私事ですが、イナズマイレブン英雄たちのヴィクトリーロードを今更はじめました。
ゲームシステムが難しすぎて四苦八苦してます。
side槍田日巡璃
「…………。」
ガタンガタン……
「……日巡璃?」
ガタンゴトン……
「ん〜?」
ガタンガタン……
「いや……静かだねって。」
「あぁ……まぁ愛ちゃんを起こさないようにってのもあるけど……帰省するんだなって。……結構長い時間居なかった気がするけど……半年も経ってないんだなぁって。」
愛ちゃんは……今寝てます。電車は酔っちゃうらしく……寝るに限ると……お世話できないことに相当苦しんでたけど、それはまたの機会でも出来るからね。
私達は今、新幹線のボックスシート。予約取れてよかった。
向かいあわせで座れてラッキー!ちなみに愛ちゃんが私の横です。じゃんけんで決まりました。
「ひまひま。……食べる?」
「いいの?食べる!」
天捻ちゃんにポッキーをもらう。……美味しい〜。久しぶりのポッキー……やっぱ食べると美味しいねぇ。
「ん〜……うまうま。」
「……にしても……福岡。行ったことないのよね。」
「ん。……私も。」
「え?私もなんなら家の周りの場所全然わかんないよ。」
「「え?」」
「だって虐められてたから家から出なかったし。」
早朝のランニングくらいしかプライベートで外に出ないからね。
「……そう。……なんかごめんね?」
「ううん。大丈夫大丈夫。……だって守ってくれるんでしょ?」
「当然でしょ。まだいじめてくるようならホントに許さないし。」
「ん!……私も……守るよ!」
「ふふふ……ありがとね?私嬉しいなぁ!」
みんなに何かあったら……私が守るからね!
みんなにはもう言ってあるけど、私をいじめてた子達……家が近所なんだよね。だから……なんて言うか……本当に何もないと嬉しい。お願い!神様!今週だけでも!!
「ついたー!!」
「……へぇ……まぁ福岡って都会だから……見た目はあんまり変わんないわね。」
「ん。……そうだね。」
「…………ん〜……ふぅ。……新幹線は慣れません。」
愛ちゃんも復活したみたい。
「じゃあこのまま歩いて行こっか!結構近くだよ!」
皆がキャリーバックを持って歩き出す。
「……ひまひまって結構都会人?」
「ん〜……そういえばそうだし……違うっていえば違う。家から出ないから……私の住んでる地域を都会と思ったことないなぁ。」
「そうなんだ……ふふっ。」
「どうしたの?」
「ん。……皆でいっぱい探索できるねって。……ひまひまの……初めて……嬉しい。」
「!」
初めて……そっか。そういう見方もあるのか。
「そうよ!この休み中に色んな所行きましょ!日巡璃が行ったことないところまで!」
「そうですね。いざと言う時には身を挺して守らせていただきますので……ご心配なく。」
「みんな…………もう。怪我しちゃやだよ?……だから……ううん。ありがとうね。私すっごく嬉しい。」
皆が私の事大切に思ってくれてるだけで心がポカポカするのに、言葉にしてくれるって……すごく力になる!背中を押してくれる。私は本当にいい人に恵まれたな。
今まで……生きてきてよかった。
「あっ……ちょっと待ってね!」
スマホを取りだして……パパとママに連絡。予め入れておかないとね。
「…………よし。これでいい!」
「どうしたの?」
「家に連絡した。あともう少しで帰るよ〜って。」
「「「!!」」」
ピリッ……
「?」
なんか緊張感が……
「ふぅ……大丈夫。リハーサルはいっぱいしたわ。噛まずに……リラックスするのよ。」
いや……
「…………ブツブツ……」
あの……
「…………私は大丈夫です。お嬢様。何が出てきても……何が来ても精一杯を見せるだけなので。」
私の家……だけなんだけど……あの……
「そんなに緊張するかなぁ?」
「するわよ!」「ん!」「します!」
「そっかぁ………………」
なんかハードル上がってないかな??一般家庭なんだけど……
「ここが私の家だよ〜!」
「「「…………(ゴクリ)」」」
普通の二階建ての一軒家。もう何処にでもある家。……カナの別荘見てからだと少し霞んじゃうけど……私の生まれ育った家。大好きな家!
「じゃあ入るね〜。」
「ちょちょちょ!ちょっと待って日巡璃!深呼吸させて!!」
「ひまひま!ステイステイ!!」
「お……おおおおお嬢様!私は別にビビってませんとも!全然大丈夫で……」
急にテンパり始めた3人なんて無視!!
「うるさーい!オープンザドア〜!!」
「「「!!!」」」
うじうじすんな〜!!
「ひまちゃん!お帰りなさい!!」
「日巡璃!パパ寂しかったよ!!」
「ただいま〜!!」
パパとママが出迎えてくれた。パパは今日のために有給いっぱい使ったらしい。パパったら……
「紹介するね!私の大切な人達!」
「か……カノーテス・ディミトリウです!こ……これ!つまらないものですが!!」
「ん!……中曲瀬天捻……です!……ひまh……日巡璃さんとは……仲良くさせてもらってます!」
「憎田愛です。お義父様。お義母様。よろしくお願いいたします。」
「「!!?」」
なんか2人が愛ちゃんをすごい目で見てたけどなんだろ?
「まぁ〜!ひまちゃんから聞いてるわ!……ひまちゃんを好きになってくれてありがとう。私達からもひまちゃんをよろしくね?」
「うん!パパも日巡璃を認めてくれる子がいて嬉しいよ!!ありがとう!」
「「「!」」」
皆がびっくりしてる。
「既に連絡済みです〜。そもそも……おねーさんの結婚式に呼ばれるような家族が同性カップルくらいで変な顔するもんですか!」
「「「…………。」」」
なんか皆下向いて……?どうしたの??
「日〜巡〜璃〜!!」
「なっ!!何さ!!」
「お嬢様!!私たちがどれだけ悩んで相談したと思ってらっしゃるんですか!!」
「緊張!……返して!!」
「私悪くなくない!?!?」
「問答無用!!1回もみくちゃにされなさい!!!」
「やだーーー!!!!」
「個性的な子達だね。日巡璃。」
「もー……ごめんね?びっくりしたでしょ。」
今はリビングでパパと話してる。
ちなみに3人は今ママと一緒に台所。なんか私の母の味を完コピするって愛ちゃん言ってたなぁ…………出来そうなんだよねぇ。
「いやいや。雄英に受かるような子達だ。個性的でいいじゃないか。」
「……ありがと。……びっくりしたでしょ?私が彼女って…………それも3人も。」
「うーん……正直言うとね。びっくりした。」
……だよね。
「でも……それ以上に嬉しかったんだ。」
「……そっか。……ありがとう。パパ。」
「……私達が守りきってやれなかった分もある。…………それくらい飲み込みのだって朝飯前さ。」
パパに撫でられる。……嬉しい。パパもママも変わってなくて安心したよ。
「…………うん!」
「ひまちゃーん……バター買い忘れちゃったからお使い行ってくれない?お釣りでおやつ買っていいから。」
「いいよー!」
「あ、あとお醤油もいい?あとそれとこれと……」
ママからお金を受け取り、最寄りのスーパーへ。
皆はママと一緒に料理をしてたから一人でお使い。ひょいひょと頼まれたものをカゴに入れ、会計。すぐにお店を出る。
「…………ふぅ。」
…………家じゃない場所は……1人だとまだちょっと怖いね。
お釣りで買ったアイスクリームを食べながら帰る。夕焼け。…………風景は……好きなんだよね。……風景は。
「ねえ!」
人影が私の前に立ち塞がる。
…………こういうことがなければ。
避けられないんだなぁ……私は。