暴虐の魔法少女~倒すべき敵がいないのなら魔法少女襲います~ 作:ハヤ0313
鍛錬しているとは言っても、二人一緒というのは毎日しているわけではない。
私が残業する事もあるし、晶ちゃんの大学の用事とか友達付き合いとかがあったりするし。……いや、別に私に友達いないってわけじゃないんだけど。
という訳で今日は私が定時で上がって、晶ちゃんは講義が遅くまである日。
「ぐっぬぬぬぬぬぬぬぬ……」
そんな時はこうやって一人で鍛錬している。
こう! どうにか! して! ここを! こう!
「まっ……がっ……れっ……!」
私の結界はどうにも曲面を作るのが苦手らしい。拳とか体を覆うのは出来るのに、単独で丸いのとか球形のを作ろうとすると本当にうまくいかない。いつぞや作った鉤爪状のやつは割と簡単に出来たのに。いやまぁあれは丸くなかったからなぁ……。
「曲がれっての……!」
そんなわけで、3D初心者の登竜門たる円柱を作ってはいるんだけど、ホントに魔筋が震えまくりながらじゃないと作れない。
「できた……!」
出来てしまえば、後は維持するだけだから割と平気。わーい良い感じの棒が出来たぞー。
ようし同じ要領でこれにツノとか生やしちゃうぞー。ぐぬぬぬぬぬぬ出来たァ!
「そんでっ、これ、をっ! ぐぎぎぎぎぎぎ」
……で、もう一段階の鍛錬。今度は硬度。
硬くするのではなく、脆くするのではなく、柔らかくする。
「ふぉぉぉぉぉ魔筋が攣る気がするぅぅぅう!」
柔らかい結界、なんて意味の分からないものを作り上げようとしている反作用で、魔筋がものすごい勢いで悲鳴をあげる。
肉体よりも柔らかく! 晶ちゃんのおっぱいより硬く! 晶ちゃんのおっぱい気持ち良いんだよねーちょーやわらかくてー。
「ああああああ壊れたああああああ!」
アホな事考えた瞬間、集中力が切れてしまい頑張って作った棒状の結界は木っ端微塵に消え去った。く、くそぅ。
「負けねぇ、負けねぇぞ私は! ぐぬぬぬぬ!」
という訳で結界を曲げるところから再開する私であった。
今のところ一番魔筋に負荷をかけれる鍛錬がこれだからやっているだけで、何か戦闘で役に立たせようとは思っていない。
あ、いや曲面を利用して相手の攻撃を受け止めるんじゃなくて逸らすって事に使えるか? でも秒で展開できないと意味ないしなー。
……まぁ、そんな感じなので、どうせなら生活面で役立たせようと思って試行錯誤している最中。
でもこの鍛錬を終えた後だと前よりも細やかな結界捌きが出来るようになってる気がする。なんだよ戦闘面でも役に立ってるじゃん。
「あ」
そうして気付く。円柱を作るなら板状結界を曲げるんじゃなく、箱状結界の角を丸めれば出来るじゃん、と。
「おうふ、簡単に出来た」
……今までのはそう! 鍛錬だから! べべべべ別に円柱作るのが目的じゃねーから!
さっ! 次のステージの硬度変更いってみよーぐぎぎぎぎぎ。
「うまく……いかないっ……!」
散々試行錯誤しても全然うまくいかない。何故だ。
いやまぁ防ぐ、囲うという事に特化している結界を柔らかくするって意味分かんない事をしようとしているのが間違いだってのは分かる。
分かるけどさぁ! こう! 試したい事があるんですよ!
あぁもう、棒状のものを作るのはすっ飛ばしてまずは箱状結界を柔らかくしてみるか……。
ピンポーン
不屈の闘志を漲らせていたら、チャイムが鳴った。
こんな時間の来訪者なんて一人しか思いつかない。
「こんばんはお姉様」
「晶ちゃん、お帰りー」
今では恒例となった晶ちゃんの来訪。その目的は……。
「今日はハンバーグですよ」
「わぁい晶ちゃん大好きー!」
お隣さんに晩御飯を作ってもらう事です。
いや、最初は断ったんだよ? 流石に悪いって。なんだけど元々自炊していた晶ちゃん曰く、
「一人分より二人分の方が作りやすくて……もしお嫌でなければ協力していただけませんか?」
とのこと。
少し困ったような顔をして提案されちゃったら絆されちゃうって。元々私の夕食はそこら辺で食べてくるっていうテキトー極まるものだったから、そこまで言うなら仕方ないなー本当に仕方ないなーと飛びついてしまった。女子大生ご飯、美味しいです。
「はー超美味しい。晶ちゃんは良いお嫁さんになるぞよ」
「ふふ、お粗末様です」
それでいてこの謙虚さ。何なの。寧ろ嫁に来てほしい、全力で養うから。
こんな子が悪役魔法少女に憧れて尚且つ実行しちゃう子だなんて、想像出来ないよなぁ。
「ところでお姉様、何かされてましたか?」
「うぇ⁉ うるさかった!?」
食事が終わり、皿を洗っているとそんな事を聞かれた。あ、皿くらい洗います。そのくらいは出来ます。寧ろさせてくださいお願いします。
……遮音結界張りながらやってたよな?張り忘れとかないよな。
「いえ、逆にとても静かだったので。遮音結界を張られているのかなと」
「あーなるほど。当たり」
なるほど。カラクリを知っていればそう判断出来ちゃうのか。
「新しい鍛錬、というかやってみたい事があったんだけどうまくいかなくてさ」
「お姉様でも……?」
「いや私そんなに何でも出来ないから」
やたら私を神格化しようとしてくる晶ちゃんだけど、出来ない事なんて幾らでもある。この力の汎用性は結構高いと思うけど、その汎用性に私の力量が追いついていないというか。
「因みにどのような?」
「こう、結界をさ。筋肉より柔らかく、晶ちゃんのおっぱいより硬くしてみたいんだよね」
「…………なるほど?」
あ、いかん。正直に話してしまった。セクハラ? セクハラですかこれ?
「……いやその、例えがアレでしたすみません」
「あぁいえ全然大丈夫ですよ。しかしそうなると……絶妙な柔らかさですよね」
せ、セーフ! 晶ちゃん判定ではセーフ! い、いやでも私の事となると全肯定しそうな晶ちゃんの判定は正しいのか大丈夫か?
「そ、そうなんだよ。目指すべき着地点は分かるんだけど、柔らか過ぎたり硬過ぎたり、まだそんな変化しか出来なくてさー」
「なるほど……あら?」
おかげで更に硬い結界を張れるようになっちゃいました。ううむ、そうじゃないんだけど役に立つ結果だから何とも言えない。
「目指すべきものの例が具体的にあったりするんですか?」
「そーそー。軽く湾曲した棒状でシリコン素材っていうか樹脂素……ナンデモナイデス」
満腹で若干思考速度が落ちていた、要らん事まで言った。
せ、セーフか? 具体的なものが何かってのは悟られてない? セーフ?
「……お姉様」
「ナ、ナニカナ」
「どうせなら私を使ってくだされば良いですのに」
そう言ってプイッとそっぽを向く晶ちゃん。あ、ダメだ。なんかバレてるくさい。
……使う? 使うって何をじゃ。
「そんなものに頼らずとも、呼んでいただけたら……」
「よ、呼んだら……?」
でも晶ちゃん呼んでどうするってんだ。アレか? 晶ちゃん所有のグッズを貸してくれる感じ、いや無いわ。
「私でしたらそんなDIYディルドなんかに負けないくらいお姉様を気持ちよくしてあげますのに……!」
「そうはならんやろ」
いやホントに。ぷんすこしながら力説されても、そうはならんやろ。というかディルドをドゥイットユアセルフしようとしてるの超バレたし。そりゃ口滑らした私がアレ過ぎたけど。
「それに不公平です!」
「な、なにが?」
晶ちゃんのそのいきなり話題が飛ぶパターン慣れてきたぞ。何が不公平だってんだ。
「私だけ気持ちよくさせられて、お姉様も気持ちよくしてあげたいです!」
「なんでやねん」
なんでやねん。不公平ってそういう事か。いやなんでやねん。
「いやだって、私今までずっと負けてないし……」
「くっ……!」
めっちゃ悔しそう。
そうねー。鍛錬以外にもたまにガチバトルしてるけど負け無しなんだよねぇ。でそのまま晶ちゃん、ジルコンちゃんを敗北えっちしてるんだけども。
……晶ちゃんから責められた事、確かに無いな。
「なんか、私が責められてるイメージが湧かないというか……」
「くっ、確かに……!」
納得しちゃうんだ。
「でもですよ!」
「お、おう?」
「私! 悪の魔法少女じゃないですか!」
自分から言うのもアレだけど、そうですね。
「相手に勝ってしまった時の事も考えてるわけですよ!」
「……つまり?」
「相手を責めるイメトレはバッチリです!」
「バッチリて」
いやまぁ、そうなるか。そうなるか? 本当か?
「お姉様には勝っていませんから発揮する機会がありませんが、私! 責めもイケるんです!」
「お、おう」
「なので敗北えっちとは異なりますが! お姉様のオナニーのお手伝いなら出来ます!」
「オナニー言うな」
いやオナニーのための鍛錬だったけど!邪な気持ちを抱きながらの鍛錬だったけど! 人から突き付けられると恥ずかしいというか!
「ですから! そんなものじゃなく、私を使ってください!」
「えぇぇぇぇ……」
ふんす、と鼻息荒く語る晶ちゃん。
ま、マジか、マジなのか、どこまで本気なんだ。いや本気だったとして晶ちゃんを使うとかならないけれども。
「私じゃダメですか……?」
上目遣い禁止ー! 禁止です禁止カードです! ちょっとクラッと来るから! ええいこれだから美少女は!
「そ、そうじゃなくてさ。アレだよ」
「……アレ?」
「オナニーは一人でするものです」
「くっ!」
めっちゃ悔しそうな顔の晶ちゃん。何が君をそうまで掻き立てるんだ……。
「夜な夜な一人で特訓しておりましたのに……」
そ、それはおにゃにゃー的な意味で……?
「オナホールをつぷつぷと……」
「本気過ぎる」
何やってんだこの子。魔法少女の敗北えっちに全身全霊かけ過ぎじゃないか。
「そんな私の手捌き、気になりませんか?」
「い、いや気にはなるけど……」
「でしたら是非堪能していただけたらっ!」
ぐいっと詰めてくる晶ちゃん。やめ、やめぃ近い近い近い。綺麗な顔近付けるのやめぃ。
「……分かりました」
「わ、分かってくれたかな?」
「お手を拝借」
そう言った瞬間、私の右手が晶ちゃんにガシッと掴まれた。な、何をする気だァーっ⁉︎
「お姉様、人差し指をこう、きゅっと丸めていただけませんか? 小さな丸を作るように」
「え、え、え? あ、こう?」
晶ちゃんの勢いに呑まれて言う通りにしちゃう私。い、いや何が始ま、
「失礼します」
「ひゃわっ⁉」
そして目にも留まらぬ速さで丸めた指に食器用洗剤が塗りたくられた。な、なに⁉ なんぞ⁉ てか手ぇ離してくんないし! どんだけ力入れてんだし!
「いいですかお姉様」
「なっ、何がっ⁉ てか私何されてんのっ⁉」
どことなく据わった表情でこちらを見てくる晶ちゃん。ちょ、ちょっと怖いんだけど。
「ここが、お姉様のおまんこです」
「おまんことか言うな!」
いきなり何て事言ってんだこの子は⁉
思わず指で作った丸を解こうとしたら、上からガシッと掴まれた。ちょ、ちょぉー⁉
「ここに」
丸の中心に、晶ちゃんの中指が添えられた。
「まずは、ゆっくり、外側をなぞります」
そう言って、想定おまんこの中心部周りをくるくると這い回りだす。
も、もしかしてこうやりますよって実践する感じ? ど、どうしよう。それならちょっとだけ興味あるぞ……?
「たまに、膣口にちょんと触れながら、焦らすようにします」
食器用洗剤でぬるぬるになっているから、丸の中心にちゅぷんと入ってしまいそうになるけど、そのまま突き進まずにまた周りをくるくると這い回る指。
な、なるほど。焦らして焦らして、後で一気にヤる感じなんだね?
「時折、クリトリスの方まで触ったり」
指の関節部分をくりくりっとされる。そっと、柔らかいものの形を崩さないような力加減で。
あー、あー……なんかコレやばいかも。
「時には、全体を這い回ってみたり」
指全体がつーっと撫でられて鳥肌が立つ。
い、いや待って、これ指だぞ私!?
「時には、お尻の方まで手を伸ばしてみたり」
「お尻までっ⁉」
「もちろん反応を見ながらですが……」
そう言われてホッとする……いや待て、待つんだ私、なんでホッとした。
「そうして膣口に触れながら、期待させながらずぅっと、焦らして……」
ぴとん、と丸の中心に指が添えられた。
……これから、挿れられちゃうんだ。
「にゅぷぅ、ってゆぅーっくり挿れます」
本当にそんな擬音が聞こえてくるように、ゆっくりと、丸をこじ開けて晶ちゃんの指が挿入ってくる。
ぬるぬるしてるものが、宣言通り、ミリ単位の速度で侵入してくる。
実際に挿れられているわけじゃないのに、ゾクゾク、してしまう。
「そうして、暫くは動かしません。中のぬるぬるが指に絡むまで、中の温度と指の温度が一緒になるまで」
そうやって微動だにしなくなる。晶ちゃんの指を締め付けているから、脈拍を感じる気がする。
動かされたら、どうなっちゃうんだって、思ってしまう。
「指が馴染んだら、ゆっくり、出し挿れします」
ちゅぷ、ちゅぷ、と音を立てながら、ゆっくり、ゆっくりと指が前後する。
その度に丸の中心部分が擦られて、晶ちゃんの指の関節まで感じ取れちゃって、これ……。
「時折、入口を、かりってしたりします」
指が引き抜かれる直前、僅かに曲げられた指先が、丸を作っている指を、軽く引っ掻く、あ、だめだ、これ……。
「入口だけだったのを、中の方もしてみたり……」
中を想定された掌を、つぅーっと指先が……。
そんな事、されてしまったら、
「何度も、何度も、ゆっくり、出し挿れして……」
こんな事を、されてしまったら、
「……お姉様?」
「う、うん……?」
実際に、されてしまったら、
「続き、してみませんか?」