※この作品はR-18です。

きっと私のアカデミア   作:おいーも

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鳥籠

 

 

 

 

 

side無神神奈月

 

 

 

 

 

「……ん……」

 

 

目が覚める。2:00……多分朝。

 

 

少しだけ寝てたみたい。

 

 

……少しだけ肌寒い。10月だものね。

 

 

もふ……

 

腕の中には……福。……そっか……私……

 

 

「…………ふふ。」

 

寝てる福……可愛い♪

 

 

 

あぁ福……福……福♪私の福♪

 

「スンスン……はぁ……福……」

 

鼻腔いっぱいに福を抱きしめる。……あぁ……足りない。もっと欲しい。

 

ふに……

 

…………歯止めが効かなくなってるわね。私。

 

 

「…………んぇ……カンナちゃん……?」

 

「あ……起こしちゃった?」

 

「……ううん……幸せ。」

 

 

福が私を抱きしめて……あぁ……

 

 

「うん……福……私も幸せ。」

 

「…………ごめんね。……私……どこかでカンナちゃんを信用できてなかったのかも。」

 

「……どうしたの?」

 

「んーん。……私……好きがちょっと重いでしょ?」

 

……そうかしら。

 

 

「私は好きよ?」

 

「……嬉しい。……あのね……だから……皆から引かれる事が多くて……」

 

福の親愛表現って言うのかしら。少しだけボディタッチが多め。

 

福が身体を当ててくれるのに何を引くことがあるのかしら。贅沢な人たちよね。

 

 

「……そのおかげで今私と付き合えてるのね♪」

 

「……カンナちゃん……もう!どれだけ私の事好きにさせる気なの?」

 

「もっと好きになって?」

 

福のためなら何処へだって堕ちるわ♪

 

「……病みつきになっちゃうよ……」

 

 

福が私の上に乗って、胸に顔を埋める。病みつきになってもいいのに。

 

「お世話してあげるわ?」

 

「……ダメ。私もカンナちゃんにかっこいいところ見せたい。」

 

きゅ〜ん……福……私……すっごく嬉しい!!……けど。

 

「……私だけにしてね?」

 

他の人には絶対見せたくない。

 

 

「はぁ………………好きぃぃ……」

 

「私も♪」

 

 

福がどんどん私の事好きになってくれる。それだけで……それだけで胸がいっぱいになる。

 

 

「……槍田さんには感謝しなきゃ。」

 

「え?」

 

「だって……こんなに福が好きになれたから。周りに取られたくないって思えた。」

 

「……私だって!カンナちゃん周りに取られたくない!」

 

「大丈夫よ?あんなに可愛い福見ちゃったら……もう目移りできないわ♪」

 

「…………カンナちゃん……ほんとに初めてだったの?」

 

「ええ。」

 

「ぅぅ……」

 

 

福が視線をずらしたので、そちらに目を向けると……

 

「……新しいシーツ……布団も買わなきゃ……」

 

「福の事考えてたら……止まらなかったわ♡」

 

「……もう!」

 

 

ダメね。ずっと福の事好きだったはずなのに……1度離したくないって思ったら……もっと。もっともっともっと欲しくなっちゃう。

 

 

「…………夢じゃないよね。」

 

「当然じゃない。もしかして……まだ足りない?」

 

「!」

 

1度ハッと私を見つめ、顔を赤くして、俯いて……全部かわいい。一挙手一投足……全てが愛おしい。

 

 

「んふふ……」

 

自然と笑みがこぼれる。あぁ……もう止められない。止めたくない。

 

 

「言ってくれないと分からないな?」

 

「……いじわる。」

 

「可愛い♪」

 

「……。」

 

 

いじめてあげちゃくなっちゃう。……気付かせてくれた槍田さんには本当に感謝ね。こんな福……誰にも見せたくない。

 

「……して……?カンナちゃん……私にもっと刻みつけて……」

 

「〜〜ッ!!!」

 

 

誰にもあげたくない。

 

そうだ。私は……私が福の鳥籠になろう。福は私のモノ。私だけのモノ。

 

 

 

「……福……」

 

「あっ……カンナちゃん……」

 

 

こんな可愛い彼女……誰にも渡すものですか。

 

見つけた。私の大切。かけがえのないもの。

 

 

明日も休み。いくら撫でても。触っても。唇をつけても足りない。私の全部 。

 

 

 

 

ね……福。私……あなたの全部が欲しい。だから……もっと聞かせて?見せて。

 

何秒何分何時間何日……何年。

 

これからずっとずっとずーっと。あなたの光を……私だけに。

 

 

「好きよ。福。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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