※この作品はR-18です。

きっと私のアカデミア   作:おいーも

208 / 280
【番外編】岩刄佳舞は恋人と

 

 

 

 

 

 

side岩刄佳舞

 

 

 

「佳舞ちゃーん。また明日ね!」

 

「ん!」

 

「おやすみなさい。」

 

 

「おう!またな!」

 

 

ガチャ……バタン

 

「…………。」

 

 

 

ベッドに身を投げる。

 

「〜〜〜〜!!!!!!」

 

 

 

ふおおおおおおお!!!!!

 

今日も日巡璃いい匂いしました!!大変いい匂いがしました!!ご馳走様です!!!(?)

 

 

ベタベタ身体にくっついてきてよぉ……この変態キモオタにあんなドスケベギャルは劇薬だろうがよぉ……本当にありがとうございます。ありがとうございますありがとうございます……

 

…………なんで本当に付き合えたんだ。私。

 

 

無意識に足をバタバタさせてたのか、少しの疲労感と布団がめちゃくちゃになってるのに気付く。

 

「…………はぁ。」

 

 

ベッドから降りて布団を直す。なんか憎田から生活力をどんどん叩き込まれてる気がする。

 

もう1回ベッドに身を投げる。

 

 

「…………。」

 

少し汗かいちゃったな……お風呂入ったのに。

 

お風呂……刺激が強すぎる。

 

 

「……むぅ。」

 

私女の子好きなわけじゃなかったのに。もっと言うと恋愛なんて私に全く関係ないと思ってたのに。

 

 

あの女は私の心をいとも簡単に解いて見せた。私ですら自覚がないほどに。

 

そういう個性か?絶対違う。私の個性が嘘をつくことはない。

 

 

…………そういえばまた胸が大きくなってたな。あとおしりも。どんどん……私好みに……っていうか私の好みが日巡璃に塗り替えられていく。

 

 

 

「……単純だなぁ……私。」

 

私なんて……

 

 

ぺたーん

 

「…………。」

 

 

なんか虚しくなってきた。肉付きも良くないし……骨しかない。

 

なんか最近は日巡璃達に寝かされることも相まって、クマは減ってきたけど……

 

 

顔を少しあげて、鏡に視線をやる。

 

髪の毛は……最近ツルツルになった。日巡璃達にお風呂入れられてるおかげ。ジト目で……クマがいっぱいあって……ギザ歯で……前髪が邪魔だからおでこ出してて……

 

 

こんな女の何処がいいの??

 

「…………それに……」

 

 

あの告白以来……キスすらしてない。私に魅力がないのかな。

 

キス……

 

 

「……」

 

日巡璃の唇……その後……我慢できずに……

 

 

「いやいやいや!!」

 

何を考えてるんだ私は!!まだ学生!!学生!!いやでもあいつらは襲ってるみたいな話してたな!?

 

 

「…………え?」

 

アレが……入るの???

 

 

私の個性で調べた中だと……

 

机に置いてある定規を手に取る。

 

 

「…………」

 

えっと……これくらい……

 

 

「はわわわわ…………!!」

 

デカ……!!絶対入らないよこんなの!?!?

 

入るわけないじゃん!コレを入れてるの!?どうやって!?人体の神秘だよこれ!!!

 

 

「…………。」

 

なんかムラムラしてきた。日巡璃が悪い。私の心をこんな乱してる日巡璃が悪い。

 

 

 

「…………。」

 

でも……

 

 

 

 

「日巡璃……キスしたいなぁ……」

 

ボソ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっと……佳舞ちゃん?」

 

「…………はぇ?」

 

 

ギギギと後ろを振り向く。

 

聞きなれた声。

 

 

「ひ……日巡璃………な……なんで……部屋に……」

 

「いや……佳舞ちゃんが……スマホ忘れてたから……」

 

「………………〜〜〜〜ッッッッ!!!」

 

 

…………死にたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめんね?ノックしっかりすればよかったね??」

 

「ぐすん……ぐすん……」

 

 

ぎゅ〜……

 

恥ずかしい……いい匂い……消えてなくなりたい……柔らかい……死にたい……

 

 

恥ずかしさと緊張で涙が止まらなくなってしまった私を、日巡璃は慰めてくれている。

 

日巡璃曰くノックはしたみたいなのだが……鍵をかけてなかった私が悪い。それはわかるんだけど……

 

 

聞かれた。聞かれてしまった。

 

私の欲望を。

 

 

それに今日の昼、日巡璃の部屋に居続けたこともあり、スマホを忘れていることに気が付かないほど浮かれてたのも恥ずかしい。

 

 

「……佳舞ちゃん?」

 

「……ぐすん……何。」

 

「私ね?佳舞ちゃんがそう思ってくれてたことすっごく嬉しいよ。」

 

「…………はぇ?」

 

 

日巡璃を見上げる。涙と鼻水でぐちゃぐちゃになってるけど、そんなのもう忘れてた。

 

日巡璃の顔は……少し赤くて。それでいて綺麗だった。

 

 

「私としては……佳舞ちゃんとすっごく早く付き合っちゃったからさ?もう少し時間をかけてお互いゆっくりでもいいかなって思ってたんだけど……」

 

だから……日巡璃……私に手を……

 

 

「私も……佳舞ちゃんとキスしたいな?」

 

「……日巡璃……」

 

 

日巡璃の顔が近付く。私はそれを…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おやすみ。佳舞ちゃん♪」

 

「……ん。」

 

 

バタン

 

部屋のドアが閉まる。

 

私……日巡璃と……日巡璃と……

 

 

柔らかかった……いっぱいしちゃった……もっともっとって。はしたなかったかな。

 

 

「…………ふふ。」

 

私の不安はどこへやら。日巡璃とのキスはそれだけで幸せだった。

 

しかも……

 

 

「…………。」

 

日巡璃のが私のお腹に当たってた。大きくて……固くて。それでいて熱かった。

 

あれって……私で興奮してくれてたんだよな……?

 

 

「……〜〜ッ!!」

 

私はその日眠れなかった。

 

 

目の下真っ黒になっちゃって、普通に日巡璃に心配された。良くない良くない。日巡璃には、少なくとも可愛いところを見せたい。

 

 

日巡璃の理性を溶かす。

 

私の今の小さい目標。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。