※この作品はR-18です。

オルターエゴイズムパラレル~強くてニューゲーム~   作:モブ好き

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千影先生と行くみらん考案デート

 

「やっほ~、遊びに来たよ」

 

俺の部屋のドアを開けた後、思い出したようにドアを叩いて笑うみらん先輩

男子学生寮は女子立ち入り禁止と言う事になっているけれど、夜になるとみらん先輩の様に

遊びに入って来る生徒も居てあって無いようなルールになっている

 

そしてベッドを椅子代わりにしている俺の隣に近づくと、指定席とでも言うように隣に

腰を下ろし

 

「それってスマホのゲーム?」

 

こちらの手元を見るように身体を寄せて話しかけてくる

護衛のサポートとしてやって来てからと言うもの、こうして毎日のように遊びに来ている

みらん先輩。頻度で言えば千影先生よりも多い状態だ

 

「そう……ですね。クラスメイトに勧められてやってる感じです」

 

「ふ~ん、付き合い良いねぇ」

 

他愛のないやりとりをした後は、何を言う訳でもなくじっとこちらを見てくるだけで

ここ数日は1時間ほどみらん先輩に見つめられるという生活をしている

 

「その……暇じゃないですか?」

 

可愛い子に恋人の距離で見つめられると言うのは気恥ずかしくも内心嬉しさはあった

ただ、それを数日も続けていると流石に暇なのではと思い

ようやくそんな疑問を投げかけてみる

 

「ん~暇って事は無いかな?サポート自体は理事長の指示だけど

 みらんもキミに興味あるし」

 

「興味……えっと、自分でも言うのもあれですけど、普通……いや、どちらかと言えば

 学園では落ちこぼれの部類なんですけど」

 

そんな人間に興味を持てるような事などあるんだろうかと思った所で

 

「そうなんだよねぇ……白雪ちゃんや夜鶴ちゃんを覚醒させた人ってどんな人なんだろうって

 思ってたけど、ホント普通の男の子なんだよねぇ……」

 

しみじみと言うようにみらん先輩は頷く、心の中で『ですよね……』と思っていると

 

「でも、性癖はちょっと変わってるかな?」

 

そう言うみらん先輩の視線の先を追ってみるとそこにあるのは本棚で

 

「基本は純愛モノだけどその中にいくつか『寝取らせモノ』も入ってて、そういう性癖の

 人と初めてあったかも」

 

「あぁ……本、置いたままでしたね……」

 

一人部屋と言う事もあり、いつでも使えるよう堂々と本棚に並べられたエロ本を見て

自分でも苦笑してしまう

 

「英雄色を好む……みたいな?二人を覚醒させるような子は性癖も違うんだなって

 関心しちゃった」

 

「それ、使い方あってるんでしょうか……」

 

純愛モノの方はともかく、寝取らせモノのエロ本を見てもいつも通りなみらん先輩を

見ていると流石経験豊富なだけあるなと思ってしまう

 

「それでキミに質問なんだけど、この学園でやりたい事ってある?」

 

「やりたい事……」

 

ツッコミを華麗にスルーして、みらん先輩はそんな質問を投げかけけてくる

 

「そう、ですね。ありきたりかもしれないですけどサポーターとして

 誰かを支えられるような人になれたらと思っています」

 

(まぁ……入学してすぐに、支えられるほどの力は無いと思い知らされたわけだけど)

 

魔法を使える人だけが入学出来る場所と言う事もあり、エリート思考を持つ生徒も多い

そうなれば自分の様にDランク評価を与えられた生徒は自然と嘲笑の対象となる

 

「ん~、それならもう達成してるね。白雪ちゃんと夜鶴ちゃんを覚醒させたし」

 

「あれは達成してると言って良いんでしょうか……」

 

「良いに決まってるよ。二人ともキミにすごく感謝してる、返しきれない恩だって」

 

立派だねぇ、と呟きながらウンウンと頷くみらん先輩、そこに少し芝居かかったものを

感じていると

 

「そー言う真面目な話は置いておいて。みらん調べではキミは学園で友達や恋人を

 作りたいと思ってるって事だけど、進捗はどう~?」

 

ニヤニヤとしているみらん先輩を見るに、どうやら聞きたいのはこっちらしい

 

「えっと、雑談する程度のクラスメイトは何人か居ます。恋人は……居ないです」

 

「素直でよろしい。クラスの子に勧められて話題を作るためにゲームをしてる

 くらいだもんね~」

 

よしよし、と俺を撫でた後

 

「みらんたちはキミと仲良くなるために、キミのやりたい事を手伝うよ?」

 

そう言ってにっこり笑う

 

「みらん先輩、話の流れがよく分からないんですけど」

 

「別に難しい話じゃないよ~?だってキミと仲良くなれば籠絡対策になるでしょ?」

 

「あ……なるほど」

 

(つまり、護衛と言うか仕事として協力してくれると言う事か)

 

そう納得してしまえば、先ほどまでドキドキしていた気持ちはどこかへ行ってしまって

 

「あ~今『萎えたわ~』って顔してる、みらん傷つくんですけど~?」

 

それを察して不服そうな表情のみらん先輩に問い詰められる

 

「えーっと、その、モテないくせに何を贅沢言ってるんだって思われるのを承知で

 仕事で恋人の振りをして貰うと言うのは何と言うかむなしいと言うか……」

 

「そう思うならニセモノじゃなくてホンモノの恋人にしちゃえば良いんじゃない?

 恋人として接するなら仲良くなる機会も増えるんだし。恋人を作るチャンス!

 みらん的には白雪ちゃんと夜鶴ちゃんはオススメだよ~」

 

後ろ向きな考えの俺とは対照的に、みらん先輩は楽しそうにそう語る

そんなみらん先輩を見ていると『なるほど……』と思えてくるから不思議だ

 

「白雪ちゃんと夜鶴ちゃんなら喜んで恋人役をしてくれると思うし、それをきっかけに

 仲良くなれば良いワケだし~?モテモテチャンス到来だよ」

 

指でツンツン突いてからかってくるみらん先輩にすっかり乗せられ

あの二人なら確かに協力してくれそうだと納得すると、再びドキドキしてしまう

 

「二人については自分たちなりに考えて護衛をするようにお願いしてるから任せるとして

 千影センセーとみらんについてはこんな恋人プランを用意したよ~」

 

そう言って楽しそうに笑うみらん先輩は胸の谷間から紙を取り出すと

こちらへと差し出してくる。メモ帳らしきそれは綺麗に折り畳まれていて

内心ドキドキしつつ紙に触れると胸で暖められたであろうぬくもりを感じて思わず

みらん先輩の胸元を見てしまう

 

「ん~?みらんのおっぱい、気になるなら触ってみる?」

 

「だ、大丈夫ですっ!」

 

ニヤニヤと笑い、わざとらしく制服の胸元を指でずらすみらん先輩から視線を反らし

受け取った紙を広げてみる。そこには可愛らしい文字で

 

『千影センセーとイチャイチャ寝取らせプラン』

『みらんとイチャイチャ寝取らせプラン』

 

「あの、寝取らせプランしかないんですけど……?」

 

「性経験豊富な千影センセーとみらんはこういう方向で協力しようと思って」

 

そう自信ありげに言うと

 

「ね~ダーリン、セックス大好きでカレシ以外の男ともセックスしちゃうみらんの事

 どう思う?」

 

俺の腕に豊満な胸を押しつけるようにして抱きつき、甘えるような声で訊ねてくる

みらん先輩

 

「こ、これはずるくないですか……?」

 

「え~?みらん分からないな~?」

 

「ぐっ……」

 

最初から分かっている事だけど非モテの俺と学園で人気のみらん先輩とじゃ

勝負になるわけもなく

 

「……みらん先輩はすごく可愛くて、魅力的で。だから恋人に合わせて

 自分を抑えるような事はしなくても良いんじゃないかって思います……はい」

 

「んふふ、合格……ちゅっ」

 

そう言う上機嫌なみらん先輩に、ご褒美と言うように頬にキスをされる

もはや俺はみらん先輩の手のひらの上だ

 

そうして俺はみらん先輩に流されるまま、千影先生とデートをする事となった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「緊張するなぁ……」

 

デート当日、みらん先輩のプラン通り学園から近い『神宿』駅で待ち合わせ

 

(相変わらず人も多い……)

 

地元とは違う賑やかさに驚かされつつ、待ち合わせ場所へと歩いて行く

一応デートと言う事になっているので千影先生を待たせないようにと気合を入れて

来たわけだけど、指定された待ち合わせ場所で千影先生の姿を見つけ

思わずスマホで時間を確認する

 

(まだ待ち合わせの30分前だよな。いや、それよりも)

 

どうやら朝からナンパされているようで、チャラそうな男と会話している千影先生

人通りの多い中でも分かる『千影スタイル』で、内心そんな恰好してたら

そりゃナンパされると思いつつも、格好良く間に入って行く勇気も無く

手持無沙汰でその様子を見守る

 

(……やっぱり、こういうのはダサイよな)

 

そう思った所で、デートを企画してくれたみらん先輩を思い浮かべる

チャラそうな男に怖気づいて立ちつくす自分を見たらなんて言うんだろうか

 

『大丈夫、初めてのデートなんだから気にする事は無いよ』と笑ってくれる?

 

それとも

 

『う~ん、キミには難しかったかなぁ……』とがっかりせてしまうだろうか

 

(……それは嫌だな)

 

そう思ったら、自然と足は千影先生の方へと向かっていく

 

(大丈夫、俺はリンドブロムさんと天城さんの間に入った男だぞ)

 

少し語弊はあるかもしれないけど、心の中で自分にそう言い聞かせ歩き続けていると

千影先生も俺に気づき軽く手を上げてくれたので

 

「おはようございます、お待たせしてしまってすみません」

 

「いや、気にしなくていい。相手を待たせるのは好きではなくてな」

 

緊張もほぐれ、ちゃんと自分から声をかけられた

 

「彼氏さんも来た事だし、それじゃデートに行きますか」

 

俺と千影先生のやりとりを見ていた男はそう言って先導するように歩き出す

どういう事かと千影先生の方を見れ見れば、先生も呆れた様子でため息をつき

 

「北見の差し金だ、今日のデートを手伝ってくれるらしい」

 

と応えてくれた

 

(イチャイチャ寝取らせプランって、つまり他男同伴デートって事……?)

 

ナンパ男ではなく協力者と言うなら、ついて行っても大丈夫ではあるんだろう

そう考え千影先生と男の後を追う形でデートはスタートした

 

 

 

「それで聞きたいんだけどさ、彼氏くんはお姉さんといつから付き合ってるワケ?」

 

男に先導されてやってきたカフェに入ると、興味深そうにそう尋ねてくる

 

「い、いつ……でしたっけ……?」

 

そんな男の質問にどう答えれば良いか困り千影先生を見ると千影先生も

こちらを見ていたようで自然と視線が絡み合う

 

「最近交際を始めたばかりだ、だから北見はお前に協力を求めたんだろう」

 

「なるほどそりゃそうだ。初々しいねぇ~」

 

千影先生のフォローのお陰で男は納得したようで

 

「いやさ、お姉さんとはワンナイトした仲だから気になってて

 付き合ってる時だったら申し訳ないっていうかさ?」

 

そう言って笑う

 

(……ワンナイトってつまりそう言う事だよな)

 

みらん先輩もとんでもないプランを考えてくれたものだと思いつつ

再び千影先生の方を見ると、ちょっと困った様子で俺から視線を反らしていた

男の言葉を否定しない所を見るとワンナイトしたと言うのは事実らしい

 

(それも驚きだけど、千影先生と付き合っていると言う設定で行くと言う事か)

 

「あ、もしかしてワンナイトしたことは内緒だったか?すまねぇ!

 オレってば素直な男だからさ~」

 

こちらの気まずそうな様子を察してか、男は軽い調子で謝罪する

 

「いえ、こ、恋人の事を知れて助かります。付き合ったばかりで知らない事も多いので」

 

「彼氏くん話分かるじゃん、穴兄弟として仲良くしようぜ?」

 

ちょっと前まで申し訳なさそうにしていたかと思えば、再び明るい調子で笑い

こちらに手を差し出してくる。どうやら『デリカシー』みたいなものは持ち合わせては

居ないらしい

 

「よ、よろしくお願いします……先輩」

 

そうして手を握り合えば、先輩は『友達』と言うような気さくさで肩を組んでくると

 

「彼氏くん、お姉さんとあまりセックスしてないでしょ。お姉さん性欲強いから

 ちゃんと相手しないとダメだぜ?」

 

顔を寄せこそこそ話で話しかけてくる。本人は小声で話しているつもりかもしれないけど

多分千影先生にも聞こえて居るだろうと思える音量だ

そう思い千影先生の方を見るとこちらに興味なさそうにテーブルに運ばれたデザートを

食べていた

 

「大丈夫、顔を見たら言わなくても分かるぜ、彼氏くんもお姉さんに騎乗位で絞られた

 クチだろ?お姉さんの騎乗位えぐいくらい気持ちいいから仕方ないさ。オレも

 気持ち良すぎて生で何回も中出ししちまったからな」

 

童貞で千影先生と付き合ってすらいない俺の表情を見て先輩はそんな情報を

感じ取ったらしく、俺を励ますようにポンポンと肩を叩いてくる

 

「……ありがとうございます」

 

「いいっていいって、オレたち穴兄弟だろ?」

 

気持ちの良い笑顔で最低な決め台詞を言った後、先輩は満足したように離れて行く

 

(千影先生、知らない男相手でも生でエッチしたりするんだ……しかも中出しまで)

 

みらん先輩はその容姿や言動もあってそういうイメージはしやすいけど

千影先生については意外と言うかギャップの様なものを感じて戸惑ってしまう

 

テーブルに運ばれたデザートをどこか上の空で食べた後

先輩につれられやってきたのはゲームセンター

クレーンゲームや対戦ゲームなど並ぶエリアを素通りし

 

「デートって言ったらプリでしょ、二人ともこっちこっち」

 

プリントシール機の並ぶエリアまで行くと先輩に手招きされるまま3人で中に入って行く

 

(こういうのは恋人同士で入る場所って気がするけど)

 

設定を考えれば俺と千影先生だけで入るんじゃ?と思ったりはするけど

プリントシール機の画面を楽しそうにつつく先輩には関係ないらしい

 

「そんじゃエロプリ撮影スタート!お姉さん、ブラをずらしてパイチラを一つ

 お願いしまっす!」

 

「………」

 

調子の良い先輩の声に眉をヒクつかせた後、千影先生は深いため息を吐く

そして先輩の注文通り身につけていたブラを下にずらすと現れる生のおっぱい

 

「お~、相変わらずすげぇ巨乳、エロ過ぎんだろ……」

 

無遠慮に顔を近づけ、まじまじと千影先生の胸を見る先輩

その無遠慮さを見ていると羨ましいような、腹立たしい様な複雑な気持ちにさせられる

 

(エロいって言うのは同意だけど)

 

数日前に千影先生の裸を見たばかりではあるけれど、再び見れた嬉しさで

自然と頬は緩み、それに気づいて慌てて緩みを直している俺とは対照的に

 

先輩の方は下心丸出しと言った笑みで千影先生の後ろに回ると胸を揉んで

プリクラを撮影していく。やりすぎとも思える行為に千影先生に殴られるのではと

思ったけど、千影先生の方はこれは仕事だと言うような表情で撮影に応じていた

 

「ほらほら、お手本は見せたから次は彼氏くんの番な?」

 

「あ、は、はい」

 

先輩と交代し、生おっぱいを露出させた千影先生と対峙する

 

(初めて見た時も近かったと思うけど、今はそれよりも近い……)

 

先輩はこちらに気を使ってか、それとも満足したからか外に出て居て今は

千影先生と二人きり。相変わらずメロンの様に大きくそれに合わせるように

大きな乳輪は『エロい』と言う感想しか出てこない

 

「……撮影は、しなくていいのか?」

 

「あっ……は、はいっ!」

 

近くでずっと見ていたからか、少し恥ずかしそうに言う千影先生を見て慌てて先輩と

同じように千影先生の後ろに回る

 

(とはいえ、先輩みたいに触るのは失礼だよな……)

 

恋人と言うのは設定で……いや、仮に本当に付き合っていたとしても先輩の様な大胆さは

持ち合わせていない

 

千影先生の後ろで手を彷徨わせあれこれと考えていると

 

「……胸の事なら気にせずに触ってくれ。私は君に触られても嫌じゃない」

 

後ろを向いている千影先生の表情は分からないけど、その声は優しかった

 

「……はい、失礼します」

 

千影先生の言葉に甘え、そっと下から胸を持ち上げる

生のおっぱいは想像以上に柔らかくて、ずっと触って居たいくらい気持ち良い

 

胸を優しく揉んでいる間に千影先生はプリントシール機を操作していたようで

シャッター音と共にその様子は撮影されていき、撮影を終えた後も揉んでいる手は胸から

離せなかった

 

「………」

 

手を離さないといけないのに、手を離すのは名残惜しい

そんな気持ちになっていると

 

「……触りたければ、いつでも触って良い」

 

「あ……」

 

俺の気持ちを感じ取ったように、そう言ってくれる千影先生

その言葉は仕事としてだとは思いつつも、そう言ってもらえてようやく

手を離す事が出来た

 

 

 

その後はカラオケ店でまったく歌わない俺と千影先生をよそに

先輩のリサイタルを聞いた後解散となり、千影先生と一緒に男子寮に戻ってきたわけだけど

千影先生から『反省会をやりたいと』言う希望を受けて現在、俺の部屋で二人きりの状況だ

 

「えっと……」

 

俺と一緒に部屋に入ってきた千影先生を見てどうしたものかと考えていると

 

「すまないな、こちらの事情で振り回してしまって」

 

そう言って申し訳なさそうな表情になる千影先生、多分今日のデートの事を

言っているんだろう

 

「いえ、千影先生とその、で、デートをさせて貰えてとても嬉しかったです」

 

「……そう言って貰えると助かる。ただ正直、今日のプランは君と仲良くなるために適した

 プランだったか疑問もある」

 

「あ~それは……」

 

デートに他男を混ぜると言うプランに疑問を感じている千影先生に俺は思わず

エロ本を並べた本棚を見る。すると千影先生も俺の視線を追ったようで

 

「……君の性的趣向については北見から聞いている。ただ、それを理解するまでには

 至って居ない。すまないな、君より大人だと言うのに」

 

「き、気にしないでくださいっ!こういう性癖理解できなくて当たり前ですからっ!」

 

謝罪をする千影先生をフォローしようと思うと、自然と大きな声を出してしまう

 

「……デートをしている時にも感じていた事だが君はやはり優しい子だな

 私はそんな君と仲良くなりたいと思っている。だから今日のデートで仲良くなったと

 思って貰えたのならそれで良い。例え仕事でそうしていると思われてもな」

 

「千影先生……」

 

そう言って優しく微笑む千影先生に思わず見惚れてしまい『素敵な人だな』と強く感じる

我ながらチョロい……いや、千影先生みたいな女性相手に惹かれるのは当然だろう

 

「俺は所謂非モテ男で、全然モテた事なんて無いので千影先生とデートをして

 ……その、す、好きだなって思いました」

 

だから、気づけばそう告白していた

 

空気を読まない俺の告白を聞いて呆れられてたらどうしようと思いつつ

チラリと千影先生を見てみると、流石に驚いた様で少し口を開けてぽかんとしていた

普段クールな表情をしているだけに、その様子はなんだか可愛らしく感じてしまう

 

「……告白をされて心を動かされたのは、初めてな気がするな」

 

それは呟くような声だったけれど、俺にもしっかりと聞こえた

 

「前にも話したように、私は色恋と言うのはよく分からない。ただ、君にそう言って

 もらえて『嬉しい』と感じている事は伝えておきたい」

 

「は、はい!嬉しいです……!」

 

お互い恋愛に疎い事もあり、告白の返事については曖昧な感じになってしまった気は

するけれど

 

(……嫌がられなくて良かったぁ)

 

と、内心安堵した……

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