「しょ、触手くん……いる……?」
次の日も、私はそこに立ち寄っていた。
あんな事があって、あんな事をしてしまって、ちょっとだけ顔を合わせ辛かったけど、相手が触手くんだからそんな事気にしても仕方ない。
あ、あれはそう、子犬とじゃれ合ったようなもんだから。たまたま変なとこ舐められちゃったとかそういうの。
なんて、妙な言い訳をしつつ来たんだけど、ちょっとした違和感に気付く。
「……あれ? 手羽先は?」
大事そうにとっておかれたあの手羽先が、触手くんの傍に無かった。
……なんか触手くんも凄いテンション低そうな仕草してる。
「あー……盗られた?」
おおかた猫か犬にでも盗られてしまったんだろう。
騒ぎにはなってないようだからたぶん触手くん自体は発見されてない、と思う。となると野良か。いや野良だとしてもよく触手くんに近付けたな。怖くないんだろうか。……まぁ触手くんおとなしいから怖くなかったのかな。
「ま、また買ってきてあげるから」
めっちゃしょんぼりしてる触手くんを見てられなくて、思わずそんな声をかけてしまっていた。
リンゴは盗られてないようだから、今度は梨でも持ってきてあげよう。
あ、あー、それにしてもそうだなー。へこんでるなら慰めてあげないとなー。もー、仕方ないんだからー。
……なんて、言い訳じみた思考で頭を埋める。ハレンチな自分を隠すようにして、これからする事を必死に正当化する。
あの、ジン、とした感触が、忘れられない。
「よぃ、しょ」
昨日と同じようにしゃがみこんで、下着を触手くんに見せつける。
あは、ぴくってなった。見てる……のかな。私のここ、見られちゃってる、のかな。
「……んっ」
そのまま、手を伸ばす。
もうドキドキしてる。これから自分がする行為に対して、これからされる行為に対して、興奮しちゃってるのが分かる。
そんな、顔が真っ赤になっているであろう私に向かって、また細い腕が、伸ばされてきた。
「……良い子良い子」
それをそのまま軽く握って、褒めるようにしてゆるやかに上下に振る。びっくりさせないよう、ゆっくり。
そう、ゆっくり、ゆっくり動かす。
目の前で握ったそれを、ゆっくり、ゆっくり、私のあそこに、近付けていく。
「……いいよ」
そして、また、昨日と同じように、手を離した。
昨日と同じように逡巡する触手くん。
でも、昨日と違って、それは僅かな間だった。
「……んっ」
ちょん、とまたタッチされる。
今日は、真ん中から始まった。
「ん……ふ……ん……」
ちょん、ちょん、とその周辺をタッチされて、その度に息が不規則になる。
しゃがんでいるから、私のあそこは丘のように盛り上がっている。その丘の形を確かめるようにして、いろんなところがタッチされる。
「ん……ん……?」
けれど、昨日の最後に触られた場所が、タッチされない。
「んー……?」
執拗に、執拗にタッチされる。そこだけを避けるようにして、あそこにちょんちょん触れられる。
「ふ……ん……んぅ……」
まるで焦らされているかのよう。
私は、今日、そのつもりで、来ているのに、来ちゃってるのに、いつまで経っても、そこに触れてくれない。
あそこに興味津々のくせに、むっつりさんめ。
「触手くん……」
だから、私はその細い腕を、驚かせないよう優しく掴んだ。
「ここ……していいから……」
そして、
私の一番敏感な場所。誰にも触れさせちゃいけない、秘密の場所。
だけど、ここをちょんちょんさせちゃったら、どうなってしまうのか、それが気になって気になって、オナニーする時もそれを想像してしまっていた私は、そこへ、触手くんを、導いた。
「…………」
少しの迷いが見てとれた。
びっくりしない? 大丈夫? そんな声が聞こえた気がする。
だから、
「おいで……?」
触手くんが触りやすいよう、二本の指で開くようにして、そこを指し示した。
「…………んっ」
そんな私に安心したのか、ちょん、と恐る恐る、柔らかい感触が、一瞬だけ触れた。
「んっ……んっ……んっ……」
それを機に、触手くんはそこだけを狙ってタッチし始める。
触れられた瞬間だけジンッとするような甘い衝撃が走って、思わず声を漏らしそうになるけど、びっくりさせたくなくて、その、もっとして欲しくて、片手で口元を必死に押さえる。
「は、ぁ……んっ……んぅ……っ」
ちょん、ちょんちょん、ちょん、と規則的ではない接触。自分の指でトントンする時と違う、全く予想出来ない衝撃。
だからこそ、どんどん、お腹の奥が熱くなっていってしまう。
「んっ……ぁ……ふぁ、ん……っ」
声が、漏れちゃう。執拗にそこだけ触られて、お腹の奥がキュンキュンする。
こんな事させちゃいけないという背徳感と、もっとして欲しいという浅ましい欲求が重なり合って、いつもより、興奮してしまう。
「ぁ……」
だから、あそこが濡れた、というのが分かった。
「ん、ふ……ぁ……ぁ……ん……っ」
ちょん、ちょん、だったのが、とん、とん、という接触になってきた。
触手くんが慣れてきて、でも私を傷付けないよう、優しくちょっと強めにタッチしてくれている。
だからもっとジンジンするのが強くなって、漏れる吐息が多くなっていく。
「ん……?」
そんな中、二本目の細い腕が、私のあそこに伸ばされてきた。
「んぅ……っ」
二本目が辿り着いたのは、あそこの中心。ぬるぬるが少し溢れて、ちょっと冷たく感じるところ。
「は、ぁ、ん……っ」
そこに対しても、タッチされ始めた。
「ふ、ぁ……んっ……んっんっ……!」
甘い衝撃と一緒に、淡い何かが生まれる。
そこは別に特別気持ちいい場所じゃない。だけど、触手くんにさせている、って事実が私を熱くさせてしまう。
「ぁ……ゃ……っ」
中心がタッチされる度に、小さく、くちっ、くちっ、と音が鳴る。
下着があそこに押しつけられて、離れて、その間にはお汁があって、だから鳴ってしまう音。私がこんな状況に興奮しきっているという証拠の音。
「ぁ、は……んっんっ、んぅ……!」
口元を押さえている手の平の中で、湿度が急激に上昇する。
あそこを気持ちよくさせちゃって、気持ちよくされちゃって、興奮が止まらない。
敏感な場所がおっきくなってるのが分かる。下着を指で押さえつけちゃってるから、きっとぷっくり膨らんでいるのがバレちゃってる。
「ぁっぁっんっ……んっんっんん……!」
もう触手くんはちょっとやそっとじゃ止まらなくなっていた。私が声を漏らしても、夢中になったかのようにしてあそこへのタッチを止めない。
だから、だから私は、
「あぁ……!」
口元を覆っていた手を外して、身体の後ろについた。
「あ、はぅ……んっんっ、あっ……!」
まるで触手くんにあそこを突きつけているような格好。
右手でそこを、クリトリスを誇示するように下着を押さえ付けて、ここだよ、ここをもっと触って、って主張するような格好。
「んっあっ、やっ……きもち、ぃぃよ……!」
だからかは分からないけど、触手くんはもうちょっとだけ力を込めてくれて、もうちょっとだけ早く、とんとんタッチしてくれた。
ジンジンするのが止まらない。くちくちいうのが止まらない。
オナニーする時はこんな早くきちゃう事なんて無いのに、止まらない興奮のせいで、今にもイってしまいそう。
おまんこトントンでお腹の奥が熱くなる。
クリトリストントンで頭が弾けそうになる。
触手なんていう相手なのに、どんどん気持ちよくなって、もっと、もっとして欲しいって思ってしまう。
腰が、勝手に揺れる。
けど触手くんは追随してくれて、的確にトントンし続けてくれる。
だから気持ちいい。とっても、気持ちいい。
「ぁっぁっ……あっ……あっ……!」
このまま、もっと、そのまま、ずっと。
「あっ! んっくぅぅぅぅ……‼︎」
チカッ、と一瞬視界が煌めいた。
腰がくんって上がって、強烈な波をやり過ごそうと身体が防衛反応を起こす。
だけど触手くんのトントンは止まらない。
だから気持ちいいのが終わらなくて、ずっと気持ちよくされてしまう。
おまんこの中が締まって、じゅわ、と愛液が外に出たのが分かる。
そこへのタッチも止まらないから、くちゅ、くちゅ、なんて音も止まらない。
気持ちいいのが続く。
続くけれど、波が収まってきて、快感だったのが、擽ったさに変わり始めた。
「は……は、ぁ……触手、くん……今日はもう、おしまい、ね……?」
震える手で細い腕を掴むと、優しい触手くんは私の意図を察してくれてその動きを止めた。
「良い子良い子……」
それがなんとなく、とっても嬉しくて、ついニギニギしてしまう。
……なんか、ぬるぬるがいつもより多い気がする。アレかな、触手くんも興奮したのかな。なんか変なの。
「よい、しょっ」
完全に調子が元に戻った私は立ち上がって、地面についてしまっていたスカートをパンパンと払う。
「またね、触手くん」
そうして、バイバイして、その場を後にした。
もう、完全に、ハマってしまった。
「ぁっ……触手くん……もっと……」
来る日も来る日も、あの場所に通った。
「もうちょっと、強く、して……あっ!」
あそこを触手くんに差し出して、タッチしてもらう日々。
「ぁっぁっあっぁっあっ……!」
狂気に陥っている、と言われても否定出来ない。
だってあんな、この世のモノとは思えないものにあそこを弄ってもらってるだなんて、頭がおかしいにも程がある。
「んんっ……! あ、はぁ……!」
だけど、だからこそ、気持ちよくって、止められなかった。
だから、もっと気持ちよくなりたい、そう思ってしまった。
「ね……触手くん……」
もう触手くんは私がしゃがみこむと嬉しそうに細い腕を伸ばしてくるようになった。
けど今日は、その腕を手で押し留める。
……うん、止まってくれた。ホントに良い子。
「きょ、今日は、さ……」
心臓がドクドクいってる。いつも以上の事をしようとして、興奮で胸が張り裂けそうになっている。
「ん、しょ……」
だから私は、その興奮を抱えたまま、下着を、脱いだ。
「直接……シて……?」
その瞬間、ぴたり、と触手くんが止まった。
あれ、なんか思ってた反応と違う。
……と思っていたら、
「うぇっ⁉︎」
なんか、いつもの細い腕よりももっと細い腕が、何本も、出てきた。
「ちょ、ま」
なんで、どうしてそうなった。というかそれキモ、え、いや、あの、待、えぇぇ?
……なんて、混乱していると、その更に細い腕は私の目の前でピタッと静止した。
「……む?」
そのまま、ずっと、動かない。
触手くん本体は動いてるけれど、その極細の腕は、まるっきり動かない。
……あぁ、なるほど。
「……んっ」
いつもの握手、それを極細の腕でする。
握ってみると、感触は同じ。細さが違うだけ、あと数。
というか数。どうなっとるんだ。四本?
……四本も使って、気持ちよく、されちゃう、の?
「ぁ、は」
それに気付いてしまったら、もう、止まる必要なんて無かった。
いつぞやのように、ゆっくり、ゆっくり腕をあそこに、丸出しのあそこに導く。
掴んでいるのは一本だけだけど、他の三本も追従して移動してくる。
そして、手を、離した。
「ぁんっ」
ジンッ、という衝撃が走った。
「ぁっ……ぁっんっんっぁっ……!」
だけど、いつもの比じゃない。
下着越しじゃない、直接的な衝撃。
それに加えて、
「ぁっ、は、早、いっ……!」
ツンツンツンツンって、四本の極細が連続してタッチしてきて、一気に性感が目覚めさせられる。
こんなの、すぐ、硬くなっちゃう……!
「ぁっんっんっんっあっあっあっ!」
声が、抑えられない。いつもよりも気持ち良過ぎて、いつもと同じ体勢になってしまう。
後ろに手をついて、クリトリスを強調するように開いてしまう。もっとして、そう伝えてしまう。
「んっあっあっ! はぁっ、んっんっんっ!」
どうして急に、そう思わなくもない。
でも私のおまんこを見せた瞬間から、と考えると興奮して、というのが理由だろうか。
なんて考えてた時だった。
「ひきゅっ⁉︎」
クリトリスから衝撃が走った。
何が起きたのか、分からない。分からないから、下を見た。
「っ⁉︎ そんな、こと、しちゃ……!」
剥かれていた。私の一番敏感な場所が、丸裸にされていた。
四本ある内の二本が私の皮を押し上げて、ぷるんって生のクリトリスが世界に晒されていた。
そんな、そんな事されちゃったら、
「んんんんんんんんっ!」
だから、残り二本から、ツンツンされて、仰け反る程の快感が爆発した。
「ふぁあっ! あっだめっんんんっ!」
ぬるぬるに覆われているそれは痛みなんて発生させない。只々気持ちいいという感覚しか与えてこない。
ダメなんて言ったけど、そんな言葉とは裏腹に私の腰はもっとしてとばかりに触手くんへと突き出される。
「ああっ! ああっ! んぅっ!」
極細が極小の領域をタッチするごとに、自分の指では絶対に再現出来ない快感が生まれる。
しかも二本使われることによって、もっと意味の分からない気持ちよさで頭がどうにかなってしまいそうになる。
「はぅうっ⁉︎」
それだけでも有り得ないほど気持ちよかったのに、異常な感覚が、クリトリスから発生した。
「は……ぅ……ぇ……?」
クリトリスに繋がっているのは三本。
皮を剥いだ二本。そして、
「ひぅぅううううっ⁉︎」
巻き付いている、一本。
「んぁあああっ! それだっめぇぇええっ!」
旋回している。
巻き付いた極細が、しゅりしゅり生クリトリスを擦り上げている。
「はぁああんんっ! んんっ! んぁあああっ!」
頭がバチバチする。有り得ない快感に身体の制御が出来ない。
しゃがみこむなんて無理。お尻が勝手に落下して、触手くんに対してお股を見せつけるような格好になってしまう。
「ああっああっああっ! んんんんぅうぅっ!」
でも止まらない。触手くんが止まらない。
まるで、まるでようやくそれを見つけた、と、ばかり、に。
違う。
これが、触手くんのしたかった事なんだ。
「ふぁあああっ! んっんぁああぁあっ!」
きっとそう。
触手くんはえっちな触手で、女の子をアンアン言わせるために生きているんだ。
けど下着で隠されていたからそこが分からなくて、だから今日、私が見せつけちゃったから、本来の力で、私をアンアン言わせてるんだ。
「あああぁあっ! はあっ! はあっ……!」
だけど、それが急に止まる。
でも極細は皮を剥いたままだし、絡み付いたまま。
……一瞬にして呼吸が乱れた。すごく気持ちよくて、頭がどうにかなりそうだった。
ところで、残りの、一本、は……?
「……?」
その残りの一本が、お股のところから私の目の前まで浮かび上がってきた。
「っ⁉︎」
と思ったら、その形が、変化した。
極細の腕だったものが、毛がいっぱい生えたような、ブラシのような形に。
「……ぁ……ぅ……」
それが、何かを磨くようにして、上下に振られる。
何を、磨くか、なんて、この流れで、分からない、筈がない。
「……ぅ?」
けれど、そのままピタッと、静止した。
まるでそれは、
「……っ」
私に、良いか、って聞いてるかのよう。
……この子は、本当に優しい。
私をびっくりさせないよう、怖がらせないよう、まるで私がした事を返してくれているかのような感情が伝わってくる。
だから私は、
「……良い、よ」
その子を、あそこへと、導いた。
「はっ……はぁ……はあ……!」
呼吸が、勝手に荒くなる。
あんなモノで、そんなコトをされてしまったら、絶対、絶対、
「んあぁああああああっ!」
気持ちいい!
「ふぁあ! ああっ! んんあっ!」
ゴシ、ゴシ、ってゆっくり上下に生クリトリスが磨かれる。磨く必要もないほどパッツパツでツルッツルになっていた表面が、極細の更に極細の毛によって磨かれる。
「ああぁあだめっ! これだめぇぇえっ!」
気が狂う。こんな事されちゃったら女の子はダメになる。
ぞりぞりっと柔らかいものによって表面が掃かれる。上に、下に、動き自体は単調なのに、送られてくる快感の量が膨大過ぎて、視界が一気に潤んでしまう。
「んぁああっ! あああっ! んんんんっ!」
もう手なんてあそこから離れていた、両手で身体を支えないと、簡単に崩れ落ちてしまう。
腰なんて勝手にびくびくして、触手くんにもっとしてって言うかのように大股開きであそこを晒してしまう。
「ひきゅっ⁉︎」
だからかは分からないけれど、クリトリスに、また衝撃が走った。
「あああぁぁああだっめぇえええええっ!」
巻き付いてる極細が、また動きだした。
「はぁあぅぅうっ! んんぁっ! あああっ!」
クリトリスの側面が巻き付いた極細で扱かれる。
それによって締め上げられた突起の先端が、ブラシでごしごし擦られる。
気が狂う。気持ち良過ぎる。
こんなの、耐えられる筈がない。
「ああっ! ああっ! すご、いぃいいっ! ふぁああっ! はあぁんんんっ! んんっんぁあああああああっ‼︎」
一瞬で、頂上まで持っていかれた。
腰がガクガクガクって上下に痙攣して、おまんこから愛液がどぷって出た感覚があった。
それらの感覚が他人事のように思えるほど、身体が気持ちいいに支配されていた。
クリトリスが尋常じゃなく大きくなったような幻覚を感じる。
巻き付かれて、先端を執拗に擦られて、限界まで膨れ上がったものが更に膨張したような感覚。
その感覚が続く。ずっと続く。
巻き付いているのは外周をしゅりしゅり擦り続けているし、ブラシ状のものは先端をごしごし擦り続けている。
クリトリスがダメになる。このままだとバカになる。
「あああっ! だめっ! んぁああっ! 触手くんっ! だっめええええ!」
だから必死になって、止めた。
後ろについていた手を無理やり動かして、私を苛めている極細をなんとか掴む。
「んあっ!」
掴んだ瞬間、止まった。
「んっ!」
そして、ゆっくり、ゆっくりと、極細は私のクリトリスから離れていった。
ジンジンする。今までされていた感覚が、抜けない。今もなおクリトリスが縛られているような幻覚がある。
「はぁ……! はあっ……! も、もーっ! 急にこんな事しちゃダメなんだからねっ!」
だから、シて良いよ、って言ったのは自分の筈なのに、ついそんな言葉が口から出ていた。
そんな言葉を受けた触手くんは……あ、しょんぼりしてる。
「あ、ぁぁぁなんかごめん……」
言葉が伝わっていなくても、何かは伝わってしまったんだろう。
だからごめんねを伝えるようにして極細をにぎにぎ握る。
……この極細にあんな気持ちよくされちゃったんだよなぁ。すご、かった。
「う、うん。えっと、きょ、今日はおしまいっ! ねっ⁉︎」
そう言って、私は下着を履いて……めっちゃ冷たい……ちょっとガクガクする膝をなんとか動かして立ち上がった。
そんな私を見て、触手くんはふりふりと腕を振る。もう終わりの合図が分かってるみたい。
「じゃあまた、ね」
だから、そんな仕草がちょっと嬉しくて、私は茂みから抜け出した。
それからの私は、もう、戻れなくなってしまった。