転移先はロリコンが常識でした。そして俺はロリになりました 作:白い粉
はてさて女というものは、歳に関係なく女という生き物らしい。
そんなありきたりな感慨を……まさかロリになったロリコンが感じているあたり、俺もかなりどうかしている。
「ね、いいよね詩織ちゃん。
そしたら私、まだ頑張れるから。
一緒に……今だけでも」
里沙は頬を染め、口の端は緩んでいる。
肩で息をするほどに、サラサラと髪が揺れた。
「……なあ、里沙」
「なに? 詩織ちゃん」
「本当に、何をしても、いいんだな?」
「……うん、いいよ。
何でもして?」
まったく、人とはどうしようもない生き物だ。
性別が変わろうが、自身がかつての己のような下衆に痛めつけられても……
ーー魂に刻まれた業だけは、捨て去れないものらしい。
それもいい。
なら、楽しめるだけ愉しもう。
このイカれた舞台の上で。
*
「クッ……クックッ……」
「……詩織ちゃん?」
突然俯き、肩を震わせ笑い出した俺のことを、里沙は訝しげに覗き込む。
まったく綺麗な顔をしている。
滅茶苦茶にいたぶってやれば、その顔は苦痛で歪むのだろうか。
それとも……
「詩織ちゃ……え、キャッ!」
里沙の頭部ごと片手で抱え込むように、髪を鷲掴み、そのままマットに押し倒す。
そして、そのまま唇を奪った。
久方ぶりの女の唇はひどく甘い。
蜜が滴り、蕩けるような林檎の味だ。
「んむぅ……ぷは」
唇を離すと、里沙の目には驚きと……僅かな期待が浮かんでいた。
「どうした、これが欲しかったんだろ?」
俺の言葉に里沙は小さく頷く。
両腕が俺の首筋に絡みつく。
決して逃がしはしないとばかりに。
「もっと……もっとして、詩織ちゃん」
そう言いながら里沙は自ら口を開き、舌を求めてくる
小さな子供の舌だ。
だが、相手を喜ばすための動きを、とっくに知り尽くしていた。
小さな舌が必死に絡みつく感触に、体の奥底から何かが沸き上がる。
「ん……んぅ……」
里沙の吐息が漏れる。甘い香りが鼻腔をくすぐる。少女の肌の柔らかさ。体温。
全てが過去の俺なら涎を垂らして羨望したであろうものだ。
だが今は違う。
いや、違わないが少し変わった。
それは、俺がこの世界で受けた仕打ちの影響かも知れない。
あるいは、里沙が俺を変えたのかも知れない。
里沙の首に指を這わせる。
軽く力を込めて、気道を圧迫する。
細い。
少女の細腕でも……簡単に、命を握れる。
里沙はビクッと体を震わせたが、抵抗はしなかった。
むしろ……首筋に触れる指の感触に、さらに強く抱きついてきた。
「痛いのが好きか?」
「……うん」
里沙の声は震えていたが、嘘はなかった。
この世界で、幼い体が何を経験してきたのか、言葉にせずとも分かっている。
「なら」
俺は彼女の耳元で囁く。
「後悔するなよ」
「うん……してほしい」
ゆっくりと体勢を変えた。里沙の足の間に体を入れ、彼女の服を脱がせていく。
肌が露わになっていく度、里沙の体は小さく震えた。
恐怖か?
悦びか?
どちらかなど分からない。
確かなのは、この子の心も体も、既に傷だらけだということだ。
だから、どちらでもいい。
「詩織ちゃん……私」
「黙ってろ」
言葉を遮るように、俺は再び彼女の唇を塞ぐ。
今度は深く、長く、互いの体温を確かめ合うように。