※この作品はR-18です。

悪の組織の戦闘員、スキルに目覚めて成り上がる   作:稲荷竜

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第一部 悪の組織の戦闘員
第1話 灼熱のエリザ


「な、なにぃ♡ 何が、起きて、ん、ひいいいい♡」

 

 悪の組織の仕事は過酷だ。同期がバタバタ死んでいく。

 

 しかも魔法少女との戦いだけじゃない。いわゆる『幹部』の機嫌が悪い時に八つ当たりをされるというのが、実は死因のナンバーワン。

 

 戦闘員の三か月後の生存率が三割を切るこの職場で、俺は、『影の薄さ』で生き延びてきた。

 魔法少女との戦いからも、幹部の八つ当たりからも、目立たないことでどうにか生存を拾う日々…… 

 

「誰!? 誰なの!? どこから、アタシに──おほおおおお♡」

 

 状況が変わったのは、一週間前。

 生き延びていることが人事の目に留まったようで、昇進することができた。

 

 三か月後の生存率が三割を切るこの職場では、生き延びれば昇進できる。

 ただし、どれほど昇進しても、俺みたいな戦闘員スタートのやつが、幹部になることはできない。

 

 幹部は『因子』に強く適合して特殊な力を授かった特別製。

 そもそも生物として違う超越者たちだ。ただの戦闘員とは一線を画する存在……

 

 戦闘員が昇進するというのは、『幹部付き』になることを意味する。

 

 そして俺が配属されたのが、『灼熱のエリザ』と呼ばれる幹部……

 

 残虐で、よく八つ当たりをするメスガキだ。

 

「このっ、このっ、あ、アタシを、誰だと思ってんのよ!? アタシは、『灼熱のエリザ』よ! 誰だか知らないけど、このへんにいるのはわかってるんだから! 全部吹き飛ばしてや──ひぎいいいい♡」

 

 影が薄いことでどうにか生き延びてきた俺だが、さすがに『幹部付き』として幹部に挨拶すると、存在を認識されるらしい。

 できたら挨拶したくなかったし、永遠に意識の外にいたかったけれど、そうもいかない。悪の組織とはいえ会社なのだ。直属になる上司に一言もないというのも、のちのちを思えばできなかった。

 

 その当時の俺には打算もあって、灼熱のエリザはサディスティックなメスガキだが、『お気に入り』になれれば、庇護下に入って、八つ当たりをされることもないだろうと思っていた。

 だってそうだろう? 悪の組織とはいえ会社なのだ。幹部付きっていうのは、秘書業務だとか、あるいは、幹部が何かをする時に下準備だの下調べだのをする役割だ。

 それに、下級戦闘員たちの陣頭指揮も幹部付きの仕事になる。

 

 この役割の戦闘員とは仲良くしておいた方が絶対にいい。社会人ならそうする。

 

 甘かった。

 悪の組織の幹部に、『社会人としての常識』はなかった。

 特に、灼熱のエリザには。

 

「しっぽおおおお♡ しっぽ、引っ張りながら、お尻の、穴♡ いじるの、やめでええええ♡♡♡」

 

 挨拶をした途端、まったく唐突に鞭で打たれた。

 

 あまりにも出し抜けすぎて何をされたかわからず、困惑したぐらいだった。

 でも、燃え上がるように体が痛い。

 

 灼熱のエリザは炎を操り、武器は乗馬用の鞭だ。

 露出度の高い、赤いエナメルっぽい材質の服を着て、ヒールの高いサイハイブーツを履いた、一目で『ああ、こいつは人をいたぶるのが好きなんだな』とわかる、赤い髪のメスガキ。

 

 そいつは挨拶をした俺を見てニヤニヤ笑い、鞭で打った。

 

 灼熱のエリザの鞭は炎を発する。

 でも、その炎は自在に調整が可能で、金属を一瞬で溶かす温度から、人体に軽い火傷を残す温度まで、自由にいじれるようだった。

 

 エリザは、挨拶をした俺を、何度も鞭で打った。

 

 まるで意味がわからなかった。とにかく痛くて熱くて、謝るしかできなかった。

 謝ったところで、許してもらえなかった。

 

 たぶん一時間ぐらい、まったく意味のわからない『いたぶり』は続いて、エリザが飽きたので、俺は解放された。

 その時、実感した。

 

『ああ、これ、死ぬわ』

 

 こんな意味のわからない八つ当たりがこの世界にはあるのか、と感心したぐらいだった。

 前触れも何もない暴力。しかも、相手はこちらを簡単に殺せる力を持ち、こちらをいたぶることを楽しむサドのメスガキ。

 

 逃げないと、死ぬ。

 でも、逃げるなんて、どうやって?

 

 俺たち戦闘員は、幹部やボスの命令に逆らうことができない。

『逃げるな』と命令されると、それに従ってしまう……

 気持ちの上でどれほど逃げようと思い、頭をひねって出し抜く計画を立てても、実行ができない。

 命令には絶対服従──それが俺たち、戦闘員。

 

 逃げ場はない。

 

 俺は、このメスガキに、命を握られていて、痛みに耐え続けて生きるか、あいつが飽きて俺を殺すのを待つか、そういうことしか、できない。そう実感させられた。

 

 ……その時、だった。

 

「ごめんなさい! ごめんなさいいいいい♡ お尻、いじめないでっ♡ もうイギたく、なぁいいいい♡」

 

 注入された因子が、俺の生存本能に反応したのか、俺は、力に目覚めた。

 

 その力は、『気付かれない』というものだった。

 

 魔法少女との戦いで不思議と見逃されたのも、直属になるまで幹部の目に留まらなかったのも、この力を無意識に使っていたからだと思えば、納得がいった。

 

 この力を使って俺は、エリザを犯すことにした。

 

 だって、『気付かれない』という力でできることなんか、限られている。

 気付かれないから命令を無視して逃げられるかと言えばそんなことはないし、じゃあ逆にエリザを暗殺するかというのも、その当時には無理そうだった。

 第一、幹部は人間のような見た目に見えても、かなり頑強だ。たかが戦闘員の俺が刃物や銃を持っていたとしたって、それが通るとは思えない……実際に、幹部が銃弾を受けてもけろりとしているのを、何度も見たことがある。

 

 となるともう、こっそりとエロいことをして、小さな報復をするしかないと思った。

 殺せない。攻撃も、その当時はした時点で気付かれるだろう。

 でも、寝込みを襲うぐらいならできるんじゃないかと、閃いた。

 

 そういう『やぶれかぶれ』みたいな動機で、エリザを調教し、犯しているうちに……

 

 能力が、進化した。

 

 気付いたのは、エリザの寝ている場所に忍び込んで、処女を奪った時だった。

 

 メスガキの小さなまんこをいじり倒して、潮を吹かせて遊んだあと、犯した。

 すべてが終わって、気付かれないように事後の後始末をしている時……

 

 自分が強くなっていることに気付いた。

 

 力は、経験を積めば強化される。

『気付かれない』能力を使い続けて、メスガキをこっそり調教して犯すというくだらないことをしている間に、俺は相応の経験を積んでいたらしい。

 

 そして……

 

『スキルツリー』の存在を知った。

 

 経験を積み、俺は、進化した。

 幹部というはるか格上の相手に能力を使い続けたことで、経験が多く溜まったのだろう。

 

 そうして、スキルに『支配』というものがあるのに気付いた。

 

 これは『幹部スキル』というツリーにあるもので、なるほど、俺たち戦闘員が幹部の命令に逆らえないのは、このスキルのせいだったのか、と理解できた。

 

『幹部スキル』と『オリジナルスキル』。

 この二つのツリーを育てることで、幹部は、戦闘員なんかよりもはるかに強くなれるのだ。

 そういうものがあることを、俺は、知ることができた。

 

 あとは、もう、やることは一つだけだった。

 

「謝ってるでしょおお♡ もう、お尻、やめてよおおおお♡」

 

 エリザの寝込みを襲い、経験値を溜めて、スキルツリーを育てた。

 

『幹部スキルツリー』には幹部としての格、指揮できる部下の数や種類、部下強化、部下を服従させるスキルなどがあった。

 まだすべてのスキルが判明したわけではないが、このツリーを育てているうちに、エリザからの命令には、なんの強制力も感じなくなった。たぶん、ある程度ツリーのレベル差がないと、従わせることができないのだろう。

 

 そして『オリジナルスキルツリー』には、俺の固有スキルである『存在希薄化』を強化していくスキルがあるようだった。

 

 そうして俺は、スキルを任意でオンオフできるようになり……

 

 大勢の部下たちの前で、エリザに存在を掴ませず、エリザを犯すことに成功している。

 

 赤い髪の、細くて小さいメスガキだ。

 腰の後ろからは、悪魔のような尻尾が生えている。

 

 尻尾の先っぽを噛みながら、フルネルソンでケツ穴を犯してやると、集会と称して俺が集めた部下どもの前で、潮や愛液、果てはおしっこまで吹きながら、イきまくっている。

 普段から露出度の高いガキだが、羞恥心はあるらしい。最初は『殺してやる』しか言わなかったが、今では『やめてよ』と許しを請うばかりだ。

 

 俺がどこから何をしているのかはわからないが、自分が恥ずかしい格好で犯され、イきまくっているのは認識できるらしい。

 

 スキルについて色々実験したところによると、たとえば『背後から肩を叩く』とする。と、肩を叩かれたことはわかるのだが、振り返って俺を視界に収めても、視線が俺を素通りするということが起こる。

 

 俺のしたことはわかっても、誰がしたのか、したやつがどこにいるのかが、掴めない──

 

 とはいえ、結構スキルツリーを育てないと、強いやつには通じない。

 

 一か月。

 

 寝ているエリザのまんこをいじったり、アナルを開発したり、平べったい胸にぽっちんと生えた乳首を育てたり、クリトリスで遊んだりして、経験を溜めた。

 俺が強くなる過程でエリザはすっかりメスガキボディに見合わないほど肉体を開発されてしまっていて、今ではこうして、ケツの穴を激しく犯してやるだけで、ジョバジョバと愛液をこぼすほどになっている。

 

 では、この能力で俺は、何をしたいか?

 

 戦闘員なんてまっぴらだ! と組織から逃げる?

 それとも、魔法少女どもと戦い、倒し、この組織に貢献する?

 

 ……エリザの横暴をまったく笑えないが。

 強くなってくると、自分の欲望の姿が見えてくるようになる。

 そして、自分の欲望を抑えようという意思が、希薄になる。

 

 俺は──

 

 ──俺をこき使ったこの組織を、支配したい。

 

 だからまず、

 

「俺に服従を誓え、エリザ」

 

 スキルをオフにして、声をかける。

 

 エリザはようやく俺に気付いて、「お前っ!」とこちらに殺意のこもった視線を向けて来た。

 肩越しに振り返るエリザは、涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにしていた。それでも、殺意は一瞬でマックスになり、視線だけで俺を殺そうとしているかのような顔で、こちらを見ている。

 

 だから俺は、エリザのクリトリスに爪を立てて摘まんでやった。

 

「殺してやるっ! 殺──しゅうううううううううう♡♡♡」

「イキションしながら『殺してやる』とは、なんだ、新手の冗談か?」

「ひぎいいいいい♡」

「大勢の部下の前でケツ穴犯されてションベンもらしながら格好つけても無駄なんだよ。もう、勝負はついてる。お前は俺に負けてんだ。今のお前は『灼熱のエリザ』じゃない。『メスガキオナホール』だ」

「はぎゃああああ♡♡♡」

「うるせえな。ほら、クリトリス放してやるから、人間の言葉をしゃべれよ」

「ま、け……」

「うん?」

「負けて、ない……! アタシは、負け、て、ないっ……! こん、な、わけの、わかんない、いきなり、気付いたら、こんな、こと、されてて……ひ、卑怯……卑怯な、手を、使った……! アタシは、負けて、な──」

「そうか」

「──んひいいいいいいい♡♡♡」

「摘まんで引っ張られただけで派手にイっちまう無様なクリトリスで、『負けてない』?」

「ひぎっ、ひっ、はひっ、ひいいいい♡」

「入れただけでイくような、いつでも挿入OKのケツ穴にされておいて、『負けてない』?」

「おごっ♡ ごっ♡ おほおおっ♡」

「なんだ、この、まんこは? 壊れた蛇口か? 砂漠の緑化にでも使うのか? さっきから汁が出てない瞬間がないぞ。それで、『負けてない』? 触られてもいねえのに乳首ピンピンに立てておいて、『負けてない』?」

「オッ♡ アオッ♡ オホオオオオ♡」

「ちっちゃい背丈で、平べったい体で、こんなに快楽に脆くなってんのに『負けてない』? 卑怯な手を使った? 別にいいだろ、気にすんなよ。俺がどんなに卑怯でも、お前が負けてる事実は変わらねぇんだよ、メスガキ」

「はひゃっ♡ へっ♡ はへえええええ♡♡♡」

「もう一度だけ、クリトリス放してやる。人間の言葉しゃべれるようになったら、俺に服従を誓え。誓わないなら──また、『何されてるかわかんない』ようにして、一生、イくしかできない肉にしてやる」

「ひぎいいいいい♡♡♡」

「ほら、言ってごらん?」

 

 クリトリスを放して、ケツ穴をほじるのもやめてやる。

 するとぴくんぴくんと痙攣して、しばらく、「あー」だか「うー」だかしか言えない状態になっていた。

 

 あんまり待たされるのもムカつくので手をクリトリスに伸ばしてやると、エリザはビクンと震えて、

 

「ち、誓い、ます……服従、します……」

「ああ? 聞こえねえよ」

「服従しますっ!」

「もっと俺に媚びた言い方ができるだろ? 人を罵倒する時のお前、なかなかの語彙力だったぞ。俺に鞭を打った時のお前、もっと楽しそうだったぞ。ほら。お前の人生の新しいご主人様に、もっと楽しそうに、もっと媚びへつらって服従を誓えよ、メスガキ。さもないとケツの穴一生閉じないようにしてやるぞ」

「ふ、服従しますっ! え、えっとぉ、え、エリザは、ご主人様の、あの、ど、奴隷、です……一生、お仕えします。一生、命令に従います」

「勝手に『一生仕える』とか決めんな。それは俺の気分次第だろ」

「えっ、あっ、ご、ごめんなさいっ、あの、え、エリザは、ご主人様に、つ、仕えられたら、嬉しいです……なんでもしますっ! ご主人様の命令には絶対服従で、どんなことでも、しますっ! だから、どうか、エリザを、仕えさせてください! お願いします!」

「ふぅん。まあいいか」

 

 幹部スキル、発動。

 

 エリザが服従を宣言し、俺がそれを認めた。

 瞬間、エリザの下腹部あたりで、光が発する。

 

「えっ、な、何っ、なんなの? ご、ご主人様っ! エリザ、従いますっ! 従いますから、だから、もう、ひどいこと……」

 

 エリザは面白いほど怖がっているが……

 まあ、俺も発動は初めてなので、ここからどうなるかはわからない。

 

 これは幹部スキルのツリーを育ててて発見した『隷属契約』のスキル。

 相手が服従を誓う宣言をし、俺がそれを承諾すると、服従を誓った相手を奴隷化できる。

 

 エリザはこのスキルの存在を知らなかったらしい。

 となると、ツリー形式でスキルを見られるのは俺の独自の感覚なのか、エリザが単純にツリーを育てるのをさぼってたか……

 まあ、あとでヒアリングしよう。

 

 かくして、奴隷紋はエリザの下腹部に焼き付き、

 

「──ぴぎゅっ」

 

 変な声をあげて、一瞬、停止。

 そして、

 

「は、へっ、ひ、ひ? ひ、ひぎいいいいいいいいいいいいいいいいい!?」

 

 エリザが足をジタバタさせて、イき散らかし始めた。

 

 どうやらめちゃくちゃ気持ちいいらしい。

 頭もガクガク振って、泡を吹いて、鼻血まで出てる。

 やばそう。まあ、幹部は頑丈だから死にはしないでしょ。

 

「よしエリザ、最初の仕事だ。ケツの穴に出すから、一滴もこぼすなよ」

 

 たぶん聞こえていないけれど、ケツに奥まで突っ込んで射精した。

 エリザの下腹部の奴隷紋が輝きを増し、エリザがピタッと動きを止めた後、完全に意識を失った。

 

 じょろろろろろろ……とおしっこが出ている。

 呼吸は……してるな。なんか死にそうな感じだけど生きてるからいいか。

 

「エリザ班の戦闘員ども、見たな? 俺がエリザの主人で、エリザの持ち物であるお前たちの主人だ」

 

 俺がこの力でしたいことは、この組織の支配だ。

 

 だがそれはやりたいことの一つでしかない。

 俺は、魔法少女も支配したい。

 

 強さを得て、自分の欲望に気付いた。

 俺は、こうやって調子に乗ってるメスガキが、許しを乞う姿が好きだ。

 

 だから、この組織のボスも調教して支配してやりたいし、魔法少女どもも、支配してやりたい。

 エリザごときを支配した程度では、まだまだ遠い目標だ。でも……

 

 欲望に気付いてしまったからには、止まることはできそうもなかった。

 

 俺は、女どもを犯して、成り上がる。

 この存在を認識されないスキルを使って、卑怯に、格好悪く……

 

 それでも最後に服従を誓わせれば勝ちだ。

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