side槍田日巡璃
「それでな!従兄弟と〜……」
「僕福袋買ったんだよね!」
「僕は旅行してサ!」
みんな良い冬休みを過ごせたみたいだね!
「スーッ…………」
私の膝の上には……私の胸に顔を埋めるカナ。……何してるの??
「……。」
「カノーテス様。お恥ずかしいですよ。」
「……うるさいわね。今日巡璃を摂取してるんだからほっときなさい。」
「……はぁ。」
「……私って何かしらの栄養素なの??」
「はい。」
愛ちゃんには聞いてないんだけど……愛ちゃんも栄養素って認識なんだ??
まぁいいや。とりあえず……
「みんなー!冬休みの宿題集めるよー!!」
新学期委員長の初仕事はこれだよね!!
ちなみに彼女たちは何も言わずに出してました。早い。
最初に来てくれたのはイケメン三人衆。
「槍田サン!冬休みはなにしてたのかい?」
「弾野原くん。久しぶり!んーとね、彼女の家にお泊まりしてたよ!」
「ハハッ!最高じゃないか!楽しめたようで何よりサ!」
「そっちは何してたの?」
「自分たちは能面サンの舞台見に行ってたッス!すごくかっこよかったんスよ!!」
「舞台!?すごいじゃん!!」
「……あー……まぁそんなでけぇ舞台じゃねぇよ。」
ポリポリと頬をかく能面くん。
「何を言うのサ!おじいさんに稽古をつけてもらってたんだろう?」
「胸張って欲しいッス!静かな場所じゃなかったら大歓声だったッスよ!!」
「…………」
能面くんが自分の顔を抑える。
「照れてるネ。」「照れてるッス。」「照れてるよね?」
「うるへぇ!!」
「委員長。久しぶり。」
次は……あれ??
「あれ!?今日は荒天ちゃんの方なんだ??」
「んふふ。私も皆に挨拶したくて♪またすぐ天気に変わるわ?」
……可愛いな??
「いいんちょんちょんちょーん!」「いえいいえーい!」
「美右ちゃん!左久ちゃん!やっほやっほ!」
ハイタッチは欠かさずに。今日は別れてるんだね??
「宿題どうだった?」
「荒天てんに教えてもらった〜♪」「分かりやすかった〜♪」
「え!?荒天ちゃんは勉強できるの!?」
「うふふ。基本的に全部天気にやらせてるけどね?天気の為にならないから。……きちんと教えてはいるわよ?」
「びっくりしたぞ。天気が冬休みの宿題終わったって言ってたから……」
「通くん。あまり天気を舐めない方がいいわよ?」
ススッと天眼くんに近寄る荒天ちゃん。
「……?」
「わ……わかった。すまない。」
「怒ってるわけじゃないの。んふふ……久しぶりに会ったんだからもう少し砕けてくれても良いのよ?」
「ぜ…………善処する!!」
おやや??
「ははは!青春だな!委員長!手伝おう!!」
「ありがとう日河原くん!まぁでもどうせ彼女がくっついてくるしそっちに手伝ってもらうかなって!」
「うむ!あいわかった!何かあれば言ってくれ!」
「日河原くんは冬休み何してたの?」
「俺は登山に行ってた!天眼も一緒だ!」
「登山……!?大変じゃないの!?」
「低い山だから大丈夫だ!いい運動になった!!」
「そっか!よかったねぇ!」
「ああ!委員長も行ってみるといい!」
「うーん!寒すぎると死んじゃうし遠慮しとこうかな??」
「む!だったらしょうがないな!ははは!」
なんか日河原くんキャラ変わった?元々がこんな感じなのかな?よく笑うようになったというかなんというか……
天眼くんたちのグループが余程居心地がいいのかも。
「無頭くんやっほやっほ!」
「おう委員長。宿題はここでいいか?」
「いいよ〜!ありがとね?」
無頭くんは今日も1人。あんまり他の人とつるまないよねぇ?
「冬休み何してたの?」
「バイト。短期間だけどね。」
「へぇ!バイトしてたの?何の??」
「スーパー。行ったら香曽我部居てびっくりした。」
「ええ!?そんなことある!?」
「暇つぶしだったんだけどさ……その後冬休みの予定全部香曽我部んとこと一緒に回ったよ。メッッチャ疲れたわ。」
「楽しかった?」
「…………悪い気分じゃねぇかな!」
ニッと笑う無頭くん。いいねぇいいねぇ!仲良しはいいことだよ!
「オイ清美!置いてくなよ。あのステーキハウス美味かったな。また行こうぜ!」
「酷いっすよ清美殿!一緒に映画見にいった仲でありますよ!?」
「そうだぞ〜……一緒にスケートも行ったぞ〜……」
「……」
「めっちゃ楽しんでるじゃん。」
「言わんでくれ。委員長。」
「おいっす〜。槍田久しぶり〜。」
「槍田は人気やな!ええことやわ!」
「今日もいい筋肉だね!!」
「久しぶり〜!元気してた?」
次は小廻くん。流鏑馬くん。光くんの3人。
「僕をスルーするなんて!?ありえない!!」ピカッ!
眩し……
「みんなは何してたの?」
「流鏑馬が実家に帰ってて一緒にすることはあんまなかったよ。」
「そうなんだ?」
「ゲームくらいかな?」
まぁいつもしてるしね。
「僕は毎日筋トレさ!欠かすことはできないッ!!」
「僕はそんなに……」
「なにいってんねや嵐太!お前インターン行っとったんやろ?」
「え!?何処何処!?」
「え……と……ギャングオルカの所。」
ギャングオルカ……ギャングオルカ……あ!!
「え!!あの可愛い人!?」
四穢異傑の作戦会議の時居た人だよね!
「「???」」
「かわ……!?……はよくわかんないけどその人だと思う。」
「なんでギャングオルカの所なの?」
「指名があったのと……単純に水族館が好きだからってのも大きい。」
「指名……すごいね!!」
「小さくできる個性が水族館だと何かと便利だからね。そういうのもあってインターンに呼ばれたんだと思う。」
そっか。プールの移動とかあるのかな?
「どうだった?」
「………………楽しかった!それに滅茶苦茶勉強になった。やっぱり現場は違うよ。」
「だよねぇ!」
どんどんみんなが強くなってる!!私も負けてられないぞ!
「槍田……おすおす。」
最後は髑髏ちゃん。引子ちゃん。憂世ちゃんの3人。
「髑髏ちゃん!冬休みどうだった?」
「寝てた。」
「そう……」
寝正月もいいよね!
「うふふ。骸骰はんもインターンいってたんやろ?」
「…………」
「そうなの??」
「……黙秘権。」
「なんでぇ!?」
「骸骰恥ずかしいんだよ。槍田に勝つぞ〜って息巻いてたから。」
「えぇ!そうなの!?」
「……離。」
「うふふ〜♪すっごく頑張っておられましたわ♪たっくさん応援しちゃったわ〜♪」
「圖書……!!」
髑髏ちゃんがふたりを追っかけ始めた。
「きゃぁ〜♪鬼さんこちら♪」
「あはは!そんなに隠す事ないだろ!!」
「むーーー!!!!」
仲良しでいいことです!宿題は出して欲しいな!?
全員しっかり宿題終わってました!完璧だね!!
あとはこれ持っていくだけ……
「およ?」
「あら。」
職員室で神奈月ちゃんとばったり。
「……今回はA組の方が早かったみたいね?」
「……あ!」
「ふふふ♪」
「くぅ〜……次は負けないよ!」
「…………お前らなんの勝負してるんだ。」