投稿する方を間違えておりました。
side槍田日巡璃
「よーし!今日は文化祭の出し物決めちゃうよーー!!」
「「「イエーーーーイ!!」」」
今日は文化祭の出し物を決める日!先生に変わって委員長の私と、副委員長の日河原くんが仕切ってます。
「さて!文化祭なんだけど……みんなは勝手がわかってないかもだから……」
ゴソゴソ……あった!
「コレ!毒島先輩に教えてもらったメモ!持ってきたから読むね!」
「さすが委員長……頼りになる!」
「んな事やってたのかよ。」
「えーっとね……まず1個。基本的に何やってもOK!喫茶店、お化け屋敷、出店、体育館を借りて劇、ライブetc……」
日河原くんが黒板に書き出してくれる。ありがたいねぇ。
「へぇ〜……女装喫茶とかいいんじゃない?」
「ゼッテェヤダ。」
「劇……ライブ……おもろそうじゃん。」
「嵐太やるんか?」
「……音痴だから無理。」
「次に1個。体育館を借りるなら今週中に連絡を入れること。先生でいいんですか?」
「いいぞ。」
「だって!」
「じゃあこういうのは早めに決めとくべきだな。」
「まぁそういうのは今日明日で決めるからいいんじゃない?」
「えーと……予算も決まってるみたいだけど、それは追々だね。以上!」
「「「はーい!」」」
「…………で。何にしよっか?」
「はいはーい!喫茶店やろうよ〜!」
「いや!ここはお化け屋敷やろ!全力で怖がらせよや!」
「出店でいいんじゃない?楽そうだし。」
ワイワイ
ガヤガヤ
おぉ……綺麗に纏まってないね……
「うーん……どうしよっか日河原くん。多数決とってもバラけそうだね。」
「うむ。……皆の理想を聞いていくのがいいかもしれないな。」
理想かぁ……うーん……
「HEY!健二が踊ればいいんじゃネ?」
「……はぁ?オイラ?」
「能面くん?」
弾野原くんが手を挙げて能面くんを指さす。
「健二ん家多分相当凄いヨ?日本舞踊の総本山って感じ。」
「えぇ!?そうなの!?」
「…………。まぁ……そうだけど。」
「「「ええええええっ!?」」」
「たしかに凄かったッス!門下生みたいな人も何人も居たッス!」
「えっ!能面くんの日本舞踊見たい見たい!」
「上手いの!?見たことねぇよ!」
弾野原くんと能面くんが言ってるならそうなんだろうな……
「へぇ〜……能面くん。どう?」
「……………………」
ん?どうしたんだろ……一瞬……
「健二?」
「能面サン?」
「…………気分がノらね。パス。」
「「「ええええ……」」」
「そっかぁ……ごめんな健二。いい案だと思ったんだけどサ。」
「おう。すまんな。」
「…………」
「能面サン……」
なんか……複雑な事情がありそうだね?
お昼。
「……。」
「どうしたの日巡璃。」
「……今日じゃ話が決まりませんでしたし……その事かと。」
「……纏まりがなかったものね。」
「あっ!いやいや!その事じゃないんだけど……」
確かに今日は話し合いが纏まらなかった。明日にしようって感じで解散。そっちもどうしたものか……
「その事じゃない……?」
「うーん……なんて言ったらいいんだろうな。能面くんの事なんだけど。」
「日本舞踊がどうとかですか?」
「うん。……なんかね?ちょっとだけ……悔しそうっていうか……うーん……やるのが嫌な感じじゃ無かったんだよね?言語化難し〜!!」
「ハァ……お人好しね?どうにかしてあげたいって事でしょ?」
「うっ……そうなんだけど……」
「ですが我々でどうにか出来ますかね?聞いてる限り予想ですけど家族間の何かの可能性がありませんか?」
「うーん……そうなんだよねぇ……難しい。」
どうしたものか……卵焼きうまうま。
ガラッ
「すまない!槍田サンいるかい?」
「槍田サン!ちょっといいッスか?」
おやや?一撃くんと弾野原くん。どうしたんだろ。
「いるよ〜?どうしたの?」
「文化祭のことだけどサ?やっぱ健二には踊ってもらいたいんダ!」
「え?」
「そうッス!弾野原サンと能面サンの実家に遊びに行った時、少しだけ踊ってもらったんスけど……すごく楽しそうだったッス!」
「ああ!しかもすごくかっこよかったんだよネ!絶対やった方がいい!後悔するヨ!」
2人がこんなに言う程凄かったんだ……能面くん。……でもでも……
「……それは……いいけど…………能面くんの意思は?」
「それなんだよネ……なんか……健二って家の人とちょっと折り合いが悪いみたいでサ……」
「そうなんスよね。」
「……だったらそれは本人の問題よ。他人がどうにかしろって難しい話だわ?」
「そうだよねぇ……」
カナの言うことがごもっともすぎる。愛ちゃんも言ってたけど家族問題って大変なんだよね。
そういえば天捻ちゃんは妹と……関係が悪いんだっけ?こっちもどうにかしてあげたいなぁ……
「でも……でも!健二とまだ半年しか知り合ってないけどサ!あんな楽しそうな健二初めてだったんだヨ!」
「健二サン……なんて言うかおちゃらけて起きながら本人はどこか冷めてたッス!踊ってる時だけじゃなくて、和楽器見てる時も健二サンなんか嬉しそうだったッス!何とか説得するのに手伝って貰いないッスか!?」
一撃くんが土下座。それに続いて弾野原くんも土下座。
「えぇっ!?ちょっとちょっと頭上げてよ!?」
「委員長サンだったら多分能面サンも頷いてくれるッス!」
「日河原は忙しそうだったから……槍田サンしかいねぇんだ!頼む!!」
日河原くんは多分天気ちゃんの勉強会だよね!文化祭終わったら中間試験だしね!
「うう……」
頼む。
頼まれたら……断れない……うううう……
悪いところなんだけど……どうにかしてあげたい……
揺れる心。
「日巡璃。」
カナが私の肩を叩く。優しく。
「……?」
「嫌な時は嫌って言うの。私も着いてるから。」
「私だって居ります。それに……彼らは断ったくらいでお嬢様のことを恨みませんよ。」
そっか……断って嫌われるなんて……相手のこと変な誤解してるってことだもんね。
一撃くんも弾野原くんも断ったくらいで私の事嫌いにならないよ。普段の生活見てたら分かるもん。
「…………。」
「日巡璃。どうしたい?」
「………………私は……」
………………うん。決まった。
「いいよ。一緒に頼みに行ってあげる。」
「!!本当かい!?」
「ありがとうございますッス!槍田サン!」
「ハァ……お人好しね。本当に。」
「お嬢様らしいです。」
私も能面くんの表情ちょっと気になったしね!寄りかかった船だ!
「よーし!今すぐ行こー!善は急げ!!」
「そうだネ!今すぐ行こう!」
「よっし!説得するッスよ!!」
「…………着いて行った方がいいかしら?」
「私は行きますよ?あなたはお座りになられては?」
「絶対やだ。」
学食にいた能面くんに突撃……
「……無理。」
「「「そんなぁあああ!!」」」
一刀両断。ガーン!私でも無理だった……
「…………。」
「うう……いい案だと思ったんだけどナ……」
「弾野原サンにしては頭が回ってたと思うッス。」
「酷くないかい!?」
「……能面くんは何がそんなに嫌なの?」
「……!」
少しだけ考える素振りを見せる能面くん。するとポロッと一言。
「…………やっぱやる。」
「「「え!」」」
急に!?なんの心境の変化が……!?
「ただし条件がある。」
「「「条件???」」」
能面くんが弾野原くんと一撃くんをゆっくり指さす。
「弾ちゃんと景ちゃんが一緒にやるならやる。」
「……え?」
「僕かい!?」「俺ッスか!?」
「やらないならしない。どうだ?」
「……。」
なんでこんな条件……いやそれよりも一撃くんと弾野原くんは……
「…………わかったッス!やるッス!」
「当然だよネ!友達1人置いていけないヨ!」
「へへっ……ヨシ。決まりだな?」
これにて……1-B組の出し物が決まりました。
明日……いっぱい煮詰めないとね……
どうなるんだろ。
補足です。
能面くんは一人称がコロコロ変わります。
一撃くんは坊主頭で髪に剃りこみが入ってます。イカついです。
弾野原くんは、すごく身長が伸びてガタイが良くなってイケメンになった上に性格までナルシスト以外弱点のないスネ夫だと思ってください。