フェラを終えた後、2Bは既にエネルギー補給の次段階へ移行していた。まだ萎えきっていない肉棒から唾液と残滓を滴らせ、彼女は無表情に立ち上がる。黒いドレスの裾が大腿を撫で、サイハイブーツのヒールが瓦礫を軋ませた。
「次のプロトコルに移行します」
彼女は自分の黒いレオタードのような衣装の胸元を無造作に下げた。白い乳房が露わになり、桜色の先端が冷たい空気に晒される。機械でありながら——いや、だからこそ、完璧な形状だ。重力に抗う張り、人間の女性にはありえない対称性。
「それでは、失礼します」
俺を座らせると、2Bはその豊かな胸を俺の顔に押し付ける。同時に、再び硬さを取り戻し始めた肉棒を、冷たく正確な指が握り直す。乳液のような潤滑剤を纏った指が、根元から亀頭へと往復する。
「母乳成分を注入しました」
彼女の声は変わらず平坦だが、鼓動が伝わってくる錯覚を覚えた。胸を押しつけられながらも、視界の端で見える彼女の瞳隠しの向こう側。そこに何か感情はないのか——ただの演算結果なのか。
舌先で突起を転がす。甘味はない。しかし人工乳首は微かに振動しているようだった。
次の瞬間、口内にはわずかな液体が放出された。機能性食品——動力源に近いものだが、確かに擬似母乳と呼ぶに相応しい粘度と温もりがある。
手コキのリズムが変わる。
根元を掴む指の力を強めつつ、亀頭を掌の渦でくすぐるような動きが加わる。機械の計算による「最適な刺激パターン」だ。人間の女性の曖昧さとは異なる、完璧すぎる快楽。
「マスターの脈拍が上昇しています」
彼女は独り言のように告げ、騎乗位への移行を告げた。
瓦礫の上に俺は仰向けに倒される。2Bは黑いドレスを完全に捲り上げ、レオタードの股間部分を無造作にずらした。そこには——人間のような、しかし明らかに人工の粘膜があった。桜色の肉襞が、既に潤いを帯びて光る。
「通常の騎乗位ではなく、このポジションを選択しました」
彼女は俺の両手を取った。恋人のように指を絡め合わせる。そして——足を大きく開き、膝をつく形で、俺の上に跨った。スパイダーのように、四肢を広げた騎乗位。すべてが見える。隠すものがない。
「接続開始」
腰を下ろす。先端が割れ目に触れ、抵抗を受ける。しかし彼女はためらわない。重力に任せて、一気に沈んだ。
「ん——っ」
人工の膣腔は、完璧な締め付けだった。人間の女性よりも均一な圧力が、竿全体を包み込む。目隠しの下で、彼女の唇がわずかに開いたように見えた。
手を握る力が強まる。恋人つなぎのまま、彼女は腰を振り始めた。
上下ではなく、円を描くように。深く埋めた状態で、腰をグラインドさせる。子宮口——あるいはそれに類する最深部が、亀頭を執拗に刺激する。
「ここが、マスターの最も敏感な箇所です」
彼女は冷静に言い、さらに角度を変えた。Gスポット——あるいは前列腺に対応する位置を、人工の肉襞が擦る。同時に、締め付けの強さを微調整。まるで無数の指が、内部から愛撫しているようだった。
「く、来る……!」
「了解。膣内への放出を許可します」
彼女の動きが加速する。スパイダーのように四肢を広げた姿勢のまま、腰が上下に弾む。乳房が揺れ、黒いドレスの衣擦れが淫らに響く。サイハイブーツのヒールが瓦礫を刻む音。
「マスター、精液を——私の中に」
初めて、感情らしきものが混じったように聞こえた。錯覚だろうか。しかしその呼びかけに、俺は——
「う、あああっ——!」
脳髄を灼くような放出。脈動が何度も続き、彼女の人工の子宮に灼熱の液体が注ぎ込まれる。彼女は腰を沈めたまま、すべてを受け止める。
「……エネルギー補給、完了」
彼女はまだ繋がったまま、恋人のように手を握ったまま、平坦に告げた。しかし、俺の胸に耳を押し付ける彼女の鼓動が——微かに、速くなっているように感じた。