※この作品はR-18です。

きっと私のアカデミア   作:おいーも

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無神神奈月のインターン

 

 

 

 

 

 

 

side今昔鏡見歳乃

 

 

 

「オーッホッホッホ!私は聖愛学院ヒーロー科1年!今昔鏡見歳乃!よろしくお願いいたしますわね♪」

 

「「……」」

 

「っつーわけだ。今後どうなるかわかんねぇが今回のインターンはコイツがくっついてくる。」

 

 

本日は私が待ち望んだインターン。……欲を言えば初華かヒマちゃんがいる所が良かったのですが、それは己のワガママというもの。そんなところまで手を回していては、お互いのやれることの幅を減らしてしまいます。

 

私がインターン先に選ばれたのは大・爆・殺・神・ダイナマイトの事務所。雄英高校の生徒もいると聞いて少しだけ期待したのですが、ヒマちゃんじゃありませんでしたね。

 

それに……

 

 

「無神神奈月さん。鳥木福さん。よろしくお願いいたしますね?」

 

「!」

 

「名前……」

 

「当然です。雄英高校体育祭は私も見ておりました。それに……ヒーロー科1年A組の方の合同授業の参加者にお話はいくつか聞いております。」

 

「……なるほど。万寿さんはお元気ですか?」

 

「はい。大変良くしていただいたと。」

 

 

万寿さんは1回目、2回目の雄英高校との合同授業の枠を実力で勝ち取った強者。私との実力差を努力で埋めようと日々勉学に勤しんでおられます。とても人あたりの良い人で私も大変お気に入りのお人ですのよ。

 

2回目はこちらに初華がおられたのでより対処がしやすい愛留真子さんが選ばれたのですが、A組の方は万寿さんに音頭を取っていただきました。頼りになるお方です。

 

 

「へぇ〜……アンタが聖愛学院のボス?」

 

「福。」

 

「ボス……というにはまだまだ未熟者ですが、あなた方には負けるつもりはありませんので。」

 

「言うねぇ……そういうの嫌いじゃないよ?」

 

「ふふ。天下の雄英高校とはいえ……足をすくわれないようにしてくださいませ?」

 

「私鳥だから。飛んじゃえばすくえないでしょ?手……届かないだろうし。」

 

「オホホ……」

 

「ふふ……」

 

 

この方は……すごく良いですわね。言動は似ても似つきませんが、こういうライバルを蹴落とす。受けて立つと言った自信はヒマちゃんに似てるところがあります。

 

「福。あんまり威嚇しないの。」

 

「……ふん。」

 

 

それよりも警戒すべきはこちら。無神神奈月さん。雄英高校体育祭のあの時から考えられないくらいの人格者に成長された…………との事。(万寿さん談)

 

故に実力者。実力に人格が追いついたと言ったところでしょうか。非常に手強いのは事実。

 

 

「……話は済んだかよ。」

 

「はい。師匠。」

 

「うん。」

 

 

それに……ふたりは大・爆・殺・神・ダイナマイトとの会話に慣れている。かなりの頻度でインターンに来ているのかもしれませんね。……最初は彼女らの後ろで学ばせて貰いましょうか。

 

 

「オイ。パトロール行くぞ。コスチューム着替えてこい。」

 

「はい。」「うん。わかった。見ないでね?」

 

「見るわけねぇだろボゲがァ!!」

 

冗談も言い合える仲……と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「聖愛学院のコスチュームってみんなそんな感じなんですか?」

 

「敬語じゃなくてもよろしくてよ。」

 

「わかった。」

 

更衣室、無神神奈月が声をかけてきた。

 

 

「聖愛学院は基本的に礼節を大事にしております。故にコスチュームであれ聖愛学院の者とわかる物にして、生徒側でも責任と誇りを持って行動がしやすいように……という話を耳にしたことがあります。」

 

「……めんどくさ。」

 

「福??……なるほど。こちらとは全然違うのね。」

 

 

無神神奈月は道着と袴のような衣装。鳥木福はふわふわモコモコの可愛らしい衣装。……あれで動けるのかしら?

 

「じゃあとりあえず行きましょうか。師匠も待ってるし。」

 

「うん。」「はい。」

 

 

先程から気になってましたが……師匠……?十中八九大・爆・殺・神・ダイナマイトの事でしょうが……あの気難しい大・爆・殺・神・ダイナマイトが弟子を取っているのですか?

 

ふむ。尚更本来の実力が伺いしれませんね。無神神奈月……

 

体育祭の頃とは別人と思った方が良さそうです。認識を完全に改めておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……こっちだ。」

 

「はい!」

 

「うん。」

 

「わかりました。」

 

 

ペースがかなり早い。着いていくことは別に問題ないのですが、これがパトロール?隅々まだ見る必要が……いや。多分見れているのでしょう。プロヒーローの壁と言うものですね。

 

実際に目で見て、体験することでより深く理解ができます。

 

 

「新人にしちゃぁよく動けてるじゃねぇか!」

 

「オホホホ!侮らないでくださいませ?」

 

これくらいの速度……ヒマちゃんなら楽にこなせる。私だって負けてられない。

 

 

「辛くなったら言ってね?」

 

「ご心配ありがとうございます。ですが私はこの程度で折れるほど貧弱じゃありませんのよ?」

 

「そっか。頼もしいね。」

 

 

そういう無神神奈月も息が少し上がってるくらいで着いて行っている。鳥木福は飛んでいるから疲労が無さそうだ。……本当にあのコスチュームで動けるのですね。

 

ふふふ……周りの強さは上々。私の能力を上げるにもってこいですわね!

 

 

強さは心地良さ。このインターンで己を精進し続けましょう!

 

 

 

初華。貴方も私に追いついてみなさい。私に失望されたくなければ……ね?

 

 

 

 

 

 

 

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