「えっ⋯⋯⋯⋯⋯と、何の補助係って言いました?」
「奉仕性活シスターの補助係です。この国で様々な性的欲求不満を持つ方々に、えっちなご奉仕をして解消させてあげてるシスター達の手助けを、アンナちゃんにやって欲しいのです♪」
かくいう私もその一人です♪と、教皇様の代わりに補足してくれたロアが自身の胸に手を置く。こいつもやる事ヤッてんのか
(んで⋯⋯どうやら聞き間違えた訳じゃないみたいだな。あのシスター達が見せる優しさと笑顔の裏でそんな事をしていたとは──────めっちゃ興奮するからいいか!!!)
吃驚はしたがショックでは無い。やっぱり裏がある方が表とのギャップがあってえっちでとても良いと私は思う
(ハッ!⋯⋯もしかして今まで話したシスターの中にもそういう事をやってた奴がいたのでは⋯?こんな可愛い顔で笑っているが、昨晩男のチンポを一心不乱にしゃぶっていた⋯⋯ってやつか!まさか、コハクやマリーも⋯⋯!?)
「あはは⋯先に言っておくと、全てのシスターが奉仕性活を行っているわけではありませんよ?特に新人シスターの中では今のところアンナちゃんしか知りません。それにちゃんと見分ける方法が⋯⋯まあその説明はアレを施してからにしましょう♪」
妄想が表情に出ていたのか、困った様にロアが笑う。アレってなんの事だ?
(それにしても⋯そうか、コハク達はこの事を知らないんだな。ホッとしたような少し残念なような)
「それじゃあ色々疑問とかあるだろうから、奉仕性活シスターの目的とその経緯について話しとくぞ」
教皇様がコホンと咳払いをしてから話を進める。図らずも私の願いが叶うかもしれないのだ。姿勢を正して心して聴く
「まずはこの世界、その中心にできた穴⋯⋯『大穴』の底から魔物が湧き出ていることは知ってるな?」
なぜ急に魔物の話に?と思ったが、私は教皇の質問に答える
「はい。えーと、確か⋯この国はそんな穴から湧き出る魔物が、穴の外に出てこないように最前線で戦って世界を守っている⋯ですよね?」
腐っても聖王国、こんな国でも世界平和にちゃんと貢献しているのだ。信じられないけどな⋯
「ああそうだ。それじゃあ何が原因で魔物が溢れてくるか知ってるか?」
「人類を滅ぼす為に、魔王が魔物を産み出したからすよね?」
そのせいで人類は全滅一歩手前まで減ってしまった事があるらしい⋯教育なんてまともに受けたことない孤児の私でも知ってる有名な話だ
「うん、そうだな。確かにそう伝わってる。でも実際は違うんだ⋯魔物自体は魔王が出現する前から穴の中に存在していたんだよ」
「魔王が現れる前から⋯ですか?」
「ああそうだ。本来魔物は──────人の願いを叶えてくれる存在だったんだ。事故でどうしようもない傷を負ってしまった人や、叶えたくても叶えられない願いを持ってしまった人とか、そういう悩みを持った人がいると大穴にある泉から姿を現し、解決する手助けを行う⋯そんな存在だった。だが突然現れた魔王が操る瘴気によって人々を襲うようになってしまった」
「⋯⋯⋯はい?」
もしかして、私は今とんでもない事を聞いてないか?魔物が人類の敵だなんて誰もが知ってる話だ。でもこの人が言うには魔物は元々人類を助ける友好的な存在としてこの世界にいて、それが魔王のせいでおかしくなったらしい。この世界の常識を前提からひっくり返すようなぶっ飛んだ内容だった
「で、でも魔王って勇者たちの手によって倒されたんすよね?なんで今も魔物達は暴走してるんすか?」
「それは魔王が残した瘴気が原因だ。死の間際、最後のあがきとして魔王が瘴気を放出したせいで、大穴には今も濃度の高い瘴気が溜まっている。魔物が生まれる泉は大穴の底だ。だから⋯⋯」
「生まれた先から瘴気に侵され暴走してる⋯⋯ってことっすね」
「ああ。しかも濃い瘴気に侵されたせいか、見た事の無い種類の魔物まで生まれ始めたんだ。有名なところで言えば、ゴブリンとかがこれに当てはまるな」
てことは⋯人類の欲が満たされない限り魔物は無限湧きかよ!?どうりで魔王が死んだってのに今も戦いが続いてるわけだ
「魔王が死んだ後、四女神様は瘴気に侵されなかった一部の魔物たちと共に、世界を元に戻す計画をそれぞれ立てて実行した。そしてこの国の女神セラーカ様が立てた計画が、人々の不満を解消し少しでも魔物の発生を抑えつつ激減した人類を増やしまくる、という計画だったんだ」
(なるほどね、話が見えてきたな)
「つまり⋯その計画を実行するのに必要なのが奉仕性活シスターってことすか?」
「アンナちゃんは理解が早いですね!そうです、人間にとって一番の欲求は魔王誕生時代前から変わってません⋯⋯一番の欲求、それは『性欲』です♪女の子とこんなシチュエーションでえっちしたいーって思っても出来ない人達の性欲を、その身を持って解消することで魔物の発生を抑え、最前線で戦う人達を少しでも楽させて世界の平穏を維持する手助けをする。ついでに子どもも授かって人類をどんどん増やしていく⋯⋯それが奉仕性活シスターの役目というわけです♪」
(世界を救う手助け⋯⋯なんかめっちゃ話が大きくなったな。で、それの手伝いに選ばれたのが私ってことか⋯)
「でもなぜ私なんです?他に適任がいるんじゃ⋯⋯」
私は人に指導できるほど性知識がある訳でも、上手い訳でもない。オナニーですら昨日が初めてだったド素人だ。とてもじゃないが手助けなどできる気がしなかった
「そりゃもちろん、女の性欲だって魔物が生まれる条件に当てはまってるからだよ。そしてアンナ、お前の欲はズバリ言うと「神聖なシスターが汚されてるところが見たい!」というもの。ここまで言えば分かるな?」
「なる、ほど⋯それは確かに私が適任っすね」
奉仕性活シスターの補助とはつまり、シスター達が男とパコパコするところを間近で見られる機会が多いって事だ。確かに私の望みと上手い具合に噛み合っているし、私の欲求を満たすことができる
もしこれを放っておけば私の不満が解消する機会など、中々無いだろう。寧ろここから追い出せば、不満が溜まった私が魔物を生み出す一助となってしまうだろうと教皇様は考えてるのかもしれない
「それに実はな、今の奉仕性活シスター達の中には他人に言えない悩みを抱えてる子が沢山いてな⋯立場のせいか私が聞いても中々打ち明けてくれないから、元々そういう役目を作ろうと思ってたんだ。で、誰にしようか決めあぐねてるところに適任そうなお前が来た、という訳だ。どうだ、やってみてくれねぇか?」
⋯なんだか上手く乗せられてる気がしないでもないが、私としては断る理由が無い。これなら隠れてオナニーする必要も、危険を犯して男を探す必要も無い。向こうが勝手にその場を用意してくれるから、従っていればいい。渡りに舟とはこの事じゃねぇか
「分かりました。その役目、私がやります⋯⋯いえ、やらせて下さい!」
「そうか、よかった。アンナならそう言ってくれると信じてたよ。これから頑張ってくれ」
「はい、頑張らせていただきまっす!」
元気よく返事を返すとにこにこと笑う教皇様の口角が更に上がる。性格が変わってるのには面食らったが、話してみりゃ変わらず優しかったな
「おう。⋯それじゃあ早速一つ聞かせて欲しいんだが、アンナは初体験はまだだったな?」
「へ?ええ、まぁそうですけど⋯⋯⋯何故急にそんな話を?」
なんて事を考えてると話の流れが急に不穏になる。そして案の定というか、教皇様は何でもない事のようにサラッと言い放った
「んじゃプチッといっとくか!皆の手伝いをするのに処女じゃ格好がつかないからな。なーに心配すんな、相手はこっちで用意するからよ。おすすめの男が一人いるんだ、お前もきっと気に入るよ」
◇◆◇◆◇◆
「何とか無事に済みましたね、サキュエル様♪」
アンナが立ち去った後、出て行った扉を見つめたままロアが教皇に語りかける
「⋯フフ、そうねぇ。噂で聞くより随分と素直でいい子だったわね♡」
そう口を開いた教皇の口調は任命式の時の口調とも、アンナと話した時の口調とも違った、どこか妖艶さを帯びた話し方だった
「はい!去り際の「教皇様の本当の性格には驚いたけど、優しいところは変わってない」という彼女の言葉からもその事が伺えますね♪」
「あの子ならきっと、行き詰まっている彼女達の助けになってくれるはず⋯ああ、楽しみだわぁ♡」
アンナがこれからもらたしてくれる成果を想像したのか、うっとりとした顔で遠くを見つめる。そんな教皇の隣に、ロアがちょこんと座る
「そうですね、ふふふ♪やっぱり、こちらの性格のサキュエル様も素敵ですね⋯♡」
「あら?あらあら、戻すのをすっかり忘れてたわぁ。ん~⋯⋯⋯────────はぁい、これで元通りです。ロアさん、お疲れ様でした」
「むむ⋯戻しちゃいましたか、残念⋯はい、お疲れ様でしたサキュエル様♪やはり便利ですね、『相手の本質を自身の性格として写し出す能力』は。サキュエル様と写し出された本人しか認識できないので、私自身アンナちゃんの本性を直接見れないのは残念ですが⋯サキュエル様の前ではどんなに相手が取り繕おうと、本性はまるっとお見通し!素晴らしい力ですね♪」
「まあ、今回は良い子だったのでさほど問題ありませんでしたが⋯⋯貴女のように、本性を隠してる人を見つけるのには確かに便利ですね」
「⋯⋯あはは!なんの事でしょうか♪」
教皇が目を細め隣のロアを見つめるが、少女はそれをサラリと受け流した。教皇が呆れた様子でため息をつく
「はぁ⋯⋯何も知らない他の子にソレを向けてはダメですよ?」
「もちろんです!サキュエル様との約束ですから♪ですので⋯⋯もう少し私の相手をしてくれる頻度を上げてもらえれば⋯♡」
「んー⋯そうですね、善処しましょう」
「やった♪ありがとうございます!サキュエル様、大好きです♡」
そう言って抱き着くロアを、教皇はやれやれといった様子で頭を撫でた
◇◆◇◆◇◆
その日の夜 大聖堂
そろそろコハクやマリーの一般シスター達が眠りについた頃だろう。結局私は明日の朝まで大聖堂に留まることになった
その理由は二つ。一つは今夜、私が処女を喪失する事が決まったからだ。教皇様が相応しい相手が居ると言っていたが、どんな相手かはまだ秘密らしい
(ま、安全に終わるなら何でもいいや。処女であることに執着がある訳でもねーし)
この国じゃ女と分かれば襲いかかってくる連中ばかりだ。身ぐるみ剥がされレイプされ、用済みになれば殺されるか売られるってパターンが多い。だから男のフリをしてやり過ごそうとするやつもいる(私もそうだった)。この国に素敵な出会いなんてものは無いからな。運命の人と添い遂げるなんて夢のまた夢だ
で、大聖堂に留まる事になったもう一つの理由は奉仕性活シスターの皆との顔合わせだ。といっても全員とではなく、今日担当する人達だけとのことだ。残りの相手には後日通知が行くことになっているらしい
それで、私と同じく最近任命されたシスター数人と一緒に紹介されたんだが⋯
「────────そしてこの子がアンナちゃん。奉仕性活シスターの補助係として皆を支えてくれる子よ。以上が新しく仲間になる子たちです。皆、よろしくねぇ~」
「はーい!」
「よろしくね~!」
「あの子⋯新人の中にいなかったっけ?」
「時々あるらしいよ、普通の子がこっち側に来ること」
「奉仕性活の補助ぉ?そんなもん今まであったか?」
「緊張してるっぽい?可愛い~♡」
(なんか⋯意外と空気緩いな⋯⋯)
教皇様を前にしてるにも関わらず、みんな新人の私たちに夢中で好き勝手に話してる。教皇様もあの緩い性格に戻っていた。いや、状況的に個人で会った時の方が素なのか?でもこっちの方が馴染んで見える⋯この人の事、まだよく分かんねぇんだよな
(にしても⋯奉仕性活シスター、結構いるんだな。3~40人くらいか?大人も何人かいるな。こいつら全員がすでに男に抱かれ済みとか興奮してきた。相手が小汚いおっさんとかだったらなおいいな⋯⋯⋯ん?んんん?)
目に付いたのは偶然だった。周りが私たちに注目してる中、こっちを見ないように、まるで気付かれたくないように顔を俯かせてる集団がいた。それが逆に目立ったのだ。まさかと思い近づくと、接近に気付いたのか一人が更に顔を伏せ、周りにいた二人が私に顔を向けた
「⋯⋯やあ子猫ちゃん、奇遇だね。まさか君がここに来るとは、驚いたよ」
「こんばんは、アンナ」
「ユーリ!ルーネ!やっぱりお前らだったか!てことは、そっちの奴は⋯」
私が未だ顔を伏せてる三人目の顔を覗き込もうとすると、観念したのかそいつが頭を上げる。顔を逸らしたままだったが、そいつは間違いなくあの優等生のソフィアだった。私の野望を何度も邪魔してきた三人の姿が、そこにはあった
「ソフィア⋯!ほぉー、お前もか。そうかそうか、へぇー」
「っ⋯⋯⋯⋯⋯。」
いいな。うん、すごくいい。規律を重んじ、シスターの皆から人気があって、他人だけじゃなく自分にも厳しいあのソフィアが実は奉仕性活シスターだった⋯めちゃくちゃそそるな!やっぱこのギャップがいいんだよなー
(私の役目は奉仕性活シスターの手助けだから、ソフィアのプレイもいつか間近で見られるんだよな。楽しみだぜ♡)
「それで、僕たちに何か用かい?」
「いやいや、知ってる顔っぽかったから確認しただけだ⋯ぜ⋯⋯?」
ん?なんか警戒されてる?ユーリの奴、顔は笑ってるけど目付きが鋭い、ルーネも笑顔だが一言も発してない。お喋り好きのこいつが黙ってるなんて珍しい。ソフィアも顔をこっちに向けないまま⋯震えてんのか?
「なあ、おい────────」
「はぁーい、アンナちゃん。まだ終わってませんよ。あなたにはまだ施してない、最後の儀式が残っているんですから」
明らかにいつもと様子が違う三人に理由を聞こうと手を伸ばしたところで、後ろから教皇様に肩を鷲掴みにされる。そのまま抱くように手を下まで伸ばしたかと思うと、その手のひらが輝き出し、下半身が淡いピンク色の光に包まれた
(一体何を────────お?おおお?)
「ん、んっ♡ふっ♡おっ?♡ぉ♡⋯⋯おぉ゛っ!?♡♡」
ぷしっ♡♡ぷしゅっ♡♡♡
同時に、光を当てられた下腹部がズクズクと疼いた。見れば当てられた光の中で一際輝く一筋の光が、私の下腹部に何かを刻んでいた。それがどうしようもなく気持ち良すぎたせいで、私の口から嬌声が漏れる。目の前に知り合いがいることなどすっかり頭から抜け落ちて、そのまま無様に絶頂してしまった
「はぁい、これで儀式は完了です♡これでようやくアンナちゃんも私たち奉仕性活シスターの仲間入り⋯今後の働き、期待してますよ♡」
「お⋯♡お⋯♡ほ⋯ぉっ♡♡♡」
不意打ちの絶頂の余韻でまともに思考できない中、教皇様が何か言葉を発しているのを最後の光景に、私は意識を手放した
「あらら?刺激が強すぎたのかしら⋯ま、大丈夫よね。さあ、奉仕性活シスターの皆さん、今夜もご奉仕頑張りましょうね♡新人の子たちはこちらに。今日から始めたいって子は手を挙げて─────」
◇◆◇◆◇◆
「────────はっ!?ここはどこだ?私は美少女!」
意識を取り戻した私は勢いよく身体を起こす。周りには既にシスター達の姿は無い。どれくらい気を失ってたんだ?
「おはよう、アンナちゃん。そろそろ起こそうと思ってたところだったの」
辺りを見回していると背後から声をかけられる。振り返ると教皇様がこちらに歩いて来ているところだった。隣にはロアと⋯少女が二人。片方は幼かったがもう一人の少し背が高い子と顔が似ている。姉妹か?
「あー⋯はよッス、教皇様。ほかの皆はどうしたんすか?」
「先ほど全員、今夜のご奉仕に向かいましたよ。貴女が気を失ってからそんなに時間は経ってないわ」
ふーん、と生返事をしながら自分が倒れていたところに目を向ける。吹き出した愛液でまだ床が湿っていた。数十人に見られながら絶頂したのか、めちゃくちゃ恥ずいな⋯⋯これは私も見せてもらわねぇと割に合わねぇよなぁ?
「ではサキュエル様、アンナちゃんも起きたことですし私たちも行きますね♪」
「はぁい、行ってらっしゃい。アンナちゃん、ロアちゃんが貴女のご奉仕先まで案内してくれるから、彼女について行ってね」
「はいッス」
ロアの後について行き外に出ると、そこにはまるで夜の闇に溶け込むように黒く塗装された馬車が待機していた。ロアが乗り込んだのを見て私と姉妹っぽい二人もそれに続く。全員が席に着いたところで扉が閉まり、馬車が動き出した
「すげーな。盗むために馬車に忍び込んだりしたことあったけど、こんな綺麗な馬車は初めてだ。まるで王様か貴族になった気分だぜ」
「アンナちゃん、正解です♪この馬車は今まさにお城に向かってるんですよ。そしてアンナちゃんには王様の相手をしてもらいます♪」
「へぇ、王様の────────王様ぁ!!?」
馬車に揺られながら何気なく呟いた言葉が、とんでもない事実に繋がった。私の初めての相手って王様なのかよ!?は?バカでかい聖王国の?バカでかい城で??仕事熱心な騎士どもに守られてるこの国の王様と???マ、マジかよ⋯⋯
「はい、この子達もおんなじです♪」
そう言ってロアの奴が手のひらを対面に座る少女二人に向けると、背の高い方の少女が口を開く
「ロア様の言っていることは本当です。私もお相手をしてもらい、その人に処女を捧げました。あ、自己紹介が遅れました。私はリエラ。こっちは妹のリエルです」
「リエルですっ!よろしくお願いします!」
「あ、ああ。私はアンナ、奉仕性活シスターの補助係だ。よろしくな」
(この二人、やっぱり姉妹だったか)
「リエラは王様の相手は二回目か?すげぇな」
「今回は妹の付き添いなんです。私のご奉仕を覗いていたみたいで、自分もやってみたいと。そのことを教皇様に相談したところ、妹の初めてのお相手が私と同じになったんです」
リエラが隣に座るリエルの肩に手を添える。妹の方は緊張してるのか表情は硬く、姉の言葉に無言でこくこくと頷いていた。私は妹の方と顔を合わせて話しかける
「へえ、なら姉妹揃って王様が初めてって事になるのか。リエルだっけ?実は私も初めてなんだ。お揃いだな」
「え、そうなの⋯?」
「ああ。いやー何事も初めてって緊張するよな!お互い頑張ろうぜ、リエル」
「う、うんっ!」
私の言葉で緊張がほぐれたようで、リエルはニコニコと笑っている。よしよし、リラックスしてくれたな。本番で怖がって泣いて中断、なんて事はできるだけ避けたいからな。下手したら王様の機嫌を損ねてとばっちりでクビがトビかねん⋯⋯おおこわっ
「⋯⋯⋯⋯⋯ああ、やっぱりこの子は⋯⋯ふふふ♡」
「ん?何か言ったかロア」
「いいえ、何も♪⋯⋯さて、到着前にアンナちゃんとリエルちゃんに説明しとかなきゃいけないことがあります。自分の下腹部を見てください」
「下腹部ぅ?⋯ん、何だこれ?」
言われて下を見ると、小さなハートマークがお腹に刻まれていた。そういえば気絶する直前に何かされてたな
「それは淫紋です♪女の子を気持ち良くさせる為のものであり、身を守る為のものでもあります。奉仕性活シスターは皆それを刻まれてるんですよ♪」
いんもん⋯聞いた事ない響きだな。魔法か何かなのか?
「どんな効果があるんだ?」
「そうですね、まずは身を守る効果のほうを教えましょうか♪まず身体能力が飛躍的に向上します。沢山走っても疲れないし、刃物で攻撃されても傷一つ付きません。リエルちゃんでも大人を投げ飛ばしたりすることが出来るんですよ♪」
「本当?で、でもそれ⋯危ないんじゃ⋯⋯?」
「ある程度融通が効くので大丈夫ですよ。傷付ける気が無いなら淫紋が自動で力を調整してくれるんです。だから安心してください、リエルちゃんが友達を傷付ける、なんて事は一切ありません♪」
「良かった⋯!」
ロアの答えを聞いてリエルがほっとした表情を浮かべる。ふむ、ならコハクやマリーを傷付ける心配は無さそうか?にしてもこれでソフィア達がやたらと素早い理由がわかったな。淫紋を刻まれてたからか
「次に気持ち良くさせる効果のほうを説明しますね♪こちらはもちろんセックスに関係する効果です。性行為における嫌悪感の減少、愛撫による軽度の発情促進⋯そして妊娠する確率を飛躍的に向上させるなどですね。初潮が来てる来てない関係なく孕むことができるようになります♪」
「つーことは、私でも子どもが出来ちまうってことか」
「はい♪ただし、受精した卵子は淫紋の効果で大聖堂の地下にある施設に飛ばされるようになっています。もし自分のお腹で育てたい場合はサキュエル様に一言お願いしますね♪」
「そんな事して大丈夫なのか?」
「はい、淫紋の加護があるので、取り出されても問題ないんです♪」
「そう⋯か、それならいいや。わかったよ」
「それと、自分のお腹で育てたい時はとは言いましたが、身体への負担を考慮して九歳以下の子は申し出自体できません。リエルちゃんはもう少し我慢ですね♪」
「?⋯は、はい!分かりました!」
⋯リエルの奴、元気よく返事してるがよく分かってねぇなこりゃ。まあ、私もここら辺は気にしなくていいな。腹が大きくなるとコハク達にバレちまうだろうし、寧ろありがたいかもしれない
「まだまだ説明したいことはありますが、次が最後の説明です♪淫紋が刻まれたシスターの事を“紋持ち”と呼びます。普段の生活では淫紋は隠されていて、一般のシスター達と見分けが付きません。その時は少しだけ目を凝らすか、念じてみてください。そうすると服の上からでも淫紋が見えるようになり、これにより見分けが付くようになります。覚えておいて下さいね♪」
説明を受けて、目の前の姉妹に対して目を凝らす。おお、確かに服の上からでも分かる。でもリエラの淫紋、私やリエルのとちょっと違うな
「リエラのは私たちのと形が違うけど、何か理由があるのか?」
「淫紋はセックスをすればするほど大きく、複雑に成長するんです。成長すれば先ほどロア様が仰った効果も強く速く効くようになるんですよ。それに────────んっ!♡」
リエラが自分の淫紋に触れる。すると赤黒い淫紋が発光し徐々にピンク色に染まっていった。彼女の顔が赤く染まり、口からは甘い声が漏れる
「ふ⋯♡ん♡こう、やってぇ♡淫紋に触れればっ♡はぁ⋯ん♡簡単に、発情させることもぉ⋯♡ふぅ⋯♡ふっ♡」
「お⋯おう⋯⋯なあリエラ、何やってんだ⋯?」
「そろそろ到着するので、事前準備ですね♪あ、アンナちゃんとリエルちゃんは触れなくて大丈夫ですよ。そもそもまだ覚醒してないんで触れても反応しませんが⋯⋯最初はリエラちゃんが相手をするので、まずは見て学んでください♪」
突然発情し始めたから何事かと思ったぜ⋯隣に座ってるリエルも顔を真っ赤にして姉の様子を眺めている。説明が終わって少しすると馬車が止まる。隣にいたロアが立ち上がると、馬車の扉に手を掛けてこちらに振り返る
「それでは皆さん、今夜のご奉仕に参りましょう♪」
リエラ
髪色:黒
目の色:黒
年齢:12歳
教会生まれ教会育ち。主人公と同じく隠れてオナ二ーしてたのがバレてこっちの道に来た過去あり。妹と一緒にヤれるのが楽しみ
真面目そうな見た目とのギャップが良い(アンナ談)
リエル
髪色:黒
目の色:黒
年齢:9歳
姉と同じく教会生まれ教会育ち。偶然見かけた行為中の姉の気持ち良さそうな顔を見て興味を持つ。姉と一緒にヤれるのが楽しみ
姉に似てしっかりしてる。偉い(アンナ談)