※この作品はR-18です。

きっと私のアカデミア   作:おいーも

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部屋掃除 in Summer

 

 

 

 

 

side槍田日巡璃

 

 

「……ふぅ。」

 

合宿から帰ってきて次の日。お部屋の片付けを始めた。

 

 

合宿が終わって……あと数日でカナの家に1週間お泊まりになる。お部屋に帰って来れない分掃除しないとね。

 

あと1週間遊ぶ準備もしないと。1週間だからねぇ……長い。いっぱい遊ぼ。

 

 

宿題終わらせておいて良かったって気持ちと……もし終わってなかったらって思うと……ほんの少し怖くなる。

 

一応宿題をもう一度目を通す。…………終わってるよね?大丈夫だよね??

 

「…………。」

 

 

 

今になって不安になってきた。……愛ちゃんに確認してもらおうかな。

 

コンコン

 

 

「ん……?はいはい!」

 

「……ひまひま。手伝って。」

 

「お嬢様。天捻様のお部屋掃除を手助けしていただければ……」

 

 

外から天捻ちゃんと愛ちゃんの声が聞こえる。ちょうど良かったや!

 

「待ってね〜。」

 

ガチャ……

 

 

「愛ちゃん!なんか不安になっちゃってさ……宿題終わってるか確認して欲しいんだけど。」

 

「はい。構いませんよ。」

 

 

「ひまひま〜……」

 

「いいよ。一緒に片付けよ。」

 

「……お嬢様は完璧に掃除を終わらせているというのに……あなたは!」

 

「……やる気起きなかったんだもん。」

 

天捻ちゃんと愛ちゃんが部屋に入ってくる。

 

 

「宿題は……これですか。失礼しますね?」

 

「うん。助かる〜。」

 

愛ちゃんが私の宿題をパラパラと確認を始めた。

 

 

「……ひまひま。これって……アルバム?」

 

天捻ちゃんが私の机の上を物色。最近私が買ったアルバムを見つけた。

 

「そうだよ。……みんなとの写真いっぱいあるから閉じとこうかなって。」

 

 

「見てもいい?」

 

「いいよ〜。」

 

「あなたは掃除をですね……」

 

「いーやー……きこえなーい……。」

 

「……はぁ。」

 

 

こう見ると愛ちゃんがお母さんに見えるね……愛ちゃんママ。…………うーん。全然アリ。

 

 

「…………いい写真だね。」

 

「でしょ。いい写真だけ集めてみたの。」

 

 

入学式の時。体育祭の時。職場体験の時。林間合宿の時。それ以外にも日常的なあれこれも色々閉じた。

 

もう既に半分くらい埋まりそうなのは……私が写真を撮りすぎてるかな?

 

 

「…………もう1冊あるね?」

 

「んー……んふふ。」

 

あ……それ……

 

「?……見てもいい?」

 

「いいよ。」

 

 

「……!!……これって。あいあい。これみて。」

 

天捻ちゃんが愛ちゃんを引っ張る。

 

 

「ちょっと待ってください。お嬢様の宿題を……え?」

 

2人でアルバムを覗き込む。

 

 

「んふふ。」

 

「ねぇ……ひまひま。これって……」

 

「お嬢様……私たちのアルバムですか?」

 

「……恥ずかしいね!」

 

 

そう。私の可愛い彼女達のアルバム。全部大事な思い出だけど……これだけは別にしたかったから。

 

 

「…………嬉しい。すごく……大事に……されてるね。」

 

「お嬢様!生涯を懸けてお仕えいたします!」

 

「えぇ〜元々懸けてくれなかったの??」

 

いたずらっぽく笑ってみせる。

 

 

「そんなはずありません!!」

 

愛ちゃんに両手を握られる。

 

「んふふ〜。わかってるよ〜。」

 

「もう……お嬢様ったら。」

 

 

 

「………………お掃除しなきゃ。」

 

「そうだね。天捻ちゃんの部屋行こっか。」

 

「……宿題はバッチリでしたよ。流石お嬢様です。」

 

「ありがと。愛ちゃん。」

 

 

宿題とアルバムを閉まって、天捻ちゃんの部屋に向かう。

 

よーし……もうひと踏ん張り……

 

 

 

 

 

 

「だ。」

 

「…………。」

 

「……えへへ。」

 

 

すごい部屋。

 

色んな意味でね?

 

 

「……どうしたら……ここまで……。」

 

「…………いつもは……ひまひまとか……あいあいとか居るから……いつ来てもいいように……片付けようってなるんだけど……」

 

……なんか読めたぞ。

 

 

「私たちが林間合宿で居なかったから……ってこと?」

 

「……ん。」

 

「……はぁ。とりあえずゴミとそうじゃないものを分別からです。」

 

「うん。今日中には無理だね!」

 

だってもう夕方だもん!

 

「そうですね……明日中に片付ける方針で。」

 

 

「……んへへ。」

 

「何を笑ってるんですか。あなたの部屋ですよ。」

 

「ん〜?……ひまひまとあいあいがいて……嬉しいなって。…………寂しかったから。」

 

「「…………。」」

 

 

きゅぅ〜ん……

 

「…………愛ちゃん。」

 

「……なんですか。」

 

「これが母性ってことかな?」

 

「生憎ですね。私も感じた気がします。」

 

 

「……?」

 

「林間合宿今年だけで良かったね。」

 

「そうですね。」

 

 

2人で天捻ちゃんの頭を撫でる。

 

「んへへ……どしたの?」

 

「「なんにも?」」

 

 

こんな可愛い子を1人にできない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぐぅ〜……

 

お腹空いた!

 

「……ふぅ。一旦これくらいで。」

 

「そうですね。ちょうどお腹も空きましたし。」

 

「……お風呂入りたい。」

 

「じゃあまずお風呂だね。」

 

「はい。」「ん!」

 

 

久しぶりの3人でお風呂。

 

皆で洗いっこして……湯船にちゃぽん。

 

 

「…………いっぱい汗かいた……」

 

「はぁ〜……気持ちいいねぇ。」

 

「…………お2人は結構長く浸かられますよね。」

 

「……そうだね。お風呂大好き。」

 

「ん!」

 

 

愛ちゃんはそんなに好きって感じがしないんだよね。

 

「愛ちゃんは……あんまりって感じだね?」

 

「お風呂入ると疲れるんです。」

 

……??

 

「……?お風呂は……疲れを癒すもの……だよ?」

 

「……なんか疲れるんです。いいじゃないですか。」

 

 

「そうなんだね。疲れたら私の胸貸してあげるよ。」

 

「!!」

 

少し驚くように顔を赤くした愛ちゃん。……それと天捻ちゃん。今は天捻ちゃんの番じゃないよ!

 

「…………我慢できなくなりそうなので今は遠慮します。」

 

「今は?」

 

 

ガラッ

 

「あ!槍田!」

 

「もう入っとるんやね?」

 

 

引子ちゃんと憂世ちゃんが入ってくる。

 

……なるほど。今はってこういうことか。

 

 

「そうだよ!お先失礼してるよ〜!」

 

「ふふふ。ええんやよ?」

 

「私らもとっとと洗っちゃお。」

 

 

2人が身体を洗ってる最中、愛ちゃんに聞いてみた。

 

「よくわかったね。2人が来るってこと。」

 

「あの2人はいつもこの時間に入られてるので……まぁ言うなれば勘です。」

 

「はぇ〜……よく覚えてるね?」

 

「まぁ……そういう事も身についているので。」

 

 

メイドってすげぇ〜……

 

「…………極楽。」

 

愛ちゃんに断られたので今は天捻ちゃんが私の胸を枕にしてる。

 

天捻ちゃんと一緒にお風呂に入るとだいたいこれに落ち着くんだよね。

 

 

「…………そういえばお嬢様は……何も無いところでよく座ってらっしゃいますけど……リラックス出来るのですか?」

 

「……というと?」

 

「背もたれもあったら殻の影響で不便でしょうし……」

 

あぁ……そういう事?普通の人は背もたれあった方が楽だもんね。

 

「ん〜……私カタツムリだからさ、座ってる時……今もそうだけど、重心が真ん中にあるの。だから寄りかからなくてもぜーんぜん辛くない。寄りかかるとしても殻だし……殻に寄りかかっても別に辛くないからあんまり気にしたことなかったかなぁ。ほんとに寄りかかるほどキツかったら殻に籠っちゃうしね。」

 

「……なるほど。お嬢様なりのリラックス法があるのですね。」

 

「そうだよ〜。」

 

 

引子ちゃんと憂世ちゃんが身体を洗い終えたみたい。

 

「入っていい?」

 

「いいよ!」

 

「失礼しますね?」

 

 

……じー……

 

「……なんや槍田はん。そんなジロジロ見られると恥ずかしいわ。」

 

「……いや。……2人ってほんとに従姉妹なのかなって。」

 

「………………は?槍田……どこ見て言ったの?」

 

なんか急に引子ちゃんから圧を感じた!

 

「どこ見てって……改めて見たら全然似てないからさ。顔も身体も。」

 

 

顔はどっちも綺麗だけど全然違うし……身体も引子ちゃんはスレンダーで綺麗だし……憂世ちゃんは出るとこ出てて別の意味で綺麗。……こんな違うことあるのかな?

 

「…………。」

 

 

「お嬢様はそんな卑しい目線を送りません。」

 

「負けやな。引子はん。」

 

 

「…………私の負けだ。殺せよ。」

 

なんの事???

 

 

 

 

 

 

 

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