side槍田日巡璃
「ひまひま〜あ〜ん。」
「はい。あ〜ん。」
「ん……もぐもぐ…………うまうま。」
今日は休日。天捻ちゃんの部屋にお邪魔してる。
天捻ちゃんは加糖くんから教えてもらった美味しいお菓子にハマってて……それを私に食べさせてもらうことが最近のお気に入り。
私は天捻ちゃんの部屋にある本を読んでる。結構読書家で、哲学の本がいっぱいあるので中々これが面白い。
どうして哲学の本をいっぱい買ったのか聞いたんだけど
『人間毎に物事を湾曲化して考えてるのが面白い。それをあたかも本質をついたかのように読者に納得させるのも面白い。』
のだとか。あんまりよくわかんないけど天捻ちゃんの中ではそういうものなのだろう。
…………哲学書ってそういうものじゃないと思うんだけど?
「ひまひま〜。」
「はいはい。」
天捻ちゃんの催促。天捻ちゃんの部屋の中では、私が本読んでる股の中で、天捻ちゃんが私の胸を枕にして色々やってるのが当たり前になってきた。
今は天捻ちゃんは勉強してるみたい。そういえば普通科でこの前の中間テスト1位だったんだって。天捻ちゃん不思議ちゃんなのに頭良いんだよね。ギャップだよギャップ。
ちなみにお菓子はハッピー〇ーン。
実家は和菓子しか食べてこなかったからこういうスナック菓子は珍しいんだと。和菓子しか食べてこなかったってどういう家なんだろうね?
「ひまひま〜。」
「はーい。」
お菓子を手に取る。
「ちゅ〜……」
「ん!?!?」
急に天捻ちゃんの顔が目の前に現れ、唇を奪われる。
頭を抱き寄せられ、離れれない。
「ん〜……んっ……ちゅ〜……」
「っ……ちょ……ん……まっ……!?」
舌が口内を蹂躙する。脳が弾ける。背筋が跳ねる。腰が浮く。
長く感じた自分勝手な侵略活動は、天捻ちゃんの気が済むまで行われた。
「ぷはぁ〜!……満足。」
「はっ…………はっ…………なん……で……」
「ん〜?好きだから。したくなっちゃった。」
「うぐ…………そ……そっか。」
そんなの言われたらこっちが負けちゃう。顔が熱い。
「うん。今日……あいあいいないし……独り占めできるから。」
そうなんですよね。今日は愛ちゃんが一旦実家に帰るとかで……寮に居ないんです。
「……照れてるひまひま。…………可愛い。」
「もっ……もう!」
天捻ちゃんが座り直す。
「!!」
「あっ!」
「ひまひま……コレ……カチカチ。」
「っ〜〜〜!!!」
私のソレは……正直に反応してたようで。
「…………んふ。」
天捻ちゃんが立ち上がり、ドアに向かう。
「……?」
「このまま今日は…………独り占め。……うふふっ。満足するまで…………帰さない……よ?」
ガチャン。
鍵を閉めた音がする。
「…………。」
「かなかなから聞いた。…………なんだかんだひまひまは逃げないって。……だって好きなんだもんね?……私達も……今から搾り取られるのも。」
「…………っ!!」
天捻ちゃんが私の耳に口をつける。
「あんなにカッコイイのに…………私達には全身ビンカンで……可愛い反応してくれる……好き。」
ゾクゾクゾク…………
「天……捻ちゃん……やめっ!」
手で制そうと思ったが、指を絡められる。
「ひまひま……私の声…………好きだもんね?」
「…………っっ!!」
「好きでしょ?……ねぇ?」
「す……好きっ!好きだからっ!!」
「気持ちいいことも……好きだよね?」
「っっっ!!そんなっ……恥ずかし……んんっ!?」
天捻ちゃんは逃してくれないみたいで、私の唇をまた蹂躙する。
「んえ〜…………好きだよね?」
「はひ……はひ……好き……好き…………」
「私達のことは?」
「好きっ!好きだよっ!」
「んふふっ…………ねぇひまひま。……私の事は?」
「!!……す…………好き…………」
「そっか。……ダーメ。」
天捻ちゃんにベットに押し倒され、衣服に手をかけられる。
「なんで!?待って!!」
天捻ちゃんは個性を使って私の動きを阻害するので、反撃は無意味。知っていても手が出てしまう。
「大好きじゃないと……許さない。…………大好きにしてあげる。」
「いやっ……やだ……!」
「私……ひまひまの事愛してる……よ?」
「!!」
「…………。」
「ひまひま可愛い……」
お風呂。天捻ちゃんに好き放題されて、身体も好き放題洗われて今。
天捻ちゃんに腕を抱かれて湯船に浸かってる。
「……嫌だった?」
「そんなわけ…………ないけど…………いっぱい……汚しちゃったし。」
「んふ……行為は……嫌じゃないんだ?」
「………………うん。」
「素直……可愛いね。」
天捻ちゃんに頭を撫でられる。
…………少しづつ素直にさせられてる気がする。
激しく蹂躙するみたいなカナとは違って、私を甘やかすような天捻ちゃん。どっちもいじめてくるのは変わらないんだけど……2人とも違う。
…………というか愛ちゃんも含めれば三者三様。……調べたけど性癖ってのがあるらしく、そういうのも関係してるのかなぁと分析。
…………パパ。ママ。ごめんなさい。私穢れてしまいました。
「…………。」
天捻ちゃんに抱きつく。
「んふふ……好きだよ。ひまひま。」
「…………うん。」
天捻ちゃんは徹底的に甘やかして来るから……気を抜いたら沼に落ちてしまいそう。寮の部屋が完全防音で良かった。私の声大きいらしくて……防音じゃなかったら皆に聞かせちゃうよ。
それもこれも……全部カナが悪いんだ!触らずに出してみようとか!!もう!!
…………出しちゃったけど。
おかげで全身敏感になっちゃった!どうしてくれるのさ!!
私はお風呂に結構長く浸かるタイプ。天捻ちゃんも。
なのでふたりで入浴の時はゆっくりしてられる。
ガララッ
誰か来ない限りは。
「……あれ?2人とも。早いわね。」
「……ん??」
無神さんと福ちゃん。
「おー……2人とも。」
「今からお風呂?」
「2人でお風呂も良いかなって福が。」
「…………2人だけだと思ったのに。」
福ちゃんが露骨に睨んでくる。
「怒んないでよ〜!2人でイチャイチャしてればいいじゃん!」
「いちゃいちゃ……?」
「……わかった。2人は私達の邪魔しないからいい。」
無神さんは……私が言うのもなんだけどもう少しそういう勉強した方がいいと思うな!
2人がキャッキャいいながら身体を洗ってる。
「福。貴方はカラスの行水じゃないんだからしっかり洗いなさい!」
「いいじゃん!私の羽毛でカンナの事洗う時に洗えてるって!」
「ダメよ。毎度毎度私がいるとは限らないんだから……私が洗ってあげるから綺麗になさい。」
「カンナちゃんが!!?うん!洗って洗って!!」
「…………なんか……すごいこと聞こえなかった?」
「……ん。……愛のカタチは……人それぞれ。」
付き合ってないんだよね????
ん……?無神さん身体で洗ってない???これ……福ちゃんまた変なこと教えたな!?
福ちゃんそんな顔しないの!!欲望の化身め!!
「……ひまひま。私も……いつかあれするね?」
「……え!?」
「いっぱい見てるから……して欲しいのかと……」
「…………。」
天捻ちゃんが……あれを……!?
「……!…………して欲しそうだね。……んふふ。」
どこ見てるのさ。
「2人とも長いわね。長風呂ってやつ?」
身体を洗い終わったみたいなので湯船に浸かりにきた2人。
福ちゃんは色々やってだいぶ満足したみたいで無神さんから離れなくなった。…………いつも通りか。
一応A組の子達にも私が両性具有なのは話してる。まぁ普通に受け入れられたんですけど。…………寛容だなぁ?
「ん〜……私がお風呂好きなのもあるけど……長ーく浸かるとそれだけ血行が良くなるから、粘液の分泌量上がるかなぁ〜って思って長風呂になってる。」
「……なるほど。強くなるための努力は惜しまないのね。」
「そんな大層なもんじゃないけどね。」
「……私は……お風呂好き。銭湯も好き。」
「そうなのね。……私はお風呂だと何も出来ないからあんまり得意じゃなかったけど…………福のおかげで少し楽しくなってきてるわ。」
無神さんが福ちゃんの頬を撫でる。
「「…………。」」
付き合ってないんだよね?
本当に??
全然祝福するけど。