「『影のセント』、今日こそ、幹部としての実力を見せてもらおう」
こういう誘いを受けるために挑発でもしようと思っていたんだが、向こうからいきなり来てくれて手間が省けた。
ハハキ……
すでに結構、発情してる。
スキルとして定義されたものの効果は、本当にすごいらしい。
この世界はスキル制である──なんていう話は聞いたことがない。でも、有名な野球選手とかってもしかして、『スキルツリー』認識能力があったりするんじゃないかと思ってしまう。
……いや、ないのか。因子が注入されてないとこの力には目覚めないみたいだし、総大主教『聖なるマリアンヌ』は、男では俺が初めて目覚めたと言っていた。
ハハキの様子の観察に戻ろう。
相変わらずデカパイを振るわせてこっちに歩いて来るサラシと緋袴の女は、そのほっぺたが少しばかり赤くなっていて、肌も全身、うっすらと赤い。
そして下腹部には、俺がスキルで刻んだ紋様が薄く浮かび上がっている──どうにも、部下たちにも確認させたところ、この紋様を認識できるのは、俺だけのようだ。エリザの隷属紋ぐらいまできっちり刻まれると、周囲から見えるようになるっぽいが。
ハハキは、心なしか、昨日までより、サラシの『巻き』がゆるい感じだ。
おっぱいをいじって感度を上げたせいで、気持ちよくてキツく巻けなかったのかもしれない。
俺のスキルがどの程度まで『感度』を維持するかはわからないが、もしかしたら、あれからずっと乳首が立っているなんてこともあるのかも。
……これなら、いける。
俺は、
「いいですよ。実力を見せましょう──俺なりのやり方でね」
「ほう」
ハハキの目が好戦的に細められた。
もともと凛々しい系美人顔だから、そうやって戦闘モードに入られると本当に全身、鋭く見える。
ただ……たぶんハハキは、俺が『影を操って攻撃する』みたいなスキルを持っていると思ってるんだろうけど、残念ながらこれから始まるのは、『影と竜鱗のぶつかり合い』みたいな、バトルじゃねえんだよな。
俺はこの衆人環視の中で、ハハキをバッキバキに凌辱する。
戦闘員たちの前で、戦いの中で敗れて、凌辱され、助けを乞わせ、隷属させる。
二度と立ち直れないぐらい、俺の奴隷になって庇護下に入らないと戦闘員たちからさえ見下されるほどの敗北をプレゼントする──ハハキにとっては、『まともじゃない』方法で。
……とはいえ。ある程度はまあ、ガチッぽいバトルも演じなきゃならんだろうな。
相手は普通に俺をボコボコにするつもりでいるし、感度を上げてイきやすくしたとはいえ、接近して触れないとどうにもならん。
だからこれから始まるのは、わりと命懸けの戦いで間違いない。
ハハキは俺がしようとしていることに気付けば激しく抵抗するだろう。
その抵抗を潜り抜けて、俺は、ハハキを無様にイかせ、イかせ、犯し、犯し、許しを乞わせ、奴隷にする。
ガチバトルファック(相手は普通に戦うつもり)みたいな感じか。
……馬鹿々々しい~。
こんな馬鹿々々しいものだって思うのに、俺は、いきり立っている。
……やっぱさあ。
犯されるなんて想像もついてないような顔してさ。
実力では自分が完全に上回ってるようなつもりでいてさ。
そういう女がさ、想像もしてなかった手段で、尊厳を破壊される──
これが、そそるんだよ。
「……ずいぶん、嫌な目をしているようだな」
「ああ、バレました? いや、こっちも奥の手を出すつもりですから。……あなたの敗北した姿を想像すると、どうしても、ね」
「言ったな」
挑発なんかしない方がやりやすいのはわかってるんだけど、どうしても、出ちゃうよね。
だって、こっちを本気で叩きのめすつもりの女の方が、犯した時に気持ちいいだろ。
……記憶を失う前の俺は、どういうやつだったんだろうな、なんて。
考えている、と。
「……全員、見ていろ。ここで、『ハハキ組』と『セント組』の格付けを済ませる。壁沿いに正座!」
ハハキの呼びかけで、戦闘員たちが慌てて動き出す。
いいね、自分からお膳立てしてくれるのはありがたい。
負けるとちっとも思ってなさそうなところも最高だ。
本当にいい女だよ、『竜鱗のハハキ』。
お前を無様に犯せないなら、この戦いで死んでもいい。そう思えるぐらい、いい女だ。
モチベーションも高まってきた。
じゃあ……
始めるか。お前は殺す。俺は犯す。そういう目的のすれ違った、ガチバトルを。