昨日は急遽丸1日お休みして申し訳ありません。
side槍田日巡璃
今日のインターンの後、電車で帰ってる時に紅姫ちゃん達に出会った。
「くぅ〜!!今日もかっこよかったっス!!」
「えぇ〜?見てたの?ありがと!」
「写真撮りました!」
「え!?」
紅姫ちゃんの隣に座ってる愛芽茘ちゃんが一言。
「コイツいつも日巡璃さん探してるんすよ。」
「ばっ!?」
「ファンっすもんね〜?」
「アイドルの追っかけみたいになってるっす。」
「姐さん生き生きしてますもんね〜。」
顔が急にボッと赤くなる紅姫ちゃん。
「やめろやめろ!しょうがねぇだろ!こんな夢中になっちまったの初めてなんだよ!!」
「えへへ!ありがとね!!」
紅姫ちゃんの頭をぽんぽん。なんか不思議な感覚で……ハマりそう。
「日巡璃さん。あんまり紅のこと甘やかさないでくださいね?調子乗るんで。」
「調子なんて乗ってなんぼだろ!ね!姐さん!」
「乗りすぎは良くないよね。」
「そんなぁ……」
「「「あはははは!」」」
今日はなんか電車内がガラガラ。珍しい。あんまり大きな声で話すのは良くないんだけど、まぁこれくらいなら許される………………よね??
駅に停車。あんまり人入ってこないなぁ?今日は平日なんだけど……あ!!
「愛ちゃん!!」
見知った顔を見かけたので席を立ち上がる。
「お嬢様!インターンお疲れ様です。」
本の数秒前まで真顔だったのに、私を見つけるとパァっと笑顔になる愛ちゃん……可愛いねぇ。
「姐さん。誰っすか?」
「私のクラスメイト!んで……彼女!」
「「「えぇ!?!?」」」
「お嬢様……?こちらの方は……例の?」
「うん!」
愛ちゃん達には予め話しておいた。助けた子が居るって。なんか懐かれたって。
「姐さんの彼女さん!!初めまして!自分!真戸原紅姫って言います!姐さんに助けられて舎て……後輩やってます!」
「「「ぶっっ!!」」」
「後輩……やってます??」
「あはは……」
後輩がなんか変な肩書きになっちゃってる……
「なるほど。真戸原さんと喜地さんと惇生(あつき)さんと山吹(やばぶき)さんと軽代(けいだい)さんですね?憎田愛です。よろしくお願いいたします。」
とりあえず自己紹介。私の横にピッタリ座った愛ちゃんが頭を下げる。
「「「おぉ……」」」
「姐さん姐さん!こんなかっこいい人よく射止めましたね!」
「茶化さないでよ〜……私でもびっくりしてるんだから。」
「愛さん結構女の子からモテます?」
「いえ。私はお嬢様にのみ慕っていただければ良いので興味がありません。」
……愛ちゃんモテそうなんだけどなぁ??
「かーーっ!かっこいいっす!」
「かっけぇ……日巡璃さんだけじゃなくて彼女さんもいい人なんだなぁ……類友ってやつか?」
かっこいい……うん。わかるけどそれ以上に可愛いんだよなぁ。
「そういえばお嬢様って呼ばれてるんすけど……」
「それは私が敬意を持ってお呼びしてるだけです。特に深い意味はありません。」
「そうなんすね?……ホッ。」
「なんで落ち着いたの???」
「いや!あのその!」
ワタワタし始める紅姫ちゃん。
「……多分コイツ、日巡璃さんがお金持ちだったら自分が近くにいるのは不相応かなんかだと思ったんじゃないすか?」
「キジィ!!なんで分かんだよ!!」
「いやまぁ……私の彼女みーんなお金持ちだからそういうこと思うのは私もわかるよ。疎外感って訳じゃないけど、価値観が違うよねって。」
「お嬢様!?私はそのようなこと……!!」
愛ちゃんが死にそうな顔してる!まずい!!
「違う違う!今はそんなの感じてないよ!だってもう私のだもん。誰がなんと言おうと渡さないよ。」
「お嬢様…………♡」
愛ちゃんの手を両手で包む。
「「「……」」」
「みんな見てるから、この続きは後でね?」
「……はい♡」
よし。今日も愛ちゃんは可愛い!
「……すげぇ!姐さんかっけぇっス!!」
「そう?普通じゃない??」
「ぜんっぜん普通じゃないっスよ!姐さんマジかっこいいっス!」
「ちょ。紅。黙ってて。」
すると愛芽茘ちゃんが手で紅姫ちゃんを制す。
「んだよキジィ!!」
「すみません。日巡璃さん。私の彼女みんなってなんすか?」
……あ!そっか!
「あ!言ってなかったね。私実は彼女4人いるんだ。」
「「「よ!?」」」
「大丈夫だよ。みんな……っていうかみんなで落としてきたし……もう。共有財産にするって言われた時びっくりしたんだからね?」
「「「共有財産!?」」」
「当然です。あれは我々が最大限譲歩した結果なので。」
どーんと胸を張る愛ちゃん。まるで当たり前かのような口ぶりだね。
「……日巡璃さんも大変すね。」
「毎日楽しいからいいよ!幸せ!」
「ならいいんす。」
愛芽茘ちゃんが笑ってくれる。
「高校生って……すげぇ……」
「ね!姐さん!高校生って進んでますね!」
「かっけぇ……」
ほかの子たちは目をキラキラさせてる……それでいいの??
「まてやお前ら!普通じゃねぇから!憧れんな馬鹿ども!」
愛芽茘ちゃんは普通だった。良かった……
「お嬢様♡」
愛ちゃんはさっきから私に体重預けてるし……本当だったらもっとイチャイチャしたい!!
帰ったらいっぱい甘やかすもんね!
そして紅姫ちゃんたちと別れて、帰り道をふたりきり。
「お嬢様。スーパーに寄ってもよろしいですか?」
「いいよ!荷物持つよ!」
「ふふ。ありがとうございます。」
そのまま雄英を1回通り過ぎてスーパーへ。色々食材を買ってもう一度帰路に着く。
「こんなもんで良かったの?」
少し軽いレジ袋ふたつ。お互いが1個づつ持つ。もう片方の手はもちろん繋がってる。
「はい。大丈夫です。」
「……ふふーん?」
「どうされました?」
「もしかして少しでもふたりきりで居たかった?」
「!」
カマをかけたつもりだった。
「えと………………は……はい。」
顔をかぁっと真っ赤にして顔を伏せる愛ちゃん。その表情がたまらなく愛おしくなって……
「……愛ちゃん。早く帰ろ?そんな顔……私以外に見せたくない。」
「……!……はい♡」
愛ちゃんの全部が愛おしくなって。手だけじゃ足りなくて。
寮に着いて真っ直ぐ愛ちゃんの部屋へ。
可愛い可愛い愛ちゃんを沢山愛でました。……私もだいぶ自制が効かなくなってるよね。
良くない良くない……