※この作品はR-18です。

きっと私のアカデミア   作:おいーも

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体育祭まで……

 

 

 

 

 

side槍田日巡璃

 

 

「よーし!今日も頑張ろー!」

 

「おー!」

 

「おー…………これ私もやった方がいいですか?お嬢様。」

 

 

今日は天捻ちゃんの訓練の日……というか、とある人にお願いして天捻ちゃんに訓練をつけてもらってるんだよね!

 

 

「……みんな揃ってるわね?」

 

その人とは……

 

「おねーさん!よろしくお願いします!」

 

「お願いします!」

 

「よろしくお願いいたします。」

 

「うんうん。みんな元気でいいね。」

 

 

流水おねーさん!天捻ちゃんの事で相談したら稽古つけてくれるって話になった。

 

最近天捻ちゃんは放課後に頑張ってるみたい。

 

 

「今日は2人もやるのね?」

 

「うん!もっと強くなりたい!体育祭も近いし!」

 

「私はお嬢様が向かう場所にいつでも馳せ参じる所存です。」

 

 

愛ちゃんは今日が初参加。一緒に頑張ろうね!

 

「そっか。じゃあ……はじめちゃうね。」

 

おねーさんの訓練はわかりやすい。

 

 

まずは走り込み。

 

基礎体力をつけなきゃいけないからね!

 

「ゆっくりでいいよ〜。長〜く走ることが大事だからね。身体をまずは動かせる状態にしようね〜。」

 

「「はい!」」「…………。」

 

愛ちゃん……なんか乗り気じゃない?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……はい終わり。」

 

「はー……はー……大変。」

 

「ふぅっ!いい汗かいた!」

 

いっぱい走ったね!気持ちがいいよ!

 

 

「ふー…………お嬢様。」

 

愛ちゃんに話しかけられる。

 

「どうしたの?」

 

「……毎回……こんなに走るんですか?」

 

「……30分くらいじゃない?」

 

「…………。」

 

 

黙っちゃった……あれ??

 

「それじゃ今から柔軟ね。ちゃんと伸ばすこと。身体壊しちゃうからね。」

 

「「はい!」」「……はい。」

 

 

柔軟大好き。いっぱい伸びてるからね!……私個性の影響で身体が柔らかいから、柔軟やってる意味ないかもだけど。

 

天捻ちゃんはちゃんと走れるようになってるね!すごい!

 

柔軟も上手になってる。……おねーさんってやっぱりすごい!教え方上手いなぁ……

 

…………カナともやりたいなぁ。

 

 

「…………。」

 

愛ちゃん柔らかいねぇ?……本当になんでもできるんだ。かっこいいなぁ。

 

「…………お嬢様。そんなに見られると……少し恥ずかしいです。」

 

「ごっ……ごめんね!?」

 

「……いえ。もっと見ていただいてもいいんですよ?」

 

「なんでさ!」

 

急に攻め攻め愛ちゃんにならないでよ!

 

 

「喋るのはいいけどちゃんと身体伸ばしてね〜?」

 

「はーい!」「はい。」

 

注意されちゃった。真面目にやらないと……。

 

 

 

次は天捻ちゃんがおねーさんと組み手。

 

 

天捻ちゃんが頑張っておねーさんと戦ってる。頑張れ!天捻ちゃん!

 

「うん。悪くないけど……ここだね?」

 

「わっ……!?……いっ…………」

 

 

おねーさんに足を引っ掛けられて天捻ちゃんが転ぶ。

 

「足元がお留守だよ。もう少しだけ意識を攻撃以外に向けようか。」

 

「……はい!」

 

 

天捻ちゃんが起き上がり、また組み手が始まる。

 

組み手中は個性禁止。

 

天捻ちゃんは個性に頼った防御をしてたから、おねーさんに個性の上からボコボコにされたって言ってた。

 

おねーさん怖い。

 

 

天捻ちゃんの個性は湾曲。ありとあらゆる全てを捻じれさせることが出来る。ただし、目で見える範囲に限る上、許容量を超えると頭から血が出る。

 

捻じったものが生物だった場合、ダメージはなく普通に動けるが、捻じれている為、思った方向に攻撃が出せなかったり、思った方向に進めなかったりする。

 

 

だから個性でロボットを壊せなくて、雄英の入試に落ちちゃったらしい。

 

……すごい個性だと思うけどなぁ??

 

これを聞いたおねーさんも少し思うことがあったようで

 

 

『やっぱ雄英の入試はダメね。今度教頭と校長に掛け合ってみようかしら。』

 

 

って言ってたのを覚えてる。

 

 

「……お嬢様。」

 

「なーに?」

 

ちなみに私達は今見学中です。

 

 

「……彼女……ブラッドロータス先生は……何をされてる方なんですか?」

 

「……というと?」

 

 

「動きがビルボードチャート100位に入ってない人に思えないのです。……まるで私達が学ぶ技術のような……要するに対人戦闘技術とよく似た動きをされてるので……。」

 

おー……愛ちゃん鋭いね!

 

 

「すごいね。愛ちゃん。おねーさんは公安直属のヒーローで、いろーーーーんな仕事してるって言ってたよ。どんな仕事してるかは知らないけど。」

 

「……色んな仕事……ですか。」

 

 

「それに〜……デク先生の師匠なんだって。」

 

 

「……え?……今なんと……?」

 

あれ?聞こえなかったかな??

 

 

「おねーさんはヒーローデクの師匠!かっこいいよね!」

 

「……聞き間違いじゃないのですね…………あの英雄の師匠とは…………。」

 

 

「それだけじゃなくて、大・爆・殺・神・ダイナマイトとか、ショートとかの師匠でもあるって。おねーさんが言ってたよ。」

 

「……えっ……えっえっ??」

 

結婚式の時、おねーさんに挨拶しに行ったらちょうど3人が居て、おねーさんに紹介してもらったのを覚えてる。

 

愛弟子って言ってたな……3人とも嬉しそうだった。

 

 

「…………予想以上に予想以上でした。……少しあの御方を見くびっていたのかもしれません。」

 

「そうなの??おねーさんはすごい人だよ!」

 

「……そうみたいですね。……私の目もまだまだ未熟……と言った所でしょうか。」

 

 

「……きゅ〜……」

 

「中曲瀬ちゃん。よくやったわね。うんうん。凄く動きが良くなったわ!」

 

天捻ちゃんが倒れてる。……おねーさんは息一つ上がってない。

 

 

「……恐ろしい人ですね。」

 

わかる。

 

 

「じゃあ次…………組み手やる?」

 

「えっ!いいのぉ!!」

 

「日巡璃ちゃんは組み手じゃだめ。ちゃんとした教室借りないと。」

 

「ぶーぶー!!」

 

 

「……それではひとつ……お願いいたします。」

 

愛ちゃんがやる気だ!

 

「うん。よろしくね!」

 

「お嬢様。ひとつお伺いしてもよろしいですか?」

 

「いいよ。何?」

 

「お嬢様はあの御方に1度でも勝てましたか?」

 

「ぜーんぜん?1回も勝てたことない!」

 

「…………ふーっ。…………わかりました。ありがとうございます。」

 

愛ちゃんの顔つきが変わる。

 

愛ちゃんがおねーさんに向かっていく。すれ違うように天捻ちゃんは、フラフラしながらこっちに来て……

 

私の腰に抱きついてフィニッシュ。疲れてそうだったのでそのまま膝枕してあげてる。

 

タオルで天捻ちゃんの汗を拭いてあげる。

 

 

「ふひー……先生……強すぎる…………」

 

「でしょ?おねーさんかっこいいよね!」

 

 

おー……愛ちゃんいい勝負してる……でも……

 

「……結構いい動きするね!おねーさん少しだけ本気出しちゃおっかな!」

 

「……まだギアが上がるんですか!」

 

愛ちゃんは既にいっぱいいっぱいみたいだけど……

 

 

「…………あいあいはすごい。私あんなの持たない。」

 

「凄いよねぇ〜。愛ちゃんかっこいいよね。尊敬しちゃうよ。」

 

 

なんだかんだ致命傷は避けてるみたいだし……今のメイドさんって戦うことも嗜みなのかな……?物騒だね?

 

「…………うん。まずは目指せあいあい……だね。」

 

お……天捻ちゃんが燃えてる。

 

「頑張って!応援してる。」

 

「……ひまひまの応援…………いっぱい頑張れる。」

 

あっ……愛ちゃんぶん投げられた。

 

 

 

 

 

 

 

「「「ありがとうございました!」」」

 

「お疲れ様。しっかり休んでね?」

 

私以外の2人はボロボロになってる。

 

ヨタヨタ歩きで危なっかしい。

 

 

「……2人とも運ぼうか?」

 

「いいの?……ん。」

 

天捻ちゃんを抱き上げる。太ももの下に手を回す。

 

……軽〜い。ちゃんと食べてる?

 

「お嬢様の手を煩わせる訳には……。」

 

「嫌だった?」

 

少しだけ目を潤ませる。

 

「決して嫌ではありません。ぜひ運んでくださいませ。」

 

「えへへ。引っかかったね!」

 

愛ちゃんは私の涙目に弱いんだよね。

 

「!…………もう!お嬢様ったら!」

 

愛ちゃんも片手で抱き上げる。

 

 

……2人とも…………

 

「軽くない?ちゃんとごはん食べて?」

 

「そんなことない。……ひまひまが怪力なだけ。」

 

「お嬢様……素敵です。」

 

「そっかなぁ?まぁいいや。お風呂行こ。お風呂。」

 

「うん。……身体ドロドロ。」

 

「……こんなに地面に叩きつけられたのは、始めた頃の実家の訓練以来です。」

 

 

2人ともボロボロだもんね。頑張った頑張った!

 

「……2人ともかっこよかったよ?」

 

「……ひまひま……ありがと。」

 

「お嬢様……私……感無量です……!」

 

 

今日は2人の体を洗ってあげた。

 

ん〜…………私お世話するの好きかも。

 

 

安毛ちゃんが言ってたB組のオカン発言も……あながち間違ってないのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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