昨日夜に投稿するはずが、スマホを持ったまま寝てました。
今日は用事があるので投稿は通常通りになりそうです。
本当に申し訳ありません。
side槍田日巡璃
「ただいまー!」
「おかえり。」
「えへへ!カナ!隣いい?」
「いいわよ。おいで?」
カナの隣に座る。
「槍田……ステージぐちゃぐちゃにしちゃダメだよ……?」
髑髏ちゃんに注意される。
「えぇ〜?ステージが柔らかいのが悪いよ!」
「…………コンクリだよ??」
「骸骰はん。ウチの委員長は常識は通用せんよ?」
「…………そっか。」
「私の事モンスターだと思ってない??」
「……あんたの彼女すごいね?」
「日巡璃だからね!」
なんでカナが偉そうなのさ。
「……まだ彼女じゃないし。」
「ふふっ。私が落とすからね?」
カナが寄りかかってくる。
「「ひゅー!」」「……ひゅー。」
「…………。」
…………ちょっと恥ずかしい。
なんでみんなにバレちゃったのかなぁ??
そんなにあからさまにイチャイチャしてないんだけど……。
「あっ!槍田ちゃん!おかえり!!」
「委員長!帰ってたのか!」
後ろから2人の声が聞こえる。
「天気ちゃん!天眼くん!どこ行ってたの?」
「ちょっと水買いに行ってたの!」
「俺は砂臣に激励をな!騎馬戦でいいように負けてしまったが……砂臣には頑張って欲しいからな。」
なるほどね!
「日河原くんと仲良しだね!」
「聞いてよ槍田ちゃん!コイツ副委員長と最近よく遊ぶようになったから私の勉強見てくんないの!!」
…………。
「ねぇ。2人は家近いの?」
「え?私と天眼?隣隣。」
「近!少女漫画じゃん!!」
……少女漫画はそういうのが定番なのかな?見たことないからわかんないや。
「ないないない!!こいつとそんなの想像したことないよ!!」
「ハァ……女子に言うと皆そう言うんだ。面倒臭い。」
「…………そんなに無いんだ……。」
……それはそれでどうなの???
「両親同士は仲良しなんだよねぇ〜?」
「よくランチに行ってるな。…………それよりも勉強教えてくれないってなんだ!みんなの前じゃ恥ずかしいから勉強教えるって言うなって言ったのは天気だろ。」
「「「あぁ……」」」
「言ってない言ってない!!言ってないよおお!!!うそつき!!!」
「言った。絶対に言った。……はぁ。こんなに早く根を上げるとは……。」
天眼くんが頭を抱える。大変そうだねぇ?
「大丈夫?私が勉強教えようか?」
「えっ!いいの槍田ちゃ……」
「…………。」
圧。
「…………ヤメトキマス。」
「……カナ。睨まないの。」
「……ふん。」
「彼女との時間奪っちゃダメどすえ?」
「彼女じゃないってば!!!」
「…………ふふん。」
カナに腕を回される。……嫌じゃないけどさぁ……。
私が……まだ3人分は……咀嚼しきれないから。もう少しだけ時間が欲しいな。そしたら……
「……。」
「…………何?」
「なんでも?」
「ふぅん?」
試合場が修復完了!
どんどんと試合が続く。
第1回戦第2試合
錨 鉄蝋 (いかりてつろう)●
vs
日河原 砂臣〇
副委員長対決。試合開始と同時に日河原くんが錨くんを砂で押し出して勝利。相性もあると思うけど圧倒的だったね!
第1回戦第3試合
離 引子●
vs
鳥木福〇
引子ちゃんが個性を使おうにも常に飛び回られ、触れられずにそのまま肩を掴まれてフィールド外に。いっぱい粘ったけど福ちゃんがずっと冷静だった!
そして今、私はとある人の後ろにいる。
「緊張してる?」
その子を後ろから抱きしめる。
「……日巡璃。……まぁ……違うといえば嘘になるわね?」
カナ。第4試合はカナと……誰だっけ。A組の男の人。個性もイマイチ分かんなかったんだよね。
「……そっか。私……カナと準決勝戦いたいな?」
「……私もよ。日巡璃。…………っふーっ。……緊張してられないわね。」
「……いいんじゃない?緊張しても。……相手を見くびってるよりマシだよ。」
「……流石にこのトーナメントに上がってきてるってなれば……相当な実力者のハズ。……絶対に油断なんてしないわ。」
覚悟を決めてるカナの横顔。ちょっとかっこよかった。
「……頑張ってね?いっぱい応援してる。」
「任せなさい。」
カナはそのままフィールドに行く。
私は廊下からカナを見守る。
『騎馬戦ではチームを勝たせる為に獅子奮迅!日本生まれのギリシャ人!カノーテス・ディミトリウ!!』
「…………ふん。」
『ごめんね!未だ目立った活躍あんまりしてないよね!被っちゃった!薬額禁忌(やくがくきんき)!!』
「…………ハァ。めんどくせぇ。」
髪の毛が葉っぱみたい。すごい頭だね?
「……ため息つくくらいなら私に勝ちを譲ってくれない?」
「……負けると委員長にドヤされんだよ。そっちのがめんどくせぇ。」
「あ、そ。じゃあとっととドヤされてなさい。」
「うるせぇガキだな。めんどくせぇ。」
『Lady……fight!』
「速攻で終わらせてやるよ。」
薬額くんが頭の葉っぱをひとつ取り、自らの口に含む。
「……あぁあぁああああっ!!キタキタキタァ!!」
さっきまで生気のない相手に身体は、急に筋骨隆々に。
「…………。」
「滾るぅ!!気分がいいぜぇ!?」
へぇ……髪の葉っぱは……どんな個性なんだろ。
「……とっとと来なさい。彼女待たしてるんだから。」
「彼女ォ!?何しに来てんだ此処によぉ!!」
相手が突撃……するが
バヨン!
急に何かに阻まれる。
「……空気よ。私の1m前の空気は弾性を持つ。」
そのまま弾かれた薬額くん。すぐに起き上がる。
「ちぃ!!めんどくせぇ!!」
薬額くんがもう1枚口に含む。
「アアアアアアアアッ!!!いいねえいいねぇ!!コレコレェ!!」
さらに筋肉が膨れ上がった。…………それ動けるの??
「……無様ね。」
「その余裕綽々な顔潰してやるッ!!」
また突撃。
…………真っ直ぐすぎるよね。そんなん躱してくださいって言ってるものだよ。
ただ力は本物のようで、空気の壁をぶち破りカナに襲いかかる。
「……じゃあこれ。」
石を薬額くんに向かって投げる。
「その石は1秒後、体積が1000倍になる。」
急に石が大きくなって、薬額くんがぶつかってしまう。
「うごぉ!?いてぇ!!!」
「とっとと終わりなさい。」
カナが石に触れる。
「柔らかくなる。」
すると石がドロ……と溶けて、薬額くんを包み込む。
「くそっ!?重めぇ!!うごけ……ねぇ!!」
「私も1歩も動いてないわね。」
「くそがっ!!煽りやがって!!!」
カナ……すごい!!圧倒的だね!!
「まだ動けるの?効果時間どうなってるのかしら。まぁこれ以上強くなられると厄介だし、とっとと詰みを作るわね。」
ボゴォ!
すると薬額くんに覆いかぶさってた岩が壊れる。
「グッルルルルルルルル!!!」
今までにないくらい筋肉が膨張して体が大きくなってる。
「……ふぅん?それが全力?」
「ガアアアアッ!!」
「……言語が喋れなくなってるじゃない。危なそうだからすぐに終わらせるわ。」
カナが地面に触れる。
「地面は隆起し続ける。」
急に地面が盛り上がり、薬額くんを包み込む。
薬額くんは壊し続けているが、地面の隆起は終わらない。
「ガッ!…………グルルッ!!…………」
「…………。」
バキ……ドガ……
ドゴ……
……
少しづつ少しづつ壊れる音が聞こえなくなり、最終的には包み終わってしまった。
「…………解除。」
地面が元に戻る。
すると先程までの筋肉はどこへやら……元に戻った薬額くんが倒れてる。
『勝者!!カノーテス・ディミトリウ!!!』
「「「ワーーーーーーッ!!!!」」」
「……ふん。他愛ないわね。」
「カナー!!」
「んぶっ!?」
戻ってきたカナに抱きつく。
「やったよやったよ!!かっこよかったァ!!」
「んんんっ!!んんんんんっ!!!!!」
カナに肩をタップされる。
「アッ!?ごめんごめん!!」
カナを解放する。
「殺す気!?!?」
「そんなつもりじゃ……!!」
「…………もう。ありがとうね?」
「えへへ。うん!」
これでカナも1回戦突破!
戦える時が楽しみだなぁ!!