※この作品はR-18です。

きっと私のアカデミア   作:おいーも

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私の事務所

 

 

 

 

 

 

side槍田日巡璃

 

 

 

「……えーっと。」

 

「どうした。」

 

「……人多いですね??」

 

 

ナイトアイさん、バブルガールさん、センチピーダーさん、ルミリオンさん、後は数人知らない人。あ、1人だけ知ってる人いる!

 

「当然だ。警察の方も居るからな。事情聴取も兼ねてある。」

 

「なるほど……よろしくお願いします!」

 

挨拶大事!

 

 

「よろしくね。」「よろしく。」

 

「……にしても。……貴方が来る事態だとは。」

 

「ははは。そこまで深刻では無いのですが、娘がね?」

 

「……なるほど。事態を公安に伝えておきたいと。」

 

「まぁそういうことでしょうな。」

 

「貴方も娘さんに相当甘いですね。」

 

「いやぁ〜……耳が痛いですな!」

 

 

飼田一狼(かいだいちろう)さん。流水おねーさんのパパ。育ての親。血は繋がってないのにすっごく仲良し。公安所属なんだって……お偉いさんだ……

 

 

「……久しぶりだね。日巡璃ちゃん。流水とはどうだい?」

 

「はい!お久しぶりです!おねーさんには良くしてもらってます!」

 

「そうか!それならいいんだ!」

 

 

犬……ドーベルマン?なのかな?の顔がニコニコ。可愛いよねぇ。これでおねーさんのパパさんなんだもん。ギャップだよギャップ。

 

「それでは始めようか。」

 

「はい。それではまずこちら側から事情聴取を……」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「五感を奪う個性と……重力の個性か。」

 

「Mr.Jからはママと呼ばれた女性?……ふむ。これは多分毒島傷子と戦闘した敵でしょうね。」

 

「逃げられはしたが、相手の個性がわかるだけでも大金星だ。これから顔写真と照合させて捜査が多少楽になりそうだ。」

 

「ふむふむ……理想の世界……か。」

 

「……くらいですかね?それ以外はちょっと記憶があやふやで……」

 

「大丈夫だよ日巡璃ちゃん。有益な情報ありがとうね!」

 

 

飼田一狼さんに頭を撫でられる。

 

「!……はい!!」

 

 

この人もなんだかんだ私を娘みたいに見てくれてるんだよね。3人目だけど大丈夫かな??

 

 

コンコン……

 

あれ?誰だろ。

 

ガラッ

 

「日巡璃ちゃん。具合はどう?」

 

「あ!おねーさん!大丈夫だよ!元気いっぱい!」

 

「そ。一旦脈とか見させてね?」

 

 

おねーさんがズカズカと人をかき分けて私の元へ。

 

警察の方も流水さんのこと知ってる人だけみたいで、分かりきってたように道を開ける。信頼関係だぁ。

 

 

脈を測って。怪我の具合を見て。足を動かしてみて。色々触診されて……

 

「……よし。これなら明日には退院出来そうね。」

 

「ほんと!?」

 

「ええ。でも今日くらいはゆっくりしなさい。」

 

「はーい!」

 

 

明日退院!やった!またみんなと会えるよ!!

 

「……よし。じゃあパーパ♪お仕事頑張ってね!」

 

流水おねーさんが飼田さんにハグ。

 

「ははは!うん!頑張るよ!」

 

「あんまり無理しないこと。入院中に私が見ることになったらヤダからね?」

 

「大丈夫さ!まだ一徹目だからね!」

 

「……へぇ?」

 

「今日は寝るよ!!!」

 

「そう?わかった♪じゃあナイトアイ、バブルガール、センチピーダー、ミリオくん。またね!」

 

 

一瞬すごい圧を感じたけど、流水さんは満足したみたいでそのまま病室を後にした。

 

 

「ははは。飼田さんも娘さんには勝てませんね?」

 

「いやぁ……手強いよ。」

 

「今日は早く帰らないと行けませんな?」

 

「うん。だから今すぐ帰って書類を作ろうね。」

 

「「「了解!」」」

 

「ってことで、我々は事情聴取が終わったのでこの辺で。」

 

「はい。ありがとうございます。」

 

警察の方も病室を後に。

 

 

 

 

残ったのはナイトアイ事務所の皆とルミリオンさん。

 

「……よし。それでは次はこちらの話だ。」

 

「はい。どうなったんですか?」

 

「結果からいえば、3人確保。1人逃走ということになったが……個性消失弾の所在は不明だった。」

 

「……不明?」

 

「ああ。個性消失弾を作る作戦は立てていたみたいだが、そのための出水壊理を確保する……となっていたのだが結果に結びつかなかった。という訳だ。」

 

「なるほど。」

 

「資金源は薬物の売買だったみたいだが……足りなかったようだな。少し大胆な作戦に踏み切った結果……私たちに見つかった。」

 

「……本末転倒ですね?」

 

「大きな怪我人も君とリバーサルだけ。…………君達には申し訳ないが、結果からすれば成功と言えなくもないといった結果だ。」

 

「言えなくもない……って事は……」

 

「うん。1人逃がしちゃってるからね。成功でも失敗でもないって感じ。」

 

「……私が……」

 

「……それは私の責任だ。気にしなくてもいい。」

 

「……はい。」

 

 

うううっ……もっと強くならなきゃ!

 

「奴らの事務所で調べた情報から、今後は取引先や、関係を持っていた集団をいくつか洗う予定だ。」

 

「……。」

 

「その時はエスネイラー。声をかけることがあるかもしれん。頼むぞ。」

 

「!……はい!!」

 

 

「ふふ。」

 

「……うむ。」

 

「君のヒーロー活動は、ウチの事務所が大幅に責任を持つ。なにかない限りインターン先は任せて欲しい。君を命の危険に晒した責任もある。君を一流のヒーローにすると約束しよう。」

 

 

ナイトアイさんに手を差し出される。

 

「〜〜!!はいッ!!よろしくお願いしますッ!!」

 

嬉しくて。私のことを認めてくれて。受け入れてくれて。

 

ナイトアイさんの手を両手で握った。

 

「ふふ。力が強いぞ。エスネイラー。」

 

「わっ!すみません!!」

 

 

「よろしくね!日巡璃ちゃん!」

 

「うむ。期待しているぞ。エスネイラー。」

 

「はい!はい!!」

 

「ぜひウチの事務所で実力をつけてくれ。」

 

 

えへへ!インターン先はずーっとおねーさんの所がいいって思ってたけど……他に頑張れる場所を見つけちゃった!頑張ろう!強いヒーローになるために!

 

「ははは!じゃあ俺の後輩だね!時々顔を出すけどよろしくね!」

 

「はい!ルミリオン……先輩!」

 

「お!いいねぇ!……サーが気にいる訳ですね。」

 

「……何のことかな。」

 

 

「誤魔化しても遅いですよ!」

 

「サーってなんだかんだ日巡璃ちゃんのこと気にかけてるからねぇ。」

 

「ふふふ。素直じゃない御方だ。」

 

 

「…………。」

 

「うわっ!サーが怒った!」

 

「ひえぇ〜逃げろ〜!」

 

「この場で大目玉など溜まったものじゃないですからね。」

 

3人がスタコラと病室を出ていった。

 

 

「……はぁ。」

 

「うふふ……仲良しですね?」

 

「困ったものだ。……エスネイラー。」

 

「はい?」

 

「この社会に君の力はきっと必要になる。」

 

「!」

 

「私の事務所を選んでくれたこと。きっと後悔させない。」

 

「…………イエッサー!!!」

 

 

「では私はあの3人を捕まえなくてはならないのでな。これで失礼する。」

 

ナイトアイさんが病室を後にする。

 

……んふふ。なんか安心したら眠くなってきちゃった。

 

おやすみ〜!平日のお昼寝は入院中の特権だよね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガラッ!!

 

「日巡璃!!!!!」「お嬢様!!」「ひまひまッ!!」

 

 

うぇっ!?!?何事何事!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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