試験内容考えるの難しすぎました。
side槍田日巡璃
「筆記終わったねぇ〜!」
現在女子更衣室。
期末試験の実技を受けるため、コスチュームに着替えてる最中。
「そうやね。まぁ……あの調子なら大丈夫やろ。」
「ちょっと難しい問題無かった?」
「あーあったあった。あれでしょ?英語の……」
「何とかなった〜。」「左久も〜。」
みんななんだかんだよくできたみたいで良かった。
……。
…………。
「ッス-ッ…………。」
1人を除いて。
「天気ちゃん?」
「んひゃっ!?だっ大丈夫大丈夫!……多分!」
「……怪しいですね。」
「……うん。」
「大丈夫だってばぁ!…………きっと。」
「……まぁ……いいんじゃない?きっと。」
「離その言い方やめない!?」
「最終的に天眼副委員長日巡璃の3人使って勉強してたのに……」
「うるさいうるさーい!赤点じゃなかったらいいんでしょ!!」
天気ちゃんが両手をブンブン振るう。
「みなはん……お喋りはいいどすが……はよぉ着替えた方がよろしおすなぁ?」
「「「はーい!」」」
「今回の試験は……コレ。」
スナイプ先生がボールを取り出す。
横に1本黒いラインが入った黄色いボール。……なんの変哲も無さそうだけど……
「これが試験会場に無数に転がってる。これを指定個数回収出来ればクリアだ。」
「……それだけっすか?」
「もちろん制限時間もつけさせてもらう。」
……だとしても……簡単すぎない?
「1人3つ。回収しきったらクリアだ。全員で挑むように。」
「「「はい!!」」」
「連絡手段はなし。全員の場所は何組かのチームに分かれてバラバラでスタートさせる。……それとこれ。ボールをセットする用のサポートアイテムだ。腰に付けとくように。」
おぉ……この窪みにボールがくっつくわけだね?動きを阻害しないからありがたいや。
「それでは諸君らの健闘を祈る。」
「「「はい!!」」」
市街地のようなフィールド。少し荒廃してる?
「……そいでそいで。私のチームは……」
「俺。」 小廻くんと
「俺だぜい。」 能面くんと
「私だよ。」 天気ちゃん。
「……すげぇ明確に戦闘出来るやつ1人のチームだな。」
「そうなんだよなぁ……おいらは制限時間あるし……」
「私はタイムラグがあるよ……ネタがバレると弱いし。」
なんというか……固まって動けって言われてる気がする。
「…………ねぇ。試験内容違和感ない?」
「「うん。」」
「え?え?なんの事??」
天気ちゃんはわかってない様子。
「あのね。天気ちゃん。制限時間があるとはいえ……ボール3つ集めるだけって多分すぐ終わっちゃうと思うの。」
「……うん?そうだね。」
「だから……多分……」
『全員位置に着いたな。』
スナイプ先生のアナウンス。
『それでは試験を始める。スタート!!』
すると目の前に人影。
「……試験内容。シッカリ理解シタカ?」
「「エクトプラズム先生!」」
「なんで!!!?」
「こういうお邪魔敵がいるってこと!!!!」
エクトプラズム先生に突っ込む。
足に枷がある。多分何かしらの動きを阻害するサポートアイテムかな?
「……良イ速サダ。」
「スラッグミサイル!!!」
ボヒュン!!
エクトプラズム先生の分身が消えて、ボールが落ちた。
「…………なるほど。こういうことか……」
「何処に隠してるとは……言ってねぇもんな……」
「……エクトプラズム先生だけが持ってるとは限らないけど、くまなく探そう。……これ…………まず1個……誰か持ってて。」
このボール重い。……私が持っちゃダメだ。
ボールを放り投げる。
「えっ!?うっ!!うん!!」
天気ちゃんがキャッチ。
「っ!?なにこれ重っ!!」
「はぁ!?じゃ……じゃあこれよ!持つ度に重量が増してくのか!?」
「……だから多分戦う組は最後まで持てないね。動きが阻害されちゃう。」
「じゃあ……一応遠距離攻撃できる私が持つよ!」
「多分……これ相当きつい試験だな。早い段階でみんなと合流したい。」
「…………連絡取れないから望み薄だね。……小廻くんの個性で小さくできない?」
「ごめん委員長。俺の個性はできたとしても1個までなんだ。」
うーん無理か……どうしよっか。
「そっかぁ……うーん。とりあえず立ち止まる訳にはいかないし、少しづつ進もうか。」
「「「了解。」」」
ウロウロしながら、戦闘しながらボールを集めて今6個。
ちなみに小廻くんが2つ。天気ちゃんが2つ。能面くんと私が1個づつ持ってる状態。
「……エクトプラズム先生は絶対1個持ってるね。」
「うん。エクトプラズム先生を見つけるのが効率良さそうだけど……今何人?」
「4人。……他のチームもやってるって考えると……今だけで20人倒してる計算になる。」
小廻くんが答えてくれる。…………うーん先生とはいえ……相当苦しくないかなぁ?
「…………これ以上居るのかな?」
瓦礫をどかしながら……くまなく探す。……うーん。無いなぁ?
「にしても……槍田ちゃん先生に勝つなんて凄いね。」
「それは多分……先生に足枷みたいなサポートアイテムあったから、動きが阻害されてるんだと思う。」
あれがなかったら先手必勝なんてきっと出来ない。
「へぇ〜!よく見てるね!」
「……青空。お前も見ねぇといけねぇよ?」
「うぅ〜……ごめん。」
「うちのチームは探索できる人がいないから……全員でしっかり見ないと!」
「わかった!」
「……それにしたって広いな。そろそろ別チームと合流しても良さそうだが……。」
それはそうなんだよね……どうしたもんか。
……あれ?人影……だけど……あんな先生いたっけ?
「うおっ!?まずいバレた!!」
黒い全身タイツの……なんだあの人?逃げてったけど……
「……なにあれ。」
「知らない。あんな人居た?」
「…………まぁいいや。とりあえず誰かと合流しよう。真ん中目指そうね。」
「「「了解。」」」
そんな感じでウロウロウロ。
エクトプラズム先生を何人か倒し、ボールを見つけ……多分市街地の中心部分まで来れた。
現在のボールは10個。あと2個でチームはクリア。私と能面くんが1個づつ持ってない。
「順調だね。……ハァ……ハァ……」
「重そうだね。大丈夫?」
「なんとか!」
「……こんなことなら……筋肉鍛えとけば良かった…………」
「ゲームばっかしてるからだよお前ら。筋肉筋肉!」
能面くんが小廻くんの背中をバシバシ叩く。
「小廻くんはまだしも他のふたりは相当身体おっきいと思うけどな?」
「俺だけだよ俺だけ……くっそ。」
そんなこんなで中心部。……誰もいない。
「そういえばあの黒い人何回か見かけたよね。」
「凄いコミカルな逃げ方するから放置してるけど……なんだろうあの人。」
「枷ついてないしね。なにかのお邪魔キャラとかかな?」
……お邪魔キャラ……ねぇ?
「…………。」
中心部は開けてて…………開けてて。……怪しい。
「…………ねぇ。皆。」
「何?」
「……なんか……誰もいなさすぎじゃない?ここ。」
「「「…………。」」」
……音すらしない。……なにここ。
「……嫌な予感がするな。離れた方が良さそうだ。」
「うん。……離れよ?多分いいこと起きないよ。」
私達が離れようとした時……
「そうね!でもすこーし判断が遅かったかもね?」
聞きなれた声。それと轟音。何かが着陸してきた。
「何!?」
「なんだ!?」
「…………!!!この声……!!」
「うふふふ!任されたからには……全力だよね?」
「流水おねーさん!!!」
手枷足枷をつけてる流水おねーさん。……相当まずい!
武器は持ってないみたいだけど……だとしても……!
「はぁ!?ブラッドロータス先生!?」
「なんで……戦うの!?」
「みんな!!逃げの一手!!おねーさんはやばい!!!誰も勝てない!!!」
撤退指示。どうにか頑張って逃げるしかない!!
「「「はぁ!?」」」
「早く逃げるよ!!!」
「えへへ!逃がすと思う!?遊びましょ!日巡璃ちゃん!!」