side槍田日巡璃
「…………。」
おはようございます。朝です。
「……ふぅ。」
…………みんなは……既にいません。何してるか分かんないのが非常に怖いです。
今日はカナの両親がどちらもいない日。…………私は一体どうなるんでしょう。
「…………とりあえず……シャワー行こ。」
朝起きてシャワーに行く。とりあえず……動かないと始まらないしね。……お風呂場に誰か居そう……
脱衣所……服無し。誰も居ないのかな?
少しだけ寂しい気持ちを押し切り、服を脱いでお風呂場へ。
ガラッ……
「……遅かったじゃない。」
湯船に浸かるカナが居た。頬は上気して少し艶かしい。
「え!?カナ!?……服なかったけど!?」
もしかして隠して……!?
「メイドに後で持ってこさせるわ。……それよりも……ふふ。わかってるわよね?」
カナが湯船から上がってこちらに来る。
「…………ひぃん。」
「隅々まで洗ってあげるわ。……さぁ……いらしゃい?」
カナに顎を撫でられる。
こんなの…………
「さぁ……身を委ねて?」
そんなの……
「……ごくん。」
断れるわけないじゃん。
「お嬢様。お風呂はどうでした?」
「…………知ってるくせに。」
「……ごはん作ったよ。食べて?」
文字通り隅々まで洗われて、少し時間が過ぎたけど朝食。
……なんか……
「ねぇ。」
「どうなさいましたか?」
「なんか……いや……気のせいじゃないと思うんだけどさ?」
パッと見……牡蠣のバター焼き……レバニラ炒め……とろろご飯…………
「あの……なんか食材特殊じゃない?」
「はい。この辺りは海鮮が豊富で……美味しいものを色々見繕えたので……ぜひお嬢様に食べていただきたく……」
…………なんか含んでない?
「ひまひま……あーん……」
「あーん。…………おいしい!」
味は……愛ちゃんが作ったから美味しいに決まってるんだけどさ?
「……良かった。私が……味付け……したんだよ?」
「…………着々と胃袋を掴まれている。」
「牡蠣とかよく見つけたわね。……美味し……」
「……たまたまです。たまたま。」
ほんとかなぁ?後ろのメイドさん笑ってるよ??
なんならもう私の胃袋……というか体は完全敗北してるから……今更抵抗したところでどうしようもないんだけどね。
「……もぐもぐ。」
「お嬢様は牛乳でよろしいですか?」
「大丈夫。……愛ちゃんも食べよ?」
「ええ。頂きますね?」
愛ちゃんが牛乳を注いで私の近くに置いてくれる。
聞くところによると……今日は愛ちゃんが料理を担当するらしい。
カナの家に来てから、愛ちゃんの料理を食べてなかったけど……やっぱり愛ちゃんの料理の方が安心する。どっちも美味しいけどね?
……なんて言うんだろ。食べ慣れた?真心が……?よくわかんない。言語化が難しいな……。
愛ちゃんに聞いたら……少し顔を赤らめながら
「愛……いっぱい込めてるので。」
って言われちゃった。もうそんなのズルい。可愛すぎるんだよね。昨日愛ちゃんが私の事可愛い可愛い言ってたけど……愛ちゃんも大概だと思うんだよね。これを素でやってるんだから……本当にこの子は……
……私ってすごくギャップに弱いかも。かもじゃないね。絶対弱い。
カナの時も……かっこいいカナを見てドキドキしちゃったし……天捻ちゃんも甘やかしてくれてる時……なんて言うかすごく安心するっていうか……
…………こういうので堕とされたんだろうな…………今日くらい……堕ちるとこまで堕ちようか。
毎日がんばってるんだもん。みんなの……好きなようにさせてあげるのも…………いいかもなってちょっとだけ思った。
愛ちゃんに、食器洗う位は一緒にやりたいって言ったら了承してくれた。彼女に全部任せる訳にはいかないからね!手分けすれば時間は半分!
カナと天捻ちゃんは机拭いたり食器片付けたり色々してくれてる。小さい2人がワタワタしてるの可愛いんだよね。目の保養です。
……そろそろ私のターンだよ!
「……愛ちゃん。」
カチャ……カチャ……
「どうかなさいました?」
「なんか……こうしてると新婚さんみたいだね?」
ガチャン!!
愛ちゃんがすごい音立てて崩れそうになってる!そんなに効いた!?壊理ちゃんに聞いた殺し文句らしいんだけど……
「!?愛ちゃん!?大丈夫!?!?」
「なんかすごい音したわよ!?」
「だっ……大丈夫です…………」
愛ちゃんの耳が真っ赤に……もしかして……
「ふふっ……愛ちゃん……もしかして想像した?」
「なっ……なんのことでしょうか!!」
壊理ちゃん先生……やっぱり貴方はすごいです。
「んふふ……隠さなくてもいいんだよ?」
愛ちゃんの耳元に顔を寄せる。
「お……お嬢様……危ないですので……っ!」
「何が?……もう……全部洗っちゃったけど……?」
私はタオルで手を拭く。
既に洗い終えた皿がきっちり。
「ひぅっ……!?」
愛ちゃん……ほんとにいい反応するなぁ……?うぅーん……癖になっちゃう。……最近……私をいじめるカナと天捻ちゃんの気持ちがわかってきたかも。
真っ赤で……可愛い耳……あっ!
「ふぅーっ……」
「ひぁっ!?おっ……お嬢様!!」
愛ちゃんが耳を抑えて少し飛び退く。
「……嫌?」
「……うぅ…………耳……弱いんです……」
「知ってる♪」
「…………お嬢様は意地悪です……」
「愛ちゃんが好きだからだよ?」
「……お嬢様…………うぅ……わ……私も……お慕いして……おります……。」
「愛ちゃん……」
愛ちゃんに顔を寄せる。
すると愛ちゃんの顔がどんどん赤くなって……目をぎゅっと瞑る。
ちゅっ……
唇に軽いフレンチキス。
「……ふふっ。……可愛い。」
「お……お嬢様……」
「あっ!!日巡璃!!愛だけイチャイチャしちゃダメ!!」
「ズルい!あいあい!」
片付けてるカナと天捻ちゃんに見つかっちゃった……時間かけすぎたかな?
愛ちゃんが膝から崩れ落ちる。
「はぁ〜…………お嬢様ぁ……心臓に悪いですぅ……」
「えぇ〜……?愛ちゃんが可愛いのが悪いよねぇ?」
「…………お嬢様……立てないので……運んで貰えますか?」
愛ちゃんがおずおずと両手を広げる。
体育祭の頃から……愛ちゃんは私にお姫様抱っこされるのが好きになったみたいで……甘えたい時は抱っこを要求されるようになった。
「ふふっ……いいよ?お姫様抱っこで運んであげる。」
愛ちゃんが不格好ながら甘えてくるのが本当に可愛い。
こんな……つり目できっちりした短髪でそれこそかっこいいって言うほうが似合ってる子が……こんな不格好に甘々してくる……劇毒ですよこれ!
「……お嬢様……重くないですか?」
「毎回聞くね?……重いよ?ちゃーんと。愛ちゃんの気持ちと……愛ちゃんと一緒にいる責任と……。」
「…………はい。」
「それでも一緒に居たいから。……ベッド行こうか?」
「……はい。……お嬢様……。」
愛ちゃんが両腕を私の首に回す。
すりすりと甘えてくる愛ちゃんが……本当に可愛い。
「ひゃん!?」
急に両サイドからおしりを揉まれた。
「日巡璃……私たちを忘れてない?」
「ダメだよ…………一緒に行こ?……ね?」
「……もう。かっこいい私でいさせてよ。」
「……ダメよ。私の日巡璃は……すっごく可愛いんだから。」
「いっぱい甘えて……ね?」
「お嬢様は……いつでもかっこいいです。私の王子様です。」
三者三様。もうほんとこの子達は……
「……皆でベッド行く?」
「当然。」「ん!」「はい。」
私がもみくちゃにされること確定なんだけど……少しだけ期待してる私もいる。……本当に……私って……ちゃんと性欲あったんだなぁって俯瞰して見えてしまった。
結局お昼まで部屋から出てこなかったんだけど……そりゃまぁ相当な部屋になりまして……
掃除してたらお昼の時間少し過ぎちゃた。
まぁ……私は伸びてたからほかの皆がしてくれたんだけど。
……頑張って体力つけないと……このまま彼女達にいいようにされる私じゃないんだから!!
走り込み増やそ……