※この作品はR-18です。

きっと私のアカデミア   作:おいーも

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また冬休みに!

 

 

 

 

 

 

 

 

side槍田日巡璃

 

 

 

「……。」

 

「カノーテスおねーちゃん!飲み物何にします?」

 

「あ……えっとじゃあオレンジジュース貰える?」

 

「はーい♪」

 

 

パタパタパタ……

 

 

 

「ね……ねぇ日巡璃?昨日のこともあるし……通話だけじゃわからないこともあるかもって思って、心配になったから来てみたんだけど……」

 

「えへへ。可愛いよね!」

 

「……懐いてくれてる……の??どういう経緯よ……」

 

 

カナが、昨日と今日のちなちゃんの態度の変わりように困惑してるみたい。

 

まぁ……私でもそうなる。何も知らなかったら。

 

 

 

今日は一応ちなちゃんが帰る日なんだけど、カナが寮に遊びに来てくれた。休日もカナと会えるなんて……嬉しい限りだよ。

 

ちなみに天捻ちゃんは今愛ちゃんに説教されてます。当たり前だよ!!もうちょっとでバレるところだったし!!…………気持ちよかったけど。

 

 

天捻ちゃんなりに嫉妬してくれたのかなぁ?……それだとすごく嬉しい。

 

 

 

「はい!オレンジジュースです!」

 

「あ……ありがとう。」

 

 

 

一応今は寮の共有スペースにいるけど……よく来る皆がチラチラ見てくる。……知らない子だもんね!ごめんね!

 

 

「えーっと……本当に本当の天捻の妹なの??」

 

「はい!血は繋がってます!半分!」

 

「……全然見えないわ……天捻と喋り方全然違うし……見た目も……あんまり……あ。目は似てるわね?」

 

「!……んへへへ!ありがとうございます!!」

 

 

たしかに。天捻ちゃんの目は右にぐるぐるしてるけど……ちなちゃんの目は左にぐるぐるしてる。すっごく似てるよね!

 

 

「……なんかカノーテスおねーちゃんって大人っぽいですね!」

 

「!」

 

「いいなぁ!かっこいいなぁ!大人の女性って憧れちゃいます!」

 

「そ……そうかしら?」

 

「メイクも服もバッチリ決まってるじゃないですか!それって日巡璃おねーちゃんに会いに来たからってだけじゃないですよね?」

 

「……そうね。8割位日巡璃に綺麗なところ見せたいのはあるけれど、私がズボラに見せる事で、パパとママに恥をかかせる訳にはいかないもの。」

 

「かっくいい〜!!」

 

「そんなに言わないで。照れるわ。」

 

「うわ……顔赤くしても綺麗……日巡璃おねーちゃん……すっごい人射止めたね?」

 

「でしょ!カナは可愛いんだよ!」

 

「はい!」

 

「2人とも?そろそろやめてちょうだい。」

 

 

 

おぉ……カナの懐にも突撃してる……コレちなちゃんの才能なんじゃないの?

 

 

「…………私周りの子とはあんまり喋れないんですけど……なんか皆さんとは普通に喋れるんです!」

 

「そうなんだ!」

 

「はい!だから昨日も今日もすっごく楽しいです!」

 

「……あまり後悔はしないようにね。」

 

「はい!」

 

「ならいいわ。」

 

「……んふふ。」

 

「……何よ。」

 

「何でもないです!」

 

「……ふーん?……それよりも貴方はいいの?日巡璃は言ってしまえば4股してるのよ?しかも貴方の大事なお姉ちゃんと。」

 

 

グサ……

 

 

「うっ……」

 

「!……日巡璃!ごめんなさい。そういうつもりじゃないの!私たちちゃんと納得してるから……」

 

カナが私の手をぎゅっと握る。

 

 

「だ……大丈夫大丈夫!うん。大丈夫!」

 

「本当……?」

 

「うん!大丈夫!元気いっぱいだよ!」

 

「日巡璃……」

 

 

「え……と。私は大丈夫です。あまねぇが決めたことなので。それに、あまねぇが好きになった人ですもん。絶対いい人です。」

 

「そう。ならいいわ。」

 

 

…………4股……うん。そうだよね。私って優柔不断で、選べなくて。皆が折衷案を出してくれただけなんだよね。みんなのこと幸せにしたい。みんなのことが好き。

 

だけどこれってただのワガママでもあるんだよね。

 

私って……

 

 

「…………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「本当に申し訳ありませんでしたッ!!」」

 

「申し訳ありませんでした!」

 

 

天捻ちゃんのご両親が、ちなちゃんを回収しに来られたとのことでみんな集合。一応面会なのでB組担任にスナイプ先生と、オールマイト教頭先生が来てる。

 

 

どっちも綺麗な人だなぁ……天捻ちゃんが美人さんな訳だ。

 

 

「本当にこの娘は……おねーちゃんだけじゃなくて雄英高校にも迷惑をかけおって!!」

 

「だってあまねぇに会いたかったんだもん!!」

 

「それはそうだが!だとしてもだな!!」

 

天捻ちゃんが1歩前に出る。

 

 

「……パパ。ママ。もう……ちなからは謝って……もらってる。」

 

「いや……しかし……」

 

「ここは親としてきっちり言っておかないと……」

 

「ん。……それはそう……だけど、ちなの気持ちもわかる。それに……私たちは許してる。……先生達はどうかわかんないけど。」

 

 

天捻ちゃんが先生ふたりを見つめる……と、ふたりとも何も言わずに頷いてくれた。

 

 

「……先生も大丈夫って。」

 

「だったら……何も言えないな。」

 

「そうね。…………でも心配したのよ?ちなちゃん。」

 

「……ごめんなさい。」

 

「…………冬休みは……私も帰るから。……また会おうね。ちな。」

 

「!!……うん!!」

 

 

「パパ。ママ。……皆も一緒に帰っていい?」

 

「皆……そうか!いいぞ!私は大歓迎だ。」

 

「うふふ。天捻ちゃんもいっぱいお友達できたのね♪」

 

「え!また会えるの!やったやった!!」

 

「ん!……んふふ。」

 

天捻ちゃんがぴとっと私にくっついてきた。およ?どしたの??

 

 

「うわぁ〜……♪」

 

「あらあら……」

 

「??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで駅までお迎え。何かあったら大変だからね!

 

 

「この度は本当にありがとうございました。」

 

「助かりました。」

 

「いえ!ちなちゃんが無事でよかったです!」

 

「仲良くなれたしね。」

 

「えへへ!冬休み待ってるね!」

 

「うん。ちなちゃんも受験頑張ってね!」

 

 

まぁなんだかんだちなちゃんなら受かりそうな気がしてる。どこ受けるか聞いてないけど。

 

 

「あ!そうそうあまねぇ!」

 

「?」

 

「……私にも恋愛の秘訣!教えてね?」

 

「「!!??」」

 

「ん。わかった。」

 

「千音実!?天捻!?なんの事だ!?」

 

「うふふ。進んでるのね?」

 

「母さん!?何が……天捻!もしかして彼氏が……!!」

 

「ん。……電車きちゃうよ。」

 

「くっ……もしかして帰ってくるって……!!」

 

「はいはい。パパさん。早く行きますよ?」

 

「母さん!?待ってくれ!私はまだッ……!!」

 

「よーし!高校では恋人作るぞー!!」

 

「千音実!?!?」

 

 

天捻ちゃんのご両親とちなちゃんはそのまま駅のホームへ。

 

見えなくなるまで全力で手を振っておいた。また会おうね!千音実ちゃん!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……えと……これは??」

 

 

帰ってすぐ、天捻ちゃんとカナの個性で腕と足を縛られて固定されてしまった。……なんか猛烈に嫌な予感がする。

 

 

「当然じゃない。あの女……悪い子じゃないのはわかったけど……日巡璃に罪悪感植え付けて帰ったから、私たちは罪悪感を上塗りしておかないと。」

 

「ん。……ちなは……地雷を踏んで帰ったから。それだけ……良くない。」

 

「お嬢様。ぜひ御奉仕させて下さいませ?」

 

「あの!!100歩譲って私はいいんだけど!!佳舞ちゃんもいるんだけど!?!?」

 

そうなのである。今日は佳舞ちゃんもいる。

 

 

「……。」

 

ほら!!顔真っ赤にしてるし!!やっぱ佳舞ちゃんには早……

 

 

「……日巡璃。私じゃダメか……?」

 

「…………かわいい。」

 

くなかったかもしれません。

 

 

「大丈夫よ。佳舞。日巡璃私たちみたいな小さい子だったり、可愛い子大好きだから。貴方も受け入れてくれるわ?」

 

「そ……そうか?日巡璃……私を受け入れてくれるか?」

 

「……っ!!」

 

 

ブチ……

 

「え!?紐切れた!?」

 

「天捻!個性は!?」

 

「……ひまひまが……力で……」

 

 

思わず佳舞ちゃんを抱きしめる。

 

「!!……ひま……」

 

「佳舞ちゃん……私我慢できなくなっちゃったかも。」

 

「!…………えへへ……嬉しい。日巡璃。」

 

……うん。可愛い。

 

 

「皆も。いっぱいしよ?」

 

「……ふふ。ノリ気ね?」

 

「ひまひま……嬉しい……!」

 

「はぁぁあっ……お嬢様……!!」

 

 

 

とりあえずひとつ言えるのは、明日が休みで良かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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