天捻ちゃんに送る。

 

 

「よし!これでいいね!」

 

「……天捻は来年ね。」

 

「そうだね。……なんかこっちが緊張しちゃいそう。」

 

「そうですね。……でも天捻様なら大丈夫でしょう。」

 

「うん。信じてあげないとね!」

 

「とりあえずまずは自分のことよ。これから色々あるんだから。」

 

「うん!」「はい。」

 

インターンに文化祭……中間試験もある!

 

やること山盛り!全部楽しみ!!

 

 

明日もいい日になるといいな!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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