※この作品はR-18です。

きっと私のアカデミア   作:おいーも

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初めての対人訓練だ!

 

 

 

 

 

 

side槍田日巡璃

 

 

 

「今日は対人戦闘訓練をする。コスチュームに着替えて運動場に集合すること。」

 

スナイプ先生に言われてコスチュームに着替える事に。

 

B組女子全員で女子更衣室に。

 

 

女子更衣室…………。

 

 

 

少しだけ……

 

「嫌だな。」

 

 

 

「……日巡璃?何か言った?」

 

「うっ……ううん!何にも!」

 

「槍田はん。顔色悪ないどすか?」

 

みんなに心配されちゃう。大丈夫大丈夫。

 

「大丈夫大丈夫!元気いっぱいだよ!」

 

「大丈夫かな?」「辛かったら言ってね!」

 

美右ちゃんと左久ちゃんが後ろから声をかけてくる。

 

「うん!ありがとうね!」

 

「いえーい!」「いえーい!」

 

2人ともテンションが高くて楽しい!

 

 

 

「…………。」

 

「カノーテスちゃん。どしたん?」

 

「…………なんでもないわ。」

 

「そ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「槍田ちゃん?」

 

「……?どうしたの?」

 

「それ……何?」

 

 

私は今……ラップタオルを巻いて着替えている。

 

私の嫌なところを皆に見られないために、私なりに考えた結果だ。

 

「小さい頃のプールで使った覚えあるけど……高校でも使ってる人居るんだ!」

 

「槍田はんがつけると大きいどすなぁ?」

 

「えへへ……そうかな?」

 

あんまり見られてると……ちょっと……着替えずらいかも……どうしよう。

 

「………………日巡璃。……もう!着替えたんならとっとと行く!時間無くなっちゃうわよ!」

 

「あっ!そうじゃん!先行ってるね!」

 

「遅れないようにね!」

 

カノーテスちゃんの鶴の一声で皆更衣室から出ていった。

 

 

 

「……日巡璃。」

 

「どうしたの?カノーテスちゃん。」

 

カノーテスちゃんは出ていかないの?遅れちゃうけど……

 

「何隠してるか知らないけど……困ってたんでしょ?」

 

「うっ…………。」

 

なんでカノーテスちゃん分かるの??私何も言ってないんだけど……。

 

「バカね。私顔に出やすいって言ったわよ?……日巡璃。ここには何があってもあなたをいじめる人はいないわ。……皆を信じれるのは少し大変かもだけど、踏み込んでみてもいいんじゃない?…………なんなら私が練習くらいいくらでも付き合ってあげるから。」

 

「……カノーテス……ちゃん。」

 

少しだけ胸が跳ねる。

 

「じゃ。私、外出てるから。早く着替えなさいよ。」

 

カノーテスちゃんが外に出ていく。

 

 

 

……どうなんだろう。

 

本当に信じていいんだろうか。

 

 

……私の……男の子の部分。……きっと皆嫌な顔するって思ってた。…………だから隠そうって思った。

 

 

……カノーテスちゃんなら……?

 

天捻ちゃんなら?

 

 

 

 

…………。

 

 

 

 

私が踏み込むには…………まだ勇気が足りない。

 

 

「……早く着替えちゃおう。」

 

憂鬱な気持ちを投げ捨てて、私は着替えを済ませた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お待たせ〜!」

 

「やっと……来……た…………。」

 

「槍……田ちゃん?それコスチューム?」

 

「そうだよ?個性的に肌は出すだけ出した方がいいからね!……カノーテスちゃんに反対されてコレにしたけど。」

 

 

私のコスチュームは、ワンピース水着みたいな前面だけ隠し、背中は殻の影響でフルオープン。

 

下半身はパレオで隠したほぼ水着スタイル。

 

 

「えっ……っと……もっと露出あったの??」

 

「そうだね。そっちの方が良かったんだけど……カノーテスちゃんに色々危ないって言われて。」

 

 

「カノーテスちゃん。ナイス。」

 

「偉いどす。これ以上の露出は何が起こっても文句言えまへん。」

 

「本当に苦労したんだから。」

 

えぇ〜。もっと露出あった方が強いよ〜?

 

 

「……すっごいおっきいね。」「美右。左久もそう思う。」

 

双子ちゃんに胸をガン見される。そうかな?

 

「2人ともどこ見てんのよ!!」

 

「えぇ〜?そうかなぁ?髑髏ちゃんとか愛ちゃんもおっきかったよね?」

 

ピシ……

 

場の空気が凍った音がした。

 

「……槍田は変態。」

 

「……。」

 

髑髏ちゃんは憂世ちゃんの後ろに隠れ、愛ちゃんはモジモジしてる。

 

 

「えぇ〜!?おっきいって言われたから……!」

 

「日巡璃。そろそろ男子が死にそうだからそれくらいにしときなさい。」

 

「えぇ〜?」

 

 

カノーテスちゃんは大きなリュックと、長い萌え袖のゴスロリファッション。かわいい〜!

 

「目に毒どす。」

 

「はぁ……刺激物すぎるって。」

 

緑色の和風メイドな憂世ちゃん。

 

ライダースーツとプロテクターをガチガチに付けた引子ちゃん。どっちも似合っててかっこいい!

 

 

「何かあったら雨雲で隠してあげるよ!」

 

「ちょっと男子!じっくり見るの禁止!」「だめだよ〜!」

 

羊みたいなモコモコスーツの天気ちゃんに、お互いの髪色を交換したタキシードスーツみたいな双子ちゃん。

 

美右ちゃんが薄緑。左久ちゃんがオレンジだね。オシャレ!

 

 

「……。」

 

メイド姿の憎田ちゃんと…………

 

 

「……何?」

 

「いや……」

 

私と同じくらい露出のある髑髏ちゃん。

 

 

「……髑髏ちゃんも相当露出あるよね。」

 

「個性の都合だからしょうがない。」

 

「…………解せぬ。」

 

なんで私だけ変な目で見られるんだ〜!

 

 

 

 

 

 

 

「よし。全員集まったな。……それじゃ始めようか。ヒーローとしての1個目の訓練だ。」

 

 

対人訓練。2on2に別れて行うチーム戦で、片方が敵、片方がヒーローとして戦う。

 

敵サイドは、2人とも捕まるか、ビルの中にある対象物を触れられたら負け。ヒーローサイドは、2人とも捕まるか、時間が来たら負け。わかりやすいね!

 

 

 

「HAHAHAHA!!」

 

突如笑い声が響く。

 

「?」

 

「誰だ?」

 

「遅ればせながら……私が来た!」

 

 

えっ!?あれって……!

 

「「「オールマイト!?」」」

 

訓練所の入口からオールマイト教頭先生が入ってくる。

 

 

「そうだぜ!有精卵ども!!私が見に来たのさ!」

 

「……すげぇ!本物かよ!」

 

「あの姿でもオーラあるなぁ!」

 

「雄英入ってよかった……!」

 

1人限界化してるオタクちゃんもいます。

 

 

「オールマイト教頭。早く来てください。時間に遅れてます。」

 

「む!すまないね!今行こう。」

 

 

 

オールマイト教頭が合流。

 

 

「せんせ!なんでオールマイト教頭せんせまで居られるんですか?」

 

流鏑馬くんがスナイプ先生に聞く。

 

「そうだな。説明を……」

 

「私が説明しよう!ヒーロー科1年生の実力をしっかり把握するためさ!みなのカリキュラムをしっかり組めるようにだね!」

 

「あざます!」

 

 

 

「…………じゃあ気を取り直してチーム分けをする。文句は聞かんぞ。」

 

説明の場を取られたスナイプ先生は少しガッカリしている。

 

「「「はい!」」」

 

私はAチーム。メンバーは私と……

 

「よろしくね!憎田ちゃん!」

 

「…………。」

 

 

無言。うーむむむ!コミュニケーションが難しいかも!

 

カノーテスちゃんはDチーム。一撃くんと一緒。

 

 

 

「最初は……ヒーローAチーム対敵Fチーム!」

 

お!初っ端から私達だ!

 

相手は……香曽我部くんと無頭くん!強そう!!

 

 

「頑張ろうね!」

 

「…………。」

 

どうしよ……。どうすればいいの!私!

 

 

「日巡璃!頑張んなさいよ!」

 

「槍田!ガンバ!」

 

……自分から踏み込まないとだよね!っ……よーしっ!!

 

「うん!行ってくるよ!!愛ちゃんと頑張ってくる!」

 

「…………え?」

 

 

愛ちゃんから疑問の声が聞こえた。知らないよ!私はこのクラスの人全員と友達になるから!

 

 

 

 

 

配置に着く。多分無頭くんの個性で全部場所はバレるから……直接対決になっちゃうね。

 

小型ピンマイクをつける。

 

 

「そういえば愛ちゃんの個性って何?」

 

「…………う…………あの……。」

 

んー……難しいか!

 

 

「私はね!カタツムリ!それっぽいこと全部できるよ!」

 

「…………知ってる。」

 

 

そうだよね!自己紹介の時言ったもん!

 

「居場所は無頭くんの個性で全部バレちゃうから、香曽我部くんの相手をしないといけないね!」

 

あの霧の個性。視界を塞いで自らの強いフィールドを作る個性。本当に強い個性だね。

 

 

「…………。」

 

愛ちゃん!私どうすればいいの!?

 

『スタート!!』

 

 

 

始まっちゃった。時間制限があるから……チンタラしてたら負けちゃう!愛ちゃんの個性って何?衣装じゃわかんないよ……。どうしよ……あ!

 

 

 

『お姉さんと一緒にパパとママの所に行こ?』

 

 

 

そうだ!

 

……だったら!おねーさんだったらきっとこうする!

 

 

「……愛ちゃん。一緒に行こ?」

 

「…………え?」

 

「私の殻の上に乗って?離さないでね?」

 

「え……え……?え……ウチは…………。」

 

「何か事情があるんだよね?大丈夫!私が全部蹴散らしちゃうよ!!」

 

サムズアップしてみせる。

 

 

「……槍田……さん。」

 

「任せて!」

 

 

愛ちゃんを抱き上げ、殻に乗せる。

 

軽い……カノーテスちゃんは身長もあって軽かったけど……この子……160cmくらいでしょ?それでも軽い。ご飯食べてるのかな?

 

 

「よーし行くよ!」

 

「えっと……え……わっ!?」

 

壁をよじ登る。カタツムリならではの芸当!

 

 

「すごい……早い……!」

 

「でしょぉ?……でも……」

 

「見つけたぜ槍田ァ!」

 

 

ビルの窓から香曽我部くんが煙に乗って飛び出る。

 

「そんな楽に行かせてくれないよね。」

 

 

勝負だよ!香曽我部くん!!

 

 

 

 

 

 

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