※この作品はR-18です。

きっと私のアカデミア   作:おいーも

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チームアップミッション

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side槍田日巡璃

 

 

 

 

 

ガタンゴトン……ガタンゴトン……

 

 

 

「……えと……」

 

「何。」

 

「いえ!なんでもありません!」

 

 

……気まずい!!すっごく気まずい!!助けておねーさん!!!

 

 

 

 

おねーさんにチームアップミッションを誘われたあの日、生徒とヒーローがより実戦的な訓練、及びヒーロー活動をするための課外活動だと説明を受けた。

 

そんなの行くっきゃないでしょと二つ返事で了承。カナとか愛ちゃんも行けるみたい。……まぁ基本的にヒーロー側からオファーがないと行けないみたいだけど。そこはこれから実績を積んでいけばいいからね!

 

 

……で、今日は当日。雄英高校から私以外に2人来ることになってるみたいなんだけど…………

 

ひとりはなんとビッグ3の反甫 理対(たんぼ るつい)先輩。……なんだけど、なんかすっごくトゲトゲされてる。私何かしたかな!?!?

 

反甫先輩は顔が結構キツめ。つり目で口をへの字に閉じて…………うるさいのが嫌いとか言ってた気がする。怖いなぁ…………

 

 

そしてもう1人。

 

 

 

 

「…………。」

 

 

知らない人。いや反甫先輩がちょこっと話してたから反甫先輩の知ってる人?同級生の方?とりあえず言えることは私の先輩だってこと。

 

綺麗でまっすぐな赤い長髪と、黒いマスク……目は笑ってるけど超怖い!!

 

挨拶したけど……無言だったし!私何かしたかな!?

 

 

……チームアップミッション……大丈夫かなぁ……?

 

 

 

トントン

 

肩を叩かれた……知らない先輩に。

 

 

「あっ!すみません!うるさかったですか!?」

 

「……」

 

 

フルフルと首を振る先輩。……なんで喋らないの???

 

すると先輩がカバンからノートを取り出して何かを書き、それを見せてきた。

 

 

なになに……?『ごめんね。個性の影響で喋れないの。』?

 

 

 

 

「……え??」

 

サラサラ……

 

 

『私の個性は『声帯凝固』喋った言葉が全部空中で固まっちゃう。だから不用意には喋らないの。ごめんね?』

 

「……個性って……すごいなぁ……」

 

 

そんな個性もあるんだなぁ……

 

『挨拶が遅れちゃったね。私の名前は声嗣 良(こえつぐ つかさ)。雄英の2年生だよ。よろしくね。』

 

「はい!私槍田日巡璃です!雄英の1年B組です!よろしくお願いします!」

 

『うんうん。元気はいいことだよ。』

 

 

なんだ!結構フレンドリーな人だった!安心!

 

 

 

「うるさ。……黙ってて。」

 

「はい!」

 

静かにしなきゃ……

 

 

 

 

「……ふん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのまま電車を乗り継いで目的地へ。最寄り駅に着くと……

 

 

「おっすー。みんな元気?」

 

そうです。今回誘ってくれたのは流水おねーさんなので、おねーさんとチームアップミッションをやることに!

 

 

「ブラッドロータス先生。お疲れ様です。」

 

「おねーさん!来たよ!」

 

「っ!アンタ……!!」

 

「反甫さん。大丈夫よ。日巡璃ちゃんが小さい頃から知ってるから。」

 

「だったら……いいですけど……」

 

 

反甫先輩って……結構ルールに厳しい人なのかな?…………だったら雄英とは相性悪い気がするけど……?

 

 

「うんうん。みんな時間守ってくれて偉いね。よーし。じゃあほかのヒーローと合流してチームアップミッションやっていきましょうか。」

 

「「はい!」」『はい!』

 

 

ほかのヒーローとも合流する……!ワクワクと震えが止まらないよ!頑張るぞ!えいえいおーー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ふふ。」

 

「…………。」

 

 

 

助けてください。

 

 

 

「また会えるなんて……うふふ。」

 

「…………。」

 

 

助けてぇ……カナァ……愛ちゃーん……天捻ちゃーん……佳舞ちゃーん……

 

「皆喰。その辺にしとけ。」

 

「ふぎゃ…………残念。」

 

 

おねーさんに連れられて、1度コスチュームに着替えるために用意されたお部屋に入ったら……そこには土傑高校の人が……それも仮免試験であったふたり。陽炎 青葉(かげろう あおば)先輩と、食全 皆喰(くまた かいばみ)先輩。

 

 

部屋に入った瞬間食全先輩から熱烈なアプローチ(ハグ)を受けて動けなくなっていたところを陽炎先輩に助けてもらった。

 

 

「陽炎先輩……ありがとうございます。」

 

「いいっていいって。んでも……皆喰に気にいられちまったからなぁ……まぁ半分諦めてくれや。」

 

「ひぃん……」

 

「泣き顔もキュート……んふふふふ♪」

 

 

ちょっと怖いです……

 

「……アンタ…………何か変なフェロモンでも出してる?」

 

「心当たりはありません……」

 

 

反甫先輩からも変な事言われるし……どうしたらいいのさ……

 

 

「声嗣ってば恥ずかしがり屋なのに……もう仲良くなってるし。」

 

「え!?」

 

びっくりして声嗣先輩を見る。

 

 

着替えてるようで後ろ姿しか見えないが……プルプル震えてる。

 

「……要警戒ね。」

 

「なんでですかぁ!?」

 

 

反甫先輩との心の距離が開いた気がする……

 

 

「じゃぁ……このプリティーガールは貰ってもよきよき?」

 

後ろから食全先輩に抱きしめられる。

 

 

 

 

 

…………もう無理かもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ホンマおおきに!ファットガムやで〜!」

 

「「よろしくお願いします!」」

 

 

ヒーローファットガム!……えーとたしか!チャート上位で大阪で広く活躍してるヒーロー!……って愛ちゃんに教えてもらった!

 

 

「ファットガム。今日はよろしくお願いします。」

 

「流水ちゃん!ホンマよろしゅうな!飴ちゃんいる?」

 

「ふふ。もらいます。」

 

 

……ほんと流水おねーさんの交友関係意味わかんないんだよね。なんで知り合いなのかわかんない人まで仲良しだから……

 

 

 

「それじゃあ今回の仕事の説明や。まぁ簡単に言うと反社会組織の身柄を全員拘束するだけや。わかりやすいやろ!」

 

反社会組織……?なるほど。何やったんだろ?

 

「ファットガム。それでは不備が出ます。」

 

「ままま!ツカミやてツカミ。こっから本題や!」

 

「だったらいいです。」

 

 

……仲良しだなぁ?

 

「そんでな!学生の皆さんには今回ワイらと一緒に突撃してもらう。文字通り命懸けの作戦っちゅうわけやな。速度以上に正確さも大事な大変な仕事っちゅうわけや。」

 

 

 

「すみません。」

 

反甫先輩が手を挙げた。

 

 

「ええで。なんか気になる事あったか?」

 

「反社会組織の身柄の確保。わかりました。私達も突撃。わかりました。でもなぜ私たちに声がかかったのでしょうか。プロヒーローの仕事と同じ仕事をやれと言われましても我々はまだ学生です。」

 

 

「せやな!……それは発端者の流水ちゃんに話してもらおか?」

 

え?このチームアップおねーさん発端なの?

 

 

「はい。じゃあはっきり言いますね。あなた達が死なない限り、どれだけのミスをしようと大したものでは無いからです。」

 

「「「「!」」」」

 

 

「あなたたちのミス程度で私たちの仕事内容は変わりません。全員確保は当たり前。カンタンじゃない仕事を学生に任せるわけないでしょう。」

 

「ってことや!」

 

「なのであなた達の成長の場を用意したわけです。わかりましたか?」

 

 

「…………わかりました。」

 

傲慢。だけど事実。……実際私たちはまだ学生。実力はプロヒーローに遠く及ばない。だからこそこういう場を設けてくれるのは非常にありがたい。

 

 

簡単な仕事。私たちの失敗程度で揺るがない。

 

かっこいいなぁプロヒーロー!!

 

 

 

 

せっかくの機会だ!全力で学ばせて貰おう!

 

 

 

 

 

 

 

「…………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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