side槍田日巡璃
カナがお家に帰ってからひと段落着いたので……
「誕生日パーティ楽しかったァ……」
「ん……そう……だね。……そいつが……居なかったら。」
「……」
「……もー……ふたりとも不貞腐れないの。なーんで壊理ちゃんと通話してるとムスッとするかなぁ??」
そう。今日は久しぶりに壊理ちゃんと通話中(壊理ちゃんは只今離席中)なんだけど……まだ私の彼女たちは壊理ちゃんのことが苦手みたい。
「……ん〜……ここは……えと……えと……」
佳舞ちゃんは興味無さそうに私のベッドの上でノートを広げてます。……私のベッドの上落ち着くのかな?ならいいんだけど。
『パタパタ……』
「あ!」
「「……」」
もー…………
壊理ちゃんが帰ってくる前に……
愛ちゃんのほっぺにちゅ〜♡
「!?」
天捻ちゃんにもちゅ♡
「……!」
「これで我慢してくれる?」
「……はい。」「……ん……♪」
ふたりとも目に見えて機嫌が良くなってる……ちょろ……
「……」
佳舞ちゃんはイヤホンつけて自分の世界。……なんか負けた気分がするから佳舞ちゃんのほっぺにもキス。
「へぁ!?!?」
「にしし♪」
真っ赤になって飛び上がった佳舞ちゃんを尻目に、壊理ちゃんとの通話にもどる。イヤホンつけて…………
『お待たせ〜。待った??』
「ううん!大丈夫大丈夫!洸汰くん大丈夫だった??」
『うん。ちょっとだけ甘えたかったみたい♪ホント可愛い……♡』
「あはは!お互い幸せ者だねぇ?」
『うん!!』
こうやって壊理ちゃんとは時々自分の恋人の話で盛り上がってる。壊理ちゃんは先生です。私に色んなこと(意味深)教えてくれる。
『そういえばさぁ……聞いてよ〜。最近告白されちゃってさぁ……』
「え!?壊理ちゃんだって彼氏いるって公言してるよね!?」
『うん。ほとんど面識ない先輩なんだけど……軽音部のライブに来てくれてから好きになったって。マジで有り得ない。』
「……壊理ちゃん可愛いからねぇ。」
『ありがと♪……でも私の可愛さ知ってるのは洸汰だけで良いから♪……あとひまちゃん!』
「なんか取ってつけた感じだねぇ!?」
『あはははは!そんなことないよぉ??』
「えぇ〜?怪しい〜!」
『ごめんごめん!……それで?ひまちゃんのところはどうなの?』
「んーとね!今日誕生日パーティしたんだ!彼女の!」
『へぇ!絶対楽しいじゃん!』
「ふっふっふ……楽しかった♪」
『幸せ者め〜このこの〜!』
「あとは彼女の妹ちゃんたちと仲良くなったよ!」
『そうなんだ?』
「うん!雄英高校志望だから多分洸汰くんと同じ学年になるよ!」
『……へぇ?』
「一応言っとくと多分有り得ないからね?」
『それはそれで……』
「めんどくさ。」
『いいじゃーん!!!洸汰は魅力的すぎるんだよぉ〜……』
「それ彼女フィルター入ってるからね?」
『……そうだけどさ……』
まぁ……言わんとしてることはわかる。非常に。
「……まぁ…………自分のパートナーが世界一可愛いのはわかる。」
「「「!!!!」」」
ガタッ
反応すんな!!
『うん。世界一かっこいい。』
「……どんどん写真フォルダが増えていく…………一年前くらいの壊理ちゃんの気持ち……分かるよ……」
『うん。パソコンに移さないとやっていけない。』
「……はぁ……嬉しい悲鳴だね。」
『そういえばさ!誕プレ何あげたの??』
「リボンあげた!私が刺繍したんだけど……すっごく喜んでくれた!」
『刺繍……ひまちゃん裁縫得意だもんね!』
「えへへ……少しだけ期間空いちゃったけど……腕は衰えてないね!」
『私ね〜?リボンって言われた時一瞬だけひまちゃんの事だから、もっと別のあげてるかと思った。』
「別の?」
『裸になって身体にリボン巻いて、私がプレゼント♡……とか!』
……え??
………………え???
「はぇぁ!?痴女過ぎない!?」
「「!」」
ガタタ
痴女って言葉に反応すんな!!
『えぇ〜絶対喜んでくれると思うけどなぁ?』
「喜んではくれるだろうけど……私の身が持たない可能性がある。」
『それはそれで♪』
「なにがさ。」
てかそんなことやって襲ってこない彼女いないんじゃないかな。……佳舞ちゃんくらい?むしろ佳舞ちゃんにリボン巻きたい。
『ひまちゃんの身体すごいから……みんなをメロメロにしちゃいなよ♪』
「……う……」
……ちょっとだけ興味がある。ほんのちょっとだけだよ!?
『あっれぇ〜?興味ある感じだね?』
「絶対しない!!!!」
『ふ〜ん?そういうことにしとこうね〜?』
「もう!壊理ちゃんのバカ!!」
恥ずかし!!壊理ちゃんも私の心が読めるの!?
『ひまちゃんわかりやすいからねぇ〜♪』
「うー……」
『そうそう!ひまちゃん!また勉強教えてよ!』
「勉強?いいよ!」
『冬休みいつまで?』
「7!」
『じゃあさ!ウチ来ない?』
「え!壊理ちゃんの家!?行く行く!!」
「「!!!??」」
なんか後ろですっごい反応された気がするけど一旦無視!
「いつにする?」
『6はどう?ちょうど休み明けにテストあるから頑張りたいんだ!』
「うん!いいよ!じゃあ壊理ちゃんの家いくね!!えーっと……ろくろく……」
カレンダーに予定を書く。新しいカレンダー買わないとなぁ……
「「……」」
『ひまちゃん!勉強したあとショッピング行こうよ!映画見よ映画!』
「いいよ!すっごく楽しくなりそう!!」
『んふふ〜♪楽しみ楽しみ!』
「えへへ!何時集合にする!?」
『えーっとね……』
「「……」」
「よーし!じゃあそういうことで!ばいばーい!」
『うん!また6日ね?』
ピッ……
ふぅ……また楽しみできちゃった♪
壊理ちゃんと遊ぶの久しぶりだなぁ!!
「お嬢様?」
「?」
呼ばれたので振り返ると……
リボンを持ってる天捻ちゃんと愛ちゃん。
「あ!それ……余ったリボン…………」
「お嬢様。あんな女と楽しそうに……」
「ん。私たちを……嫉妬させて……楽しいの。」
ジリジリと近寄ってくるふたり。
「え!?そんなつもりじゃ…………」
「「問答無用。」です。」
「うわあああああっ!?!?」
スポポン
「うぅ……こんなのってないよ……」
「お嬢様♡大変お綺麗です♡」
「ひまひま……すっごくえっちだよ♡」
身ぐるみ剥がされてリボンでぐるぐる巻きにされた。ちゃんとギリギリ見えない感じになってるのが、こだわっててなんかやだ。
「……」
佳舞ちゃんにもガン見されてるし……佳舞ちゃんは我関せずじゃなかったの??
「……満足した?」
「全然?」
「お嬢様。楽しみはこれからですよ?」
「……だよねぇ……」
この後何があったかはご想像にお任せします。
……私ってちゃんと女の子だったんだなって。