※この作品はR-18です。

きっと私のアカデミア   作:おいーも

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体育祭⑨

 

 

 

 

 

 

side槍田日巡璃

 

 

 

「…………と言ってますね。」

 

「……そっか。読唇術ありがと。愛ちゃん。」

 

「じゃ……僕たちの仮定は正しいってことになるね。」

 

加糖くんの試合終了後、みんなで集まって作戦会議。

 

 

私とカナ……どちらが勝ち上がっても決勝戦で戦う可能性のある相手。無神さん。

 

氷叢くん達の仮定が正しかった。呼吸。息を止めれば、個性によるありとあらゆるものを無効化し、身体能力が上がる。…………すごい個性だねぇ。

 

……まぁ……

 

「……それなら行けそうね。」

 

「そうだね。」

 

「「「え?」」」

 

「ちょっと待てよ2人とも!無敵だぜ?効かないんだぜ?どうにもなんねぇだろ!」

 

小廻くんが至極真っ当なツッコミを入れる。……まぁそうだよね。

 

「違うよ小廻くん。私は……異形型だし。」

 

普通だったら……ね?

 

「…………そっか。槍田ならパワーで押し勝てる可能性があるか。」

 

「うん!力比べになるね!」

 

純粋なパワー勝負。……まぁ……相手がどれくらいの強化具合かにもよるけど。

 

「……見た感じ……槍田はんならどうにかなりそうどすなぁ?」

 

「姫さんが肉弾戦で負けてる姿想像できんわ。」

 

「純粋なパワー型の個性がウチに憎田以外いねぇからな。ものさしが少ねぇ。」

 

「力こそ〜」「パワ〜」

 

「…………なにいってんスか?」

 

「皆個性が複雑化してるんだねぇ。」

 

 

さーて……そろそろ次の試合、頑張って応援しないとね!

 

「委員長はいいとして……ディミトリウさんはどうすんの?」

 

「それより……アレの準決の相手が決まるわよ。」

 

「「「あ!」」」

 

 

だって!天捻ちゃんだもん!!…………あと光くん!

 

「天捻ちゃーん!!頑張ってーーー!!」

 

「委員長。さすがに光が可哀想だよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side中曲瀬天捻

 

 

「フッハッハッハッハ!中曲瀬サン!いい勝負にしよう!!」

 

「…………暑苦しい。」

 

「すまないね!筋肉が言うことを聞かないんだ!」

 

「……なんの事?」

 

私の対戦相手は光ってる人。……確か……光って名前。

 

……苦手な相手かも。目を潰されたら大変。個性が使えない。

 

 

「今日も僕の肉体美は……輝いてるゥ!!ハッ!!」

 

……変人。……ペース……呑まれないようにしないと。

 

 

『Lady……fight!!』

 

「ゆくぞっ!エンジェル☆フラッシュ!!」

 

 

発光。眩しいけど……目を閉じちゃダメ。

 

「むむっ!……このくらいじゃ目潰しにならないね!」

 

 

この人……変な人だけど上手い。さっきの……私の試合を分析して……1歩も動かないようにしてる。そのうえで目潰し。

 

戦い慣れてる。…………ヒーロー科との差を感じる。……後悔。

 

でもこの光をどうにかしないと……私の勝ち筋が薄い。戦う力は先生に教えてもらったけど……体重差。まだ覆せない。

 

 

「もっと発光だぁ!!ハイエンジェル☆フラッシュ!!!」

 

ビカッ!!

 

手をかざす。目は閉じない。閉じたら負ける。

 

うむむ…………どうしよう。個性に頼らない戦い方は練習してきたけど……個性をどうするかなんてわかんない。

 

分かんないけど……分かんないなりに試行錯誤しないと……

 

 

ひまひまやカノカノ、あいあいに追いつけない!

 

 

 

うーん……光……光…………

 

……光ってねじ曲げれるのかな。屈折とかある……よね。

 

 

やってみる……。できたらいいな。

 

イメージは光の束を折り曲げるイメージ。

 

…………うむむむむ……

 

 

「…………お?」

 

 

少し……眩しくなくなった?

 

もっともっと!

 

「……おお!出来た!」

 

全然眩しく……ないね。

 

 

「何ィ!?僕の光が効いてないだとォ!?」

 

「捻じ曲げちゃった。……ごめん……ね?」

 

光って人は大層悔しがってるみたい。

 

 

「うぐぐぐっ……今の僕にはこれを対処出来る術はないッ!暑くは出来るけどね!」

 

「…………じゃあどうするの?」

 

「一思いにやれッ!僕はそれでも諦めないぞッ!!」

 

飛びかかってくるので、空間を捻じってエリア外に。

 

 

「ちょわあああっっ!?」

 

ズドーン……

 

「…………ちょっと……高かった。痛かったら……ごめん。」

 

 

『勝者!中曲瀬天捻!!!』

 

「「「ワーーーーーーーッ!!!」」」

 

ふんふん!これで……準決勝。

 

 

……居た!……待っててね2人とも!

 

ひまひまとカノカノを指さす。

 

「決勝で会おう……ぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side槍田日巡璃

 

 

 

「あの子すげぇぜ?普通科だろ?」

 

「雄英馬鹿だな。こんな強ぇ子が普通科かよもったいねぇ。」

 

「ホント汎用性が高い個性だよね。見所あるなぁ……。」

 

 

天捻ちゃんが観客のヒーロー達から正当な評価を受けてる。本当に嬉しい。このままヒーロー科に来てくれるともっと嬉しいんだけどな。

 

 

……それはそれとして。

 

「……。」

 

自分の両頬をはたく。

 

パァン!

 

「……よし!気合十分!!」

 

フィールドに足を運ぶ。

 

 

 

 

「カナ!!」

 

「日巡璃!」

 

2人……相対す。因縁…………って訳じゃないけど。本気でやりあったことなかったから。

 

 

「……いよいよだね!」

 

「負けないわよ。決勝に行くのは私。」

 

「私も負けないよ!!」

 

「……ふふっ。」

 

「……ふへへ。」

 

 

お互い距離を取る。

 

「いくよっ!カナ!!」

 

「全力で来なさい!!日巡璃

!!」

 

 

『Lady……fight!!!』

 

全力で突撃!

 

「スラッグハンマーッ!!!」

 

「いきなりねッ!!」

 

 

カナが横に飛んで躱す……けど!!

 

ドゴォ!

 

「きゃっ!?」

 

 

地面をぶち抜く。

 

フィールドが砕けて隆起する。

 

 

「すごいパワーね!……でもっ……ふっ……ほっ……えい!!」

 

カナは……何を…………!!

 

「さて!これでイーブンね!!」

 

 

カナの周りには先程壊したフィールドの大きな欠片が浮いている。

 

「行けッ!!」

 

大きな欠片がいくつか飛んでくる。

 

 

「ホイッ!そいっ!アチョーッ!!」

 

全部たたき落とす。

 

「……これくらいじゃ傷にすらならない……わね。」

 

「ヤワな鍛え方してないよ!!」

 

 

突撃。多分遠距離戦は確実に不利だ。

 

するとカナは岩に飛び乗って空に上がる。

 

 

「逃げの一手!距離は死ぬ気で取らせてもらうわね!」

 

「うむむむ!流石だね!!…………でもッ!!」

 

 

瓦礫を持ち上げ、ぶん投げる。

 

「ほいっ!!」

 

「はっ!?いっ行きなさいっ!!」

 

カナの浮かせてる瓦礫と衝突。両方砕ける。

 

 

「ほんとに規格外ね。あなた。」

 

「えへへ!ありがと♪」

 

「もう!調子狂うわ……ねっ!!」

 

 

また瓦礫が飛んでくる。……多分カナの手に合わせて移動してるのかな?そういうルールも作れるんだねぇ……すごい個性だねぇ。

 

でも……このままだと瓦礫無くなっちゃうよ?

 

 

「ほいほい!!」

 

カナが瓦礫を飛ばし、私が壊すを何度も繰り返す。試合は硬直状態。時間だけが過ぎていく。

 

カナは意味もなくこんな事しない。絶対に何かある。

 

 

警戒を怠らない。

 

あらかた瓦礫を壊し終わる。

 

カナの弾数ももう数える程。

 

 

「カナ!あと少しだね!」

 

「……そうね。本当に……油断しないから厄介ね!」

 

「えへへ!おねーさんにいっぱい言われてるからね!」

 

「それでも私の技……受け切れるとは思えないけどねッ!!」

 

「!?」

 

 

地面……というか壊した瓦礫が私に全部襲いかかる。数の暴力!さすがの私でも……!!

 

捌ききれない!!

 

瓦礫で動きを封じられる。まずい……このままじゃ……!!

 

「ニクタ・フィラキー。夜の監獄。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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