※この作品はR-18です。

きっと私のアカデミア   作:おいーも

289 / 290
モヤモヤ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side槍田日巡璃

 

 

 

五甲先輩と別れた後、疲れたので速攻お風呂に入ってきた。

 

 

そのあと愛ちゃんがマッサージしてくれてる。

 

うつ伏せで寝てる私の背中に跨って、気持ちいい力加減で……寝そう……

 

 

「ほぇ〜……」

 

「お疲れ様です。お嬢様。」

 

「うん〜……あぁ〜……気持ちいい……」

 

愛ちゃんどんどんこういうのが上手くなって……

 

 

「あぁ…………ホントに私……愛ちゃんナシじゃ生きてけないよ……」

 

「今更ですか?」

 

「再認識だよ〜……身体に教え込まれちゃってる……」

 

「うふふ……もっともっと委ねてくださいませ?」

 

 

何してるかわかんないけど……気持ちいいことだけはわかる。

 

「……愛ちゃんも疲れてるのに……ごめんねぇ……」

 

「私がやりたいからしているのです。愛ですよ♡」

 

「んふふ……幸せだぁ……」

 

むに……

 

と愛ちゃんの手がちょっと際どいところに。

 

「あん……」

 

口から甘い声が出た。ちょっと恥ずかしい。

 

 

「はっ……おっお嬢様!申し訳ありません!」

 

「えぇ〜……いいのに。愛ちゃんなら何処触っても怒らないよ?」

 

「そ……それは……」

 

愛ちゃんの顔がボっと赤くなる。

 

 

「我慢しなくていいよ?愛ちゃん♡」

 

「う……うぐ……」

 

「あはは!顔真っ赤。そんなに触りたいんだ?……えっち♡」

 

上半身を腕で反り起こし、愛ちゃんをじっと見つめる。

 

 

「〜〜〜っ!!お嬢様っ!!」

 

愛ちゃんの手が後ろからヌッと伸びて、私の胸へ。

 

「お嬢様!そんなに煽るようでしたら!お嬢様のバストサイズをもっと大きくして差し上げます!!」

 

「んっ……ふふっ……優しくしてね?」

 

「〜〜っっ!!本当にッ!!貴方って人は!!」

 

「あん♪」

 

ガチャッ……

 

 

「ひまひま〜……かまかま連れてきたよ……」

 

「何の用だ日巡……」

 

「「あ……」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぢゅー……うまうま。」

 

「ひまひま……もっかいお風呂……行こ。」

 

「後でね?……佳舞ちゃん?生きてる?」

 

「も……もうちょっと……待ってくれ……」

 

「はーい。」

 

掃除を終えてとりあえず休憩。もっと疲れちゃった。

 

 

「せっかくお嬢様の疲れを癒して差し上げていたのに……」

 

「最初に……襲ったのは……あいあいでしょ?」

 

「それはそうですが……」

 

愛ちゃんが少しむーっとしてる。多分……ふたりきりが良かったのかなぁ?

 

 

「愛ちゃん♡次はふたりきりで……ね?」

 

「はぅっ♡♡♡♡」

 

愛ちゃんが膝から崩れ落ちる。平常運転です。

 

 

 

「ん……そういえば……ひまひま……ネットニュース乗ってたよ。」

 

「え?誰が?」

 

「ん。」

 

天捻ちゃんが私を指さす。

 

 

「……え?私??」

 

「……ほら。」

 

天捻ちゃんがスマホ画面を見せてくれるので覗き込むと……

 

私とショートの写真と一緒にこんな見出しが。

 

 

「なになに……?『ショート&インターンの学生ヒーロー!銀行強盗を颯爽解決!!』……??ナニコレ!?!?」

 

颯爽解決!?いやいやいや!!ていうかこの写真何!?私が際どすぎない!?何このアングル!!

 

「コメントも……すごい。」

 

「えぇ……?」

 

……んーと……?

 

 

 

『このインターンの子すげぇエロい!雄英高校の1年だろ?体育祭で見たぜ!』

 

『こんなの歩く公然わいせつだろ。警察は取り締まれ!』

 

『↑今に始まった事じゃなくて草。』

 

『ショートに媚び売ってるのかと思ったけど、全然そんなこと無さそうだった。頑張って欲しい。』

 

『っていうかこの子最近生身でトラック止めてなかった?女の子助けてた気がする。』

 

『↑バケモノすぎて草。異形型ってかっこいいな!』

 

『↑そんなん惚れてしまうやろ……』

 

『この子笑顔めっちゃ可愛いんだよね!薄着で寒くないのかなぁ?おねーさんが暖かいもの買ってあげるよ!』

 

『いやいやここは私が……』

 

『何言ってるの!ここは私が!』

 

『おばさんワラワラで草。』

 

『じゃあ間をとっておにーさんが……』

 

『お呼びじゃない。』

 

『くたばれ。』

 

『二度と面を見せるな。』

 

『仲良しで草。』

 

 

 

 

 

「…………ナニコレ……」

 

「ひまひまの魅力を……全人類が気付き始めた。」

 

「……それは非常によろしくないですね。」

 

 

「ね……ねぇ……私のコスって……エロいの?」

 

「ん。」「はい。」

 

 

……すごく……なんか……嫌だ。

 

「…………みんな以外にえっちな目で見られたくない。」

 

「「!!」」

 

何かモヤモヤする。前にはなかった感情。言語化が難しい。

 

 

「……なんか…………すごくやだな。」

 

私はみんなのもの。他の誰のものでもない。好奇の目は……下心が入るとここまで苦しいんだ。

 

 

 

「かまかま!!」

 

「わかってる。コスチュームを作り直す!」

 

 

佳舞ちゃんがどこからともなく鉛筆とノートを取り出した。

 

「え?」

 

「お嬢様。ご安心くださいませ。誰にも渡す気はありません。」

 

「!」

 

「日巡璃。お前の意志を尊重して肌を露出させていたが、今回からナシだ。足と腕周り以外のデザインを練り直す。……私たちだってお前に変な目を向けて欲しくない。」

 

「……みんな。」

 

「……いっその事……ずーっとお家にいてもいいんだよ?」

 

出してあげないってこと?

 

 

「それは遠慮しようかな?」

 

「ふふ……ざーんねん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん?私の誕生日?」

 

「うん。そういえば佳舞ちゃんのこと全然知らなかったなって。他にも色々聞きたいなって……」

 

 

私が佳舞ちゃんを呼んだ理由はこれ。落ち着いたので聞いてみることに。決してあんなことするために呼んだわけじゃ……

 

 

ふたりのせいだからね!そこの部屋に何か仕掛けてるメイドと、タンスの中に入ってる小さい子!……いいけどさ?

 

 

「4/20。兄弟は居ない。父親もいない。私の家族は母親ひとりだ。」

 

「…………え?」

 

父親が居ない……?それって……

 

 

「いや。変に心配しないでくれ。父親はクズでな。浮気して出て行ったんだ。」

 

「そっか。」

 

「……ふむ。」

 

佳舞ちゃんが顎に手を当てる。

 

「私は日巡璃を好きになるべくして好きになったのかもな。」

 

「どういうこと?」

 

 

「女性を好きになるのに抵抗がなかったと言いたいんだ。日巡璃は魅力的な女性だ。好きにならんヤツは狂ってる。」

 

「そこまでじゃないと思うけど……」

 

「……ふん。まぁ……ここまで夢中になるとは思わなかったが……な。」

 

「……んへへ。そう?」

 

「よし!出来た!これならどうだ!?」

 

鉛筆を置いて、スケッチブックを持ち上げる佳舞ちゃん。

 

「え!見せt「「チェックする。」します!」ちょっ!?」

 

また天捻ちゃんと愛ちゃんに阻まれた!?いつの間に……!?

 

 

 

「ふむ……ここはもう少し露出を抑えた方が……」

 

「そうか……しかしこれ以上抑えると日巡璃の個性の利点が……防御力の問題も……」

 

「可愛い……ね。だったらこっちをこうすれば……」

 

 

 

「えと……あの……私にも見せてよぉ!!」

 

結局見せてくれることはなく……完成品が出来上がるまでお預けに……

 

 

 

もう!ちょっとくらいいじゃん!!

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。