※この作品はR-18です。

きっと私のアカデミア   作:おいーも

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独想

 

 

 

 

 

 

 

sideカノーテス・ディミトリウ

 

 

 

『私にとってカナは女でも男でも関係の無いくらい素敵な人です。それがたまたま同性だっただけで……私はこの感情を、気持ちを恥じません。迷いません。……ご両親には辛い選択をさせてしまうかもしれません。ですが何度でも頭を下げに来ます。何度でも。何年でも。……私にとってカナは……それくらい大切です。』

 

 

 

 

 

ふと……思い出した。

 

日巡璃が私のために紡いでくれた言葉。1字1句覚えてる。

 

 

 

「……すー……すー……」

 

目の前で寝ている彼女……槍田日巡璃。

 

 

今日……いや一応昨日ね。私は彼女と共に一線を超えた。超えてしまった。

 

学生の内は超えるつもりはなかった。他のふたりは知らないが、少なくとも私は。

 

 

「……。」

 

全部一回り以上大きい彼女。

 

胸も。おしりも。手も。足も。身長だってそう。

 

傍から見たら彼女なんて思われないかもしれない。姉妹……最悪親子にだって見えてしまうかもしれない。

 

 

そんな彼女が……私を求めて……あんなに……

 

自然と笑みが零れる。私を。私だけを求めて。

 

私をいっぱい。いーっぱい愛してくれた。

 

 

今は元気の無い日巡璃のソレを触る。

 

「…………。」

 

ダメだ。コレは。

 

本当にダメ。今まで言葉やスキンシップ……ここに至るまでの事はあらかたしてきたつもりだが、こんな愛情表現を知ってしまえば……

 

「……日巡璃……うふふ。」

 

もっとしたい。これ以上の愛情表現なんて……存在しないのではないかと思ってしまう。

 

言葉でも。ハグでも。キスでも足りない。それでいて依存性のある醜悪な花。

 

私たちはその香りに絆されて、全てを投げ出してしまった。

 

後悔はしていない。こんなに満たされて居るんだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

少し前……夏休み。日巡璃達が別荘から帰った後日。

 

パパとママから声をかけられた。

 

 

『カナは日巡璃ちゃんと結婚したいかい?』

 

『ブッ!?なっ……なに急に!?』

 

『……。』

 

『……。』

 

茶化してる訳じゃないのはすぐにわかった。真剣な目。

 

 

『……当たり前じゃない。日巡璃以外とって言われても絶対しないから。』

 

『……本気なんだね?』

 

『もし私達がお見合いをセッティングしたとしても……かしら?』

 

『当然。そんな事したら出ていってやるわ。雄英じゃなくても日巡璃と一緒に暮らす手段なんて山ほどあるし。』

 

『……。』

 

『……。』

 

『……。』

 

パパとママの目をまっすぐ見つめる。絶対に譲れない。

 

 

『……うむ。それが聞きたかった。』

 

『うんうん。カナちゃんはそれくらいガッツが無いとね?』

 

『…………何が言いたいの?』

 

『あれ?聞かされてないのかい?』

 

『?』

 

 

『君の友達……愛ちゃんがね?学生中に君達と同棲がしたいから、家を借りたいって頭を下げてきたんだよ。』

 

『……はぁ!?』

 

私の親と愛が少し席を外していた事があったが、そんな相談をしてたなんて……

 

『彼女達は寮生なんだろ?……そりゃカナだけ寮生活じゃないのは少し寂しいと思ってね。全然了承したよ。』

 

『いや!?でも……学生4人なんて……』

 

『そうだね。それだけじゃ僕達も認められなかった。何せ大切な一人娘だ。危険は無い方がいい。』

 

『だからね……』

 

『……え?』

 

 

 

 

 

 

 

これから……もっと満たされるなんて。

 

「……日巡璃は知らないわよね?……絶対一緒に暮らしましょ?」

 

つんつんと日巡璃の頬をつつく。

 

 

時計を見る。5:01……。

 

だいぶ早い。もう少し寝れそう。

 

 

「ふぁ……」

 

目の前にちょうどいい枕が2つ。顔を埋めて……日巡璃の匂いを鼻腔いっぱいに。

 

……幸せ。本当に幸せ。

 

今は……私が独り占め。誰にも渡さない。

 

 

私が……私だけが日巡璃の……初めての女だから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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