【質問】男にしか扱えない精霊術を鍛える学園と聞いて入学したのですが、俺以外は全員女ってどういう事ですかねー!? ~【学園からの回答】見なかった事にしてください! 何でもしますから!(全裸土下座)~ 作:信頼できる語り手
俺はホテルのエントランスのような脱衣所で制服を脱ぎ、風呂場の半自動ドアを静かにスライドさせた。
「うはー! 広くてゴージャスだぜー!」
ここは寮の大浴場である。カウンターフィト霊脈学園は表向きには男子校なので、男湯と表現しても間違いではないはずだ。
入学以来、俺はずっと広い風呂に憧れていたが、学園長の意向により自室のシャワーしか使わせて貰えなかった。
学園長曰く、女の園で暮らしてきた箱入り娘達にとって、俺の存在は刺激が強過ぎるらしい。パニックになったりしないよう、徐々に段階を踏んで馴染ませていく計画だそうな。
俺はその理屈に納得しつつも、我慢させられたストレスを学園長の口内に吐き出したのであった。
「そういや、序列持ちとの交流は禁止されなかったなー。それだけアイツらが学園から別枠で見られてるって事か」
念願叶って貸し切りにして貰った大浴場に、俺の独り言が響く。なんか……早くも広過ぎて落ち着かなくなってきた。
そもそも、ここは国を代表する貴族が通う霊脈学園である。寮の部屋に設置されたシャワー室ですら高級ホテル並みの豪華さだった。
それで充分じゃないか、と思わなくもない。衛生的な清潔さは精霊術で保てるし、無駄に贅沢する意味、あるか……?
「おや、先客がいたようだね」
俺がスラム由来の勿体ない精神と格闘していると、誰かが大浴場に入ってきた。
人間離れした美貌を持つ女性。
完璧な曲線を描く裸体に興奮するよりも先に、近寄りがたいという感想が脳裏をよぎるほどの美の化身。独特な妖しさを宿した暗い渦のような瞳に思わず気圧される。
ただ、その限りなく黄色に近い派手な金髪には見覚えがある気がした。
「私を覚えているかな、メノウ君? ミザールだよ。序列6位の『ミザール・シトリン』」
「あー? あー……あのイカれ女かよ! ゴーグルとガスマスクがないと誰だか分からんぜー!」
「入浴する時くらいは外すさ」
ミザールは肌を隠す素振りも見せず、体を洗っていた俺の隣に来る。そして、長く伸びた黄髪から美脚までを軽くシャワーで流し始めた。
「羞恥心とかないのかー?」
「ん……? ああ、裸の事か。別に私は男性に肉体を観察されても気にしないよ。ただ、君が性的に欲情しても性行為の相手はできないから注意してくれ。私は女性愛者なんだ」
「へー、やっぱそういう趣味の学園生もいるんだなー。実態は女子校だもんなー」
「まあ、先天的な私と違って、学園で後天的にそっちの趣味になる娘もいるよ。男装して過ごしていると性別の垣根が曖昧になる」
長い髪を毛先まで丁寧に洗いながら、ミザールは講師のような口調で説明する。
「それに私の守護霊は『放縦の金字塔』──自身の体を精密に操作できる固有特性を持っているからね。ドゥーベ達のように性交によって精霊の暴走を抑えて貰う必要はないよ」
「はー、地味だけど強い守護霊だなー。アンタと対峙した時から、精霊の安定度は熟練の霊能者並みだと思ってたが……」
「器用さだけが取り柄でね」
「前は足の速さが取り柄って言ってなかったか? 取り柄多いな、アンタ」
「ははは、私は器用貧乏なのさ」
彼女は既にボディソープを泡立てていた。女の風呂は時間がかかるイメージがあったが、そうでもないのだろうか。それとも、ミザールが効率厨なだけか。
「しっかし、固有特性の情報を他人にホイホイ教えて良いのかよー? 無用心だぜ」
「じゃあ、代わりに君の守護霊を教えてくれないか?」
「嫌だー」
「器の小さい男だね。ペニスはそんなに大きくしてるのに」
俺の勃起した股間に向かって、悪戯っぽくシャワーの湯をかけてくる。その表情には確かに異性に対する特別な意識は伺えない。
「私はね。君の精霊術に興味があるんだよ、メノウ君。公爵級の精霊術を現代で使える霊能者がどれだけいるだろう。実に興味深い」
ミザールが身を乗り出す。作り物のように綺麗な顔に、初めて人間らしい熱が宿った。
「私は期待しているんだ。君ならアレキサンドライトの秘奥にも辿り着けるんじゃないかな」
「アレキサンドライトー……?」
「おや、もしかして、史上最強の霊能者『アレキサンドライト』を知らないのかい?」
曰く、精霊術の祖。原点にして頂点。創造と破壊を司る現人神。世界の在り方を決めた男。
「と言っても過言だね」
「過言なのかよ」
「当然だろう? 昔話なんて盛られるモノだからね。ただ1つ確かなのは、祖が考案した術を本当の意味で継承できた者はいないという事実だけだ。多分、君の師匠でさえも」
「……事情通だなー」
「情報網の広さだけが取り柄なんだ」
全身を洗い終えたミザールはヒタヒタと風呂場を出て行こうとする。
「湯船に浸からなくて良いのかー?」
「のぼせやすい体質だから遠慮しておくよ。ここの湧き湯には美肌効果があるらしいけど、私の場合はこれ以上美しくなりようがないしね。入浴は不要だ」
コイツ、自分の容姿を自覚してんのかよ。ナルシストと言い切れないのが性質悪いな。
「さあ、研究の続きに戻ろうかな」
謎多き天才少女『ミザール・シトリン』は俺に背を向けて、美尻を振りながら脱衣所に消えていく。
俺はそのセクシーな光景を目に焼き付け、今夜のオカズを1品確保する事に成功したのだった。
「湯加減は如何どす?」
ミザールと交代するように、ポラリス・ローズクォーツ学園長が大浴場に入ってきた。
「まだ浸かってないぜー。変な女に絡まれてたからな」
「そう言えば、ミザールはんが擦れ違いで出て行きよったねぇ。何の話をしてはったん?」
学園長は桃色の巻き髪を手櫛で梳きながら、探るように糸目を向けてくる。
「色気のない話だぜー。俺の使う精霊術の話とか、霊能者アレキサンドライトの伝承とか」
「あの子は精霊術の研究が好きやからねぇ。せやけど、気を付けなあかんよ? これからは『色気のある話』を持ってくる娘も増えるさかい」
学園長は豊満な体を高級石鹸で泡立て、後ろから抱き付いてきた。巨乳をスポンジ代わりにして、俺の背中をぬるぬると擦る。
「うへー、ハニートラップってヤツかー? やっぱそういう流れになんのかね」
「んっ……。当然やわぁ。貴族の家は何処も『本物の霊能者』の血を欲しがっとる。あんさんの精霊術を警戒して、弱みを握ったり脅すような真似はせぇへんやろうけど……」
学園長の両乳で俺の腕が挟まれ、ゴシゴシと洗われた。お返しに尻を揉んでやる。
「や、ぁん……! ふふ、武力で敵わなくても若い男を懐柔するのは簡単やからねぇ。あんさんみたいな好色家は、特に」
「普通に据え膳は食う主義だしなー」
「別にそこまではええんよ? 結局、あんさんが拒否すれば厄介事は力で跳ね除けられるやろ? せやから、くれぐれも本気になり過ぎんようにだけ、よろしゅう頼みますわぁ」
なるほどな。俺が1人の女……つまり、1つの家に肩入れし過ぎると国内の政治バランスが崩れかねない。
学園長も難しい立場なんだろう。こうしてサービスしてくれるのも、俺が他国に逃げるという最悪の事態が起こらないよう、手綱を握りたがっているのだと思う。
「了解だぜー。けど、良いのかよ。学園長が学園生に手を出す事を肯定して」
「うちが学園長としてできるのは、最善を尽くして責任を取る事だけどす。それに」
学園長の胸が俺の背中から離れ、シャワーの水で体に付いた泡を流された。
「霊脈学園に入学する女子はなぁ。王国の発展に全てを捧げる覚悟をして来とるんよ。精霊を使役できない霊媒の覚悟なんて、あんさんから見れば笑い話かもしれんけど……」
「笑うかよー」
俺は学園長の太股の内側を手でなぞり、そのまま股間へと向かわせる。
「ふ、ゃ……! くすぐったいわぁ……!」
「最初は誰でも覚悟だけだろ。どっかの路地裏で残飯漁ってたガキがそうだったみたいになー」
俺は学園長の膣に指を1本ずつ挿入し、絡み付くヒダの感触を堪能した。
「ぁ、ぁ……! そこぉ……!」
「その覚悟を一生貫く事を『強さ』って呼ぶんだぜ」
柄にない事を言っちまった俺は、照れを誤魔化すように激しく指を動かす。
「あっ、あっ、あっ! イっ……!!」
大浴場の反響を意識して声量を抑え気味だった学園長が、控えめな喘ぎ声を上げながら膣肉で指を締め付けた。その後、ぐったりと俺に寄りかかり、色っぽい吐息を漏らす。
「あんさんは……意外と普通の人間なんやね」
「ガッカリさせたかー?」
「いいや、惚れ直したわぁ。うちも本気でメノウはんが欲しゅうなってもうたかも」
膣の中で洗われた俺の指に学園長がキスをしてきた。ちゅ、ちゅと柔らかい唇が当たる。
「俺は縛られるのは嫌いだが、挑まれるのは嫌いじゃない。学園生だろうとアンタだろうと、思惑があるなら実力でその気にさせてみりゃ良いぜー」
入浴前にうだうだ時間を使ってしまったので、湯船は少し温度が下がっていた。俺達は追い焚きをする代わりに2人で密着して温め合う事にする。
「へー、ベネトナシュが拾ったペンダントは学園長に届けられたのかー。てっきり、懐に入れたかと思ったぜ」
「あ、ぁ……っ! あの子は……根は、真面目なんよ……っ! あっ、奥の弱いとこばっかり虐めんといて……!!」
パチャパチャと水面が波打った。今、俺達は広い湯船に浸かりつつ、スローペースのセックスをしている。
「それに、あのペンダントはかなり縁起の悪い代物やからねぇ……っ! は、ぁ……! あかんわぁ……動かんかったら、それはそれでちんぽの形を敏感に感じてまう……!」
「縁起が悪いー?」
背面座位で結合したまま、俺の上に座った学園長の背中に問いかける。彼女は快感に身を捩りながらも呼吸を整えた。
「霊能者を狙った暗殺事件、については聞いてはりますぅ……?」
「フェクダとベネトナシュから少しなー」
「うちも資料で確認しただけやけどねぇ。当時の殺害現場の1つになぁ……同じ装飾の施されたペンダントが落ちとったんよ」
「犯人の手掛かり、って事かー? 今更になって学園内で……」
「せやなぁ。順当に考えたら『
「うえー」
俺は肩を落とす。ま、遅かれ早かれではあるか。ドンマイ、切り替えていこう。
「国王に報告したら、ベネトナシュはんがペンダントを発見した場所を中心に、学園の警備体制が限界まで引き上げられたわぁ」
「あー、確かに雰囲気が変わってたなー」
「お偉いさん方が言うには、あんさんが望めば現役の『霊光騎士団』を護衛に派遣する事もできるらしいけど、どないします?」
「要らん。邪魔」
「せやろねぇ。……メノウはん?」
俺は学園長の乳首を弾いた。
「ひ、ゃあん……っ!」
「学園生は使い捨てる癖に、俺の事『は』随分と丁重に扱うんだな、この国は」
両手に湯を汲んで、自分の頭から被る。
「いや、悪い。王国が好きで無茶やらせてるわけじゃない事は分かってる。メラクに現代の国際情勢は習ったし、前に会った大臣も真面目な人だった。仕方ない事なんだろー?」
「そ、やねぇ……。霊光騎士団は大規模な事件の解決で手一杯なんよ。霊能者の存在が抑止力になっとる以上、他国からの支援要請も断れへんし……」
「結果、中規模の霊害にまでは手が回らず、学園生が行くしかないわけだなー」
学園長の胸の下にベルトのように手を回し、俺は腰を強く振った。
「あっ、あっ! メノウはん……!?」
「安心しろよ、学園長。俺は適当で身勝手な男だが、個人的にムカつく事は放置しないって決めてるんだぜ」
精霊術を扱う者は人生を楽しまないといけない。詰まらない現実を我慢して生きるのは、最高に幸せな人生とは言えないだろう。
「ぁ、ぉ……! おおきに、ねぇ……!」
「別にアンタの為にやるわけじゃないからな。これは俺の生き様の問題だぜー。気に入らない世界はズバッと力で変えてやる」
「イっ……! はぁ、ん……!!」
学園長の足がピンと伸びて絶頂する。と同時に、俺も避妊具の中に射精した。
「──それが『精霊術』だ。知らなかったなら覚えとけ」
余韻に蕩けた膣から陰茎を引き抜くと、学園長は俺の方に倒れ込んでくる。
「……いけずやねぇ。『うちの為に』くらいのリップサービスは言うてくれてもええんやない?」
学園長の体は暖かかった。
「ちぃと、のぼせてもうたわぁ」
第3回ヒロイン人気投票(殿堂入り除外)
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①赤:ドゥーベ・ルビー
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③白:フェクダ・ダイヤモンド
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④黒:メグレズ・オニキス
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⑤紫:アリオト・アメシスト
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⑥黄:ミザール・シトリン
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⑦緑:ベネトナシュ・エメラルド
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◎灰:スピカ・ゴッシェナイト