※この作品はR-18です。

きっと私のアカデミア   作:おいーも

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夏休みの当たり前。

 

 

 

 

 

side槍田日巡璃

 

 

 

夏休み!夏休みだあああ!!

 

 

夏休みといえば!!!

 

 

 

海?バーベキュー?違う違う!

 

 

 

「…………。」

 

「…………。」

 

「…………。」

 

「…………。」

 

 

夏休みの宿題です。

 

 

当然ですよね。学生の本分です。

 

今日も寮にカナが来て、天捻ちゃんと愛ちゃん含めて4人で宿題。みんなで終わらせた方が早いって話になって初日からみんなでカンヅメ。

 

こーいうのはとっとと終わらせるにつきます。ちなみに今夏休み4日目。

 

もうそろそろ終わる目処が立ってきた頃。ぶっ通しですぶっ通し。バッと終わらせていっぱい夏休みを楽しむべし!

 

 

 

コンコン

 

 

「…………誰だろ。」

 

「……知らない。なにか予定あるの?」

 

カナに質問される。愚問だね。

 

「別に〜?大好きなみんなと一緒に居れるのに他に予定入れる必要ある?」

 

「……んふっ。」

 

「…………お嬢様ったら……ありがとうございます。」

 

「勉強してるだけよ?」

 

 

「それでも嬉しいから。」

 

「…………そ。」

 

みんなニコニコしててなんかいい気分。

 

立ち上がってドアに向かう。

 

 

「はいはーい。」

 

「私よ。無神。槍田さん……ちょっと開けて貰えない?」

 

「……無神さん?」

 

無神さんが部屋を尋ねてくるの……初めてだね。

 

 

「……どうしたの……?急だね……。」

 

「…………A組大変そうだしね。」

 

あぁ……そっか。

 

ガチャ……

 

 

「どうしたの?」

 

「ありがとう。ごめんなさいね。時間使っちゃって。」

 

 

無神さんが頭を下げる。

 

「いいよいいよ〜。……なんとなく要件は見えるけど……どうしたの?」

 

「……A組のみんなの勉強……知恵をかして欲しいの。」

 

だと思った……。

 

 

 

 

一応無神さんを部屋に通す。お茶は愛ちゃんが入れてくれた。

 

「何から何まで……ありがとう。」

 

「お嬢様の為ですので。お気になさらず。」

 

私の為?

 

「?」

 

「……貴方が来客にお茶すら出さない無礼者って思われない為よ。」

 

無神さんからの補足。なるほど……そういう考えもあるのか。

 

「あっそうなの?教えてくれてありがとう。愛ちゃんもありがとうね。」

 

「いえ。当然のことをしたまでです。」

 

ひえぇ〜……生活水準が違いすぎて色々わかんないや……

 

 

「……それで?お話って?…………まぁだいたい察しはつくけど。」

 

「…………恥を忍んで言うわ。……A組の勉強……手伝って欲しいの。」

 

 

……ですよねー……

 

 

噂で聞いた程度だけど……A組の筆記の方の試験がすごくすごかったらしい。なんというか……言葉を濁さず言うと散々だったと。

 

A組はB組みたいに満遍なく平均的にって感じじゃなくて、両極端な子が多いらしく……今回のテストだけでも赤点もしくは赤点ギリギリが5人もいるって。筆記だけで。……実技を含めるともう少しいるとか。

 

 

成績上位の子達が頑張って教えてたらしいけど……手が回らないんだよね。分かる子に対して分かんない子の割合が多すぎる。

 

 

「…………まぁ……いいけど……どうするの?あと3日4日くらいで林間合宿でしょ?」

 

「イレイザーヘッド先生が林間合宿内で補習されるらしいんだけど……それだと次の中間期末はどんどん難しくなっていくじゃない?」

 

「…………差が開いていくんじゃないかってこと?」

 

 

無神さんは頷く。

 

「……たしかに。……でも私たちだけじゃどうしようもなくない?」

 

「そうですね。お嬢様はまだしも……私とカノーテス様はあまり初めての方に感じ良く教えることは難しいです。」

 

「アンタと一緒にすんじゃないわよ。」

 

 

「それもあって……どうしようかって相談。」

 

…………そういえば……

 

 

「……今日は福ちゃんいないね?」

 

今日は無神さんひとりだね。いつも福ちゃんがくっついてたんだけど……

 

 

「最近暑いじゃない?私のベッド貸すから日中くっつかないでって言ってる。だから今多分私のベッドの中で満足気な顔して寝てるわ。」

 

「「「…………。」」」

 

「……そうなんだぁ。」

 

そこの3人。私のベッド見ないの。ガン見しない。天捻ちゃんはほぼ毎日一緒に寝てるでしょ。

 

 

「ん〜……話戻すね?勉強会開いたら?」

 

「……勉強……会?」

 

 

「うん。どこか教室でも……寮の共有スペースでも借りてさ、無神さんが先生やってみれば?」

 

「私が……?……できるかしら。」

 

 

「出来る出来ないじゃなくて……1回やってみたらいいじゃない。そこから色々フィードバックしてより良い形にすればいいいのよ。」

 

こら。そこの3人。私のベッド漁らない。何も無いよ。

 

 

「……確かに。……うん。何とか予定立ててやってみるわ。」

 

「気負わずにね。」

 

 

「ありがとう。槍田さん。皆さん。お邪魔したわね。」

 

「いいよいいよ〜。いい気分転換になったし。」

 

「とりあえず福と爪吹さんと相談して形にしてみるわ。」

 

無神さん。福ちゃん。茜ちゃんはA組筆記トップ3らしい。みんな頭いいんだねぇ。

 

 

 

無神さんが部屋を後にする。

 

「……はいはい。勉強続けるよ。」

 

 

「もうちょっと……スーーーーッ……」

 

「ひまひまのいい匂い……んふふふ。」

 

「お嬢様お嬢様お嬢様……はしたない私めをお許しください……」

 

 

この三馬鹿……

 

「…………そっか。じゃあいいや。」

 

もういいや。…………ひとりで勉強しよ。

 

 

「ごめんなさい!日巡璃!不貞腐れないで!はい!!勉強勉強!!」

 

「ん!!」

 

「お嬢様!私めも真面目に勉強します!」

 

 

初めからそうすればいいのに。……私のこと好きなのはわかるけどさ。

 

少ししたら福ちゃんが、無神さんが口つけたコップを探しに来たのは内緒。…………無神さんも大変だね。

 

 

 

愛ちゃんがすごい顔してたけど、私が口つけたコップをすごい目で見てたの知ってるからね?同類だよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえばお嬢様。……林間合宿の準備はされてますか?」

 

夜。あと寝るだけってなった時、愛ちゃんの質問をされる。

 

 

「うーん……どうだろ。買い足しいるかな?」

 

「衣類とタオルはある程度あった方がよろしいかと……」

 

そうだよねぇ〜……明日買いに行こうかな。

 

「……だったら明日買いに行こうかな。なるべく早い方がいいよね。宿題もそろそろ終わりそうだし。」

 

「そうですね。……お供しましょうか?」

 

「カナも呼ぼうよ。きっと来るよ。」

 

「…………。」

 

天捻ちゃんがひょっこり顔を出してる。…………誘わない訳ないじゃん。

 

 

「天捻ちゃんもね?」

 

「……いいの?」

 

「私が寂しいって言ったら?」

 

「…………ひまひま。……好き。」

 

 

天捻ちゃんに抱きしめられる。

 

天捻ちゃんはさっきまで、私の布団の中にいたので少しだけ暖かい。

 

「私も好きだよ。」

 

「……んふふ。」

 

 

「お嬢様。カノーテス様に連絡したところ全然大丈夫との返事が。」

 

「早いね!ありがとう。愛ちゃん。」

 

「いえ。至極光栄でございます。」

 

 

愛ちゃんの頭を撫でる。

 

「お……お嬢様。私子供では……」

 

「いいじゃん。可愛いから撫でたいの。」

 

「…………。」

 

 

愛ちゃんの顔が少し赤くなる。振り払わないってことは嫌じゃないってことだから……素直じゃないなぁ?……可愛い。

 

「……私のベッドがもう少し大きかったらなぁ……愛ちゃんも一緒に寝れたのに。」

 

 

「!!!………………お嬢様と……毎日……同衾……!?」

 

愛ちゃんの顔がみるみる赤くなる。

 

 

「…………メイドモードじゃないあいあいには…………耐えられない。……やめた方がいい。」

 

「……そうみたいだね。」

 

「同衾……同衾…………」

 

 

有能メイド愛ちゃんも好きだけど……ポンコツ愛ちゃんも大好き。

 

 

明日は急に楽しみだな。

 

いざ!みんなでデートだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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