※この作品はR-18です。

きっと私のアカデミア   作:おいーも

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まるで劇薬

 

 

 

 

 

side???

 

 

 

「何を買うんですか?」

 

「和菓子の材料。」

 

「和菓子……?そういえば中曲瀬様は実家が……」

 

「うん。……和菓子のお店……だよ。」

 

「中曲瀬……中曲瀬……どこかで聞いた覚えがあるのですよね……どこでしたか……。」

 

「まぁ……パパは有名だし……ね。……その界隈では。」

 

「…………もう少しで出そうなのですが……モヤモヤしますね。」

 

「ひまひまに食べてもらうんだ。……私の和菓子。」

 

「……うむむ……まぁいいです。いつか思い出すでしょう。」

 

「そうだね。……久しぶりに和菓子作る。楽しみ。」

 

「好きなのですね?」

 

「好き。…………ひまひま喜んでくれるかな。」

 

「お嬢様は喜んでくれますよ。」

 

「そうだと……嬉しい。……今週末はカノカノの家に行くから一日専念できるね。」

 

「…………そんな大作を作る予定なのですか?」

 

「私の愛は……それじゃあ足りないかもしれないけど……ね?」

 

「私も負けてられませんね。」

 

「うふふ……1番はカノカノに譲るけど……2番はあげないよ?」

 

「どうでしょうか。勝負ですね?」

 

「ん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side槍田日巡璃

 

 

パチ……

 

「ふぁ……。」

 

朝だ。……時間は6時。昨日寝たのが……2時くらいだったから……4時間。

 

休みだからまだ寝れるけど、そろそろメイドさんが起こしに来る時間。……カナを起こさないと。

 

横ですやすや寝ているカナ。寝顔も可愛い。お人形さんみたい。

 

カナの頬を撫でる。……綺麗な肌。綺麗な髪。

 

なんだかすごく愛おしくなって。この時間が耐えられなくて。

 

カナの綺麗な唇に朝の挨拶をした。

 

 

するとカナの目がパチリと開く。

 

「……おはよ。カナ。」

 

「……日巡璃。…………おはよ。キスした?」

 

「うん。……1回だけ。」

 

「ふふ……まだ寝てれば良かったかも?」

 

 

……イジワル。そんな顔して……。

 

「起きるまでしないといけないの……顔が爆発しちゃいそうだからやめてね?」

 

「冗談よ。お風呂行きましょ?……身体洗ってあげる。」

 

「……カナがしたいだけでしょ?」

 

「いや?」

 

「…………して?」

 

「うふふ……可愛い。」

 

 

カナに腕を引かれてお風呂へ。カナは私の全身くまなく手で洗ってくる。

 

カナは私の身体を触るのが本当に好きだなぁって。……私もカナに触られるの好きだから……お互い様か。

 

私はカナのものだよ……重いか。

 

 

 

少々の長風呂。

 

少しの疲労感と多量の幸福感。カナにやってもらうことはなんだって嬉しい。……だから私もお返ししたくなる。

 

 

カナの髪を乾かす。

 

私はカタツムリだから……体毛がほぼ生えなくて、髪の毛も1年に1度くらいのペースで少し切る程度。全身はツルツル。

 

だから他人の長い髪を乾かすのが少し楽しくて。カナだからやってあげたくて。

 

 

「痒いところはございませんか〜?」

 

「ふふっ。なにそれ?……上手よ。日巡璃。」

 

 

カナに笑われるだけで。カナに褒められるだけで嬉しくて。

 

好きってこんなに幸せなんだと何度も噛み締める。

 

 

「はい。終わり。」

 

「あら。もう?」

 

「またいつか出来るよ。」

 

「……それまで一緒にいてくれる?」

 

 

カナを後ろから抱きしめる。

 

「私もうカナから離れられないや。」

 

 

「あら。熱烈ね?」

 

カナは私の頬にキスする。

 

少しだけびっくりしたが……それ以上に心が満ちた。

 

 

「私も日巡璃から離れられないわ。……愛してる。日巡璃。」

 

「私も……あ……愛してる。カナ。」

 

 

顔が熱くなる。好きはわかった。……愛してるは……まだ心の準備がいる。

 

「まだ恥ずかしい?昨日あんなに言ったのに……」

 

「……もう。言わせたんでしょ?イジワル。」

 

「そうだったかしら?」

 

 

とぼけるカナ。……もう。私じゃなかったら許してないよ?

 

「カナったら…………もう。」

 

「うふふ。……嫌じゃないでしょ?」

 

「…………言わせなくてもわかってるくせに。」

 

「言って欲しいの。……私の日巡璃にね?」

 

「…………嫌だったら……一緒に居ないよ。」

 

「及第点ね?」

 

「厳しいなぁ?」

 

 

カナと一緒に食堂へ。

 

 

 

朝食を済ませ、カナの部屋に行く。

 

私の膝枕でカナが寝てる形。私の太ももは色んな人に大好評です。

 

 

「今日は何時までいるの?」

 

「うーん……17時くらいには帰りたいな。……それまでずっと一緒だよ?」

 

「……嬉しい。まだいっぱい独り占め出来るわね?」

 

「まだ独り占めし足りないの?」

 

「足りない。……もっともっと私の証を刻み込みたい。」

 

 

カナから向けられる欲望に満ちた視線。

 

背筋が反応してしまう。

 

 

「〜〜ッ!」

 

「嫌じゃないんだ。」

 

 

カナに足を撫でられる。触れるか触れないかの境目。弄ぶような。慈しむような。

 

 

「……ッ!…………ッッッ!」

 

「うふふ…………全部反応しちゃって……本当に可愛い。」

 

「カナのッ…………せいだよッ……んっ!」

 

「じゃあ……私が責任取らないとね?」

 

 

カナが起き上がり、また押し倒される。

 

手は恋人繋ぎ。カナが私の腰にまたがる。

 

 

「嫌だったら……力づくで退かしてもいいのよ?」

 

「…………嫌じゃないの知ってるくせに。」

 

「本当に誘うのが上手いわね?」

 

 

カナが私の首筋に口をつける。

 

ちうちうと吸われてるようだ。

 

 

「カナ……?……何を……?」

 

「……私のマーク。あの子達に見せつけるの。私の日巡璃だって。」

 

「???」

 

「まぁまたお風呂場で見なさいな。」

 

「…………またお風呂行くの?」

 

「どうせ汚れるでしょ?」

 

「……えっち。」

 

「満更でもないくせに。」

 

私はカナにされるがまま。

 

カナから求められるだけで体が嬉しがっちゃってる。……もう……カナは麻薬だなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方。車で雄英まで送られる。

 

車内にて……

 

 

「カナ。また明日ね?」

 

「……うん。」

 

 

カナは毎度寂しそうな顔をするが……今日は少し違ってる気がする。

 

「そんな顔しないで?」

 

カナを抱きしめる。

 

 

「ねぇ……一緒に住も?……日巡璃。お願い。」

 

カナの口から初めて聞くセリフ。

 

 

「…………ごめんね?卒業したら……ね?」

 

「…………長いよ。……私……毎日日巡璃にキスしたい。毎日抱きしめて欲しい。毎日一緒にお風呂に入りたい。…………辛いよ。」

 

 

カナにしては珍しい我儘。そんなカナが愛おしくて……救ってあげたくて……

 

カナの頭を撫でる。

 

 

「…………私もだよ。……じゃあさ。夏休みのどこかの1週間。……カナの家に泊まりたいな。……ダメ?」

 

「!!…………いいの?……こんなめんどくさい女なのに……」

 

「私の好きな人を貶すの禁止。1週間私を好きに出来るんだよ?」

 

「…………凄く嬉しい。……約束だよ?」

 

「うん。約束。」

 

 

カナと再度強く抱擁を交わす。

 

「…………ありがとう。日巡璃。……愛してる。」

 

「私も。……愛してる。カナ。また明日ね?」

 

「……うん。また明日。」

 

 

最後に軽く口付けをし、カナと別れる。

 

…………カナの車が見えなくなるまで手を振る。

 

今生の別れじゃないのに。また明日会えるのに。

 

 

なんでこうも辛いんだろう。

 

…………これが好きって事。

 

 

離れたくないって事。

 

「…………好きかぁ……。」

 

 

劇物だよ……。

 

もうカナに会いたくなってるもん。

 

カナ……今日絶対通話しよ。

 

 

 

 

 

 

 

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