「精霊と日本一うゎぁーな男の自由すぎる冒険日誌」 作:めがねモエ
前篇「ウェンディーはピロートークがお好き」の巻、その16
ことわざに「終わり良ければ全て良し」というものがある。
これは、万事、物事の最終の結末が最も大事であり、途中の過程は大して問題にならないという意味である。つまり、結果さえ良ければその道程が多少まずくとも、それはどうでもよい、まぁええやろそんなん、という事である。
ちなみに英語でいうと「All's well that ends well」であり、かのウィリアム・シェイクスピアの戯曲タイトルにもなっている。洋の東西を問わずこういう考え方はあるのではあるが、俺が思うに、特に日本人のとりわけ関西人にこういった傾向が強く感じられる。ま、個人的かつ経験的な主観ではあるが。
が、しかしっ! この俺はこの言葉が些か腑に落ちないのである。
というか、むしろ俺はその道程こそが大切だと考える漢なのである。
乙女とのチョメチョメに至るまでの険しい道のり、それを乗り越えてこそ漢であり、変態紳士であり、だからこそ、そのチョメチョメは至高ともいうべき甘美な一夜となるのである。
高嶺の花と、天女か月の住人かと、手の届くはずのない存在と憧れ恋焦がれた乙女を、まさに天と地、地面に這いつくばる或は干潟の泥にてぴょんぴょんと跳ねまわるムツゴロウの如き俺&ジョニーが、奇跡の恋愛大作戦にて攻略し、その乙女の秘部の花、つまり険山の断崖絶壁に咲く一輪の花の如き可憐なる乙女の深窓チョメチョメを、淫靡にもご開帳&ディープインした時の感動たるや──、まるで雪の八甲田山をフルチンで越えるような、不可能と思しき道程をエロど根性で乗り越える達成感──、これこそ真に漢であり変態紳士たらしめるのである。
ま、一応補足としてぇ、高嶺の花はエロど根性だけではそうそう落とせないのもまた現実やけどね。緻密な戦略と時にトリッキーな奇策、そしてなにより臨機応変なエロ馬鹿対応が要求されるのだ。そう、このダンプリ精霊界を生き抜くように。なんてエロ粋がってる場合ではなかった──。
とにかく俺は、漢の、変態紳士としての努力を軽んじるのは嫌いなのである。たとえ乙女を落とせなかったとしてもだ、それは変態紳士の血となり肉となり漢汁となるのである。そのエロ馬鹿経験は、必ず心の奥底のリビドーの泉に刻まれるのだ。
だが、世の風潮はやれ金メダルだの表彰台だのと、結果にこだわるのである。確かに「絶対に負けられない戦い」というキャッチフレーズやその国民的熱狂は現にある。例えばオリンピック、国の代表選手が大会後の凱旋パレードにて観衆の歓喜の祝福を受けられるのもメダリストだけなのだ。その祝福のステージに立つには、4位ではダメなのだ。「2位ではだめですか?」ダメなんですっ! てかあんたは2番目の女でええのかっ! 野党でええのかっ! ってな感じなのだ。悲しいけどこれ政争なのよねぇ。って、──脱線が過ぎました。
確かに世間的には結果が大事である。かのイチロー選手もWBCにて最後に打ち、そして優勝したからこそレジェンドなのである。
それはヌキ過ぎたジョニーのように痛いほどわかっている──。
でも、それでも、俺はその勝利(或は敗北)までの道のりを軽んじることは出来ないのだ。
万事その道のり、経験こそが俺にとっては金メダルであり金の玉であり、珠玉のお稲荷さんなのである。結果はどうあれ。
俺から言わせれば、「終わり良ければ総て良し」という言葉はしいていえば「終わり良ければ評価良し」あるいは、「終わり良ければ見栄えよし」である。そして、「終わり悪くも中身良し」という言葉も作りたいぐらいである。ですよね、庵野監督っ! って、皮肉じゃないですよ。今のエヴァンゲリオンの現状を言ってるだけです。って、あれ、フォローになってない?! これからですよねっ! てか、脱線しとるがなっ! 話がっ!!
ちなみにだが、先に挙げたシェイクスピアの戯曲「All's well that ends well」もそのタイトル通りの筋書であり、つまり「終わりだけ良くてもねぇ」っとツッコミたくなるやや微妙な内容で、だからだろうか公演回数の少ない不人気作である。
ま、とにかくだっ!
とにかく、今の俺の戦い──。
正直言ってグダグダである。
ティルに助けられ、フラウに助けられ、そしてようやくここまで来られた感があり、そしてなによりも無駄に長すぎるっ! 間延びもいいとこで、チョメの中でややフニャりかかっちまってんじゃねぇかと疑われかねない。
てゆーかっ! そもそもこの前置きが長すぎるだろっ!! とのツッコミが心の目に浮かぶ──。
うむむ──、
だが、このグダグダも決して忘れない。
そして、必ず勝つのだっ!!
コホンッ!
一時の静寂の中、俺は、宿敵のリス公アナ&ルーをしかと見据えた。
奴らのウェンディに対する変態粘着質ぶりは本物だ。
それは、奴らの俺(≒エロバイン)に対するその容赦のない敵対心からよくわかる。
その一触即発の息が詰まるような間合いを破ったのは、ティルだった──。
「マスタぁぁぁーッ! これを使ってぇぇぇーっ!」
っと、ティルの叫び声と共にこちらに何かか飛んできて、そしてそれは対峙するエロバイン(≒俺)と騎馬合体アナ&ルーの丁度真ん中あたりの床に突き刺さった、というよりボムッと落ちた。
それは、先端に大きな果汁グミを突き刺したエロバイン専用アサルトバスターライフルだった。
「スペアーもあるからそれ使ってぇぇーっ! マスタぁーっ!」
「なっ!? なんでグミっ!?」
とのツッコミもそこそこに、エロバイン(≒俺)は駆けだしていた。
そして、アナ&ルーの奴等も「キキキィッ!」「グギギギィッ!」っと地獄の牛頭馬頭の如き不気味な雄叫びをあげ駆けだす。
ヤベェェェッ、奪われるわけにはいかねぇっ!
1点リードされての9回裏ツーアウト満塁からのラストバッター、ぼてぼてのサードゴロを放った高校球児のように俺(≒エロバイン)は渾身の、そしてある意味お約束のダイビングヘッドスライディングでもってアサルトバスターライフルに飛びつく。
そしてそれは奴等、アナ&ルーも同じであった。
三人というか一体と2匹同時にアサルトバスターライフルに喰らいつくく。
「くそったれめぇっ!! 放しやがれぇぇぇっ!」
っと叫んだ刹那、スッポンっとソレは抜けてエロバイン(≒俺)は尻もちをついた。
っと同時に「キキキィィィッ!」「グギギギギギィィッ!」っとまるで「いきなり!黄金伝説。」濱口氏の「獲ったどー!!」のような勝鬨のごとき雄叫びをあげるアナ&ルー。
奴らは高々と、大きな果汁グミを掲げていた──。
てか、そっちっ!!
まったくもって馬鹿な小野獣どもだぜぇ!
腹が減っては戦は出来ぬってのは分かるが、今食うか。これだから動物風情は。
だが、その食いっぷりだけは「ガンバの冒険」のそれのごとくさも美味そうに貪るリス公ども。
ったく──。
いや、まてまて、まさかティルちゃんってば、それを計算してグミでっ!?
そうだっ! そうに違いないっ! うぉぉぉっ! なんて策士なんやティルちゃんてば、惚れ直すやろがぁっ!!
そんなミリっ娘ティルちゃんの気の利いた戦術に、股間の17センチジョニー(≒17ミリのジミー)をピクピクとやや小さく震わせつつ、俺はこのチャンスを逃すまいとアサルトバスターライフルを構える。
と、すかさず俺の殺気に気が付いたのか、それまでモシャモシャとグミをほおばっていた愛らしい愛玩小動物面を、能面の早変わりのように途端に険しくさせたリス公アナ。その漆黒の目を鋭く尖らせ、不敵にブユッと食べかけの果汁グミを口から吐き出した。そのガラの悪さたるや、どのヤンキー漫画にも引けを取らない凄みがあった。
「行くぜっ!!」
俺(≒エロバイン)は一気に勝敗を決めるべく、猛然と突撃しアサルトライフルをぶっ放す。
タタタンッ、タタタンッ、タタタンッ──、
だが奴等、騎馬合体アナ&ルーはマジでめちゃくちゃ俊敏であった──。
「ゴブゥッ! ブッフゥッ! うげぇっ」
俺はえずき、膝をついていた。
そう、ボディにモロ、やや内側に抉るようなボディアッパーを喰らっていたのだった。
だが、すぐ立ち上がり、アサルトライフルを構える。
「や、奴めぇっ!」
すぐさまエロバイン(≒俺)のセンサーが後方右からの敵接近アラート警告を鳴らす。
エロバイン(≒俺)はライフルを構えたまま素早くぐるっとその方角に反転しながらしゃがみ込み、膝撃ちの姿勢をとる。そう、もうこれ以上ボディに攻撃を喰らうわけにはいかないし、出来る限り己という的を小さくするためだ。
──だが、その膝撃ち姿勢で奴等をドットサイトにおさめたと思った刹那、フッと敵騎馬は姿消し、その代わりに背中にとてつもなく重い──猿蟹合戦にて猿にトドメを刺した、あの臼どんのダイビングセントーンの如き──強烈な一撃を喰らった。
「ぐぶぶぶぶぅっ!」
すり抜け際にリス公アナがくりだした必殺のエルボーである。
な、なんたるスピードッ! そしてパワァァーッ! これほどまでに奴等は──。
小動物の俊敏さなんて、敵から逃げるためのものとばかり考えていた俺が甘かった。
このままでは勝てねぇ。悔しいが奴等の実力は本物だ。
俺の心の奥底のリビドーの泉にも、些か焦りにも似た冷や水が流れ込んできた。
が──、
「マスタぁー、マスタぁー、がーんばれぇっ! フレッ、フレッ、マスタぁー、がーんばれぇっ!」
「フフフ、マスター、勝たないとぉもうこのふんどし衣装着てあげないわよぉ、フフフ」
っと、まるで運動会の騎馬戦でも応援するかのように、能天気にはしゃぐティルちゃんとフラウがそこにいた。
ふっ、まったく、漢と小野獣二匹との戦いを前にして──。
久しぶりの本物の戦い、このゾクゾクとした緊張感に襲われる俺(≒エロバイン)を拍子抜けさせる。
ま、この局面の打開策がない俺ではない。
まずはジャンプ一発、その場から一気に垂直上昇。空中でアサルトライフルを騎馬合体アナ&ルーに向ける。
奴等は「どこから狙っても同じじゃあっ!」と言わんばかりにスリングショットを取り出すが、いや、そうじゃないんだなぁ。俺(≒エロバイン)は奴等を小馬鹿にするかのように空中でトリプルアクセル&イナバウアーを決めて、それから体育館の舞台に向かって右側の多目的スポーツエリアへ飛んだ。もちろんアナ&ルーの奴等は慌てて俺を追ってくる。
そして、そのやや奥側にある全面特殊防弾ガラス製の壁──4つの区画に分けられているいて、つまり四面あるということ──に向かった。その左から二番目の区画、これまた全面特殊防弾ガラス製の扉からその中に入った。
そうっ! つまりスカッシュコートの中に入ったのだ。それもっ! 今日の夕暮れ時にウェンディちゃんと一汗流した、あのエロ熱気ムンムン、フェロモンの残り香ムンムンのあのスカッシュコートにっ!
実際、飛び込んだ俺(≒エロバイン)も、そのウェンディちゃんの強烈なエロエロフェロモンの残り香で、頭も股間のジョニーもクラクラと悶絶寸前、ややもすれば墜落しそうだったのだが──、
だから奴等、ウェンディちゃんに対し恐るべき粘着質ストーキングを繰り返しているリス公アナ&ルーのことだから──、
騎馬合体リス公アナ&ルーは、そのスカッシュコートに飛び込むなり、もはや擬音では表現しきれない何とも言えないキモイ呻き、もし蛞蝓が喋られるとしたらこんな喘ぎ声でイクのでは? と思うような呻きを漏らし、そしてあからさまに前かがみになり、まさに騎馬戦の騎馬が崩れ落ちるようにコートの床面に突っ伏したのだった。
「ハハッ! このエロエロフェロモンの充満したスカッシュコートこそ、俺のステージだぜぇっ!」
エロバイン(≒俺)のエネルギーゲインは最高潮に達し、17ミリのジミー(≒17センチのジョニー)はもう天を劈くほどの勢いでもって屹立していた。
くるぅーっ! グイグイくるぜぇっ! 全身に漲るエロ馬鹿力がよぉっ!!!
これはチャンスと素早くアサルバスタートライフルを構える俺だが、リス公どももウェンディちゃんの変態粘着質ストーカーとしての意地なのか、無様に内股&前かがみになりながらも素早く騎馬を組み直し、再び戦闘態勢をとる。
「腰が引けてるぜぇえっ!」
っとぶっ放す俺だが、流石リス公ども、素早く躱しやがった。
もうそこからはエロバイン(≒俺)もリス公アナ&ルーも、互いにウェンディちゃんの残り香フェロモンでフルエレクトパワー、まさにエロレスリングのような滾り&ぶつかり合い。まるで共にスーパーサイヤ人に覚醒した孫悟空VSベジータのように、ガチンッガチンッ、ドカンドカン、ピユゥーン、ドカンガチンッと、光速のぶつかり合いが続いた。
ウェンディちゃんのフェロモンでパワーアップするのは俺だけではないのだ。
それはつまり、奴等、リス公アナ&ルーのウェンディちゃんに対する変態愛(いささかキモいが純粋かつ純情な雄の愛と滾り)も本物だということを裏付けていた。
やるなリス公どもめ──。確かにこのままでは勝敗はつかねぇかもしれねぇ。或は発芽玄米弾が切れて、俺がやべぇかもしれねぇ。
だがなリス公どもよ、確かにお前達に正面から撃っても当たらねぇが、ここはそうっ! スカッシュコートなんだよ。
エロバイン(≒俺)は真正面に向かって奴等を銃撃しつつその猛烈なる突進を紙一重で躱し、すれちがい振り向きざまにも銃撃し、でもそれも奴等に躱され──、としながらも、四方八方にも向けてタタタンッ、タタタンッ、タタタンッと撃ちまくった。
もちろん奴らは、エロバイン(≒俺)がもはやスピードを制御しきれず破れかぶれに撃っていると思った事だろう──。
だが──、
俺(≒エロバイン)は、全ての頃合いを見極め、奴等、騎馬合体アナ&ルーと真正面からドドーンとぶつかったのだった。そして、騎乗のリス公アナとプロレスの力比べのように両腕でガッチリと組みあう。
互いの掌に力が籠る。まさに漢と一匹の意地の張り合い。この力比べこそ、その互いの手を握り潰さんばかりの力と熱のぶつかり合いこそ、乙女をかけて戦う漢の滾り。
睨み合いながら、ギリギリと漢のリビドーを削り合う。
そしていくばくかの鬩ぎ合いの果てに、心の奥底のリビドーの泉のほとりで俺は呟いた、「俺の勝ちだ」と──。
次の刹那、全方向から無数の発芽玄米弾が騎馬合体リス公アナ&ルーを蜂の巣にしたのだった。
「キキキキキキキィィィッ!」
「グギギギギギギィィィッ!」
奴等は全身に無数の発芽玄米弾を喰らい、もはやぼろ雑巾のようにヘロヘロと倒れ込んだのだった。
決まった──。
「マスタぁー、さっすがぁっ!! やったねぇ! エヘっ! 全部あたしのおかげだねぇ。テヘへっ」
と、ティルちゃんの可愛い歓喜の叫びが聞こえた。
って、オイっ! 全部が全部ティルちゃんのおかげかっ?! キュートな笑顔に満面の強欲っぷり。だが、それもまた可愛いっ!
「リス公どもよ、スカッシュは壁に打ち返す球技。それは正面の壁だけじゃなく、前後左右の壁に当てて跳ね返らせてもいいんだぜっ! 壁からの跳ね返り弾を見切れなかった貴様らの負けだぁっ!!」
いやはや、まさかウェンディちゃんとのダイエットを兼ねた運動がこんなところで活きてくるとは。
そもそも俺がスカッシュを選んだのも、彼女の汗の匂いやフェロモンをクンカクンカと楽しみながらできるスポーツであるからなのだが、その変態が功を奏するとは。いやまさに、変態の星の下に生まれた俺だけのことはある。自画自賛だが。
ほんじゃまぁ、トドメといこうやないけぇ。
そう、俺の決め技といえばこれっ! 変態紳士の師匠であるアンドレ・ザ・ドスカラス・ブギーナイツ師匠直伝の痴態関節技、フルチンロメロスペシャルッ! 日本名「フルチン吊り天井固め」だぁっ!!
でぇ、まずはルーの奴から決めて──、
っと、奴らに近づこうとしたその刹那っ!!!!
ベチョリィィッ! とエロバイン(≒俺)の足元にザクロ弾がさく裂したのだったっ!
「なにィィィッ!?」ってか、またかぁっ!?
俺(≒エロバイン)は咄嗟にコートの出入り口を見たっ!!
なんとそこにいたのはぁっ!!
うぉっ!? まさかっ! あの、あの赤毛を帯びた、あのネズ公っ! 赤い彗星のリス公っ! またの名をシャーネズっ!!
ま、まさかの復活だとぉっ!!
奴はいつの間にやらリス公アナのスリングショットを手にして、こちらに猛然と突進しながらザクロ弾の砲撃をかましてきた。
その姿はもはや赤い彗星のそれではなく、そう「やらせはせんっ! やらせはせんっ! やらせはせんぞぉっ!!」っと言わんばかりのというか、どう考えてもアレ、あのソロモン攻略戦でビグ・ザムを駆るドズル中将っ!!
ったく、またパロネタかこの野郎っ!!
だがそんな俺も、ついつい奴のそのガンダムパロ魂にあてられたのか──、
「そんなうろたえ弾でぇっ!」
っと、ついデラーズ紛争時のシーマ・ガラハウ中佐の名台詞でもって応えしまうのであった。
「お前は一体、どっちのパロキャラだぁっ!」
アサルトバスターライフルをぶっ放し、さもあっさりと悶絶ピクピクに追い込む。
てかっ! なんちゅう呆気ないやられ役だろうか。小ネタもいいところである。
さて、咬ませ犬の最後の体を張ったパロネタも始末し、エロバイン(≒俺)はアナ&ルーに引導を渡す。
まずはルーに「おりゃあぁぁぁっ!」っとフルチン吊り天井固めぇっ!
「キュキキキキキキィィィッ!」
そして、続いて宿敵リス公アナにも、フルチン吊り天井固めぇっ! またの名をフルチンロメロスペシャルゥだぁっ!!
「キョキョキョキョキョキョキョォォォッ!」
エロバイン(≒俺)は、ここ一番の究極奥義を文句なし華麗に決めて、そして戦いの幕は閉じたのだった──。
ま、もちろんだが、リス公アナ&ルーの奴等も、このウェンディちゃんの汗やフェロモンの残り香がムンムンと充満していたスカッシュコートの中でただでさえ前かがみだというのに、そのうえフルチン吊り天井固めをかけられたものだから当然、無様にも「It is no use crying over spilt milk」のことわざよろしく、白い漢汁ならぬ白い雄汁を、それこそ天井にも届いたのでは? とビビるほどどぴゅぅっとぶちまけ、そしてイキ恥じを晒したのは──、まぁ言うまでもない。
「温かいぃチョメの心地もぉ♪ 胸をうつ熱いエロ蜜ぅもぉ♪ 知らないで育っぁた僕はぁ♪ チェリー坊さぁ♪ エロければぁそれでぇいいんだぁ♪ ティッシュさえあればぁいいんだぁ♪ ひねくれてぇエロ本睨んだ僕なのさぁ♪ あぁぁあぁ♪ だけどぉ♪ そんな僕ぅでもぉ♪ ウェンディはぁ優しくしてくれるぅ♪ それだからぁ♪ 彼女の幸せぇ♪ 祈るぅのさぁ♪」
俺は、たぶんチェリー坊であろうリス公アナ&ルーに、その無様な敗者に捧げるレクイエムのつもりで、タイガーマスクエンディングテーマ「みなしごのバラード」を、俺流チェリーボーイバージョンで唄ったのだった。
ま、そもそも、ネズ公が精霊に対してチェリーボーイであるのはあたり前田のクラッカーなのだが。ってか、まさかそんな、こんな小動物との獣チョメチョメを経験しているウェンディちゃんだったとしたら、流石の変態紳士である俺でも、マジでビビるわぁ。
そうそう──、
ちなみに本体側の俺は、というか17センチのジョニーは、このアナ&ルーが無様にイキさらばえるのとほぼ同じタイミングで、ウェンディちゃんの愛しのチョメチョメのその奥の院に、その黒光りする頭をグリグリと執拗に押し付け、愛を貪り、その慈愛に甘え溺れるようにして、ドバドバドバと、これまたダムが決壊したかのような爆発的噴火でもって白い漢汁を放ちきったのだった。
それも正常位で、彼女の股間に己の股間を押し付け尚且つ彼女のヒップの少し上、腰の少し下、ちょうど蒙古斑が現れるあたりに左手を添えて、俺のジョニーが彼女のチョメにガッチリはまり込むように、キュゥッと下から左腕で押し上げて──ちょうどマイケル・ジャクソンの名曲「Billie Jean」での、股間を手でグッと覆うキメポーズをするような感じの動作──彼女の奥の院に、一ミリもジョニーの頭がずれないようにはめ込む、固め技でもって。
そのまさに遥かなるアクメに到達した達成感、快感たるや、それは筆舌に尽くし難く──、
そして、その漢の全身全霊の愛の迸りを、チョメの奥の院で受け止めたウェンディちゃんの、まさにエロのヴィーナスがアクメに到達した幸せのエロ顔、さらにはエロ麗しくも激しい絶頂の色声──、
それらもまた筆舌に尽くし難く、もうこの世のどんな至宝も遠く及ばない究極の”美”で──、
まさに愛ここに極まれし。
と、そんな思いが俺の脳裏に木霊したのだった。
そして木霊のように──、少しづつ少しづつその勢いを落ちつかせながら、悠久の時を刻むごとくゆっくりピクンピクンと優しく跳ねつづける相棒17センチのジョニーが、俺の股間で熱く息づいていたのだった。その余韻に浸るように、いつまでもいつまでも──。