この物語は、「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」後の世界を舞台にした二次創作小説です。
原作のキャラクターであるティファ・ロックハートとバレット・ウォーレスの間に、生活の困窮と背徳的な快楽を巡る、非公認かつ歪んだ関係を描いています。
________________________________________
【重要】作品に関する注意事項
1.R-18要素について
この作品には、強度の性描写(R-18Gに相当する表現を含む可能性あり)、強制的な関係、および特定の性癖に特化した描写が多分に含まれます。冒頭の描写からもお分かりいただける通り、非常にハードな内容となっております。苦手な方は閲覧をご遠慮ください。性描写が物語の主軸となります。
2.設定とキャラクター解釈について
原作の世界観やキャラクター設定を独自に解釈し、極端に背徳的、かつ倒錯的な展開を描いています。特にクラウド、ティファ、バレットの三者の関係性が大きく歪んでいます。
キャラクターのイメージを大きく損なう可能性があります。タグ付けやキャプションをよくご確認の上、自己責任で読み進めてください。
3.作品のテーマ
愛する者を守るための屈服と、それに伴う快楽への依存。罪悪感と充足感の間で揺れ動く女性の心理を中心に描きます。
________________________________________
最後に
少しでも「合わない」と感じた方は、無理せずブラウザバックをお願いいたします。
このバレットとティファの、醜くも熱い物語を、最後までお楽しみいただければ幸いです。
-選択の代償- ※本章には基本的に官能描写はありません。
翌朝。冷たい空気が聖堂を満たしていた。古びた扉を開け放つと、陽光が埃の舞う空間を切り裂く。
「クラウド……?」
呼びかけが虚空に吸い込まれる。返答はない。祭壇へ足を進めると──
祭壇前に置かれた石塊。その下に一枚の便箋。インクの掠れた文字が踊る。
『──ティファへ
これまで世話になった。ここを離れることにする。探さなくていい。ありがとう。──クラウド』
握りしめた紙片が震える。その震えは全身に広がっていった。
「嘘……でしょ……」
膝から崩れ落ちた。大理石の冷たさが股間を刺す。昨夜の熱い思い出が──バレットの事務所で施された淫靡な快感が脳裏をよぎる。あの雄々しいおちんちんで子宮を押し潰されながら昇天したこと……それすらも今の喪失感に比べれば塵芥に等しい。
「嘘よ……嘘……クラウドォォッ!」
嗚咽が崩れかけた教会の梁を揺らす。頬を伝う涙が便箋を濡らし文字を滲ませていく。昨日の晩、バレットに抱かれながらも心の隅ではずっと思っていた。『クラウド……ごめんね』と。だが現実は非情だった。
『マリンやデンゼルにはなんて言うの?』『私のことはどうでもいいの?』
混乱する思考に追いつかない。クラウドのいない日常など想像できない。
「とにかく……探さないきゃ……」
跳ね起きると同時におぼつかない足元のまま教会を飛び出した。旧スラムを駆け抜ける。瓦礫の山々が邪魔をする。体力が続かない。呼吸が乱れ喉が灼ける。
『クラウド……! クラウドォーッ!』
声にならない声が胸中を締め付ける。エッジ中心街へ辿り着く頃には夕暮れ。街灯が無機質な光を放つ中、ティファは彷徨い続ける。商店街、路地裏、公園……人の少ない場所にクラウドが潜む可能性を探るが成果はない。
疲れ果て足は棒切れ同然。思考能力すら衰えてくる。ふと気づけば──
目の前には『セブンスヘブン』の看板。閉店中の看板がかかり静寂に包まれている。マリンとデンゼルが待つ我が家。しかし今夜は戻るべきではない気がした。手紙のこと……クラウド失踪の件……バレットとの関係……何も打ち明ける勇気は湧いてこない。
「あの子達の夕飯……」
突如現実に帰る。晩御飯の支度も何もしていなかった。事情を説明する為に、セブンスヘブンへ立ち寄る。店の二階に駆け上がり、マリンの部屋を開けた。
「そんなに慌ててどうしたの?」
無垢なマリンの瞳が私の胸を締め付ける。乱れる呼吸を無理やり押し殺しながら、財布を取り出す。3000ギルを手渡しながら言い訳を並べるしかなかった。
「はぁ…はぁ…急用が出来ちゃって、今日はお店閉めることにしたの。今日は戻って来れそうに無いから、これでデンゼルと二人で何か買って食べて欲しいの。本当に、急でごめんね?」
嘘を吐く度に胸が締め付けられる。早く探さなきゃと焦燥感ばかりが込み上げる。
「えー!?ティファ今日帰って来ないの?」
「うん……本当にごめんね……ちゃんと戸締まりだけお願いね?」
謝罪の言葉を何度も繰り返しながら、私は階段を降りていく。クラウドを探すために。店を出て、再び市街地へと足を運んだ。夜が更けていく町中を駆けていくのだった。
「……仕上げと行こうか……ティファ?」
暗い路地裏に潜むように停められた車内から焦燥するティファを狙う獣(バレット)が瞳を光らせていた。
「狙い通りに罠に掛かってくれよ、俺の子猫ちゃん?」
静かに動き出したバンはエッジの歓楽街へと向かって行く。バレットの言う罠とは?焦るティファにバレットの魔の手が迫っていた。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今章は、前回のクラウド視点での絶望が、ティファへと伝播する「地獄の答え合わせ」回です。 クラウドが去ったという事実を知った時、ティファが真っ先に思い浮かべたのが「昨夜のバレットとの快感」であったことが、彼女の精神がどれほど侵食されているかを物語っています。
子供たちに3000ギルを渡して「今日は帰れない」と告げるシーンは、母親的な役割すらも投げ出してしまうほどのパニックと、彼女の生活が壊れ始めている様子を描きたかった部分です。
そして、不気味に笑うバレット。 「クラウドの失踪」という最大の衝撃をスパイスにして、彼はティファをどこへ連れて行こうとしているのか。 次章、エッジの歓楽街という逃げ場のない場所で、ティファにさらなる屈辱が迫ります。
精神的に追い詰められたティファが、自らバレットに縋らざるを得なくなるプロセス。 ラストに向けて、執筆頑張りますので、感想や評価をいただけますと幸いです!