【質問】男にしか扱えない精霊術を鍛える学園と聞いて入学したのですが、俺以外は全員女ってどういう事ですかねー!? ~【学園からの回答】見なかった事にしてください! 何でもしますから!(全裸土下座)~ 作:信頼できる語り手
最近の俺は忙しい日々を送っていた。
ポラリス学園長からの依頼を受けたり、メラクと勉強したり、ドゥーべの鍛練に付き合ったり、アリオトの左目を経過観察したり、メグレズと猥談したり……。
そして、その全てに性行為がおまけで付いてくる。精霊から生命エネルギーを分けて貰える霊能者じゃなけりゃ、普通に腹上死してもおかしくない密度の生活だ。
勿論、師匠から鍛えられた俺はこれくらい無問題だが、たまには1人になりたい時もある。
そんな事を考えて自然の精霊と交流しながら、学内をフラフラ散歩していた俺は……。
「──其方は神の愛を信じますか?」
緑髪に花飾りを付けたポニテ少女から、如何にもな宗教勧誘を受けていた。
「申し遅れました。わたくしは学園序列7位にしてナサヤ教の聖女、『ベネトナシュ・エメラルド』です」
ベネトナシュは複雑な装飾の施されたペンダントを掲げてみせる。どうやら、アレがナサヤ教徒の身分証のようなモノらしい。
「あー、悪い。俺は王国の宗教事情には詳しくなくてな。それだけ見せられてもアンタの身分はよく分からないぜー」
「でしょうね。これ、さっき廊下で拾った誰かの落とし物ですし」
「何でそんなモノを、このタイミングで見せるんだよ……。紛らわしいなー」
「意味深になるかなって」
俺はにこやかに答える彼女を胡乱な目で観察した。
そう言えば、ベネトナシュは思わせ振りな虚言癖があるから注意、ってメラクが言ってたな。大凡、聖職者の評価とは思えない。そもそも、聖女って聖職者なのか……?
いや、それよりも気になるのは。
「おや、わたくしの腰のくびれをじっと見詰めて、どうしたのですか? もしかして、思春期男子に特有のエッチな妄想とかしちゃってます?」
彼女が腰に下げている鞭。アレはヤバい。師匠と世界を旅した時に何度か見かけた、精霊術の常識を無視した超常現象を起こす道具。その気配がする。
「……アンタの鞭、『遺物』だなー?」
「慧眼ですね。初見で看破されたのは学園長以来です。仰る通り、この『浄罪の鞭』は聖女であるわたくしに貸与された聖遺物でございます」
「へー」
「まあ、わたくしにしか扱えない専用武器なので、いずれ借りパクする予定ですけれど」
聖女とは……?
「それにしても、ベネトナシュねー。ドゥーべから聞いてるぜ。学園内で最大規模の派閥を築いてる女、だっけか?」
「ナサヤ教は精霊に関わる優秀な人材の保護に力を入れておりますので」
「堂々と引き抜きして、王国のお偉いさんに怒られないのかー?」
「霊能者を失った今の王国に、ナサヤ教と事を構える決断はできませんよ。霊能者に頼り切りだった弊害で、遺物の蒐集や他の技術に関しては我々が先んじていますから」
ベネトナシュは嘲笑うように口角を釣り上げた。霊能者が戦力として健在だった頃は冷遇でもされていたのだろうか?
「ちなみに、其方ならいつでも歓迎ですよ。ナサヤ教に入信しませんか? メノウ・ルースケース様」
「俺は縛られたくない主義なんでなー」
「少し、誤解があるようですね」
ベネトナシュが俺との距離を詰め、腕を絡めてきた。
「ナサヤ教は自由を重んじ、個人の欲望を否定しません。其方が望むのであれば、あらゆるサービスを提供する用意がありますよ……?」
蠱惑的な囁きが耳に流し込まれる。
「ナサヤ教は失われた神を取り戻す為に創設されました。その偉業の礎となる事ができたのであれば、たかが人間の罪など幾らでも禊がれましょう。さあ、わたくしの手を……」
「断る」
俺は馬鹿らしくなって腕を振り払った。
「……何故です?」
「よく知らない奴の事情で動くのは御免だぜ。それに、誘惑に頷いたら首が飛びそうだったんでなー」
「え?」
背後の物陰から舌打ちが聴こえる。ベネトナシュは鞭に手を掛けながら振り返った。
「フェクダ様……」
「僕に気付いていたのか」
「散歩中もずっと尾行してきただろー? 愛の告白でもしてくるのかと思って待機してたんだぜ」
「死刑宣告なら承るが? 貴様らが良からぬ事を企む前に、2人まとめて斬ってやる」
学園序列3位『フェクダ・ダイヤモンド』が首元のチョーカーに触れる。精霊がざわめき、姫カットに整えた白髪が風で膨らんだ。
「待ってください! 実はメノウ様とわたくしは将来を誓い合った幼馴染なのです!」
「出たな、虚言癖」
「俺、こんなに自然な表情で嘘を吐ける人間、初めて見たぜー」
カウンターフィト霊脈学園は4年制の学園であり、卒業後の進路は幾つかに分かれている。
理想とされるのは高位貴族として国政に関わりつつ、有事の際に『霊光騎士団』の一員となって出撃する超エリートコースだ。他には学園の講師になる道などもあるらしい。
そんな中でも一風変わった将来の選択肢が『王位を目指す』というものだ。
これは高貴な血を引く男子(諸説あり)が通う霊脈学園ならではの進路で、『本物の霊能者』がいなくなる前も後も、歴代の国王は全て学園の卒業生の中から選ばれている。
「霊能者の血が完全に途絶えたのは、さほど昔の事ではない」
フェクダはベンチに足を組んで座った。
「最初のターニングポイントは『咎殃大戦』だ。あの戦いで多くの勇士の命が散ったと聞いている」
「彼らは大きく数を減らしました。そして、霊能者の才能は確実に遺伝するモノではありません。霊能者の父親から男児へ、ごく稀に受け継がれる奇跡なのです」
俺を挟んで逆サイドに腰かけたベネトナシュが、楚々とした様子で語る。どうやらナサヤ教でも幹部クラスになると『正確な王国史』を習うらしい。
「それでも、数世代前までは霊能者の才能を残す事ができていた。しかし……」
「未だに犯人の正体は不明ですが、霊能者を狙った暗殺事件が立て続けに起こったのです。それが最後の一押しとなりました」
「なるほどなー」
色々と得心が行ったぜ。
王国屈指の実力者だった師匠が隣国に移住したり、娘を置いて旅に出た事。旅先で会った霊能者が全員、隠れ潜むように生活していた事。
きっと彼らは何者かに命を狙われていると確信していたのだ。だから、目立つ真似はできなかった。
当然、俺にとっても他人事じゃない。師匠が早死にしなけりゃ、その辺りも詳しく教えて貰えたかもしれないが……今は文句を言っても仕方ない。
「ルースケース。貴様の出自はどうなんだ?」
「師匠と被るから、メノウって呼んでくれ。俺は普通にスラム出身の孤児だなー。先祖に高貴な血とやらが混じったんだろうぜ。……俺を本物の霊能者と認めてくれるのか?」
「貴様、会議室の会話を盗聴していたな? ……オニキスの慢性的な精霊暴走を緩和させた事は確認した。僕としても認めざるを得ない」
堅物優等生のフェクダは真逆のメグレズと喧嘩になる機会が多く、その分だけ彼女の変化にも逸早く気付いたようだ。
「本物の霊能者……降霊ではなく精霊の使役、か。その能力では他に何ができる?」
「ま、色々だぜー。自然霊や他者に取り憑いた精霊への干渉。複数
フェクダの眉がピクリと跳ねる。そして、珍しく迷うように声を絞り出した。
「貴様の力であれば、僕達『霊媒』を……霊能者にする事は可能か?」
「不可能だなー。でも、『一時的に霊能者と同じ結果を出させる』事ならできるぜ」
「まあ! 素晴らしい事ではありませんか!」
ベネトナシュは胸の前で手を合わせ、柔和に微笑みかけてくる。
「学園生の損耗率を抑える為の改革が必要だという点では、教会派のわたくしも王国派のフェクダ様も意見が重なっております。是非とも、お力添えを頂きたいですね」
「精々、貴様の利用価値を証明してみろ。……で、具体的にはどうやるんだ」
興味を隠せないフェクダに対して、俺は厳かに告げてやった。
「特定の精霊に染めた
フェクダがベンチから立ち上がる。剣を置いてツカツカと歩き、俺の正面で立ち止まった。
「ひえー、殺さないでー」
「気色の悪い裏声を出すな」
真っ直ぐに切り揃えた白髪の下の目が、ギロリと俺を睨む。それから、彼女は膝を地面に付いた。
「えー、もしかしてフェクダがやるのかー?」
「当たり前だ。いきなり学園生に怪しげな術を施させるわけがあるか。貴様の力が本当に有効か、まずは僕の体で証明してみろ」
上から目線の態度は気になるが、確かに妥当な人選ではある。
霊脈学園に通う女子達の強さは、基本的に不安定な霊媒体質ありき。俺から言わせれば危うく儚い存在だ。
しかし、フェクダ・ダイヤモンドは違う。
この女は精霊なしでも素で強い。鍛え上げた肉体の効率的な運用を理解しており、最悪、儀式が失敗した場合でも自分の身くらいは守れる。テスト役には最適だ。
その点ではアリオトも良い線を行ってるが、彼女は体質がイレギュラー過ぎて他の学生の参考にならない。
「僕では不満か? ふん、貴様のようなケダモノは穴さえあれば誰でも良いんだろう?」
俺の腰に手を伸ばしたフェクダが、ズボンのベルトを引き抜く。
「おいおーい、ここ野外だぜー?」
「だから何だ。オニキスの治療で使った闇を出せば隠せるだろう?」
俺は言われた通りに闇の精霊に呼び掛け、一帯を外から見えなくした。視線が遮られた事を確認すると、フェクダは俺のズボンを下ろして陰茎を取り出す。
「どうした? 早く勃起させろ。こんなに柔らかい状態では男根を膣に入れられないぞ」
「そう言われてもなー」
「ちっ、愚図が」
彼女は忌々しげに舌打ちをし、右手を使って俺の男根を上から撫でてきた。言動に見合わずそっと触れるような、繊細な手捌き。
「うはー、結構なお手前でー」
「うるさい。黙って性感に集中しろ」
フェクダが指で輪っかを作り、竿を扱き始める。憎まれ口とは裏腹に、男への気遣いに満ちた優しい手コキ。
正直、腰が抜けるほど気持ち良い。緩急の付け方が絶妙で、精霊制御用の指輪が陰茎に当たる刺激すらアクセントになっていた。
「お上手ですね、フェクダ様。メノウ様、お加減は如何ですか?」
上品な仕草で顔を覆っていたベネトナシュが、興味深そうに指の隙間から覗いてくる。
「目茶苦茶ヤバいぜー。フェクダの指がちんぽに絡み付いてくる感じ」
「僕の婚約者は性に奥手だから、代わりに僕が性技を学んだんだ。学園の卒業後には、男性から子種を提供して貰って子供を作る必要があるからな」
フェクダの手は段々と先端に向かい、亀頭を5本の指で執拗に責め出した。
「あー、あー……!」
「真面目なのですね」
「貴様が不真面目なだけだ、エメラルド。僕には王国貴族として確実に子孫を残す責任がある」
彼女はグッと強く陰茎を引っ張って離し、反動で跳ね上がる様を憮然とした顔で眺める。
「これでもまだ半勃ちか。仕方ない」
フェクダは頭を俺の股間の高さまで下げると、なんと睾丸にキスをした。澄ました態度を崩さずに、ペロペロと金玉を舐める。
「れぁ……。どうだ? 貴様のような性欲に塗れた雄は、こういう奉仕が好きなのだろう?」
そのまま裏筋を舐め上げられると、彼女の舌ピアスが擦れて思わず息が漏れる。不覚にも暫くの間、フェクダのノーハンドフェラに翻弄されてしまった。
「もう充分だぜー」
「そのようだな。ふむ、知識としては知っていたが、これが完全に勃起した男根か」
何かを測るように指を動かし、彼女は眉間に皺を寄せる。
「女を愛でるというより、服従させる為の凶器の如き形状だな。将来交わる事になる男性はもう少し控えめな男根の持ち主であって欲しいものだ」
フェクダは学生服を脱ぎ、ベネトナシュに投げ渡した。ボディストッキングに包まれた妖艶な肢体が露になる。
引き締まった腰のくびれと重力に逆らうロケット爆乳を観察する暇もなく、彼女は近くの柱に手を付いて俺の方に尻を向けた。
「来い」
ボディストッキングは脱がさず、股間に開いた穴から手を入れて、下着だけをずらす。膣の中を指で触ると、ぬるっとした愛液でほど良く湿っていた。
「おー、ちゃんと濡れてるなー」
「強姦魔から女体を守る為の防衛本能だ。口ではなく腰を動かせ。さっさと、その無駄に大きい男根を僕の秘所に挿入しろ」
「急かすなよー」
俺は立ちバックの姿勢で、フェクダの膣に男根を挿入する。
「……!」
「おー、鍛えてるだけあって締まり良しだなー」
俺は何度か慣らすように腰を揺すり、無言になったフェクダの奥まで、ゆっくりと陰茎を埋めていく。
「ぁ……っ!」
「うわー、これエグいなー」
フェクダの膣は名器だった。
膣口と子宮口。入り口と奥がキュッとキツくなった、俵締めの極上名器。
ドゥーべのように全体が強く締まるわけではないが、多彩な刺激が陰茎を飽きさせない。
「もっと尻を上げろー」
「ぉ……! 僕に、命令するな……!」
腰を振る度にフェクダが膝を折るので、尻を軽く叩いて注意すると、彼女は抗議しながらも素直に従う。
「く……っ! いつまで待たせる気だ……! 僕に手間をかけさせるな……! さっさと射精しろ……! あ……っ!」
「アンタ、実は結構感じてるだろー」
俺が指摘すると怒声が返ってきた。
「だったら、どうした……っ! 仮に僕の子宮が貴様の精液で孕みたがったら、施術に差し障りでもあるのか……!? 何の為に避妊具を着用しているのか、足りない頭で考えてみろ……っ!!」
「セックスしながらキレるなよー。萎えるぜ」
「ふざけるなよ……! 僕の膣内をこんなに太く押し広げておいて……っ! あっ、あっ!」
「ベネトナシュー。フェクダ、今どんな顔してるー?」
俺は野次馬むっつり聖女に訊いてみる。
「秘密です。でも、とっても可愛い顔ですよ」
「マジかー。あ、そろそろ射精るぜー」
「あっ、あっ、ああっ! イケっ! 僕の膣内でイケっ! お゛っ、奥に流し込め……っ!!」
フェクダの膣が一層強く締まると、俺は抗う事なく射精した。
「イ……っ!?」
地面にへたり込もうとするフェクダの乳房を掴んで、無理矢理こちらに抱き寄せる。彼女の背中と俺の胸筋が密着した。
「精液を飲ませる前に、俺が直接介入するタイプの力の使い方を指導するぜー」
「待て……今、イっ……」
「右手を開け。そう、そうだ。アンタなら手刀の形がイメージしやすいだろー? 俺との繋がりを意識しろ」
「や、やめろ……! 耳元で囁くな……!」
か細い声でぶつくさ言ってる気がしたが、毎度の事なので全て無視する。文句は後で聞く。俺の経験上、絶頂に近い状態の女体が一番干渉しやすいんだ。
「アンタの……風の精霊を身に降ろせ」
「わ、分かった……! 従う……従うから……!」
フェクダの周りに微風が起こる。俺は風の精霊を掌握し、もう1つの精霊と混ぜた。
「こう念じながら、手刀を振り下ろせ」
俺が命じると、抵抗を諦めたフェクダが頷く。
「……! 伯爵級『鉄心季節風』……!!」
風を纏った鉄の刃が上に向かって射出され、空を漂う雲を斬り裂いた。
「アレが、霊能者の術……ですか」
「良しー。よくやった、フェクダ」
「はぁ……! ん、ぁん……っ!」
俺が陰茎を抜くと、フェクダは地面に手を付いて倒れた。
「使えた……? 僕にも……伯爵級が……!」
「そうだなー」
唖然と呟くフェクダ。俺は師匠に拾われた頃の自分を思い出し、少し追加で講義してやる。
「んじゃ、特別サービスだ。アンタらには『その先』を見せてやる」
早い段階で天井を知っておく事は、彼女達の今後の生存率に関わってくるはずだ。
フェクダ達にだけ披露すると不満が出るかもしれないが、勘弁してくれよ。
その代わり。
「公爵級『万緑叢中紅一点』」
王国の何処にいても見えるように打ち上げてやるからさ。
「血の、柱……! 大樹……! 何だアレは……『空』が『喰われた』……!?」
フェクダは瞬きもせずに、大口を開けて空を見上げている。
「嗚呼、神よ……」
ベネトナシュの瞳から一筋の涙が流れた。流石にそりゃ大袈裟だぜ。
「これが……本物の……!!」
「あー、理解できたか?」
俺は久々に使った公爵級の反動に冷や汗を流しながら、フェクダに言ってやる。
「──それが『精霊術』だ。知らなかったなら覚えとけ」
明日は全身が筋肉痛だな、こりゃ。
第3回ヒロイン人気投票(殿堂入り除外)
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①赤:ドゥーベ・ルビー
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③白:フェクダ・ダイヤモンド
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④黒:メグレズ・オニキス
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⑤紫:アリオト・アメシスト
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⑥黄:ミザール・シトリン
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⑦緑:ベネトナシュ・エメラルド
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◎灰:スピカ・ゴッシェナイト