「精霊と日本一うゎぁーな男の自由すぎる冒険日誌」 作:めがねモエ
後編「初めてのティル、その愛、エロとバカの狭間で」の巻、その1
後編「初めてのティル、その愛、エロとバカの狭間で」の巻、その1
俺とティルは、この上ない幸福感とエクスタシーの余韻に浸りながらまどろんでいた。
だが、ふと俺は、ある一つのことに気がつき、驚愕した。
ティルは俺の胸元で小さな寝息を立てていた。
それは、類稀なる変態としてのひらめきによって、今ここに、ティルのようなフェアリー級のちっちゃな精霊ちゃんとの正しいチョメチョメのやり方、愛し合い方を、新たに提唱した俺ではあるが、だが、それには一つの大きな課題がすでに見つかっていたのだった。
つまりそれは──、ティルがまだアクメにたどり着いていないということ。
そりゃそうだ、彼女の菊門究極奥義のおかげで、本物の愛とエロスによって湧き上がる究極の幸福感、正に天国、まさにガンダーラような境地たどり着いたのは俺だけなのだから。
かの玄奘三蔵も、マチャアキ、敏行あるいはとん平、シローの三匹を引き連れて目指したという遥かなるアクメ。その道は決して楽なものではないことは分かりきっていた。
だが、だからと言って、俺だけが、しかも先に、我を忘れてイってしまうなんて、言語道断、変態紳士の風上に置けない、それはまさに大失態であった。
余韻もそこそこに、俺はひどく自責の念に苛んだ。
おぉ、ジョニー、俺としたことが、なんたる失態か。あまりに気持ちよすぎて、一人でハマって、しかも無様にイクところをティルに見られて──まあ、それもグッとくるのだが──、俺のすべてを、あのちっちゃなティルに受け止めてもらったのだ。乳房にしがみつく無垢な赤子のように。──それはそれで嬉しいのだが。
確かに、確かに、信じられないくらい気持ちよかったのだ。少々、言い訳がましいが。もう、当分普通のチョメチョメはできんくらいに。ティルとのこんなお戯れを体験してしまったら、もう、後には引けない。マジで病みつきになってしまう。──もう、ほんの少し思い出しただけでも、身体が、ジョニーが疼いてしまう。
俺、やべぇ──。
もうぜってぇーティル無しでは生きていけないな、俺ってば。
──と思ったが早いかその刹那、俺の脳裏に、それは考えちゃダメ的な感じの、どす黒いひらめきが鈍く光った。そしてそれは、俺の心の底にあるリビドーの泉のそのまた奥底に隠れている、ちょいワルな貪欲君がもたらしたのだということは、俺には分かりきっていた。
──いや、いやいや、まてよ、まてまて、もしや──、このティルのアナル責めを受けながらぁーの、他の精霊ちゃんとのハメハメって──。おいおいおい。ちょっとまて──。
ちょいと想像した次の刹那には、白い漢汁をありったけ吐き出し、完全に充電モードでぐったり眠っていたはずのジョニーが、ピクッと目を覚ました。
おいおいおい、やべぇ、やべぇぞそれは、それってチョーヤバくねぇか! 想像しただけで、静かななるリビドーの泉が沸き立ってきやがったぁ! やべぇぇ! それ、めちゃ気持ちよさそうじゃねぇかっ!
ジョニーは薄っすらと尿道を開きニンマリとして、休めていた体を少し起こした。
つってぇ、オイこら! 俺としたことが、ティルとの真実の愛を体感した矢先に、こんな御悪戯の過ぎる妄想なんて。我ながら馬鹿チンすぎるっ! ここは自重せねば。
しかし、そんな俺の針の先ほどの理性をまるで嘲笑するかのように、ジョニーはもはや完全に目覚め、次なる野望に期待とそして自らを膨らましつつあった。
オイ、ジョニーよ。お前に節操ってものはねぇのか。ったく目ざとい奴よのう。とは言え、この俺も、その不埒な欲望を否定しようにも、己の性にはあらがえぬことを薄々は知っていたのだ。なんて罪深き俺。そんな俺を見透かしたように、ジョニーはピクンと小さく跳ねた。さも得意げに。それはまるで「あんたはそんな中途半端な罪悪感で折れる漢じゃないだろ? 中折れ知らずのジョニーにかけて」とでも言っているようであった。
「すまんなジョニー。俺ってやつは。つくづく罪な漢だよ。でもそんな相方を持ってジョニーも、ジョニー冥利に尽きるってもんだろ」
ジョニーは武者震いのようにゾクゾクと体を震わし、もはや血管を浮き上がらせて、そしてひときわ大きくビクンと跳ねた。
だが、しかしだ、俺ばかり気持ちよくなってちゃぁ、変態紳士の名に恥じる。次はティルをこれ以上ない快楽でもって悦ばせてあげないと。究極の幸福感、遥かなるアクメに導くのだ。そして、そう、俺はティルの全てをさらけ出してイク姿が見たいっ。そのちっちゃな最愛の精霊に、幸せを全身で感じさせてあげたいっ!
これは、ティルを愛する者としてこれは当然の欲望であり、そして義務だっ!
ところがだ、この17センチのジョニーと同サイズのティルに、どうやって性体験させるか。
「ハメるべきかヌクべきかそれが問題だ」
これまた俺の前に超難題が立ちふさがった。ていうか、最初からこれにずっと悩んでんじゃねぇか、てへ──。
ティルは俺の胸元で可愛い寝息を立てて眠っていた。
そりゃあれほどアクロバティックな技を繰り出したのだ。俺の大切な小さき御姫様。あぁ、ティル──。
──あぁぁぁ、難しいっ!
そもそもド変態エロエロ遊戯しか能のない俺に、いいアイディアなんて──。そう思い、俺は己の無能さを呪った。ところが、ジョニーだけは元気であった。俺の方に亀頭を上げて、何故か笑っているようであった。
そんな無邪気なジョニーの頭を見つめていると──。
──これまた不思議なことに、再び、俺の脳裏に、天啓のごとく恐るべきアイディアがポッと浮かびやがった。「うぉぉ!」
俺は思わず声を漏らした。他方、ジョニーは尿道にまだ残っていたを白い漢汁をびゅるっと漏らした。呼応するかのように。そして、サプライズプレゼントにはしゃぐ子供のように、ピョンピョンと跳ねる。
「こ、これは! これはっ! や、やべぇっ!」
俺の馬鹿でかいつぶやきに、ティルがほわんと目を覚ました。
「あ、マスタぁー。あたしちょっと眠っちゃったぁ。」
可愛いおメメをこすり、顔を上げるティル。寝起きもめちゃラブリーである。
「いいんだよ。起こしてごめんね」
ティルのほっぺを優しくツンツンしてやる俺。かっわいいのぉ。こいつぅ。
「うんん。わたしこそ御免なさいです。折角のマスタぁーとのひととき、時間を無駄にしたくないよぉ」
「そうか。うん。ありがとう。でね、それはそうと、ティル、これまたいいアイディアが浮かんじゃったんだぁ。俺ってば」
「え? いいアイディア?」
俺は徐にティルを手に抱きかかえ、顔に近づけてそのまあるく見開いたおメメをガン見するように、ちっちゃな顔をのぞき込む。
「そう! 今度はティルの番だよ。ティルをめちゃめちゃ気持ちよぉーく、究極の夢心地にさせたげるぜぇい!」
「えぇぇぇ!?」
まあるく口を開いて驚くティル。
俺はティルのほっぺに舌先でツンとキスをした。
追記
そして、そのあと俺はティルにシャワーでも浴びてちょっとの間、部屋で待っているように言った。
「あ、そうだ、ティル、シャワー浴びる前にちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、お願いあるんだけどぉ、いい?」
部屋に備え付けた、ティル専用の小さなバスルームに飛んでいこうとする彼女を、俺は呼び止めた。
ちなみにこの小さなバスルーム、超精巧ドールハウスを、実際に水とお湯が出るように改造した本格的なものなのだ。あの名作児童文学「床下の小人たち(アリエッティ)」に出てくるドールハウスみたいなもんだ。
ティルのサイズにぴったりのミニチュアだが、ゴージャスなバスとシャワーとトイレ、パウダールーム、それにジャグジーやサウナまで、さらに全体を彩る美しい間接照明等々、もはや大富豪の豪邸のような本格&優れものである。
そしてそのハウスの各所に、超絶小型カメラ&マイクをこっそり仕込んでいるのは言うまでもない。
俺はティルの可愛い姿を一秒たりとて見逃したくないのだ。
「なに? マスタぁー」
「あのさぁ、俺さぁ、そのぉ、どうしても試したいんだけどなぁ──」
「え? なになに? マスタぁー」
「最後に、あの、もう一度だけ、もう一度だけッ! 俺の菊門に、頭から入ってくれないか?」
「げっ、えぇぇぇ!?」
「そんでさぁ、頭から入ってさぁ、菊門の中という中を思いっきりさあぁ、ペロペロしてくれないか?」
「……」
「ちょー気持ちよさそうなんだけどなぁ、──なっ!、一度だけ、ティルぅ」
俺はこの上ない、俺史上最高の無邪気なスマイルで、ティルの母性を攻めてみた。輝くように莞爾と。
「──ま、マスタぁー……(うゎぁー)」