某漫画版作者の同人誌の奥付より
――これは、ある冬の一日。
少女たちの荒い息遣いが響く。
エアコンの暖房が効いているはずの部屋は、しかし淫気に染まった熱がそれらを押しのけて、ひどく暑い。
十二畳の江戸間は、人が数人入ってもスペースがなくなるような広さではない。
隅に追いやられた、数十枚のカードが置かれたゲームマットを載せたローテーブルがなければ。
複数人が寝るに足る就寝用の敷布団を三床も並べていなければ。
「ふぅー、ふぅー……♡」
「はっ♡ おちんぽッ♡ きてるぅ……ッ♡♡ んあ゙ッッ♡♡ ちょっ♡ おぐっ、だだいて……ッ♡♡ ひぎッ♡ だっ♡ お゙ぅ……ッ♡♡ ぅ゙ぁああっ♡♡♡」
「ひふっ……♡」
あるいは複数の寝具を並べて作った即席のクイーンベッドの上で、男と少女三人が絡まり合っていなければ。
天儀ドロシー。
湊手嶋ジグ。
羽島リナ。
三人は並んで四つん這いになった姿勢で、尻を男に向けて身をくねらせていた。
ドロシーは右側に、ジグは左側に。
ドロシーはジグと共に後ろから、自分達を犯している男に腟内の奥まで何度も指を差し込まれ、男性特有のゴツゴツした指で敏感なところを擦られて続けている。
その二人の間で、リナは男のペニスをその膣に挿し込まれ、直接交わっていた。
見目麗しい少女たちが揃って痴態を晒して身を捩らせる様はひどく淫靡だが、目を引くのは彼女たちが身にまとっている艶やかな色違いの装いであった。
現代社会においてはまず見ることのない、時代錯誤の装飾具。
闇ファイターとの戦いにおいて、身に纏うべきレガシーカードを持つファイターの証。
Lifeにおいて、抗いの意志を信念を体現した戦装束。
だが、
まず戦装束というには露出している箇所が多すぎる。
脇腹や足首から、上腕こそ覆われているが、防具としての機能は全く有しておらず、代わりにハーネスらしきものが乳房や臀部、秘所を強調するように支えていた。
本来護るべき胸部や秘所はインナーの布地のみで、それすらも引き裂かれたように千切れ、切れ端を引っ掛けたかのようにどうにか形を保っているが、隠すべき乳房も秘所も露出され、何もつけていないよりも淫靡かもしれない。
代わりに頑強な印象を与える箇所は、首や両手首、右脚の太ももに嵌められた、大きな装飾具とそれに繋がった短い鎖だ。
装飾具というよりも拘束具に近いか。
そして頭には側頭部よりやや上に獣の耳に似た装飾が施されたサークレット。
総じて、彼女たちを見た人間が初めに抱く印象は
そして、彼女たちは自覚している。
この姿の通り、今の自分たちはこの人の飼い犬なのだ、と。
快楽と恍惚に揺れながら、ドロシーは煩悶していた。
情事を始めてからまだ間もないけれど、身体はその前からずっと火照っていて、お腹の下、脚の付根の間はずっと湿ったまま、男とファイトをしていたのだ。
そしてファイトが終わって、三人まとめて叩きのめされて、命衣流も
そんな状態で今、自分は男の指に躾けられながら、となりで先輩のリナが際に抱かれて喘ぎ声を聞かされている状態である。
お預けであった。
さっきから何度も上り詰めらされて、イカされて、絶頂して、お漏らししたみたいに膣から愛液がたくさん流ているのに。
ドロシーの躰は「たりない、まだ、ぜんぜんたりない」と甘イキから降りさせてくれない。
ドロシーの口から、水面から顔を出した魚のようにぱくぱくと何度も開いては息が漏れ、その吐息すら、むらむらと熱の籠ったピンク色に染まっているんじゃないかと錯覚しそう。
そんな自分達の間で、彼とまぐわっているリナをドロシーは横目でちらりと見た。
「ご、れッ♡ っ♡ 気持ち、よすぎぅ♡♡ あ゙っ、や゙っ、そこ♡ とぶっ♡ あ゙ッ♡ お゙ッ♡ うぢっ♡♡ とぶっ♡ ぃあっ♡ お゙ッ♡ あたまとぶ♡ ぉごッ、い゙く、ゔぅ〜〜♡♡」
ぱんぱんぱん! と尻に腰を打ち付けられる音。
そして彼女はそれが聞こえなくなるぐらい大きな嬌声をあげて、よがっていた。
普段は明るくて気さくな笑顔を浮かべている彼女の顔は、糸目の細い瞳を大きく見開き、大きく開いた唇の間から舌をだして、彼から与えられる快楽に染まりきっている。
ドロシーは胸の中で嫉妬と共に欲情が一層疼くのを感じた。
――リナ先輩、いいなぁ……♡
秘所に抜き差しされる男の指に震えながら、思う。
我慢しなきゃ、と思う。
でも、待っていればすぐに自分の番なのに、はやく替わって欲しくて。
だから、ちょっと身を捻って、リナの快楽に翻弄されて紅潮した顔を引き寄せて。
「ド、ア……? むぐっ!?♡♡」
キスをした。
甘い、女性特有の柔らかい唇の感触。
至近で見つめるリナの瞳がとろんと細まった。
舌を唇の間に伸ばして、リナの中へと潜り込ませる。
「天儀さん、我慢できなくなっちゃった?」
からかうような男の声。
ほんの少しだけの抗議の意思を込めた視線をむけると、男は意地の悪い顔で口を笑みの形に歪めた。
同時に男からリナへのピストンの音が緩やかなものに変わる。
それに合わせて余裕ができたのか、リナの口の中でドロシーの舌が彼女の舌に絡め取られた。
『んっ……♡ ……ちゅるっ♡ れろっ……♡』
ちゅるるっ♡ と重なる唇から唾液を啜り合う。
絡み合う舌の官能は、女同士なのにとても甘美で男にまぐわう快感とは別種の快楽で痺れそう。
「んンっ……♡ んーっ、んーっ♡」
「ふふっ。リナはキスが好きなくせに口が弱いからねえ……んっ♡ すぐにイっちゃうかなっ? あんっ♡ でも、ね?」
ドロシーと同じく男の指に翻弄されながらも、愉しそうにジグが話しながら、するりと彼女の背中を撫でる。
「むふぅ――――!?♡♡♡♡」
とたん、リナはドロシーと唇を合わせたまま、陸に打ち上げられた魚のように、びくんびくんと背を跳ねさせる。
ジグがんふっ、と愉しげに笑う。
「リナ、実はちょっと触っただけで飛び上がっちゃうぐらい背中が弱いんだよねぇ♡」
「へえ?」
いいこと聞いた、とばかりに男がリナに腰を緩やかに振りながら、意地悪く笑った。
ドロシーを犯していた指が引き抜かれる。
――あっ……
自分の腟内を埋めていたものが無くなって、陰唇がきゅっと締まるのを感じる。
寂寥感。
それとともに膣肉が切なげに蠢いて、子宮が鳴きそう。
同時に男が何をするか察して、互いに貪り合っていた唇を離した。
ドロシーの唇とリナの唇の間に唾液の橋が架かる。
男がリナの二の腕をそれぞれの手で掴んだ。
抽挿が再開される。
「あ゙……ッ♡ またぁ♡♡ ひぎっ、ぁ♡♡ はげっしっ♡♡ ん゙ッ♡ ぐるぅ♡♡♡」
両腕を引かれ、犬のように伏せていたリナの躰が起き上がる。
ドロシーとジグの眼の前で、リナは膝立ちになり、男のペニスがリナの陰唇を割り開いて何度も往復する様がはっきりと見えた。
薄っすらと生え整った赤い陰毛が愛液と汗で湿り、抽挿の度に男の陰毛と毛先が触れ合う。
ドロシーは、こぽっと自分の膣から愛液が吹き出して、疼いていた欲情が更に深まるのを自覚した。
――ああ、はやく、はやく……
私に替わってほしい。
浅ましく思う自分を恥じつつも、ドロシーの本心でもあった。
きっと、隣で蕩けた顔で男とリナのセックスを眺めているジグ部長も同じようなことを考えているだろうし。
腰を振る音が強まる。
「羽島さん、そろそろ出しますよ」
「ん゙っ♡ まってっ♡ ナカっ♡ ぁぎッ♡ ナカだめっ♡♡ そどっ、そとにっ出してっ!♡♡♡」
膣内に射精されることを拒みつつも、リナが自分から腰を突き出して。
男がその怒張を打ちつけて。
ひときわ強く、肌を叩きあう音が鳴った。
「お゙ぉおッ♡ ん、ぎッッ♡♡ おお゙ぎぃのっぐる……ッ♡ ぉっ♡ ぉお゙っ♡♡ お、お〜〜〜〜ッッ♡♡」
リナが嬌声と共に獣のように仰け反り絶頂する。
その拍子に、ドロシーほどではないにしても十分に大きい乳房が揺れて、乳首の先から汗が跳ねた。
やがて嬌声が止み、ばたんと布団の上に倒れ、男がうまく手加減したか、リナが狙ったかはわからないが、ちょうどドロシーとジグの頭の間に顔から突っ伏す体勢になる。
流石に口と鼻が塞がったままなのは苦しいのか、リナは首をずらした。
ドロシーと見つめ合う形になる。
普段は糸のように細めている瞳は大きく見開いたまま、その顔は極大の恍惚に染めて、犬のように舌を出して、「はっ、はっ、はっ」と短く息を吐いていた。
男が腰を引く。
「あ゙ン……ッ♡」
リナが甘い声を上げ、吐息がドロシーの顔にかかった。
濡れた音とともに男のペニスが引き抜かれる。
それと共に鈴口から白いものが吐き出され、リナに尻から背にぶち撒けられた。
精液の匂いがむわっと広がる。
男から解放されたリナは、尻を突き上げ、姿勢で絶頂の余韻を味わうように、痙攣するが如く震えて。
「うち、たくさん、イったぁ……♡」
上半身を完全に伏せたまま、命衣琉のパーツに包まれた腰が上を向いているせいで形の良い尻肉がふるふると揺れているのがドロシーからも見えた。
光る汗と精液の白が尻から命衣流の腰部、背中まで伝って河のように流れ落ちるのが目に入る。
その淫蕩さに、ドロシーはごくっと唾を飲み込んだ。
「さ、リナ。交代だよ」
「まっ、てぇ……♡ イキすぎて、身体が動かへん……♡」
ジグに気付けとばかりに軽く頬をぺしぺしと叩かれ、リナは震えたまま応える。
その声はひどく艶めかしく、そして興奮に上ずっていた。
つまり、まだ欲情が治まっていないのだろう。
そして、ドロシーもジグも。
「仕方ないなあ」
ジグは苦笑すると、リナを抱き寄せて、寝そべったまま這いずって一人分のスペースができるように移動した。
「ドロシー、いいよー」
「はぁい」
リナがどいたところに、うつ伏せからごろんと転がって、男の前に移動する。
リナの汗や愛液を吸った布地が背中にべしゃりと張り付くが、不思議と不快さは無かった。
仰向けになった身体の上で、うつむけば視界の半分以上を覆う(本人の認識的に無駄に)大きい二つの塊が揺れる。
何も着ていなければ、自重でそのまま横にずり下がっているはずの乳房。
だが今は、淫猥な装いに変化した命衣流によって支えられ、天井に向けて屹立して、ドロシーの視界の半分を隠さんばかりの巨大な渓谷を作っていた。
その渓谷より上からかかる男の影と、そばで絶頂の余韻で喘ぐリナの愛液と精液がこびりついた肉茎にドロシーは息を呑み、
「…………あ♡」
そして、恍惚と期待に満ちた声が漏れた。
――おっきい……♡
射精したばかりのはずの男のペニスがビクビクと震えて勃起していて。
ドロシーの中の牝が「早く欲しい♡ 早く挿れて♡」と騒ぎ、陰唇の隙間から愛液がとろとろと止めようもなく流れるのを感じて。
(セックスしたいセックスしたいセックスしたい挿れて挿れて挿れて――♡♡♡)
だから、ドロシーは自らの太ももを掴んで脚を大きく開き、愛液滴る陰唇を向けて。
蕩けきった牝犬の声で懇願した。
「スケベな飼い犬のドアをたくさん躾けて♡ ご主人様♡」
仲良し三人組の色違いフォームっていいよね!
調子良く続きが書き上がればれば、明日も投稿します。