初めましての方は初めまして。
前作から読んでくださってる方はお待たせしました。
「私のヒーロー」次回作の「きっと私のアカデミア(仮)」執筆です。
主人公ちゃんの活躍を楽しみにしていてください。
side槍田日巡璃
『キモーい!こっち来んなよ!!』
『ぬるぬるしてる……嫌だ〜汚い〜!!』
『こいつの机触るとウイルスが付くぞ!逃げろ!!』
『こいつ女なのにちんこあるんだぜ!きもちわりいよな!!』
『お前が雄英?無理無理!諦めろって!お前がヒーローになっても誰もお前を認めねぇよ!』
絶対負けない!
無くなった上履き。いっぱい。無くなったノート。いっぱい。無くなった教科書!いっぱい!!破かれた衣類!いっぱい!!
私負けない!!
『カタツムリの個性!?可愛い〜……。』
おねーさんが可愛いって言ってくれたんだ!
いじめられても胸を張ったよ!私は強いんだって!
『そうだよ。みんなのヒーロー。かっこいいでしょ?』
おねーさんがかっこよかったから!お勉強もいっぱいしたよ!
『日巡璃ちゃんが今から勉強頑張って、運動頑張って雄英高校に合格したら私とまた会えるよ。』
おねーさんにまた会いたいから!成績もオール5!運動も勉強も頑張った!
あとは……
結果を出すだけ!!
試験日当日。
「……パパ。ママ。大丈夫。雄英着いたよ!」
『日巡璃〜……大丈夫だからね!絶対受かるよ!』
「もぉ〜心配しすぎだよ。おねーさんとの約束があるんだもん!絶対受かるから!」
『日巡璃……応援してるよ!頑張れ!!』
「うん!パパ。ママ。大好き!」
『日巡璃……!』『ひまちゃん……!!』
『『パパもママも大好きだよ!!』』
「えへへ……そろそろ切るね?ばいばーい。」
パパとママから買ってもらったスマホの電源を切る。
絶対受かるんだから。おねーさんと約束したもん!!
…………あれ?うずくまってる子が……
おねーさんなら声かけるよね!よし!
「大丈夫?」
「…………何よ。」
顔が見えない。膝を抱えてうずくまってる。
「……別にコケてなんかないわよ。」
「何も言ってないよ?」
「見てたんでしょ!!」
顔がやっとこっちを向く。可愛い〜!お目目がツンとしてて髪型ふわふわで……お人形さんみたい!
「えっ?……アンタカタツムリ?」
「そうだよ。槍田日巡璃って言うの。よろしくね?」
「……ふーん。…………私の名前は別にいいでしょ。ライバルだもん。」
「……そっかぁ。」
「シュンとすんな!私が悪いみたいでしょ!……カノーナス・ディミトリウ。……ギリシャ人のパパとママを持ってる日本生まれよ。」
「カノーテスちゃん?ディミトリウちゃん?どっち?」
「どっちでもいいでしょ!!もう!早く試験に行くわよ!」
「わかった!」
2人で歩き出す……が
「痛っ……」
カノーテスちゃんが痛がる。よく見ると膝から血が出てる。
「ちょっと待ってね?」
「え?」
絆創膏を取り出し、貼ってあげる。
「えへへ!これでいいね!」
「なっ!?なにこれ!頼んでないんだけど!」
「私のお節介だよ。受け取ってくれると嬉しいなぁ?」
「……どうしてもって言うなら受け取ってあげなくもないわ。」
「どうしても!」
「ふん!優しい私で良かったわね!」
「ありがとう!」
そのまま私達は歩き出す。
初めて雄英のお友達ができたかも!嬉しい!!
私の身長は2mあるからカノーテスちゃんと歩くと頭3つ分くらい差があるけど、カノーテスちゃんが可愛いからヨシ!
「デカイのよアンタ!」
そのまま試験会場に。
いっぱい人がいる……すごい!
言われた席に着くと……
「隣アンタなの!?」
「あっカノーテスちゃん!」
「……集中できるか微妙だわ。」
「がんばろーね!」
壇上には……あっ!
「おねーさん!」
小声だけど声が出た。
『こんにちは。ブラッドロータスです。』
おねーさん……1年くらい通話してないから……すごく寂しかったけど…………全然変わってない!
『今日は皆さんの試験監督……ということで。せっかく受験されるのですから……不正の無いように。力を出し切っていただければと思います。試験用紙は行き渡りましたかね?……それでは。試験開始。』
問題を解いていく。
出来ること全部してきた!力を出し切るんだ!
そのまま実技試験に。カノーテスちゃんとは離れちゃった。
種目はロボットを倒す。……うーむむむ。大変だぞ!
『レディ……Go!!』
先手必勝!!
「早ッ!?」
「置いてかれるぞ!!」
私の個性はカタツムリ!足が遅いって言われてるけど!人間の体もあるんだから走ればいい!いっぱい走ったから走るのは得意だよ!!
それに……
ズプ……
頭から槍を生やして、それを引き抜く。
「私!行きます!!」
槍でロボットを叩き切る。
「とお!!」
CRASH!
よし!まだ槍壊れてない!行けるよ!!
「おらおらおら〜!!!」
叩いて壊して突いて切って。
無我夢中。我武者羅にやった。
怪我してる子を見つけたら絆創膏をあげた。一緒に頑張ろ!
絶対に受かるんだ!がおおおおお!!
『finish!!』
「ハァ……ハァ……終わった……」
何ポイント稼いだか数えてないけど……いっぱい倒せた!頑張った……!
満足。できることはしたんだ!
帰り道。
「ねえ!」
後ろから声をかけられる。
「?……あっカノーテスちゃん!どうだった?」
カノーテスちゃんが仁王立ち。息が上がってるから走ってきてくれたのかな?
「ハァ……ハァ……どうだったのよ!」
「いっぱい倒せた!」
「そうじゃなくてポイントを聞いてるの!」
「覚えてない!」
「もう!……私は60pt。貴方には負けないから!!」
「60!?すごいね!私も負けてられないや!」
カノーテスちゃんはやっぱりすごい!!
「……ん!」
紙を出される。
「なにこれ?」
「私の連絡先!受かったら言いなさいよ!!」
「え!!いいの!?パパとママ以外の初めての連絡先だよ!!ありがとう!!」
「……え?……ん?……まぁいいわ!絶対に言うのよ!」
「わかったよ!いっぱいお話しようね!!」
「もう!わかったから!気をつけて帰るのよ!!」
「はーい!ばいばーい!」
「……ふん。…………ばいばい。」
カノーテスちゃんが手を振ってくれた!!やった!!
お友達の連絡先!嬉しい嬉しい!
今日はホテルに泊まって〜……明日帰る!えへへへ……今日はいっぱいいいことがあったなぁ!!
後日。
今日も散々いじめられて家に帰ってきた。
すると……リビングでママがガクブル状態。
「……どうしたの?」
「届いたのよ!!合否通知が……!!」
「雄英の!?みるみる!!」
封筒を受け取る。
そのまま封を切る。
「待って!ひまちゃん!私まだ心の準備が!!」
「ご開帳〜!」
するとホログラムが出てくる。
あっ!!おねーさん!!
『見てるかな?日巡璃ちゃん。元気?お姉さんだよ〜。』
「おねーさん!!」
「…………。」
ママの方が緊張してる。もう!
『手短にぱぱっと言っちゃうね!日巡璃ちゃん!筆記は文句なしの合格!実技は〜……合計85pt!トップで合格だね!首席合格だって!おめでとう!!』
首席……?おねーさんも首席って言ってたっけ?
「首席……!?すごいじゃいひまちゃん!!」
『日巡璃ちゃん!あの日からいっぱい頑張ったんだね!お姉さん見てたよ。雄英高校で待ってるね?おいで。ここが、あなたのヒーローアカデミアだよ!』
「………………わーーーーーい!!!雄英高校行くぞーー!!」
「ひまちゃあああああああん!!ママ嬉しいわああああああああ!!」
ママに抱きしめられる。私も嬉しい!!
すぐにカノーテスちゃんに連絡しなきゃ!
「受かったよ!カノーテスちゃん!!」
『やるじゃない!私も受かったわ!』
やった!一緒に行ける!!
「カノーテスちゃんも!?一緒に学校いこうね!」
『ふん!行ってあげなくもなくもないわ!』
「えへへ〜楽しみだねぇ?」
最近カノーテスちゃんと通話してるけど、ビデオ通話の方がいいって言われたからそうしてる。
確かに両手が空くし楽だね!いいこと教えてくれた!
最近部屋にいる時はだいたい通話してる。仲良しになってきた!嬉しい!!
一緒に勉強頑張ってる。カノーテスちゃんも頑張ってるんだから私も最後まで頑張るぞ!!
待ってて!!
雄英高校!!!