※この作品はR-18です。

きっと私のアカデミア   作:おいーも

310 / 315
幼稚

 

 

 

 

 

 

 

 

side槍田日巡璃

 

 

 

「はっ……はっ……」

 

「んふふ〜どう?大丈夫?」

 

「だっ……大丈夫っ……ですっ……!」

 

「ふふ。この速度に着いてこれるなら十分です。」

 

「もうそろそろ事務所だよ〜。頑張れ〜!」

 

「はっ……はいぃっ……!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「到ちゃ〜く!」

 

「はっ……はっ……はっ……はっ……」

 

「はい。お疲れ様でした。」

 

一周!回ってきました!

 

 

やっぱ体動かすのは気持ちがいいね!それに……

 

「ねね!見た見た?ちゃんと見てたでしょ?」

 

「ふふ。そうですね?しっかりとパトロール出来ておりました。」

 

「いえーい!」

 

インテリジェンスにも褒められてすっごく嬉しい!

 

 

「エスネイラー……いえ。日巡璃ちゃん。強くなりましたね。」

 

才子おねーさんに頭を撫でられる。

 

「……んへへ!ありがと!!」

 

「これからもしっかりと努力を続けてくださいね。」

 

「はい!」

 

うん!自信になった!私のやってきたことは間違いじゃなかった!

 

 

 

「は……は……わ……私は……まだまだ……ですのね♪」

 

肩で大きく息をしながら、クリスちゃんが水を一口。

 

「そんなこと……」

 

才子おねーさんに手で制される。

 

「個性を使わずとも着いてこれるだけで上々です。これからは体力と身体能力を上げていきましょう。あと2年ありますし、これからいくらでも鍛えれますよ。」

 

「はいっ♪」

 

いい笑顔だ……うんうん。自分の足りないところがわかると楽しいよね!もっともっとってなるよ!

 

 

「日巡璃さんは……本当に……今昔鏡様に……聞いてる以上に……凄いですわね♪」

 

「そうかな?ミトちゃん私の事だいぶ過大評価してる節あるけど……でも私はまだまだだよ!これからもっと強くなるからね!」

 

「うふふ……底がしれませんわね♪」

 

 

 

 

ってわけでとりあえず事務所へ。

 

「たっだいま〜♪」

 

「「早ッ!?」」

 

無頭くんと憂世ちゃんの声が聞こえた。

 

 

「おっすおっす〜。おかえり♪」

 

「リザーディ。ただいま戻りました。」

 

「お疲れさん。紅茶入れといたよ。」

 

「ありがとうございます。いただきますね。」

 

才子おねーさんがこれくらいの時間に帰ってくるって予測してたの?

 

……本当に(ry

 

 

 

「なんでそんな早いんだ??」

 

「え!あぁ……めっちゃ走ってきたから。」

 

「走っ……あの一周をか?」

 

「厳密に言えば3/4くらいだけどね。」

 

「いや……まぁ委員長ならできるか……」

 

「せやね。槍田はんやし……」

 

「ショートの所はもっと早かったよ。おねーさんも大・爆・殺・神・ダイナマイトももっと早かった。頑張らなきゃね!」

 

「「……」」

 

ふたりが顔を見合わせる。

 

 

「「ぷっ……はははは!」」

 

「え!え!何何??何か面白いこと言ったっけ??」

 

「いやー……委員長見てるといやでも俺もがんばらねぇとって思っちまうな。」

 

「そうやねぇ……ふふっ。ウチらも負けて居られんな?」

 

 

ゾクゾク……

 

強さは心地良さ。やっぱりいいね。雄英高校。みんなもどんどん強くなろうとしてる。この環境に身をおけて良かった。ありがとう。おねーさん。

 

 

「んふふふ……あ!そうだそうだ!クリスちゃんも頑張って着いてきてくれたんだよ!」

 

「え!いえ……私は手加減していただいたので褒められるようなことは……!」

 

「ほんまか?頑張ったんやねぇ!槍田はんの手加減なんてアテにならへんからなぁ?」

 

「ちょっと!?どういう意味!?」

 

「委員長ノリノリになるとすーぐ手加減やめちまうからなぁ……」

 

 

「え!!」

 

無自覚だった……もしかして……

 

「ふふふ……たしかに後半少しペースが上がりましたわね♪」

 

「ごべーん!!!」

 

「ほらやっぱり。」

 

「槍田はんらしいわぁ♪」

 

やっちまった……悪いことしたァ……

 

 

 

「………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふっ……ほっ……」

 

「その調子です。エスネイラー。」

 

「はい!」

 

2度目のパトロール。チーム替えを少しした。今度は……

 

 

「ははっやっぱはえぇな!委員長!」

 

無頭くんと…………

 

 

「……はっ……はっ……はっ……」

 

亦亘さん。なんでぇ???

 

 

出発前に聞いてみたら……

 

『足りない場所が目で見て知りたいって。』

 

ってリザーディに言われたんだけど……どんどんペースが落ちていってる。……ん〜……

 

 

「インテリジェンス。」

 

「どうしました?」

 

「ちょっとペース落とします?」

 

チラ……と後ろを見るインテリジェンス。

 

 

「…………そうですね。少しだけ落としましょう。」

 

「はーい。」

 

まぁ遅い方がパトロールはしやすいよね。

 

 

あ……

 

 

「インテリジェンス。」

 

「どうぞ。怪我だけ無いように。」

 

「はい!」

 

グイッと急旋回。そのまま着地。

 

 

「すみませーん。お手伝いしますよ!」

 

「いいのかい?ありがとうねぇ。」

 

荷物をいっぱい持っていたおばあさんに声をかける。

 

おばあさんごと荷物を運んであげた。

 

 

「…………ぎり……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて。追いつかなきゃ。

 

 

飛び上がり、壁を這い、速度を上げて……最高速へ。

 

見えた!この調子ならすぐ追いつけるね!

 

その間も周りの確認を忘れない。異常は……無さそうだね。

 

 

「おまたせっ!」

 

「おぅわっ!?委員長!?」

 

「えへへ!」

 

合流してからみんなの速度に合わせる。

 

 

「大丈夫でした?」

 

「はい!問題なしです!」

 

「なら良いです。」

 

……ん?気のせいかな?またペース落ちてる??

 

「やるなぁ委員長!こんな動き回りながらそういうの見てんのか?」

 

「うん!まだまだ注意して見ないといけないけど……頑張って慣らすんだ!」

 

「うはぁ……すげぇなぁ??」

 

 

ん〜…………無頭くんが息があまり上がってない。本当にペースが落ちてる。多分それは……

 

「はっ…はっ…はっ…」

 

彼女に合わせたんだろうね。

 

 

「無頭くんなら個性発動しながら確認できそうだけどね?」

 

「そうなんだけどよ!俺の頭ってあんまり速度出なくてなぁ……」

 

「ん〜……それは訓練だね??」

 

「いやぁ……そうだよなぁ!!」

 

無頭くんなら出来るよ!!

 

 

「ふふ。お喋りもいいですが、ちゃんと目視してくださいね?」

 

「「はい!」」

 

「はっ…はっ…はっ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぁ〜……マジ疲れた……」

 

夕方。あの後色々して帰路についた。

 

「2人ともおつかれ!」

 

「槍田はんは元気どすなぁ?」

 

「んふふ。疲れたけど、それ以上に楽しかった!!」

 

「委員長らしいわ。」

 

今日は楽しかった!!本当に!明日は学校だけど……明後日はインターン!楽しみだなぁ!!

 

 

 

 

「槍田日巡璃!!」

 

後ろからあまり聞きたくない声が。

 

 

「…………何?」

 

「亦亘さん!」

 

後ろを見ると亦亘さんと、亦亘さんを止めようとしてるクリスちゃん。あなたクリスちゃんに何度迷惑かければ気が済むの?

 

何を言うかと思ったら……

 

 

「次は負けないからッ!」

 

とだけ言って去っていった。クリスちゃんはオロオロしながらこちらに1度頭を下げて亦亘さんに着いていく。

 

 

 

 

「……難儀やねぇ。」

 

「めんどくせ。」

 

「……」

 

 

神奈月ちゃんみたいだなって思ってたけど……それよりも大分幼稚。子供っぽい印象。

 

「…………私は変な人によく絡まれるね。」

 

「それ彼女はんのことも言うてます?」

 

「……否定できないね。」

 

「「……」」

 

うーん……どうしたものか。

 

 

「委員長。インターン中だけでいいからよ。なんかあったら言えよ。」

 

「そうやで。ウチらならきっと守れるわ。」

 

「……ありがと。」

 

 

ふたりが頼もしいな。……何も無いといいけど。

 

あー……早くみんなに癒されたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。