箱庭世界で10000人の淫魔ハーレムに愛し尽くされる話 作:タナト
木の葉の間から辛うじて日の光が入っているような暗い森の中を僕は一人彷徨っていた。裸足で行く宛もなく歩いている。お腹もすいて、喉もカラカラ……もうすぐ僕は野垂れ死ぬだろう。それでいい、この世には僕を必要としてくれる人も場所もない。抜け出してきた孤児院では、何の安らぎも得られなかった。唯一優しさと愛をくれた姉のような人も母のように慕った人もいなくなってしまった。
本当は誰かに必要とされたかった。誰かの役に立つ人間になりたかった。けどそれはもう叶わない。ならもう、消え去ってしまおう。短く空しい人生だった。
「いいえ、ダメです」
唐突な声に反応して、僕は顔を上げる。
「……っ!?」
とんでもない美人がいた。野外なのに場違いだと思えるきれいなヘッドドレスとモノクロのエプロンドレスを身につけた美女が、森の中、当然のように立っていた。
「おぼっちゃま、もしくはご主人様、お迎えに上がりました」
美女は丁寧なお辞儀をする。明らかに異常だった。森の中のメイドという存在自体もそうだが、どこか異様な雰囲気を放っている。逃げた方がいい頭の中ではそんな警鐘が鳴り響いていたが目の前の彼女の魅力に磁石のように惹きつけられて足が動かない。
僕は女性の容姿を品評できるような知識を持っているわけではなかったが、その女性がとんでもない美女であることは分かった。
まず目につくのがそのスタイル、メイド服の上からでもわかる胸と臀部のふくらみ、そしてそれを印象付けるしなやかな腰の括れ、長身と小顔なことも相まって黄金比と思えるような肉体美を実現していた。
次に美しすぎる顔、陶磁器のように白くシミ一つない肌、ぱっちりとした紫の目、猫のように縦に細い瞳孔から放たれる妖しい光には目線が外せない引力がある。長いまつげもその瞳の魅力を引き立てているようだ。高く形の良い鼻、その下の鮮やかでぷっくりとした唇があった。しゃぶりついたらどんな感触が味わえるのだろうか、僕の中にそんな衝動が湧きあがった。それら顔のパーツを背中まで伸びたしなやかな純黒のストレートロングの髪がクールな印象にまとめている。その光沢を見るだけで、指で撫でてみたくなる。
構成する要素の全て最上級の美女であると本能的に僕は理解させられた。ただ長く尖った耳と魔性の光を見せる目が、彼女は尋常な存在ではないと伝えていた。
「ここでは場所が悪い、移動しましょう。失礼します、ご主人様」
そう言った彼女は、一瞬で距離を詰め、こちらを抱きしめてくる。僕の顔がその豊満な胸に押し付けられ、視界が白に染まる。得も言われぬ甘い香りと、柔らかい感触が僕の頭を包む。底なしの母性がもたらす安らぎと、強烈な雌性が喚起する性欲が僕の中でぶつかりあう。僕は身体が破裂しそうになる錯覚に襲われ目を閉じて必死に堪えた。
「着きました、ご主人様。目を開けてください」
どれだけの時間がたったのだろうか?彼女は胸を僕から離して、後ろを向かせる。二つの柔らかな感触が前から後ろに移動する。目の前の圧迫感が消えたので、僕は恐る恐る目を開けた。
「うわぁ……」
思わず感嘆の声が漏れた。目の前に視界に入りきらないほど大きなお城が出現したからだ。純白の壁面は精緻な装飾で彩られている。城そのものがいつまでも観ていられるような芸術品と言えた。
「ここが、貴方様のモノとなるお城です。落ち着ける部屋で詳しいご説明をしますので、どうか中へ」
彼女は、僕の前に立ち正面の大扉へ向かうように促した。彼女はこの城を僕のものだと言ったのか。その話も、目の前の現実もにわかには信じられないことだったが、どうせ捨てた命だと好奇心に任せて前へ進む。僕が前に立つと扉はひとりでに開いた。僕と彼女が中に入ると、また同じように閉じた。退路はなくなったが構わない。
城の中も外装に負けず劣らず美しいもので、美術館の中を歩いている気分になる。廊下の両脇には絵画や彫刻が飾られていて、どれも良くできた品に思えたが、題材が特殊だった。裸の美女などを描いた卑猥と思えるものばかりなのだ。
僕はそれらを視界に入れないように努めながら、女の先導についていく。
「着きました。ここがご主人様の寝室でございます」
距離感がおかしい気がする。扉から中に入った時、正面の廊下は数十メートル続いているように見えた。しかし、一瞬で辿り着いてしまったように思う。
「うわぁ……」
僕は、このお城に来た時と同じ反応をしてしまった。それは明らかに寝室だったが、寝室だとは思えなかった。その部屋の中心には天蓋付きのベッドが中心に置かれていた。それはいい、寝室だったらそうだろう。しかし、ベッドの部屋そのものも大きすぎる。中世の王様だってこんな大きさのベッドを使うことはなかっただろう。
寝室の入り口からベッドにたどり着くまでにも疲れてしまうような広さだった。そんなことを考えていると。
「また失礼します、ご主人様。ベッドの上までお連れします」
「え、ちょちょっと」
女性が僕を抱き上げて、瞬間移動のような速度でベッドの上に移動する一瞬の出来事だったが彼女の身体の柔らかい感触と甘いにおいが直に伝わってきてすごくドキドキした。
「ふう♡」
そんな、熱っぽい息を吐いて彼女は僕をベッドの上に座らせる。ベッドの感触も至高のものだった。母の腕に包まれているような安心感を覚える柔らかさで、そこに寝ているだけで一生分の幸福が得られるようにも思うほどだ。僕をそこに届けてくれた彼女は心なしか汗ばんで、頬を赤らめて息を切らしているように見える。僕を抱き上げて疲れてしまったのだろうか。
だが彼女は顔を引き締めて僕の正面に立ち言葉を紡ぎ始める。
「それでは、現状をご説明させていただきます。まず、私をはじめこの城には1万人の淫魔が住んでおります」
「淫魔?」
教会系だった孤児院でも話を聞いたことがある、人を性的に誘惑し堕落させるという悪魔の一種。目の前の女性が放つくらくらするような色香は、それにふさわしいもののように思えた。この異常な状況に緊張していなければ襲い掛かっていたかもしれない。
それはそれとして今1万人と言ったか。桁を間違っていたりしないだろうか。
「はい、我々淫魔はあなた様の親しんでいた宗教では悪意ある存在とされているようですが実態は少し違います。確かに我々の生態は性的な交わりに特化しております。しかし、その目的は主と定めたお方を愛し、幸せにすることにあります。そして私どもの主として招かれたのが他でもないあなた様なのです。我々1万の雌淫魔は、あなたの良き妻に、愛し合う恋人に、淫らな性奴隷に、忠実な従者に、あなたを幸せにする存在になりたいと心から願っております」
どういうことだろう、明らかに目の前の彼女は僕よりも上位の存在に思えるのに、なぜ人間それも僕のような何でもない人間に使えることがあるのだろうか。
「理屈ではないのです、ご主人様。我々は主と定めた存在を極上の幸せで永遠に包むため1万人で一つの群れを形成し、たった一人に対して徹底的に奉仕するのです。このお城もその周囲の小さな世界も、我々の魔力で創造したご主人様の幸せの舞台です」
彼女は僕の疑問を見透かすかのように回答を用意する。
想像もできない話だった。しかし、言われた通り理屈ではない部分で理解できる気がする。今いる環境の都合の良すぎるような完璧性は人為的にそうにつくられたものだからだろう。
「ご主人様、どうか我々淫魔を受け入れ、ここで永遠の幸せを享受してください。どうかお願いいたします」
彼女はへりくだって頼むようなことでもないことを、模範的なお辞儀で懇願してくる。永遠の幸福など得られるなら確かに欲しくはあるがそんなものがあるとは思えなかった。人生は短く短いものだ。そもそも僕にそんなものを提供してなんの利益が彼女にあるのか。疑念は尽きなかった。
「この世界では、あなたは年を取ることも、死ぬことも、朽ちることもありません。すべての要素が都合よく構成された理想の空間なのです。心を壊すことすら我々がさせません。この空間であなたが感じるのは愛と幸せと快楽だけです。この世界ではあなたはあらゆる不幸から解放されます」
愛という言葉に僕の心が強く反応する。それは、一時でもそれを得られるのならそのあとに地獄を見てもいいと思うほど僕が欲したものだった。
「この世界であなたが得るのは、やはり性愛を中心とした幸せです。その過程で我々はあなたの子を孕むでしょう。それらの子は等しく淫魔です。そしてその子らがまた別の群れから生まれた子らと1万の群れを形成し、新たな人間を幸せにするための世界を創造するのです。そのサイクルが私どもの生命としての繁栄です。つまり、あなたがここで幸せを享受することは、我々淫魔を、そして他の人間をも幸せにするのです」
僕の幸せが他の存在をも幸せにする。都合がよすぎる話だったが、もし本当ならとても良いことだと思った。そう生きられたらどんなにいいだろうと、現世でも思ったものだ。
「ですから、どうか、我々にあなたへのご奉仕させてください。我々はそう生まれついてしまった。我々が満たされるにはあなたが必要なのです」
彼女は目を潤ませて改めて深く頭を下げて懇願してくる。
「分かった。好きにして」
元々捨てた命だ。彼女が僕を騙して陥れようとしているとしても、それでもいい。誰かに必要としてもらえるなら、この甘言に乗ってみよう。
「……っ!ありがとうございます!我々は、ずっと待っていたのです。気の遠くなるほどの長い年月、あなただけを……もう、私はとても幸せです……」
彼女は今にも泣きそうな顔で、何度も頭を下げている。大げさだなと思ったがどのような形でも誰かのためになったのなら、それはいいことだ。
「それでなにを僕はすればいいの?」
「望むままをしていただければ、我々の魔法を用いれば、人の望むことは大方実現できるかと考えています」
漠然としすぎている答えだ。いざそういわれると、意外と思いつかないものだ。
「そうだ、何か飲み物をもらえる?びっくりしてて忘れてたけど、僕とっても喉が渇いてたんだ」
僕は話がひと段落して、ここに来る前に考えていたことを思い出す。
「はい、ではこれをどうぞ」
彼女は間髪入れずに、シンプルなコップに並々に注がれた透明な水を魔法で出現させ、こちらへ渡してくる。
「んく、んく……ぷはー。おいしい、生き返るみたいだ。ありがとうね」
それはただの水だと思えたが、これ以上ないほどおいしいと思えるものだった。小さなそれも初歩的な欲望だったが、だからこそそれがかなってとても満たされた気分になり、自然と感謝の言葉が口に出ていた。
「……♡♡♡もったいないお言葉です。ご主人様のお望みのままにお茶やジュース、酒の類まであらゆるものを提供することが可能なのでなんなりとお申し付けください」
彼女はとても幸せそうな笑顔を見せてくれた。そのような顔をさせられるなら、自己肯定感が上がる気がして気分がいい。
「う~ん、やっぱり……急に何でもしていいよって言われても、それはそれで難しいんだよな……」
幸せな悩みである。
「では……一度、淫魔としてのご奉仕を体験していただきたく思います」
それは、彼女に一目あった時から、頭の片隅にあった願望ではある。しかし、彼女があまりに魅力的でありすぎて、逆にハードルが上がってしまっている望みだった。
「我々淫魔はあなたの欲望のはけ口になることを何よりの幸せとします。そのような気後れなど必要ありません。気兼ねなく欲望を解放して頂ければと思います」
彼女は僕の心を見透かして、自制心を捨てることを促してくる。そういわれても難しいものは難しい。
「分かっております。だからこそあなた様が性に奔放になれるように。私共が、最高の快楽をご提供します」
彼女はその種族にふさわしい蠱惑的な笑顔を見せてきた。
「……あ……」
それを見た瞬間、僕のお腹の下あたりから、何か熱いものがこみあげてくる。それはすぐさま全身に回って僕の思考まで鈍らせていく。
「な……に…………?」
呂律も回らなくなって、疑問を言葉にできない。上手く体を動かすこともできなくなっていく。何かがおかしい……鼓動の音がどんどん強く、速く、大きくなっていく。呼吸も激しくなっていく。彼女が僕に何かしたのか。
「はい、ご主人様がすぐに心をお開きになられるように、先ほどのお水に媚薬の類を入れさせていただきました」
彼女はまた僕の心を見透かして、答えを聞かれる前に言ってくる。目の前の雌淫魔は強い嗜虐性に酔いしれているような、悪魔的な笑みを見せてくる。
「勝手なことをして申し訳ありません。ですが代わりに蕩けるような快楽をお約束します」
彼女はやはり人を弄ぶような、悪魔なのだと実感できた。でも不思議だ、その裏に確かに暖かいものを感じる。恐怖を感じるがそれ以上の期待が胸にあふれてくる。
「ご主人様、ご奉仕開始のキスをしてもよろしいでしょうか」
その言葉を聞いてそれが何を意味するのか考えられないまま僕はただ頷いたキスなんて物語の中でしかなくされたことなど一度もなかった。
「私にとっても、ファーストキスです。初めてを交換できること、とても嬉しく思います」
彼女はその言葉通り満面の笑みを浮かべながら顔を近づけてくる。そしてその瞬間がやってきた。
“チュ♡”
最初のそれはかすかに触れ合うようなほのかなキスだった。しかし、薬で感覚が鋭敏になっているのか、確かに感じた。その柔らかい唇の柔らかさを、彼女の温もりを……。
その感覚を脳が受け取った時、胸の奥から幸せな感情が湧いてきた。
“チュ♡チュ♡”
彼女は短いキスを何度も繰り返す。それは、少しずつ深く長いものになって行き、それに合わせて前のめりになって行く彼女に上半身をベッドの上に押し倒される。ベッドの布団は一瞬重力が消えてしまったと錯覚させるほど柔らかく僕を受け止めてくれた。
普通ならばこのベッドの上で惰眠を貪るだけで最高の娯楽になりえるのかもしれないと思わせるほどだ。しかし今はそんなものすら巨大すぎる幸福の一部に過ぎない。
「はぁ♡ご主人様の唇の感触、言葉にできないほど最高です」
彼女はこちらを見下ろすようにして言ってくる。それはむしろこちらのセリフだった。ただ口の先が触れ合っただけなのに言いようのない幸福感がある。これが他人と求めあうこと、愛し合うことの幸せだったりするのだろうか。
「もっと……もっと……♡」
彼女はうわごとのように呟きながらよりディープなキスを始める。強く唇を押し付け、顎をかみ合わせるようにして、舌を入れてくる。
「じゅるじゅる♡ぬぷちゅる♡じゅるるる♡」
そのキスはとてもねちっこく、しつこいものだった。舌が触れ合うことで、互いのより深い熱を伝えあい、鳴らす水音で脳を背徳感で包む。
あまりに長いキスに、息が苦しくなった。でもキスをやめて欲しくないそう思う自分の存在も確かに感じた。
「ぷはっ……♡はーっ♡はーっ♡」
さすがに酸欠で意識が飛びかける手前のところで、彼女は頭を上げる。彼女も触れ合う熱に脳を犯されているのか涙を浮かべている。苦しさと快楽の狭間で葛藤していた僕の頬にも、熱い涙が伝っているのが分かった。
「はーっ♡はーっ♡……あ、申し訳ありません!私、我を忘れて……」
彼女は慌てた様子で、謝ってくる。
「……しっかりとご奉仕に集中して……ご主人様?」
悲痛な様子の彼女の謝罪を僕はその頬を右手で触れる事で止める。
「大丈夫……とっても気持ちよくてびっくりしちゃった。謝る必要はないよ」
キスによってその言葉には全くウソはない。その証拠に……
“ギンッ!”
キスによって僕に入力された官能は、僕の股間の分身を強く動かし始めている。
「……あ♡」
その変化に彼女も築いたようで、ズボンに貼られているテントを見た彼女は、ただでさえ赤らんでいた顔を更に赤くする。それは羞恥というより高揚からくるものだろう。
「キス……君も気持ちよかった?」
「はい!それはもうとてもとても……♡」
彼女はすぐさま即答する。
「じゃあ、君も気持ちよくなれる方法で、そのご奉仕をやってみてよ」
「よ、良いのですかそのようなこと」
彼女は信じられないとでもいうような顔でこちらを見てくる。
「一人で勝手に気持ちよくなるより一緒に気持ちよくなる方が僕はいいなって思うから。君のしたいと思うことをやってみて」
「そんな贅沢……」
彼女は僕が遠慮していると追っているようだがむしろ逆だ。他人も気持ちよくできる自分を選んで、自尊信を満たして、さらに気持ちよくなろうと思っている。他人を思いというよりやはり自分のための提案あだった。
だがそれでいい、その結果、幸せを感じる人が二人に増えるだけなのだからそれでいい。
「……分かりました」
彼女は一瞬、どうしたものかと目を泳がせていたが、すぐに覚悟を決めたようだった。僕が彼女の主ならその命令は何よりも優先されるもののはずだ。
「欲深い淫魔のご奉仕をしばしご堪能ください。もし途中で私を止めたいと思った時は、強く念じてください……今しがたかけた魔法が発動し、私を停止させます」
彼女の様子から彼女は望むままに振る舞うことに恐れを感じているようだ。歯止めを効かせられる自信がないのだろう彼女は緊急停止方法をあらかじめ教えておいてくれる。
流石にそこまでされると何が待つのか少し怖くなる。
「これより先は私の願望が混じる形にはなりますが、蕩けるような快楽をご提供する、その点に変更はございません」
彼女は僕の懸念をすぐに察知して、フォローを入れてくる。
「うん」
僕は短く返事をした。胸の奥ではほんの少しの恐怖とその何百倍もの期待が胸を満たす。
「では参ります……」
“チュ♡…………ん゛ぬぶじゅじゅぶるるるる♡!♡!♡!♡!♡”
そこからのキスは、もはや捕食行為だと感じるほどに過激なものだった。行きつく間もない舌での蹂躙を受け、口の中全てをマーキングされるように撫で尽くされる。
「ああ、ご主人様から感じる全ての感触が甘いです、脳を蕩けさせられるのは私の方なようです……ああ、もっとご主人様を感じたいです」
彼女はシャツの中に手を滑り込ませてシャツを引裂いてしまう。
「白くて薄くて儚げな胸板と可愛らしい乳首堪能させてください」
“んべ~♡じゅぷぷ♡えるれる♡ちゅぷちゅぷ♡”
彼女の舌が唾液で胸板を塗り上げるように撫でる。そして、じんじんと痺れるような快感に襲われる乳首を彼女は啄むようにする。
「はあ♡肌も最高の味わいです♡私の舌遣いどうですか?」
「び、ビリビリして、気持ちいいよ」
確かに気持ちよくなっているその感謝を伝える意味もあって、回らない舌を何とか回す。
「ああ♡この上ない喜びです♡このまま下半身……オチンポ様へのご奉仕を始めさせていただきます♡」
彼女は目を紫に光らせて、圧をかけてくる。断れるわけがない。
“ボロンッ”
ズボンがズリ下され、肉棒が露出する。すでに彼女のあふれる色香にやられて今まで経験したことがないほど勃起している。
「ああ♡愛らしくも雄々しい私が仕えるべきオチンポ様♡ずっとずっと……お会いできる日を心待ちにしておりました♡スンッスンッ♡ああ脳天に伝わる芳醇な香り淫魔すら惑わせる 魔性の香り♡」
うっとりとした声を出し彼女は、信仰対象にするようにキスをする。
“チュ♡チュ♡じゅぷじゅぷ♡”
最初は亀頭だけを咥えて、唇で刺激してくる。その刺激で血液が竿に集まってきて、その血管に感じる鼓動の刺激さえ悩ましい。
「う、わ……」
肉竿の先から甘い痺れが走る快感のもとを見ると。蠱惑的で吸い込まれそうな目でこちらをずっと見つめている。今からもっとすごいことをしますと伝えてくるようだった。
“んむ♡んく♡じゅぶじゅるぼ♡ぬるぼぼぼぼっ♡”
彼女は竿を飲み込んで舌を巧みにその全体にからめらせん状に舐めつける。
「じゅぶ♡んじゅるるるしゃいこうれふ♡」
駄目押しのように彼女はその長くしなやかな指で、陰嚢を揉みこんでくる。精液が強制的に肉竿に装てんされていく。ゾクゾクとした痺れが下腹部から脳天に上がってくる。
「で、出ちゃ、う……」
「えぇ、らひてくだひゃい♡」
彼女の許可を得て、高まる射精感には抵抗せず彼女の喉奥に精液を放出する。
“じゅぶぶぶ♡ぐぬるるるる♡♡”
亀頭を精液が通り過ぎていく感触がなんとも言えない、でも並々ならぬ大きさのか楽が僕の全身を襲う。
彼女は喉の奥に肉竿を突っ込まれているにもかかわらず、その苦痛を楽しむように喉を締め、胃に向かっていく精液の感触を楽しむ。
「ぐびぐび♡んぐんぐ♡……ぷはぁ……ごちそうさまれひた♡……ちゅぷは♡」
彼女は長い射精のあと気をやってしまったような表情をし、残りを吸い出しながら感想を述べる。
「じゅずず♡……ご主人様の精液大変おいしゅうございました♡……苦くて臭くて粘っこくて口の中を犯されている気分でした……ご主人様は私のフェラ……気持ちよかったれふか?」
彼女は精液の刺激が強かったのか涙を流し始める。彼女はさっきよりも落ち着いてきた肉棒の側面を舐め上げてすぐに次の準備を始める。
「おかしくなりそうなほど気持ちよかった。こんなのオナニーじゃ感じられたことない。ありがとう」
「……っ♡♡♡もったいないお言葉ありがとうございます♡♡」
彼女は控えめにこくんと頷いた。
「ねぇ、もっとして」
頭でそう考える前に言葉が口に出ていた。本能が彼女の穴を求め始めている。その欲望を僕は我慢することが出来ない。
“ポタッ、ポタッ”
何か腹の上に液体が垂れてくるのを感じる。
「ええ、今すぐに……♡次は私の雌穴をご賞味いただきます。ご主人様に求められて、どうしようもないほど雌穴が疼くのです♡あの最高に美味そうな人間に肉竿を雌穴にぶち込ませろと、叫んでいるのです。この滴る愛液がその証拠にございます」
彼女は僕の上に跨ったままメイド服のスカートをたくし上げてその濡れ濡れの秘部を僕に晒す。一応がガータベルト型のパンツをはいていたがそのショーツ部分には穴が置いてあり滴る愛液を垂れ流しにしている。むしろ言い訳のように下着をつけて魅せることで余計に雄の欲望を煽る。
「ずっと……ずっとこの日を待っていました。ご主人様へのご奉仕という魂の使命に生きられるようになる日を。ですから私は全身全霊で交わらせていただきます」
「うん……よろしく……」
弱々しい声でもちゃんと伝えた方が良いと思った。
“ズプププゥ……♡♡♡”
「わ、うゥ……わぁ……」
「あ!イく♡イキましゅ♡淫魔なのにぃ♡入れられただけで雑魚マンコイッちゃいましゅ~~~♡♡♡」
僕は快楽に翻弄され戸惑いの混じった弱い声を、最初から快楽を受け取る能力に長けた彼女は、狂った大声で啼き始める。
天に昇るような心地だった。というか腰が実際に浮いてしまった。最初に感じたのは体温の熱の残る愛液の温みだった。その直後に感じたのは鈴口が唇のように優しく亀頭に触れてきた。優しくはあったが、口の時よりもずっと情報量が多かった。膣内のヒダの一つ一つが舌のように肉棒の壁を撫でてくる。自分の肉棒の構造を隅々まで理解しているのか。
カリ首の弱いところを執拗に舐めてくる。
そんな快楽も一瞬の出来事だ。亀頭が奥に進むにつれ膣壁が優しく竿全体を抱擁してくれるのが分かった。暖かく優しく溶けてしまいそうな抱きしめ方だった。
そして……
“プチュ♡”
“ビュクルルル~~~♡♡♡ドクドクドク♡”
“ぷしゃ~~~♡♡♡”
亀頭と子宮口がキスした瞬間、僕の亀頭からは大量のザーメンが、接合部からは彼女の愛液がそれぞれ噴き出した。
「おっ……ほ……」
「イッ……あ♡精液キチャぁ……♡♡♡子宮にお子種注がれちゃった~~~♡♡♡重い、あちゅい♡♡♡気持ちよすぎる~~~♡♡♡」
僕は絶大な絡くに涙を流しながら全身をびくびくと震わせながら、射精を続けていた。一瞬にも、永遠にも思える時間だった
交わっている彼女は僕の肉棒が脈打つたびに、絶頂を繰り返しているようだった。交わる前までの彼女とは違うドスケベで下品としか言いようのない様子だった。彼女は白目をむいて舌を出し、アへ顔を晒してよだれを垂れ流している。
金玉の中を空にするような長く激しい射精の後も、僕と彼女はつながったまま身体を震わせていた。
「気持ち……よかったぁ……」
彼女に聞かれるまでもなく、声に出ていた。
「……♡♡♡よかった……です……初めてを頂けて……初めてを捧げられて……膣内出しまでしていただいて♡♡♡ご主人様を気持ちよくして差し上げることだけが私の存在意義なのに一緒に感じてくださるなんて……私こんなに幸せでいいのでしょうか?」
彼女は悲痛な顔で泣いていた。彼女たち淫魔は奉仕を至上の命題とするあまり自己肯定感が低いのだろう思えた。
僕としてはこんなに気持ちいいことをしてもらえて幸せにしてもらえるのなら、そうしてくれる彼女にもそうなって欲しいと思った。その思いを言葉にして伝える。彼女もいっしょに幸せなになることが僕の幸せでもあるということも。
「はぁ~~~♡♡♡なんてお優しい方でしょう、このような奴隷にもそのようなお心遣いをしていただけるなんて……きっとそんな優しいあなた様だからこそ、この愛と快楽による幸せを広げる館の主となられたのでしょう」
彼女は心底嬉しそうに笑っていた。そんな顔を見て、僕の中に知りたいことができた。
「え?私の名前ですか?」
そう、あなたは僕の恋人で奥さんなのだから、僕が名前を知らないのはおかしいことだと思う。だから、知っておきたかった。
「……私たち淫魔に個体を識別するための名前はありません。一番目の淫魔ということで、1号とでも呼んでいただければ」
そんなのダメだ。そんなものみたいな扱い恋人でも妻でもないのだから。
「その前に私は従者であり奴隷なのでそのようなぜいたくなものはいらないので……」
僕にとって必要だから要る。僕はきっぱりと言った。僕が気持ちよく愛して、愛されるために、君を尊重するための名前が必要なのだと。なんなら僕自身がつけてあげる。
「……!ご主人様がつけていただけるのですか?……それはとても素敵な提案です♡遠慮しなければならないと分かっているのに、欲する気持ちを抑えられません」
僕はそれを聞いてとても嬉しくなった。それから僕はしばらく考えて、彼女に始まりの意味を持つアリシアという名前を贈った。
「ああ♡アリシア♡それが私の名前なのですね。不思議です。名前を付けてもらっただけなのに私の心が温かいものでいっぱいになって行きます」
彼女は涙を流しながら喜んでいた。付けてあげた甲斐があったと思った。
「このアリシア与えて頂いた名を胸に、未来永劫ご主人様を深く愛し、ご主人様のためにご奉仕させていただきます」
アリシアはひとしきり喜んだあと、咳払いをしてベッドの横に立った。先ほどまで情事に耽っていたとは思えないぴしっとした様子だった。ただスカートの中から太い脚を伝って滴る体液のミックスジュースだけが隠せないエロスを演出していた。
「ご主人様と二人きりでもっと快楽と愛を紡ぎたいところですが、この館の存在目的上、一対一のセックスよりも複数人の淫魔を相手にするハーレムセックスに重点を置いて頂きたいのです」
この館には1万人も淫魔がいるというのだからまあそうだろう。しかしアリシア一人だけでも万年抱いても空きそうにないのだから、その規模は想像もできない。
「そこで次のステップとして、私と後二人の淫魔を加えた4Pでの奉仕を体験していただきます」
そんなことを言ったアリシアはパンパンと手を鳴らした。
「はい、ただいま」
「ご主人様、ハロ~」
部屋のドアが開き正反対のあいさつと共に二人の淫魔が入ってきた、一人は輝くような銀髪とそれに負けない白い輝きを放つ持つアリシアよりも少し小柄な淫魔、もう一人が健康的な小麦色の肌と黄金色の髪がまぶしい快活そうな淫魔。二人とも方向性が違ったが、そちらも超一級品のエロスと、愛らしさを持つ雌だった。身体も淫魔らしい起伏に富んでいて、特に金髪の彼女の方は普通に歩くだけで上下に躍動し、オスの視線を捉えて離さない魅力を感じる乳房を持っていた。
「これから私たち3人でのハーレム奉仕を受けていただくことになります。何かプレイのご希望はありますか?」
三人のタイプの違う超絶美女が僕の貌を覗き込む。単純に考えてここにいる淫魔は今の3000倍。4Pの段階でこれから僕が体験することが計り知れず、身震いした。
感想を……感想を何卒……。