暴虐の魔法少女~倒すべき敵がいないのなら魔法少女襲います~ 作:ハヤ0313
気付けばそこは見慣れたアパートの玄関口で、ファンタジーに喧嘩売ってるような妖精さんもいなかった。
だからとりあえず着替えてメイク落として……ベッドに座った瞬間思った。
「魔法少女て」
なんか保険勧誘されて勢いで契約しちゃった的なサムシングを感じる。
でも自分の手の中には青い結晶、クリスタル?があるわけで、さっきのが単なる白昼夢ではなかったという物証があったりする。
「結界て」
結界が、この現代社会で何の役に立つというのか。あ、遮音結界とかあるんだっけ。
でも使い方なんて分かるわけがない、と考えて硬直する。
分かる。
使い方が、この力の使い方が分かる。
なんとも言えない不思議な感覚。まるで、お前は手足を動かす時にわざわざ考えて動かしているのか、と言わんばかりの自然さ。
魔法少女になる儀式は、妖精さんから額にキスされる、という簡単にも程があるもので終わった。特に体に痛みが走るとか意識が変革するという感覚も無かった。
あれだろうか。魔法の知識がインストールされたとか、普段使っていなかったものが開花させられたとか、そんな感じなんだろうか。もしくはこのクリスタルが関係しているとか。
……よく、分からないけど、とにかく、使える。例えば、
「……おぉ、聞こえない」
音量最大にしてアラームを鳴り響かせたスマホを遮音結界に閉じ込めればあら不思議、何も聞こえない。
これは時間経過によって解除されるものではない、自分の意思によって解除するものなのだと、これまた分かってしまう。しかも魔法を使ったからと言って何かを消耗しているような感覚も無い。
……いや、消耗というか、何だこれは。見えない筋肉を使っているような気がするというか、このままだとよく分からない場所が攣りそうというか筋肉痛になりそうというか、何だ、説明できないものを動かしている、気がする。あれだろうか、エーテル体とかアストラル体とかそういうのを使っているんだろうか。いや魔術なんてTRPGの動画とかで聞きかじった程度にしか知らないけれど。
つまりあれだな、寝たり意識を失ったりしたら解除される、気がする、たぶん。あとこの見えない筋肉が疲れきったりしてもダメかもしれない。
「……うるさっ⁉︎」
よく分からない事を考えながら結界を解除したらめっちゃ大音量が鳴り響いてびっくりした。遮音性が高過ぎる、なんだこれ。
アラームを止めて、今度は部屋全体を覆うようにして遮音結界を展開する。
……何でこっちのが消耗少ない感があるの。
普通は大きさに比例するように消耗するものじゃないのか。あ、もしかしてあれだろうか。抵抗とか負荷、的なものがあるとして、この場合は遮断するような音が発生していないからだろうか。
試しに再度アラームを鳴らしてみ、うわうるさい。……あー、あーなるほど。なんかキてる、キてます。ははぁ、なるほど、そういう仕様なのか。よく分からん。
「いや、だから何なの」
音を遮断するから何だというのか。あれだろうか、大音量で映画を見れるとかそういうのだろうか。魔法少女になってやる事がそれって、しょぼ過ぎるぞ。
よく考えたらお隣さんもそんなに騒音出すような人じゃないし。尚更何だっていうのこれ。
とりあえず段ボール箱くらいの結界を無駄に作ってみる。
……見えないんだけど見えるというか、なんだろ、これまた不思議な感じ。あれだろうか、他の人には見えないけど自分にだけは見えるとかそんな感じなんだろうか。
とりあえず床に置いてみた。うん結界あるね。乗ってみる、おぉ頑丈。これで高いところにある物にも手が届くね。
「いや、だから何なの」
用途が、使い道が、分からない……!
何なの。生活に潤いを的な感じなの。ヤだよそんな所帯じみた魔法少女なんて。こう、なんというか、キラキラしてて、ズバババーンって感じじゃないのか。地味過ぎないか。
「あ、動かせる」
先程床に作った結界が、自分の意思に従って上下左右、縦横無尽に動かせる事が分かった。だから分かったところで何するっていうのマジで。しかもやっぱりなんかよく分からない筋肉使ってる感じするし。
……長ったらしいな、なんかよく分からない筋肉。魔法の筋肉、マジックマッスル、ダークマター、ダメだ命名センスが無い。魔筋でいいや。ふっ、厨二くさい。くっ!魔筋が疼く……!
「ていっ、痛ぁ⁉︎」
試しに作った結界に対してグーパンしてみたら普通に痛かった。そりゃ体重全部乗っけてもびくともしなかったんだからそりゃそうだ、何やってんだ私。
……縦横無尽に動かせて、強度があるなら、この結界を飛ばして攻撃とか出来ないかな、結界ミサイル的な。うん、出来たわ。枕めっちゃへこんでる。しかももっと速度出せる感じがする。え、これ人に向けたら危なくない?いや向けないけど。向けるなら怪人とかそういうの、いませんでしたね、はい。
しかし何だ。
マジで使い道が分からないぞこの力。色々検証してて面白かっただけに捨てるのもなんか勿体無い。だからなんかこう、有効活用したいな。
例えば……ダメだ。今のとこ遮音結界しか思いつかない。
けど別に映画とかドラマとか見る気分じゃないし見るもの無いし、いや別に今すぐ使いたいってわけでもないんだけど、うーん日頃から大きな音とか立ててるわけじゃないし、叫んでストレス発散でもする? しないわ。
……大きな声で、ストレス発散?
ピンと閃いた。閃いて、しまった。
い、いやでもせっかくの力をそんな事に使うなんてそんな、えぇぇ、良いの? いや別に誰に迷惑かけるでもないし、寧ろ迷惑をかけないようになるというか……。
……し、しちゃおっかなー。
部屋にかけた遮音結界はそのままに、遮光カーテンが閉まってる事を確認し……あ、遮光結界とか出来るのかな。出来たわ。万能過ぎないかこの力。けどカーテンあるから今はいいや解除。
ごそごそとクローゼットを開けて、目的のブツを取り出す。
女の泣き所を掴んで離さない掌サイズの少し湾曲した楕円形。その根本には女の一番敏感な場所を捉えて離さない二股に分かれた箸のようなもの。
えぇまぁ、バイブです。おバイブ様です。一度使った事はあるものの、相性が良過ぎて声がめっちゃ出ちゃうから封印したおバイブ様です。
そう、声が、めっちゃ、出る。
そして、大声を出しても、全然外に音が漏れない結界。
そりゃ、ねぇ?
――――――
気分を盛り上げるため、全裸になってベッドに乗る。
やば、既にえっちな気分になってきた。
まずはいつものルーチンをなぞるようにして、胸を揉み始める。
「……っ」
やばい、もうなんか気持ちいい。
無駄のない、適度な掌サイズの胸をさわさわと触っただけで、肌が粟立つような感覚。いつもはやらない、少し激しくもにゅもにゅとしても、今日はなぜか気持ちいいだけ。
「ふぁっ……」
乳首を、きゅって摘むと、痺れるような快感。
そのまま左右にコリコリとしても、痛さなんて無くて、どんどん息が荒くなっていく。
「んっ、ぁっ、はっ、あっ……!」
ピンピンって弾くなんて、そんな事しちゃったら声が漏れちゃうのに、そんな事は気にしなくていいって分かってるから、声を我慢しなくていいから、何度も、何度も弾く。
「んぅぅぅっ! ……っは、っは、んぅぅぅぅっ!」
乳首をぎゅううって前に突き出すように引っ張ると、引っ張った分だけ声が漏れる。けど日頃の習慣で、声は響かないと分かっているのに抑えてしまう。
「ぁっ、んっ、はぁぅんんっ! はっ、ぁぁ……」
弾いて、引っ張って、優しく撫でて、また弾いて、乳首を思いつく限りの方法でいじめ抜く。
真っ赤になってしまったそれはもうカッチカチになっていて、触れば触るほどにどんどんいじめやすくなっていって、どんどん声を出す事に抵抗がなくなっていく。
……いや、声を出すこと自体は目的じゃないんだけど。
だから、目的を実行するために、胸をいじっていたその手を、下半身に向けた。
「ひぅっ!」
陰毛をかき分けて辿り着いたそこには、既に固くなってしまっているクリトリス。
そんなになっている場所に触った瞬間、びくっと身体が跳ねてしまった。
「は、ぁぁ……んぅ……」
改めて、もう準備は要らないとは分かっているのだけれど、まずはゆっくり、皮の上からいじり始める。
円を描くように、ゆるゆると、コリコリになっていたそれを可愛がる。
「んっ……んぅ……」
でもすぐに我慢できなくなって、指を膣口に伸ばした。
そこは既に潤っていて、すこし動かすだけでくちゅくちゅと淫猥な音が鳴る。
そのままちゅぷっと指を差し込み、鳥肌が立つような快感と共に、指に愛液を纏わりつかせる。
「はっ、ぁぁぁぁあああっ!」
空いている手できゅっと皮を持ち上げ、ぬるぬるになった指で、クリトリスを転がすと、堪えきれない喘ぎ声が勝手に出た。
「んぅぅぅっ! あ、あぁっ! ぁぁぅぅう!」
いつもなら歯を食いしばって、口を覆ってしまうような声でも、躊躇う必要がない。
気持ちいい、声を出す事が気持ちいい。真っ赤になっているだろうクリトリスを転がすのが気持ちいい。ぬるぬるした指で、コロコロするのが堪らなく気持ちいい。
「んあぁぁっ! ぃいっ、んんんっ! ……ぁっ」
クリ弄りに夢中になっていると、堪えきれなくて動き回った足が、こつん、と何かにぶつかった。
バイブ。相性が良過ぎて、声を我慢できなかったバイブ。今なら、何も我慢せず、何も気にせず、気持ちよくなれるバイブ。
ぬめる指先で、それを掴み取った。
ぷにぷにしていて柔らかいのに、中に入ったが最後、私を狂わせるオモチャ。
「ふっ……んっ……ふ、ぁ……」
緊張と期待に震えながら、バイブに愛液を絡みつかせていく。卵のようなそこに、おまんこからあふれ出したそれを塗りつけていく。
早く入れたくて、それを握っている手が勝手に速くなってしまい、うまく塗りたくることが出来ない。
「ぁっ……んぅっ……んっ……!」
ぬるっとバイブの先端が滑り、クリトリスを掠めて、その度に熱い吐息がこぼれ落ちる。
そこじゃない、早く、早くこれの準備を終わらせたい、ローション、やだ、用意するのも待てない、早く、早く、早く……!
「んっ、ぁぁぁぁぁぁあああっ‼︎」
待ちきれなくて挿れた瞬間、軽くイってしまった。ぞくぞくと、中のイイ場所を捉えられて、小さく絶頂する。
ぴくん、ぴくんと身体が跳ねるのを力ずくで抑え込み、まだこれじゃない、もっと、もっとと無理矢理身体を落ち着けさせる。
「はっ……! はっ……! ぁ、んぅっ……!」
ひくつく身体になんとか言うことを聞かせ、中の場所を最適化し、二股に伸びるそれで、クリトリスを挟みこむ。
これで、準備完了。これで、もう後戻りは出来ない。
そう、
「はぁ……んっ、ぐ……んぁあああああああっ!」
スイッチを入れた瞬間、挿入したそれが、挟み込んだそれが、強烈に振動し始める。
ヴィイイと、こもった振動音なんて比較にならないほどの、我慢できない喘ぎ声が部屋中に響き渡る。
「はぁぁぁあああっ! だめっ! だめぇっ!」
気持ちよすぎて、何がダメなのか分からないままダメと叫ぶ。
ずる剥けになったクリトリスが両側から震わされる。中の一番感じるところが圧迫されながら震わされる。
「いぃっ! きもちっ、いぃ! んぅぁああああ!」
気持ちいい。気持ちよさをそのまま口に出すのが気持ちいい。
「おまんこっ! あぁっ! おまんこっ、いぃっ!」
普段なら絶対に言えない事でも、この空間なら何も気にしないで叫べる。
おまんこなんて、卑猥にも程があることだって、叫べてしまう。
「はぁああああっ! んあっ! ああぁぁぁっ!」
捉えたクリを逃さないようにしながら、ぐりぐりと持ち手を動かすと、Gスポットがもっと抉られて、快感が更に一段階上がる。
「きもちっ、いぃっ! いいのぉっ!」
魔筋が震える。私の嬌声があまりにも大き過ぎて、音を遮断している結界が震えているのが分かる。
でも止められない。声を出す事を止められない。
「クリもっ! おまんこもっ! きもちっ、いいっ!」
根本を押さえつけられながら震わされるのが気持ちいい。
中を押さえつけられながら震わされるのが気持ちいい。
大声を出して喘ぐのが気持ちいい
脳が、気持ちいいだけで埋まっていく。
だから、この意識がある内に、もっと、バイブのスイッチを、最強に。
「あああぁぁぁぁぁああ! だめだめだめだめっ! いくっ! いくのっ! んぅぁああああっ! もうっ、だめっ、いくっ! いっくうううううううううううううっ‼︎」
びくん、びくん、とベッドの上を暴れ回り、ピンッと足が限界まで伸びる。
その間もバイブは震えっぱなしで、打ち上げられた身体が戻ってこない。
切らないと、スイッチを切らないと、死んでしまう。
「はっ、はっ、ぁぅっ! …はぁ、ぁ……んぅっ」
なんとか、電源を切り、にゅるんとバイブを抜くと、ぷちゅっと中に詰まっていた愛液が噴き出してベッドシーツを濡らしてしまった。
……タオル、敷いてない。
一気に現実に引き戻される。
けれど動くのはだるくて、どうしようかとベッドに横たわっていると、
コン……コン……
隣室から、どこから躊躇いがちなノックが聞こえた。
……聞こえた?
待て、待て待て待て。待つんだ、落ち着こう。
遮音結界……張れて、ないっ なんで⁉ どうしてっ⁉ いつからっ⁉
あれかっ⁉ 私の喘ぎ声があまりにも大き過ぎて結界壊れた⁉ マジで⁉ そんな事ある⁉ 今そうなっとるやろがい! んなんか魔筋が疲労困憊だもんねっ! 疲れてるもんねっ! 疲れてて新しい結界とか張れないもんねほらっ何も出ないっ!
「ぁぁぁぁぁぁぁ……!」
また隣室から壁コンされないよう、枕にボスンと顔を埋め、言葉にならない羞恥心を叫ぶ私であった。