※この作品はR-18です。

きっと私のアカデミア   作:おいーも

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嫉妬の理由

 

 

 

 

 

 

side槍田日巡璃

 

 

 

「ちょああああっ!!」

 

飛び蹴り。

 

「……」

 

 

「とお!てい!」

 

ワンツー。

 

「……」

 

 

「くそっ!……当たらないっ!」

 

「……えーっと……」

 

 

私はなんでこんなに敵対されてるの???

 

 

あの後授業が始まった。今回の授業はチームを6つに分けて、陣取り合戦。3試合だね。

 

エリアごとにあるボールを全部取ったら勝ち。合計3つづつ。

 

 

それで私のチームの番だったんだけど……なんか亦亘さんに絡まれ続けてる。なにかしたかな?

 

ちなみに私のチームメンバーは、無頭くんと小廻くん。それと鎌足さん。

 

 

「うぐぐぐ……流石みーちゃんがあれだけ言ってただけあるわね……」

 

皆にニコニコしてたのとは真反対の歪んだ顔……

 

「ん〜……そうだったら嬉しいな!」

 

 

「ぐぎぎぎぎ…………こうなったら……!」

 

すると後ろに飛び退き、ポーズを構える。

 

 

「…………え?」

 

「見て驚きなさいッ!へーん……しんッ!!」

 

亦亘さんが腕をくるっと回す。すると、全身に虫のような黄色い装甲が現れ、亦亘さんを被った。

 

なにあれ???

 

 

「マスクライダー!黄羅(おうら)!!見ッ参ッ!!」

 

「……へ???」

 

マスクライダー……???なんかプリユアの前にあったような……???

 

 

「うおおお!!ライダー!キック!!!」

 

飛び上がり、宙で一回転、そのままキック。

 

 

「……?」

 

そんな一直線の攻撃で何がしたいんだろ。と体をそらして躱す。

 

 

そのままの勢いで後ろに突っ込んで行った。

 

「わああああっ!?!?」

 

ドジャアアアアッ!!

 

 

「えぇ……?大丈夫??」

 

すごい突っ込み方したけど……??

 

「うううっ!!心配すんな!!!」

 

 

すぐに立ち上がると、亦亘さんは攻撃を続ける。装甲を纏ったせいか、ちょっと強くなった。個性なのかなぁ?

 

 

「ふん!そりゃ!てい!!」

 

でも……

 

 

「……足りないよねぇ。」

 

実戦が。経験が。

 

 

パンチを躱し、伸びきった腕を抱えてそのまま地面に軽く叩きつける。

 

「べぶっ!?」

 

そして関節を固め、地面に体重を乗せて亦亘さんを押し当てた。

 

 

「いたたたたたたた!?!?!?」

 

「ギブする?」

 

「うぎぎぎぎっっ!!!!」

 

「ギブした方がいいよ?そんな動いたら折れちゃうよ?」

 

「やだっ!!!」

 

 

下でバタバタ暴れようとする亦亘さん。……パワー勝ちしてないから全く動けてないんだけど。

 

 

「なんでさ?頑固者!」

 

拘束を解いてあげる。ここままだとなにかの弾みで折れてしまいそうだった。

 

 

 

 

「だって……だってぇ!!!!」

 

 

 

 

息を荒らげながら、亦亘さんが立ち上がる。

 

「だって!!みーちゃんがずーっとアンタのこと話すんだもん!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………え?」

 

 

「私と話してる時も!今日来る時も!ずーっとずーっと!!私とお話して欲しいのにッ!!ずーっとアンタの事ばっかり!!」

 

「…………?????」

 

 

ミトちゃん!?!?!?

 

「しかも!!私の事初華って呼んでって言ってるのに!!亦亘さんって他人行儀だしッ!!」

 

「それは聖愛学院だからしょうがないんじゃないかなぁ!??」

 

「やだやだ!!じゃあなんでアンタだけヒマちゃんって呼ばれてんのよ!!!」

 

「…………それもそうだね??」

 

今思ってみればそうじゃんね?

 

 

「納得すんな!なんかムカつくッ!!」

 

「えぇ???」

 

なんか難しいなぁ???

 

「だから今ここでアンタを倒してミトちゃんに私の事下の名前で呼んでもらうんだ!!!」

 

「…………」

 

「絶対負けないッ!!」

 

亦亘さんが腰の棘を引き抜くと、剣みたいな蛇腹状の棘が出てくる。

 

 

「うおおおおっ!!ライダー……!!」

 

 

 

 

『終了〜!』

 

お。

 

「スラーーーッシュッ!!」

 

 

まずはこっちか。

 

身体を当たらない程度に横にずらし、足を引っ掛ける。

 

「むわああああっ!?!?!?」

 

ベシャアアアッ……

 

 

 

『勝者!槍田チーム!』

 

「やった。」

 

みんながやってくれたんだね!鎌足さんもありがと〜♪

 

「んなぁっ!?負け!?ありえないッ!!」

 

 

「当たり前だと思うけどなぁ?」

 

「……なんで!!」

 

「だって貴方持ち場離れてるじゃん。」

 

「!」

 

 

「私はずーっと自分のエリアのポイントが見える場所で戦ってたよ?貴方ひとりで来るから……時間潰せればいいかなって感じだったんだけど……」

 

「…………」

 

「私利私欲と勝利条件を混同させたらダメだよ。次からもっと頑張ろうね?」

 

「…………」

 

「でも動きは良かったよ♪ちゃんと個性使えてて、戦い方もちゃんとしてた。インターンすれば……経験を積めばもう少し強くなれるんじゃないかな?」

 

「……れぇ……」

 

「??」

 

 

「おのれぇ!!槍田日巡璃ィィィ!次は絶対ぎゃふんと言わせてやるぅううっ!!」

 

涙目になりながら走り去っていった。…………私なにか悪いことしたかなぁ??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヒマちゃん!本当に申し訳ありません。」

 

授業終わり、ミトちゃんたちに謝られた。……横にぶすっとしてる亦亘さんを置いて。

 

 

「いや!別に……むしろ勝たせてもらえてありがとうと……」

 

「あぁあん!?」

 

「亦亘さん!!!」

 

ガンを飛ばしてきた亦亘さんの頭を叩くミトちゃん(の分身)。

 

 

「お嬢様。私めにお任せ下さい。このどうしようもない女を……」

 

「やめて欲しいな??」

 

うちの彼女も殺気立ってます。怖い怖い……

 

 

 

「はぁ……普段のあなたなら仲良く出来ていたでしょう。どうしてですか。」

 

呆れたように声をかけるミトちゃん。

 

 

……?

 

ほかの3人がすごいギョッとしてる。なにかあったのかな……?

 

 

 

「う……うぅ……」

 

亦亘さんは何かを言い淀んでるみたい。

 

…………おや?もしかして……?

 

 

「何かあれば言ってくださいませ。選ばれて緊張してしまいましたか?なにか不満があれば……」

 

本気で心配するミトちゃんvs顔を真っ赤にして言い淀んでる亦亘さんvsミトちゃんの対応を見て頭を抱える4人。

 

…………何となく察したぞ??

 

 

 

「…………きなんだよ。」

 

「?」

 

「好きッ!……好きなのッ!!一目惚れなのッ!!」

 

「……す……き?」

 

ぽかんとするミトちゃん。

 

 

「「「……」」」

 

もうこっちはこっちで絶句。ミトちゃん……まじか……

 

 

「…………初めて見た時……から。そのあと校舎を案内されて……もっと意識しちゃた。……だから……」

 

「ちょちょっとストーップ!!!」

 

「んだよ槍田日巡璃!!」

 

「あのね!?多分だけど……ミトちゃんわかってない!!」

 

「は?」

 

 

 

 

 

「……??」

 

そこには頭を傾げるミトちゃんが…………

 

 

「「「「冗談でしょう今昔鏡様……!?」」」」

 

「…………え?」

 

あーこれ大変だ。

 

 

 

 

 

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