※この作品はR-18です。

性ホルモンを弄ってヒロアカ無双   作:おろしポン酢

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2.雄英高校入学式

「俺はA組で(ゆい)はB組だよな」

「ん」

 

 今日から通うことになる雄英高校を歩きながら、改めてそう口にする。

 結果を言えば、俺も(ゆい)も合格した。

 ヒーロー科の振り分けで別のクラスになってしまったが、些細な問題だろう。

 

「Aクラスの女子は俺自身で漁ればいいし、Bクラスの女子は(ゆい)から接触すればいいからな。1つのクラスに固まるよりも余程やり易い」

 

 ()いて気になることと言えば、どちらの方が可愛い子が多いかということだが、それもクラスを問わずに漁るため余り関係はない。

 

「それじゃあ、可愛い子が居たら教えろよーーちゃんとご褒美をやるからな」

「……んっ♡」

 

 耳許(みみもと)で囁けばブルリと(ゆい)の身体が震えた。

 俺達は付き合ってはいない。

 あくまでも、セフレの関係ーーいや、ご主人様とペットの関係性だ。

 俺のチンポ無しじゃ生きられないくらいに、快楽漬けにしてSEX依存症にまでした。

 俺の言うことを否定なんてできるわけもない。

 

「帰ったらウチに来い。じゃあな」

「ん……♪」

 

 どこか軽い足取りでB組の教室へと歩いていく(ゆい)を見送ると、俺もA組の教室に入ると騒がしい声が聞こえてくる。

 

「机に足をかけるな!雄英の先輩方や机の制作者方に申し訳ないとは思わないのか!?」

「思わねーよッ!テメー、どこ中だよ端役がッ!」

 

 輩だな。

 こんなのもいるのかよ、天下の雄英には。

 ボンバーヘッドの男を見ながら溜め息を吐いた。

 

「(まあ、女子以外はどうでもいいがな)」

 

 そして、席に座る。

 1番後ろだった。

 どうやら担任らしい寝袋に入ったままの男の話を聞きながら、バレないようにクラスを見渡す。

 

「(女子は5人……いや、あの透明な奴も女子か。なら、6人だな。全員、(ゆい)と比べると1段2段下がるが顔は合格点。身体も発育が良い女子が多い……うん、有りだな)」

 

 女子の選別を今からしなくてはいけない。

 視線だけ動かして観察していると、担任の男……相澤先生が指令を出した。

 

「早速だが、体操服を着てグラウンドに出ろ」

 

 

【❤︎】

 

 

「個性把握テストを行う」

 

 グラウンドで言われた言葉はそれだった。

 しかも成績最下位は除籍らしい。

 

「(入試と同じく身体能力が高めな奴が有利なテストか、余裕だな。というより、ヒーローなんて基本的に巨大なヴィランと戦闘することよりも、平均的なサイズの個性を使うヴィランと戦うことの方が圧倒的に多いだろうが。なんで試験官との組み手とかにしないんだ?)」

 

 合理的とか言ってるが本当にそうか?これ?

 

「(まあ、災害なんかで活躍するヒーローも居るにはいるが、そもそもそれは自衛隊でいいだろ。そもそも、〈個性〉を公的に使える存在がヒーローしかいないっつーのもちょっと意味が分からない。自衛隊や警察官もライセンスを取れるようにしろよ)」

 

 自分達の利権を守るための制度としか思えん。

 あるいは、ヒーロー達の地位を守るため……どっちにしろ、利権か。

 ヒーロー以外の警察官や自衛隊が使えると、自分達の仕事がなくなるとかなんとか。

 

「(あー、やめやめ。俺は女子を抱ければそれでいい。ヒーローなんて馬鹿馬鹿しいことこの上ないが、利用できる肩書きだからなるってだけだしな)」

 

 溜め息を吐いてテストを行う。

 ソフトボール投げに立ち幅跳び、短距離走……と、続けていき俺は4位で終わった。

 

「まあ、こんなもんだろ」

 

 俺の〈個性〉で男性ホルモンを活発化させ、筋肉と骨の密度と強度を瞬間的に上げていつも以上に力を出す。

 まあ、あとからそれ相応のデメリットがあるが、どうせ使わないと相澤がうるさいしな。

 入学初日に除籍とかやってることヤバすぎだろ。

 

「(それにしても、(ゆい)ほどじゃなくても発育の良い美少女が何人か居るじゃん。1年間で何人食べられるのか、今から楽しみだな)」

 

 あー、それと除籍云々の話は嘘だった。

 まあ、女子が無事ならどうでもいい。

 抱けなくなるからな。

 

 まあ、それはそれとして……そろそろか。

 

「あ、あれ?なんやろこれ?自然と視線が激素(げきもと)君の方に行ってまう……?」

麗日(うららか)も?あたしも不思議と視線が向かっちゃうんだー。あんな身体してる同級生なんて見たことなかったし、つい目で追っちゃうんだろうね!だって、私達と同じ高校1年なのにオールマイトみたいにムキムキの高身長だし」

「うんうん!なんかもうプロヒーローの大人と混じっていても違和感とか無いよねっ!」

「ええ、そうですわね……今回は4位ではありましたが入学試験では2位でしたようですし、対人訓練ではどうなるか分かりませんわ」

「だね。パワー馬鹿みたいには見えなかったし本領を発揮できなくても無理はないよ……まあ、それでも何で2位の轟や3位の爆豪よりも意識しちゃうのか分からないけどさ。あと、なんか胸もバクバクしてるし……」

 

 上から、茶髪方言女子の麗日(うららか)茶子(ちゃこ)

 ピンク肌の快活ギャルの芦戸(あしど)三奈(みな)

 透明人間にして明るい陽キャの葉隠(はがくれ)(とおる)

 JKにも拘わらず人妻感を滲み出す爆乳お嬢様の八百万(やおよろず)(もも)

 前髪を斜めに切り揃えた貧乳耳たぶイヤホンの耳郞(じろう)響香(きょうか)

 

 彼女達が突如視線を俺に向け出したのは、偶然でもなければ頭で俺が脅威であると認識したからではない。

 

 

 ーー俺が〈個性〉を肉体に上乗せして使ったことで、男性ホルモンが外に放出してしまっているからだ。

 

 

 本来ならば、人間がフェロモンを感知することはできない。

 動物は鼻にある鋤鼻器(じょびき)官でフェロモンを感知するが、人間はその機能が著しく退化してしまっている。

 そのため、フェロモンを人間が感じ取ることは極めて難しいとされていが、俺が〈個性〉で作り出す性ホルモンは量だけではなくその質も遥かに向上する。

 

「(そのフェロモンの濃さは平均男性のざっと50倍。自身の体に起こっている事に対して理解ができていないことと、それなりに距離があるから体が発する信号に気付いてこそいないが、間違いなく俺のことがとんでもない色男に見えるだろうな)」

 

 隠し味として煮込まれた一欠片のチョコレートのカレーライス。

 カレールーの代わりに大匙一杯のカレー粉を、トロトロに溶かしたチョコレートへ掻き混ぜたチョコレートライス。

 それくらいに、俺と他の男ではフェロモンの濃さが違いすぎる。

 

「(男性ホルモンや女性ホルモンは量が多すぎると体が変質する。顔の面積が大きくなったりな。今回みたいな量を増加して出力を上げるよりも、質を最高品質に鍛えることが俺の目標だった。その甲斐もあって、今じゃあ普段の放出される体臭でも女を興奮させかねない体になっちまったが)」

 

 〈個性〉を使い特訓したあとに町へ出ると、女から舐めるような視線を向けられるようになる。

 

「(俺の場合は〈個性〉が【アンドロゲン(男性化を促すホルモン)】じゃなく、【ステロイドホルモン(副腎皮質ホルモン・性ホルモン)】。つまりは、女性ホルモンも分泌することも可能。男性ホルモンの分泌のし過ぎで禿げる可能性もないし老化も遅いだろう)」

 

 男性ホルモンと女性ホルモンを、必要な部位に最高品質のものを最適な量だけ分泌する。

 それが俺の〈個性〉の真骨頂。

 

「(本来なら、悪性腫瘍などができそうなものだが、『〈個性〉は身体能力』とはよく言ったものだな。最初からなんとなくでその加減が俺には分かった)」

 

 だからこそ、過剰に男性ホルモンを分泌して手に入れた筋骨隆々の肉体になりながらも、将来禿げる心配がないということだ。

 なんなら、髪の艶も衰えることはないし、ニキビなんかもできることはないだろう。

 

「(本当に俺の〈個性〉は美容やらエステなんかの方が遥かに向いてるよな……まあ、ヒーローの方が女からの受けがいいからしないけどな)」

 

 だからこそ、〈個性〉使用後のデメリットとして周囲に異常な数値のフェロモンを放出してしまう。

 歩くセックスシンボルになるというわけだ。

 

「(下手に知られると女を発情させて、美味しく食べるっていう俺の手法がバレるからなぁ……雄英にわざわざ自分から言うわけがないって話だ)」

 

 とはいえ、時期にこれもバレるだろうけど。

 

「(まあ、女子が誤解するのも無理はない。フェロモンを嗅ぎ取った経験なんか人生で一度も無いんだ。本能で俺の事を『強い雄』であることを理解したから目を離せないなんて言っても、頭で理解ができるわけがない)」

 

 まあ、今日のおかずは自然と俺になるだろう。

 そして、それが心を置き去りに肉体が発情しているだけだと、果たしてどれくらいの奴が自覚できるのか。

 

「(そして、俺をネタにしたが最後。必ず俺をそういう対象として意識することになる。クラスメイトの男子の1人なんて認識はできなくなるんだ。実に攻略がしやすい)」

 

 思春期に異性の知人をオナネタにし、その人物に対して性的な目で一切見ないようにするなんてことが、可能である筈がない。

 そして、それが初対面の相手ならば、何かしらの"運命"のような何かだと誤認してしまっても不思議じゃない。

 性的な魅力と恋愛感情は切っても切れない関係性にある。

 子供を産むことこそ生物の繁栄なのだから、恋愛感情がそこから起因することは何もおかしなことではない。

 

 

「(……まあ、今すぐにでも落とせそうな奴が1人居るがな)」

 

 

 俺の視線の先に居るのは、蛙の〈個性〉を持つ、蛙吹(あすい)梅雨(つゆ)

 赤らめた顔で俺の事を見ている。

 

「ふぅー……♡ ふぅー……♡ な、なにかしら……激素(げきもと)君を見ているとお腹の辺りが熱くなっていく……?おかしいわ……こんなこと、今まで起きたことなんてないのに……んっ♡」

 

 身体の変調に混乱しているがそれも当然のことだ。

 

「(嗅覚受容体遺伝子、端的に言えば匂いを嗅ぎ分けるセンサー。人間が精々400程度にして、蛙を含めた他の動物は800~1000。倍以上嗅覚を感じる細胞があり、臭い事態を嗅ぎ取る感度も人間より遥かに鋭い。要するに、異形種はたださえフェロモンを感じにくい人間の女でさえ感じる俺のフェロモンを、より多く鋭敏なセンサーで感知してしまうということだ)」

 

 異形種タイプの女は俺のフェロモンを嗅ぐと、十中八九発情するってわけだ。

 退化せずに残った嗅覚のセンサーが、鋭敏に俺のフェロモンを感知するんだからな。

 普段から溢れるフェロモンで充分だというのに、その数倍の量を嗅ぐことになるんだ。

 何もしてなくても、自然と秘裂から愛液が流れてもおかしくない。

 

「(さて、学校終わりにハメ潰して俺の女にしたいところだが……雄英なんて入る意識が高い女だからな。下手に関係を持つと彼女面しやがるるかもしれねぇな。俺が彼女持ちであることを認知させたあとに、自分から抱かれに来させる方が楽か)」

 

 流し目をすれば、文字通り蛇に睨まれた蛙となる蛙吹。

 口から漏れ出るように『ケロぉ……』と呟く。

 人生で初めて出会った圧倒的な雄との邂逅で味わうその衝撃に、ただただ呆然とする彼女を置いて更衣室へ向かう。

 

 食べ頃は今ではない。

 

「今日は午前で終わりだからな。(ゆい)の成果を聞きながら適当に抱くか」




・原作との差違
 オリ主がA組になったことで佐糖力道が消えました。

 ちなみに、オリ主は男性ホルモンと筋トレにより肉体改造されており、素の肉体で〈個性〉を使った佐糖と殴り合えます。
 佐糖は3分
 オリ主は1時間。

 ざっと20倍

※素の肉体へさらに〈個性〉を上乗せして使うとパワーが倍増。デクのフルカウル40%相当(拳圧で遠くの瓦礫が吹き飛ぶ程度)
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