※この作品はR-18です。

【質問】男にしか扱えない精霊術を鍛える学園と聞いて入学したのですが、俺以外は全員女ってどういう事ですかねー!? ~【学園からの回答】見なかった事にしてください! 何でもしますから!(全裸土下座)~   作:信頼できる語り手

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縁結びの神様、鬼強ええ! このまま逆らう女全員、ハメ殺していこうぜ! こりゃあ『母娘丼』で良いですね! 戦わずして屋敷崩壊! しかし、当主には狙いがあった!!

 俺はメラクを抱えて駆け出した。

 

 一瞬前まで立っていた位置に、流水を纏った大鎌が振り下ろされる。拳大の水飛沫が四方に跳ね、散弾と化して屋敷の塀に風穴を空けた。

 

「子爵級『星火燎原』」

 

 俺の放った火の粉が流れ弾を蒸発させる。

 

「通常攻撃の威力じゃないぜー。ありゃ、カリナよりも強くないか?」

 

「分からない。母さん……タリタ・サファイアが本気で戦うところは、誰も見た事がないから」

 

 メラクは俺に抱き付きながら答えた。火の精霊で乾かしても、彼女の体はまだ冷たい。

 

「実力隠し系の経産婦とは新ジャンルだなー」

 

 だが、精霊術の巧い奴が偉いという価値観の王国の中で、最優と呼ばれるサファイア家の当主を務めているのだ。弱いわけがない。

 

「アンタのソレ、水の精霊じゃないだろー? むしろ……おっと」

 

 周囲に霧が漂っている事に気付き、バックステップで距離を取る。そんな俺の足に沈むような感触があった。

 

「濁って」

 

「ちっ……!」

 

 俺の動きを予想して、移動先に水を置いてたのか。黒く変色し始めた水溜まりから、慌てて足を引き抜く。

 

 戦術を次の戦術に繋げてくる瞬発力。単純な霊力では測れない歴戦の厄介さだ。

 

「この土地はサファイア家が管理する霊脈。霊能者が相手だろうと、我が有利」

 

 霊脈。簡単に言えば、精霊が好む場所だな。本能で生きている精霊は人間以上に住処を選り好みし、分布が偏る。

 

 ゲームで水系モンスターばっかり出てくるフィールドがあるように、サファイア家の領地は水系精霊が集まりやすい環境が整っていた。

 

 そして、管理者である当主はその大部分を手懐けている。おかげで、霊能者の強みの1つである自然霊の使役が機能しづらい。

 

「これで俺を封じたつもりかー? フィラー!」

 

「……縁、頂戴?」

 

 メラクがバニーガールに変身する。

 

 神格精霊のフィラー、契約者の俺、依代のメラク。今実現できる万全の布陣だ。

 

「神の気配」

 

 しかし、神格精霊(それ)を見てもタリタがビビった様子はない。当主クラスならフィラーのヤバさは一目で分かるだろうに……何だ、あの余裕の態度は……?

 

「汝が神を降ろしてくれて、良かった。そうでもしないと」

 

 まさか……!

 

「一方的に終わってしまうから」

 

 フィラーとは異なる、神格精霊の霊気。

 

 タリタの背から伸びた『巨大な水の触手』が周囲の全てを殴打し、サファイア家の敷地を一瞬で更地に変えた。

 

 

 

「やり過ぎた」

 

 タリタ・サファイアは屋敷の残骸を見下ろして呟く。この屋敷は辺境を守護する為のもので、幼少のメラクが過ごした家は王都の方にあるらしいが、それにしても躊躇がないな。

 

「あと、仕留め切れてない」

 

「危なー。少しは加減しろよな」

 

 咄嗟に触手との『縁を切る』事で防御した。メラクが依代となって安定しているフィラーなら、この程度の芸当はできる。

 

「でも、今の対応で分かった。汝の神は防御特化。攻撃力は高くない。攻め続ければ我の勝ち」

 

「それを探る為の無差別攻撃かよー」

 

「追い詰められた時の反応は、嘘を吐かない」

 

 ……図星だ。フィラーは搦め手に長けた精霊。火力でゴリ押しできるタイプじゃない。

 

「障害物は破壊した。正面からの撃ち合いでは我に分がある。他に打つ手は?」

 

「勿論、あるぜー。──縄の精霊!!」

 

 メラクと最初に行った任務で手に入れた、俺の手持ちの精霊。頑強な縄が俺の腕から伸び、タリタの横を通り抜ける。

 

「何処に伸ばして……」

 

「男爵級『水時計』!」

 

 水上を滑るように走り出していたメラクが、縄の先端を掴んだ。

 

「サファイア領で、水の精霊を……?」

 

「そう、母さんの支配に割り込んで制御権を奪った。メノウが何度も『体に』教えてくれた技術」

 

 そんな簡単に真似できる技じゃないんだけどな。彼女は精霊術の構造を理解する知力が並外れている。

 

「でかしたぜ、メラクー!」

 

 縄を一気に縮ませると、俺の体が勢い良くメラクの元に引き寄せられた。撃ち合いで勝てないなら、直接体に霊気を叩き込んでやる。

 

「近付かせない」

 

 タリタが大鎌を振り抜いた。その隙間を埋めるように、水の触手が俺へと殺到する。後退して避けながら、俺は笑った。

 

「紳士なんでね。いきなり深く踏み込む気はないぜー。男爵級『祈雨経』」

 

 大雨が降る。

 

 土砂降り。視界不良。耳を塞ぐ雨音。霊気による撹乱。少しの間、この場の全員が五感を封じられた。

 

 ただ1人を除いて。

 

「……っ、ふ……!」

 

 メラクの鎌が母にヒットする。縄を手繰ってタリタに接近していたのは、彼女も同じ。そして、追尾の守護霊を持つメラクに五感封じは意味をなさない。

 

 ま、要するに。

 

「アンタ、娘を舐め過ぎだぜー」

 

「……ん、失礼」

 

 とはいえ、それだけが原因じゃないけどな。神格精霊を宿してから、動きが精彩を欠いている。

 

 おそらく、タリタは神の力を制御し切れていない。

 

 

 

「浅い傷を負った。それだけ」

 

 タリタは直ぐに立ち上がった。精霊によるガードは間に合わないと判断し、自分から後ろに飛んでダメージを減らしたか。

 

「……でも、悪くない成長。我の予想よりも」

 

「あー?」

 

 違和感。タリタが一瞬、笑ったように見えた。効率重視の戦い方からして、戦闘狂タイプには思えないが……。

 

「汝、名前は?」

 

「はー? 俺を知らないのかー?」

 

 自分で言うのも何だが、最近の王国では結構話題の中心だろ。

 

「王都の情報は耳に入れないようにしてたから。それで、名前は?」

 

 ……名前を発動条件にする能力を使う気か、とも考えたが直ぐに否定する。そんな切り札があるなら、この女傑はもっと積極的に情報を収集しているはずだ。

 

 こんな雑で露骨な使い方はしない。

 

「……メノウ・ルースケースだ」

 

「そう、メノウ。覚えておいて」

 

 タリタは無表情を崩して微笑んだ。

 

「敵に容赦してはならない。汝が非情になれる人間である事を願う」

 

 俺はその表情を知っている。師匠が教えてくれた。それは、子を案ずる親の……。

 

「メラクをお願い」

 

「おい、アンタ……」

 

「──いつまで、我輩を待たせるつもりだ」

 

 タリタの声色が変わった。何処か残忍さを孕んだ邪悪な響きの声。

 

「母さん……?」

 

「小僧は要らん」

 

 俺は水の触手に薙ぎ払われた。

 

 

 

「タリタの奴め。事あるごとに『下の娘は出来損ないだから依代に相応しくない』と言っていたが……なかなか触手が疼く器ではないか」

 

「かぁ……さ……」

 

 触手に胴を縛られたメラクが持ち上げられ、まるでフィギュアの造形を確認するように観察されている。

 

 あの触手はイカの吸盤にも似た吸着構造だ。簡単には抜け出せない。

 

(『霊視』)

 

 俺の目が精霊の輪郭を捉える。タリタの体に巨大イカの姿をした精霊が重なっていた。

 

「黒幕登場、ってかー?」

 

「我輩の攻撃を凌ぐとはしぶといな、小僧……如何にも! サファイア家は数代前から、この海神『カナル』の傀儡よ」

 

 ……そういう事ね。

 

「サファイアの家ほど水に適合した血族はいない。正しく、我輩の依代になる為に生まれてきたような者達だ。だが、幾ら我輩と言えど王都付近には『手が出せない』」

 

 海神はペラペラと口を回す。

 

「よって、王都から辺境に出てきた時を見計らい、強引に契約した。優秀な霊媒が生まれれば依代として我輩に捧げろ、とな」

 

「拒んだ場合はー?」

 

「全員殺す。神が頼んでいるのだから、霊媒如きに拒否権などない」

 

 なるほど。色々と話が繋がってきたぜ。

 

 タリタが娘のメラクを無能扱いしてたのは、コイツに目を付けられない為。王都の情報を遮断してたのは、コイツが悪巧みをする材料を与えない為。

 

 そして。

 

『覚えておいて。敵に容赦してはならない』

 

(依代の自分ごと海神を殺せ、って事かよ。無茶言ってくれるな)

 

 殺す方法は……ある。師匠からは殺しに特化した精霊術も仕込まれていた。できれば、いつものように、多少手間がかかっても穏便な解決策を模索したかったが……。

 

(メラクを助ける事を優先するなら、やむを得ない、か。ちっ……! あと、一撃……どうにかして当てられさえすれば……!)

 

「ふむ、やはり良い器だ。予定よりも少し早いが、依代を乗り換えるとしよう。小娘、名を何と言ったか?」

 

「……め、ら……」

 

「ん? よく聴こえんな」

 

 海神が触手を動かして、メラクを自身に近付ける。それが合図だった。

 

「追い詰め、られた時の反応は……! 嘘を……吐かない……っ!」

 

「……は?」

 

 海神が疑問の声を上げたのは、メラクの返答に対してだけではないだろう。メラクが鎌で水の触手を斬り払い、逆の拳を海神の頬に打ち込むまでの間。

 

 自身の体が動かなかった事に対して、心底驚愕していたに違いない。

 

「母さんを返して……!」

 

「馬鹿な……! 一瞬とはいえ、タリタに……依代如きに肉体の制御を奪われたと言うのか……! 神である、この我輩が……っ!!」

 

 自然から生まれる精霊に、『子の為に無理を通す親』という概念はないからな。

 

「お、のれ……! 許さんぞ、小娘共……!」

 

 スタッと華麗に着地したメラクに触手が迫る……事はなかった。

 

「っ……!」

 

「ようやく気付いたかー?」

 

 俺は触手を彷徨わせる海神を嘲笑う。マジ最高だぜ、サファイア母娘。

 

「『縁』を結んだ。暫くの間、アンタは俺達に攻撃の意思を持てない」

 

 これが縁結びの神『フィラー』の真価。

 

 霊気を流し込んだ対象同士を強制的に『仲良く』させる能力。コイツと最初に出会ったおかげで、俺は『暴力が使えない状況での霊害解決』に傾倒したわけだが、それはさておき。

 

「神であるアンタは自分の霊気がデカ過ぎて、こんな小細工にゃ気付けなかっただろー? 残念だったな。依代と信頼関係を築けてれば、教えて貰えたかもしれないのに」

 

「くっ……我輩を見下すとは無礼な……! この能力の効果時間が終わったら、次こそまとめて殺……」

 

「馬鹿だなー。俺が次を許すと思うか?」

 

 俺はタリタの背後に回り込んだ。

 

「ふん、脅しは無意味だぞ。この精霊の術は双方共に攻撃を禁じるもの。小僧の側からも攻撃はできないはずだ!」

 

「あーあー、本当に馬鹿だぜー。正確には『仲良く』させる術、な」

 

「同じだろう! 言葉の綾だ!」

 

「いや、違うねー」

 

 タリタのスカートを捲り上げる。食い込みのエグいショーツが露になったところで、ようやく海神は不穏な気配に気付いたようだ。

 

「待て、小僧! ……何をするつもりだ?」

 

 

 

 水の触手で身動きを封じられたタリタの尻を前に、俺は感嘆の吐息を漏らす。

 

 密着度の高い下着は贅肉が強調されてしまうリスキーな代物だが、アスリートのように絞り込んだ腰回りにそんな滑稽さは微塵もない。

 

 何より、堅物っぽい名家の当主がこういう攻めた下着を履いているというのが、興奮を唆る。

 

「なーなー、自分の触手で縛られるってどんな気分だー?」

 

「な、何故、我輩の触手が……」

 

「フィラーの影響下では『仲良く』する為に互いが協力する、って強制力が働くからなー。縁結びの神様は伊達じゃないぜ」

 

「ぐぅ……何という、馬鹿げた能力だ……!」

 

「んー、この角度だと挿入しにくいなー」

 

 俺がそう言うと、メラクがすかさず母の片足を抱えて持ち上げた。気が利くぜ。

 

「や、やめろ、小娘! 神たる我輩に人間どころか犬畜生のような真似をさせるなど……! ……ぅ、ぐぁ……!!」

 

「おー、挿入った、挿入ったー」

 

 やっぱり、鍛えてる女は中の締まりが良い。メラクの膣を正統進化させたようなフィット感に、先走りが少し漏れた。

 

「神を……舐め、るな、ぁぁ……!」

 

 海神がジタバタし始める。

 

「おい、マジか。抵抗できんのかよ」

 

 ヤバいな、神格精霊。フィラーの能力に抗える奴なんて激レアだぞ。どうすべきか。

 

「メラク。ちょっと手荒いやり方するぜー」

 

「ん、了解」

 

 フィラーを通じて繋がっている彼女には、俺の意図が伝わってるはずだ。反対しないのは他に方法がないと割り切っているのか、それとも……。

 

「勝手に抱え込んで妾を遠ざけようとした母さんに、お仕置きしてあげて」

 

 あら、やだ奥さん。めっちゃ根に持ってますよ、この子。 

 

「あいあいさー。……悪いなー。堪えろよ」

 

 俺は海神の抵抗を封じるように、タリタの首を絞めてやった。

 

「ぐ……ぎ、ぃ……! 小、僧……!」

 

 勿論、力加減には細心の注意を払っている。神が憑依してる間は頑丈になってるはずだが、過信はできないからな。

 

「ぁ……! や、ぁ……!」

 

 抜き挿しする度に、少しずつ善がり声が柔らかくなる。

 

「おー、メラクそっくりの喘ぎ声になってきた。これ、肉体の主導権が戻ってきてないか?」

 

「そこで判断するの、禁止」

 

 やや不機嫌な様子で頬を抓られた。

 

「母さん、聴こえる?」

 

「メ、ラク……! ぁ……! ごめ……!」

 

「謝らないで良いから。妾の方こそ、気付いてあげられなくて、ごめん……」

 

「わ、我は……ゃん……! 汝が無事ならそれで……ぁ……! おちんちん、凄い……っ!」

 

 毅然とした母の表情と、緩み切った女の表情。メラクの視界を共有している俺に、タリタの反応が伝わってくる。

 

「娘の彼氏のおちんちんで、こんなに感じちゃって……! エッチな母親で、ごめんなさ……あっ、あっ……! ぃ……イクっ……!!」

 

「それは本当に死ぬほど謝罪して欲しい。こんな大人の色気を出されたら勝てないから。メノウが妾よりも母さんを選んだら、一生立ち直れないかもしれない」

 

「なんなら、メラクも混ざるかー?」

 

「ん、混ざる。ちゅ……」

 

 俺がメラクとキスをしていると、またタリタの雰囲気が変わった。

 

「か、勝手な事を囀ずるな、小娘共……ぉ! 我輩は、我輩は必ず……! サファイア家に報復を……おぉん……っ!!」

 

「イキながら睨まれてもなー」

 

 きゅっと首に回した手に力を込めると、海神は大人しくなる。察するに、『逃げ場のない痛み』に弱いのだろう。いつでも器を乗り捨てられる精霊特有の弱点だ。

 

「アンタ、人間を舐め過ぎなんだよ。人間と精霊が分かり合って、初めて真価を発揮する」

 

 首絞めに連動するように収縮した膣の中で、俺も本能のままに射精する。

 

「──それが『精霊術』だ。知らなかったなら覚えとけ」




沢山の感想・お気に入り・評価付与、ありがとうございます。【シチュエーション募集中】

TS僕っ娘もの・親友ハーレムもの・男の娘ものもよろしくお願いします。【関連するシリーズ】

第3回ヒロイン人気投票(殿堂入り除外)

  • ①赤:ドゥーベ・ルビー
  • ③白:フェクダ・ダイヤモンド
  • ④黒:メグレズ・オニキス
  • ⑤紫:アリオト・アメシスト
  • ⑥黄:ミザール・シトリン
  • ⑦緑:ベネトナシュ・エメラルド
  • ◎灰:スピカ・ゴッシェナイト
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