side槍田日巡璃
「よーし。みんな集まったな!とりあえず今回の方針だけ伝えるよ!」
「「「「「はい!」」」」」
リザーディの後ろに待機してるインテリジェンス。立ち方も綺麗だなぁ……
「今回みんなに集まってもらったのは、主な目的は初経験の聖愛学院の人達にインターンを慣れてもらうため!」
……なるほど??そういえばインターン初めてって言ってたっけ??
「それで、インターンに慣れてる雄英高校の子達に来てもらって、みんなから色々学んでもらおうと思ったんだ!」
……なんか横から痛いくらい視線を感じる。あはは……
「まぁだとしても私一人じゃそんな人間回せないし……ってことでインテリジェンスにも来てもらったってわけ。チームアップとインターン。どっちも一緒に経験できていいよねって話!」
「ですので聖愛学院の方々には我々だけではなく、雄英高校の生徒の方にもたくさんお話を聞いていただきたいですし、お互い良い刺激になればと思い今回のお話を受けさせてもらいました。」
「なるほど……じゃあお仕事は普通のものだけです?」
「そういうことになるね。パトロールして、書類作って。あとは私たちのお手伝い〜みたいな感じ。しかも公安に頼んで、私のエリアを選んでもらったから、なんでも聞いてね!」
「リザーディのエリアは犯罪件数が平均と比べて少ないですから……最適かと。」
「あはは!それなら傷原せんせの所の方が少ないでしょ?」
「「傷原せんせ……?」」
「ん?……あぁそっか!わたしも雄英高校出身で、傷原……ブラッドロータスせんせに色々教えて貰ってたんだ♪」
「「…………」」
無頭くんと憂世ちゃんがすごい顔してる。……言いたいことは分かる。おねーさん幾つだよって事でしょ?
あれでも30超えてるんだよ。見えないよねぇ……
「話が脱線したから戻すね!んでんで、とりあえずは私のチームとインテリジェンスのチームに別れてもらって、順繰りでパトロールをする形にしようかなって!チーム分けはこっちで済ませてるから安心してね?」
じゃあ無頭くんや憂世ちゃんと一緒にお仕事できる訳じゃないんだ。ちょと残念。
「はい。ということでこれがチーム分けです。」
リザーディチーム
ミリオンヘッド
ヒトフデ
黄羅
インテリジェンスチーム
エスネイラー
閃光
ミリオンヘッドは無頭くん。ヒトフデは憂世ちゃん。黄羅は亦亘さんかな?私と戦った時言ってたよね。ってことは閃光は……
「うふふ♪槍田様♪よろしくお願いいたしますね?」
「クリスちゃん♪よろしく!」
クリスちゃんだね!配慮してくれて良かった……
「おーし。じゃあみんなコスチュームに着替えること!更衣室行っておいでー!」
「「「「「はい!」」」」」
女子更衣室
「むむむむむ……」
「え……何??」
わたしのことジーッと見てる亦亘さん。そんなにジロジロ見られたら着替えれないんだけど……私の身体の特徴もあるし……
「ねぇ!」
「はい??」
「みーちゃんは……アンタみたいな体が好きなの?」
「ブォッ!?」
何をォッ!?!?
「汚なっ!?」
「はぁ!?何言ってんの!?」
「私は悩んでんの!言いなさいよ!!」
「私がミトちゃんの好みの体型なんて知るわけなくない!?」
「なんでよ!!あんたみーちゃんの初恋の人なんでしょ!!」
「初恋……かどうかはわかんないけど!!……ってそこ!!聞き耳立てない!!」
「もう。イケズやなぁ?」
「申し訳ありません。うちの亦亘が……」
もう!
「あのね?私とミトちゃんは中学の時全く話さなかったの。」
「はぁ?なんでよ。みーちゃんほど綺麗な人がいたら声かけるでしょ。」
「…………私をなんだと思ってるの?」
「色んな女侍らせてる性豪。」
「……」
コイツ…………
「槍田様!本当に申し訳ありません!!槍田様の事情は既に今昔鏡様から話されているのですが……亦亘さん!!」
クリスちゃんが間に入ってくる。
「だってぇ!!1人に決めれないとか優柔不断もいい所じゃん!!それにみーちゃんに一方的に想われてたってことでしょ!!羨ましい!!!」
ジタバタジタバタと……
「はぁ…………もういいよ。で?私とミトちゃんの中学の話だっけ?」
うるさいからとっととおわらせよ。なんか疲れちゃった。あんまり話したくないんだけど。
「私いじめられてたからミトちゃんなんて見る余裕なかったよ。」
「「……え?」」
「…………これでいい?早く着替えないとリザーディ達待たせちゃうから。」
「「…………」」
黙る2人。まぁこういうのもあってあんまり話したくないんだけどね〜……ま。いっか。
「槍田はん……」
「大丈夫だよ。憂世ちゃん。慣れっこだから。」
「……無理だけはせんといてな?」
「えへへ。優しいね。ありがと♪」
憂世ちゃんが染みるなぁ……京都弁が〜みたいな話聞くけどそんなこと全然ないじゃん。憂世ちゃんいい子すぎる……
「私たちはまず待機ですね。」
「はい。」「はい♪」
チームに別れて、とりあえずリザーディチームがパトロールに行った。私たちは事務所で待機。
クリスちゃんのコスチュームは聖愛学院の白い制服(ぽいやつ)。それに手甲と脚甲と腰に装飾と……改造制服???
「待機と言ってもやるべき事は沢山あります。例えば……」
インテリジェンスおねーさんがノートパソコンを開いてカタカタと……
「こういう風な報告書制作や、通報があった時にすぐ出て行けるように、あとは何かあった時の準備ですね。」
「何かあった時ですか?」
「はい。例えば凶悪敵が出た……や、災害が起きたとなれば我々は即時出動しなくてはなりませんし、個性の準備が必要な方は常に準備が出来ている状態でなくてはなりません。例えば閃光で言えば腰に帯刀しているソレを常に100%の状態で使えるように……等ですね。」
「……わかりました。」
クリスちゃんが腰の刀を握る。
クリスちゃん曰く持ってる刀に刃は無いらしい。無くても切れるんだね??そういえば木刀で糸切ってたね。
「まぁそこまで肩肘張らなくても良いですよ。事件件数は毎年減ってきています。無闇矢鱈に焦るものでもないですし。常に冷静に。常に正確に。です。」
「はい!」「はい♪」
「私はポットを探してきます。お二方も自由になされてください。」
インテリジェンスは席を立ち、奥の部屋へ行ってしまった。
「……ポット?」
「インテリジェンスは紅茶で個性が使えるから……」
「あぁ……なるほど……♪」
まぁ私くらいじゃないとおねーさんの事務所のサイドキックの個性なんてわかんないよね。…………引子ちゃんは分かりそう。
「槍田様。先程は申し訳ありませんでした。」
クリスちゃんが私に頭を下げる。
さっきのことかな?
「え?……いや。クリスちゃんが悪いわけじゃないよ。亦亘さんがちょっとうるさかったから……」
「いえ。同じ聖愛学院生徒として、亦亘さんを止めれなかったのは私の落ち度ですわ。」
頭を下げたまま……はぁ。クリスちゃんはこんなに謝ってるのにあの子は…………
「クリスちゃん。じゃあ罰だね。」
「……っ。」
「とお!」
クリスちゃんの頭にかる〜くチョップを入れる。
「……え?」
クリスちゃんが顔をあげる。
「じゃあこれで。」
「まっ……待ってくださいまし!それでは槍田様の溜飲が……」
「じゃあ私と仲良くして?」
「!」
「お友達ね?様もやめてくれると嬉しいなぁ?」
「…………槍田……さん……」
「日巡璃。」
「……ふふ♪……あなたには敵いませんね?日巡璃さん。」
「改めてよろしくね?クリスちゃん!」
「はい♪」
……問題は亦亘さんだよねぇ……どうしたものか……