※この作品はR-18です。

きっと私のアカデミア   作:おいーも

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A組B組対抗訓練③

 

 

 

 

 

 

 

 

side槍田日巡璃

 

 

 

1分。2分。時間は過ぎていく。

 

 

 

余程B組……特に一撃くんが隠れてる場所がいいのか、全く見つけれてない。

 

全員が分かれて探せば各個撃破とかも出来るかもしれないけど……

 

しかしA組。分担は基本せず、4人固まってる。不意打ちの線は薄いかな?

 

 

『うーん?なかなか見つかんないわね。霧はすぐ晴れたからあんまり逃げる時間はなかったと思うけど。』

 

『もしかしたらなにか策を講じているのかもしれないな!』

 

『さぁてA組。ここからどうする!』

 

 

『おっと?』

 

目の前に霧が広がってる。もしかしてこの中?

 

 

間髪入れずに空くんが霧を晴らす。

 

『空くん行ったァ!!』

 

『……何もないね!』

 

『ブラフかな?ちゃんと相手の時間使えるねぇ!』

 

「……即席にしてはよくできた作戦ね。」

 

 

「やっぱり小廻くんってこういう判断うまいのかもね〜。」

 

「それを遂行できる他の方々の実力という視点もあります。」

 

 

A組4人は、走るのをやめて一旦話し合い。

 

「どうしたんだろ?」

 

「体力使う作戦だと思われてる?」

 

「いや……相手も一撃くん探さないと終わることはわかってるはず……」

 

 

すると玲音ちゃんが空くんの全身をぺたぺた触り始めた。

 

「……軽くしてる?」

 

「今更軽くしたところで……」

 

 

準備完了したのか、玲音ちゃんが空くんから少し距離を取った。

 

すると腕、足からすごい勢いで空気を発射して空に飛び上がる。

 

 

「えぇ!?そんなことできるの!?」

 

身体軽くなってるとはいえ……空飛べる個性なの!?

 

 

「へっへっへ!ビビったかB組!空は玲音の個性使えば空飛べるんやで!」

 

「あ!安毛ちゃん。そうなんだ!」

 

 

へぇ……玲音ちゃんの個性ってどこまで軽くできるんだろ。ほぼ0までいけるとか?

 

 

「なんや槍田。もっとビビらんかい!」

 

「びっくりしたけど納得しただけだよ?」

 

「早いな!?」

 

 

するとずっとカナが私と安毛ちゃんの間に割り込む。

 

「……そういえば桂田。日巡璃の胸揉んだってホント?」

 

「〜♪やること思い出したから帰ろっかな〜♪」

 

一瞬でも顔と声色に動揺が……安毛ちゃん……

 

 

「ねぇ?」

 

「ひぇ〜!?助けて茜〜!?!」

 

「うわっ!?巻き込むんじゃねぇ馬鹿!!」

 

「騎士道とつるんどらずにウチを助けて!!ディミトリウに殺される!!」

 

「つるんでない!!!」「殺さないわよ!!!」

 

 

仲良しだねぇ〜……

 

画面は空からフィールドを見下ろす形に。

 

すると……

 

 

『おぉ〜!それっぽい霧の塊があと三つ見えるわね!』

 

『この中のどこかにいる可能性があるね?しらみ潰しに探すか?A組!』

 

 

「でも……そうすると。」

 

「そうですね。時間が無くなります。一撃様を有利にさせてしまうだけかと。」

 

「しかも何がタチが悪いって……天眼くんだよね。」

 

「はい。多分ですがA組の動向は筒抜けかと。」

 

 

空くんが着地。みんなに見た情報を伝えてるみたい。

 

すると作戦が決まったのか、玲音ちゃんが水盛くん以外の自分を含め3人の体をぺたぺた触り始めた。

 

 

「?」

 

「多分軽くするためでしょうが……それならば水盛様も触るべきでは?」

 

 

疑問に思ってると、水盛くんが腰のホルダーからペットボトルを取り出し中の水を飲み干す。その後ほかの3人が水盛くんに乗り掛る。すごい!3人全員おんぶしてる!

 

「出た!超特急水盛郵便!!いっけー!!」

 

なにそれ!?

 

そう思うのもつかの間、水盛くんがとんでもない速度で走り始めた。

 

 

「水盛んちは両親どっちも配達員でね。水盛がなにか運ぶ時はいっつもあんな感じ。」

 

「茜ちゃんありがと。……安毛ちゃん置いてていいの?」

 

「いいんじゃなーい?」

 

 

「ギブ!ギブ!!」

 

「……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side小廻嵐太

 

 

 

 

 

「広霧。どうだ?」

 

「……3つ目が壊された。」

 

「うーん……予想以上に早いね。」

 

 

このままだと……景央のチャージが溜まりきらない。

 

「どうする?霧出して時間稼ぎするか?」

 

「……広霧も限界でしょ?しかも霧はあっちの空に一瞬でも消されるからあまり稼げない。」

 

「ちっ……すまねぇ。空が居なけりゃもっとマシだったんだが……」

 

「そういうのも込で授業なんじゃない?」

 

「……Plus ultraって事かよ。」

 

「よくできた授業だよホント。」

 

 

一撃が見つかってない以上、このままゆっくりしててもいいがなんの拍子に見つかるか分からない。不安要素は排除したい。

 

 

「……まぁ。僕らは時間稼げれば最悪捕まってもいい。」

 

「だな。根性見せるか。」

 

 

通がこっちにいないから、相手の情報は全くわかんないけど……死ぬ気で時間稼ぐことならできる。

 

景央には、言いたいこと言ってあるし……大丈夫でしょ。

 

 

「じゃあ広霧。行くよ?」

 

「応。」

 

 

霧が全部とっぱらわれたタイミング。

 

ここだね。

 

 

「見つけた!!!」

 

「まず!?」

 

 

細かな芸も忘れずに。

 

さぁて正念場だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side槍田日巡璃

 

 

『やっと小廻くんと香曽我部くんが見つかったよ!!?』

 

『HAHAHA!やっと試合が動きそうだね!?』

 

「……?」

 

小廻くんがミス……?

 

霧を全部取っ払い、いざ探そうとなった時物陰から小廻くんと香曽我部くんが出てきた。……そんなタイミングで見つかることある??

 

 

「臭うわね。」

 

「あ。カナ!終わったの?」

 

「ふん。日巡璃の身体に許可なく触れていいのは私達だけだから。」

 

「えへへ……」

 

「……それで。小廻のやつ……なにか企んでるわね。」

 

「そうだよね。香曽我部くん限界そうだし。」

 

「ええ。時間稼ぎ?……もしくは……一撃に意識を持っていかせないため?」

 

「……。」

 

 

案の定香曽我部くんと小廻くん、ふたりで逃げてる。逃げてる……にしては動きが蛇行してない。

 

本当に逃げるのであれば、うねうね障害物に身を隠しながら逃げるのが基本だけど……もしかして誘導してる?

 

 

一撃くんが見つかってないのも……隠れてる訳じゃなくて……

 

「……なるほど!!」

 

「え?わかったの?」

 

「うん!これ……多分だけど……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side小廻嵐太

 

 

 

「まてや!逃げんな!!」

 

「うるせぇ!絶対逃げてやるからな!!」

 

 

「おい軽良!言ってやれ!」

 

「うん!お願い小廻くん!」

 

「玲音ちゃんに言われても絶対無理!!」

 

 

くそ!僕がアイドル好きなのバレてる!!でも絶対言わないもんね!!

 

 

「ハァッ……ハァッ……」

 

この作戦。僕が今捕まった瞬間終わってしまう!だからあとちょっと!絶対に捕まる訳には……!!

 

 

「……オイ!嵐太ァ!」

 

「んだよっ……広霧……!今僕……息が……!」

 

「俺はもう用済みだな?」

 

「……え?」

 

 

香曽我部くんが急に立ち止まり、後ろを振り向く。

 

 

「ちょ!?」

 

「早く行け!『ココ』でいいだろ!!」

 

「……!!!」

 

 

「香曽我部!!ここで止まる訳には行かないんだよ!!」

 

「うるせぇ!やれるもんならやってみやがれ!!」

 

「お前じゃ俺には勝てねぇ!!!」

 

 

広霧の霧も一瞬でも吹き飛ばされる。

 

「ちぃ!!」

 

「喰らえ!!JET!ドライブ!!」

 

空が足から空気を噴出しながらの膝蹴り。

 

「うぐぉっ!!」

 

 

広霧にクリーンヒットして広霧が吹き飛んだ。

 

「広霧!!」

 

「あとはあいつだ!!行くぞ!!!」

 

 

ありがとう広霧!!

 

ありがとうみんな!

 

 

「個性解除!!個性発動!!」

 

僕と広霧が小さくなる。

 

 

「「「「!!!!」」」」

 

「遅かったね!!僕たちの勝ちだ!!!」

 

 

すると爆音とともに巨大な衝撃波が、僕たちごとA組を全員襲った。

 

僕の役目は……これで……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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