※この作品はR-18です。

きっと私のアカデミア   作:おいーも

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反甫先輩①

 

 

 

 

 

 

side槍田日巡璃

 

 

 

 

「えっと……」

 

「何よ!悪い!?」

 

「いえ!全然ッ!!」

 

「…………フン。」

 

 

一応こちらは全部片付いたので、一旦連絡があるまで待機。

 

 

「なんで……流水おねーさんのこと好きになったんですか?」

 

「きいいいいっ!!見せつけてるの!?私に!!」

 

「うわわ!?」

 

『ダメだよ槍田さん。彼女推しは神聖なものって思ってるからフレンドリーな呼び方されると発狂するんだから。』

 

「なにそれ!?」

 

 

オタク……難しい……怖い……

 

 

「はぁ……はぁ……で?なんで好きになったか……ですって?」

 

「はい。私も流水……ブラッドロータス先生大好きなので。」

 

「……同担拒否……」

 

「え?」

 

『同担拒否。自分と同じ人を好きな人が許せない人のことだよ。自分だけがこの人のいい所を知っていればいい。いわゆるわがままだよね。』

 

「ありがとうございます!声嗣先輩!」

 

 

ちょくちょく分からない単語が出てくる……

 

声嗣先輩がいないと困っちゃうよ。本当に助かります。

 

 

「…………え?でもブラッドロータス先生結婚してますよね?どうたんきょひ?ってのはそれはいいんですか?」

 

「血の花束ならそれごと推してるから問題ないわ。」

 

「あ……そう。」

 

 

そんなことキリッと言われても……

 

血の花束……普及してるんだね?

 

 

 

「それに私を生半可なオタクと一緒にしないで。ブラッドロータス先生のSNSは毎日欠かさず見てるしブラッドロータス先生の情報は少しでも暗記してるわ。」

 

「……オタクってこんな人ばっかりなんですか?」

 

『時とば。』

 

「そうですよね……」

 

 

『しかも反甫先輩同担拒否だから、ブラッドロータス先生のファンクラブにも入ってないんですよ。私だけが知ってればいいって。雄英高校に来たのもブラッドロータス先生がいるかららしいです。相当コアなファンだよね。』

 

「……。」

 

「何その顔。悪い?」

 

 

……めんどくさ。

 

……雄英高校に来た理由は一緒だけど……流水おねーさんのファンクラブって何?知らないんだけど。

 

 

「学校に来た理由が図らずとも一緒だなぁって……」

 

「……ふーん?なまじブラッドロータス先生の弟子をやってないわね。」

 

「知ってるんですか?」

 

「何度も聞いたわよ。ブラッドロータス先生から。将来有望な弟子がいるって。」

 

「え!ホントですか!?」

 

「本当よ。」

 

 

流水おねーさんからそんなこと言われてたなんて……いつも期待してくれてるけど、周りから聞くのはそれはそれで嬉しい。

 

 

 

 

 

「…………うらやまじい!!!!」

 

……まぁ先輩の反応はこうだよね……

 

 

「前世でどんな徳積んだら推しの弟子になるなんてできるの!?意味わかんない!!」

 

『この人…………ほんとに……』

 

「声嗣先輩大変なんですね。」

 

『毒島先輩の方が大変そうだよ。』

 

「あぁ……」

 

 

もしかしてこれの相手させられてるのかな。可哀想。

 

 

「……ぐぎぐぎぎぎぎ……」

 

あぁ……そんなハンカチ噛んだらちぎれちゃう……

 

 

『反甫先輩。』

 

「……何よ。」

 

『槍田さんなら反甫先輩が知らない情報知ってるかもしれないですよ!?』

 

「!!!!!!!!」

 

 

急に顔がこっち向いた。怖!?

 

 

「槍田。」

 

「は……はい。」

 

ガシッと肩を掴まれる。痛くは無いけど……

 

 

「私達は仲良しよね?」

 

「……え?」

 

 

あの……

 

 

「私達。仲良し。よね?」

 

「え……えと……」

 

 

圧が……

 

 

 

 

「仲良し。よね??」

 

 

 

 

 

 

 

「…………ハイ。」

 

押しに負けたぁ…………

 

「だったらブラッドロータス先生の個人情報教えて?」

 

『反甫先輩。脅迫ですよ。』

 

「個人情報って……大枠すぎません?言っちゃダメな情報はあげれないですよ……」

 

 

「誕生日は?」

 

「4/8。」

 

 

「好きな物。」

 

「被身子おねーさん。」

 

 

「嫌いなもの。」

 

「オールマイト。ヒーローのコンテンツ化。」

 

 

「スリーサイズ上から。」

 

「61、59、83。」

 

 

「足のサイズ。」

 

「20cmジャスト。」

 

 

 

 

「…………へぇ。本当よね?」

 

「ホントだよ。1週間目くらいに被身子おねーさんに教えてもらったし。」

 

「確かなスジのようね。」

 

「……あっ。」

 

反射で全部答えちゃった……ま……まぁ大丈夫かな?

 

何かあったら……素直に怒られよう。

 

 

 

『……オタクの会合。』

 

私もオタク判定貰っちゃった……ちょっと不名誉です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おっしゃ!みんなおおきに!無事に終わったみたいで何よりやで!」

 

……というわけで何事もなくチームアップミッションは終わった。……何事もなくです。何も無かったです。

 

 

「ふふ。まぁこれで何かしら掴んでくれると嬉しいわ。」

 

「「「はい!」」」

 

……よく聞くと流水おねーさんの返事、反甫先輩だけ少し声おっきいんだよね。好きすぎるでしょ。

 

 

「じゃあこれで一旦解散やが……流水ちゃん。来年流水ちゃんとこの事務所でチームアップできるか?」

 

「……チッ。」

 

 

……もうこの人のことはいいや。あれだけ怖く見えたけど今はただ単に変な人って認識しかない。

 

多分今回は流水ちゃんって言ってるのが気に食わないんだろうなぁ……

 

 

「どうしました?来年はまだ予定は決まってませんが……」

 

「また後でちゃんと連絡するさかい、一応頭に入れといてれると嬉しいわ!」

 

「わかりました。それではまた後日。」

 

 

とりあえず一旦現地解散ってことで、雄英高校組は早々と帰ることに。

 

食全先輩に連絡先聞かれたから教えておいた。教えないと何されるかわかんなかったし……

 

教えてもまずいのでは??……まぁいいか。なんとかなるでしょう。

 

 

 

ちなみに電車内では反甫先輩に質問攻めされました。助けて流水おねーさん……

 

そういえば今回のチームアップ含め、流水おねーさんの戦ってるところを見たのは初めてだったらしく、少し興奮してた。

 

聞けば推しが尊すぎて近寄れなかったんだと。……意味わかんない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのまま1度雄英高校に着くと……

 

 

「おっす。お前ら。大丈夫だったか?」

 

なんと毒島先輩が出迎えてくれた。

 

 

「ぶーちゃん!」

 

「!?」

 

その姿を見た反甫先輩が一目散に毒島先輩に飛びかかった。

 

それを難なく受け止める毒島先輩。

 

 

「反甫……お前槍田と仲良くなったんだな。」

 

「んーん。ぶーちゃんだけ居ればいい。」

 

……おや?

 

 

「……おふたりはそういう仲なんですか?初顔合わせの時はそんな感じしなかったですけど……」

 

「いや?付き合ってねぇよ。」

 

「あ……そうなんですか?」

 

「……まぁ……責任とらねぇといけねぇとは思ってるけどな。」

 

「……???」

 

「……反甫。昔のこと喋っていいか?」

 

「いーよ。ぶーちゃんが望むなら。」

 

 

毒島先輩は困ったようにポリポリと頭をかいてから、淡々と語り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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