【質問】男にしか扱えない精霊術を鍛える学園と聞いて入学したのですが、俺以外は全員女ってどういう事ですかねー!? ~【学園からの回答】見なかった事にしてください! 何でもしますから!(全裸土下座)~ 作:信頼できる語り手
俺の存在が学園中に周知され始め、様々な温度の視線を向けられる機会が増えた。
どうやら、学園生は薄っすら親俺派と反俺派に割れつつあるらしい。ちなみに、親俺派の筆頭がベネトナシュ・エメラルド率いるナサヤ教である。囲い込みじゃないよな……?
そんな緊張感を肌で感じている俺は今、学内に憩いの場を求めている。差し当たって、メグレズの所属する料理サークルでも見学に行こうかと計画しているところだ。
「ん、妾のサークルじゃ、駄目……?」
裸の上に俺のワイシャツを纏った『彼シャツ』姿のメラク・サファイアが、ぶかぶかの萌え袖を不満げに振る。
「メラクとは普段から一緒にいるし、サークルは別で良いだろー。てか、なんで俺の服を着てるんだ?」
「汝の匂いを感じると安心する」
「なんか変態チックだなー」
「……変態じゃない。メノウ、無神経」
俺達がいつもの会話をしていると、部屋の隅からバァンと大きな音がした。
「何ですか、その甘い雰囲気は!!」
タオルで汗を拭っていたベネトナシュが、俺達を糾弾してくる。
「しまった。叫べるくらい元気なら、朝のランニングもう1キロ増やすべきだったぜー」
「それはそれ、でございます!」
ベネトナシュは自棄酒のような勢いでスポーツドリンクを呷り、よく通る澄んだ美声で演説を始めた。
「わたくしはメラク様との待遇の違いに危機感を抱いております! このような格差を聖女として見過ごして良いのでしょうか!?」
「心外だなー。俺は平等な男だぜ?」
「それでは、わたくしが其方の服を勝手に着たらどうします?」
「そりゃ通報だろー」
「理不尽!! わたくしの事も大切に扱ってくださいよ!!」
キャンキャン喚く聖女を見かねたのか、メラクがやんわりと抱き締め、頭をぽんぽん撫でる。
「ベネトナシュはエッチが下手だから、もっと精進して。おちんちんを気持ち良くしてあげれば、メノウも汝に優しくなるはず」
「え、これ、わたくしが悪いのですか……!?」
「ま、メラクに手伝って貰わないと搾精ノルマ達成できてないしなー」
「うぐっ……! 痛いところを……!」
学園生に『霊媒強化薬』こと俺の精液を携帯させて生還率を上げる試みは、顕著な成果を挙げていた。
今はまだ序列持ちが搾り取った精液をそれぞれの身内に配っているだけだが、いずれ学園全体に広げていきたい。ぶっちゃけ、女子達が俺の精液を飲むのって興奮するし。
「アンタは特に取り巻きが多いんだから、頑張って射精させてくれないと困るぜー」
ベネトナシュは手コキやフェラがぎこちない上に、セックスを始めると直ぐに体力が尽きてしまう残念少女なのだ。
「文句ばっかり言って……! 昨晩、わたくし達のお尻を並べてハメ比べしておいて、まだ不満があるのですか!!」
「ん、あれは凄かった……」
メラクが内腿をもじもじと擦り合わせる。昨晩の3Pは俺の記憶にも強く残っていた。
「かなり燃えたよなー」
「わたくしはメラク様が意外と嫉妬深い事に驚きましたね。腰を振りながら『妾が1番って言って』とか叫ぶなんて……」
「……ベネトナシュこそ、媚び媚びの浅ましい喘ぎ声でメノウを誘惑してた。卑しい女」
「な……っ! 媚びてませんけど……!?」
女子2人が言い争っている間に、俺は学園へ向かう準備を整える。
今日は放課後にサークル見学の予定もあるからな。張り切って行こうぜ。
カウンターフィト霊脈学園は王国の重要な教育機関なので、保有する施設がとても豪華だ。図書館の蔵書数は国内屈指であり、講義室以外にも用途不明の部屋が大量にある。
そんな謎部屋の1室に連れ込まれた俺は、料理サークル『燻製ニシン』のサークル長──メグレズ・オニキスと交わっていた。
「ほ、おぅ……っ! アタイのサークルに入りてぇたぁ……! あっ……! 旦那も可愛げがあるじゃねぇの……おぉ……っ!」
俺はメグレズを壁際に追い詰めるように立ち、正面から彼女の膣に陰茎を挿入している。
膣の中を一言で表すなら、ふわとろ。
ゼリーのような柔らかい爆乳や、ぽみゅぽみゅ弾む丸い尻に負けず劣らず、メグレズの膣内は人体とは思えない優しい包み心地を実現していた。
「別にアンタ目当てで入るんじゃなくて、元から料理が趣味なだけだぜー。師匠は食えりゃ雑草でも良いって人だったから、まともな飯は自分で作るしかなかったんだよ」
「人様にデケぇちんこ捩じ込みながら、それっぽい理屈を捏ねやがって……! メグレズお姉様に憧れてます、くれぇの口説き文句は言えねぇのかい……!」
「メグレズのいるサークルなら気楽そう、って打算はあるけどなー。アンタは女っていうより友達枠だぜ」
「ちぇ、ヤってる最中に言うんじゃねぇやぃ……! まんこ貸してやってんだから、先輩のアタイを立てやがれ……! ひ、ぁ……!」
両手に収まらない爆乳に指を沈み込ませ、大きめサイズの乳輪を探り当てる。敏感な乳首を弄られたメグレズの膣が水気を増し、まったりと陰茎を芯まで蕩かしてきた。
あくまで性欲を発散する為のセックスなので、互いに我慢する必要もない。俺はメグレズの背中を壁に押し付けながら、吸い付くような膣内に射精した。
「ヤ、ベぇ……! ゴム膨らんでんの、分かっちまぅ……っ! 旦那ちんこ、ひゅご……お゛っ! イ゛っ……ぃぃ……っ!」
メグレズは尻を震わせながら、豪快なガニ股イキを披露する。気持ちの良いイキっぷりだ。
「旦、那ぁ……」
へっへっと犬のように息を切らしながら寄り掛かってきた彼女を支えてやる。
俺はメグレズの程良い体温を感じつつ、序列持ちで喘ぎ声が1番デカいのは誰だろう、と下らない事を考えていた。
「え……!? なんで序列4位のメグレズ先輩が付いてきてるんすか、メノウ君!?」
校舎の間を移動している最中、灰色のお団子髪の同級生『スピカ・ゴッシェナイト』が俺に耳打ちをしてくる。
「誰か他に誘うかもって言っただろー?」
「いや、そうっすけど……! 一緒に料理サークル見学に行こうって誘われて、サークル長本人を連れてくるとは思わないっすよ……」
「あー。アイツ、サークル長なのかー」
「ちょ……知らなかったんすか!? あと、メグレズ先輩の顔がほんのり赤いんすけど、お手間を取らせて怒ってるんじゃ……」
それはセックスの余韻で火照ってるだけだな。早めに集合したから1発ヤろうぜ、という若者特有の軽いノリでゴムハメに及んでしまった事は反省している。
「多分、逆だから大丈夫だぜー」
「逆ってなんすか!? うぅ……男の人のやる事って、あーしには意味不明っす……」
フェクダからのお願いもあって、ちょくちょく交流するようになった同学年のスピカだが、俺としては割りと話しやすい奴だ。
序列持ちの連中にはないフレッシュな爽やかさがある。いや、コイツも上級生になる頃には荒んでしまうのだろうか。
微妙な立ち位置の俺にも分け隔てなく接してくれる少女なので、守護らねばと思わされる。それはそれとして、フェクダとのハメ撮りを見せて脳破壊したい気持ちもあるぜ。
「これがキュートアグレッションかー」
「旦那が悪魔みてぇな顔してやがんなぁ」
「怖いっす!」
「ほほ、青春ですな」
穏やかな笑い声に俺達が振り返ると、片眼鏡をかけた初老の紳士がステッキを片手に立っていた。
──思考を置き去りに、体が反応する。
「男爵級『破天荒』!」
老紳士を巻き込むように竜巻が発生した。しかし、おそらく対処されるだろう。
「瞬発力は悪くない。男爵級『破天荒』」
竜巻が相殺される。
(至近距離……俺が気付けなかった? この膨大な霊気を隠して、警備を抜けたのか? 仲間が潜んでたら俺1人じゃキツいな。増援……学生じゃ駄目だ。せめて、学園長を……!)
「旦那……っ! 准爵級『皿石』……!!」
メグレズの放った平たい石の連射が、素手で叩き落とされる。
「岩の精霊に愛されたお嬢さん。才能は認めますが、工夫のない単調な攻撃では……」
いや、違う。これは時間稼ぎだ。……『霊媒強化薬』を服用する為の。
「……っ! 士爵級『照』!」
スピカの飛ばした光の塊が老紳士の前で弾ける。一瞬の目眩まし。その隙にメグレズが瓶に口を付けた。
「伯爵級『奇岩鋼矢板』ぁ……!!」
彼女が籠手を嵌めた腕を地面に叩き付けると、敵を包囲するように鉄の壁が迫り上がる。俺は地面に深く足を沈み込ませ、壁の上まで跳躍した。
「「男爵級『石合戦』」」
声が重なる。石の散弾が衝突する重々しい音が連続して響いた。
「メグレズ! スピカ! 学園長を呼んで来い! この爺さんは『格』が違う!!」
メグレズも決して弱くはない。それでも、この爺さんを相手にするのは無理だ。地力に差があり過ぎる。
「ぇ……メノウ君!?」
「ったく……死ぬんじゃねぇぞ、旦那ぁ!」
メグレズがスピカを抱えて走り出した。序列持ちは判断が早くて助かる。あるいは、そういう奴だけが修羅場を生き残ってきたのかもな。
「ふー……」
俺は大きく息を吐きながら、制服の下に忍ばせた道具を取り出した。鎖で繋がれた3本の棍棒。
三節棍。これが俺の武器だ。
「「子爵級『流星光底』」」
光の刃が空中で煌めき、互いに打ち消し合う。第三者には互角に見えたかもしれないが、俺はそこまで楽観的には捉えられない。
俺は師匠から戦闘術を教わった。だが、この爺さんの戦い方は実戦の中で自ら編み出したモノだと思う。
単純な年季の違い。戦いが長引くほど、その経験値の差は浮き彫りになるはずだ。
「この時代にアンタほどの霊能者が生きてるとはな。吃驚仰天だぜ」
俺は三節棍をヒュンヒュンと回す。僅かな隙を見逃さずに、速攻で仕留めるしかない。
「ほほ、それはこちらの台詞ですな。貴方ほどの逸材が我々『隠秘哲学』の目を逃れていたとは、いやはや……。誰ぞの保護下におりましたかな?」
隠秘哲学……。この爺さんも悪霊使いと同じ組織のメンバーかよ。だが、こっちは正真正銘、最高幹部クラスだろうな。
「……俺が口を割ると思うかよ」
「ええ、思いませんとも。ですが、この学園の中ならば『話し相手』には困りますまい。戦争を知らぬ子供達を痛め付けるのは気が引けますが……」
ガヅン、と。連結した三節棍がステッキに受け止められる。
「殺る気にさせるのが上手いな、爺さん」
「良い目をしている。やはり、ぬるま湯に浸しておくには勿体ない」
獰猛な笑みを浮かべる老紳士に対して、俺は笑い返してやった。
「ぬるま湯? そりゃ、こっちの台詞だぜ。……少し
「むっ……!? 体、が……っ!」
動かないだろ。全身を『停止』させた。武器越しとは言え、不用意に接触したのはアンタのミスだぜ。
『良いか、メノウ。精霊への理解が深まれば、そこに宿る
師匠の言った通り、ある日突然、俺の頭に鮮明なイメージが浮かんできた。ずっと傍にいる
「──『博愛の桃源郷』」
万物を停止させる特性。
俺は触れた精霊を『停止』させる事で、誰にも真似できない精度の術を構築できる。実体のある物の動きを止めるのは、あまり得意じゃないんだが……。
「1対1の対人戦だと無法なんだよなー」
「……耄碌しましたな。私が1人で来た事を見抜かれましたか」
ああ。それを確信できるまでは使えなかった。こんな手品、アンタには1度しか通じないだろうからな。
「じゃあな。公爵級『万緑叢中……っ!!」
──死の予感。
俺は風の精霊を集め、自身の体を後方へと押し出した。一瞬前まで俺がいた場所を白い光線が駆け抜ける。
「……は、っ……!」
心臓が早鐘を打つ。喉が干上がる。光線が掠った左足から遅れて血が流れる。
避けなければ死んでいた。間違いなく。冷や汗を流しながら暫く周囲を警戒したが、追撃はない。
「……ちっ、逃げ足の早い爺さんだな」
老紳士の姿はとっくに消えていた。新たな波乱の予感に頭が痛くなり、俺は三節棍を投げ出して地面に寝転がる。
「あー、疲れたー! 腹減ったー! 料理サークルの女子達にあーんして貰いたいぜー!!」
魂の叫びだった。
第3回ヒロイン人気投票(殿堂入り除外)
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①赤:ドゥーベ・ルビー
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③白:フェクダ・ダイヤモンド
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④黒:メグレズ・オニキス
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⑤紫:アリオト・アメシスト
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⑥黄:ミザール・シトリン
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⑦緑:ベネトナシュ・エメラルド
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◎灰:スピカ・ゴッシェナイト